【M&A業界別】代表的な企業ランキング!転職におすすめの会社はどこ?
「M&A業界への転職に興味があるけれど、どんな会社があるのか知らない」
「M&A業界で代表的な会社を知りたい」
M&A業界への転職を検討する際、まず知っておきたいのは、転職先としてどのような会社があるか、といった点ですよね。
一口にM&A業界と言っても、立場や業務内容により、そのジャンルは3つに分かれます。
それぞれのジャンルで代表的な企業をご紹介しますので、是非、M&A業界への転職に参考にしてください。
1.M&A仲介会社ランキングベスト3
M&A仲介会社とは、同一の人物が売手と買手の間に立ち、双方の利益の最大化を目的に、中立な立場でM&Aの成立に向けて助言業務を行うことを業務にしている会社です。
1.日本M&Aセンター
2.M&Aキャピタルパートナーズ
3.M&A総合研究所
順に説明していきます。
(1)日本M&Aセンター
会社名 | 株式会社日本M&Aセンター |
設立 | 2021年4月1日 |
資本金 | 37億8001万円(2021年3月31日現在) |
従業員数 | 連結: 810人単独: 653人(2021年3月31日現在) |
主事務所所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目8番2号 鉃鋼ビルディング 24階 |
公式HP | https://www.nihon-ma.co.jp/ |
中堅中小企業を対象とした日本M&Aセンターは、実績No.1のリーディングカンパニーです。
業界トップクラスの情報網で、企業の存続・拡大のために、M&A成立まで手厚い支援を行っている点で、1位にふさわしい企業でしょう。
成約ではなく「成功」を目指し、M&A仲介で事業継承問題を解決してきているため、多くのノウハウを蓄積しています。
「人材ファースト」を掲げ、人材戦略部を設置するなど人材の採用・育成キャリア開発に重きを置いている企業であり、技術的にも人間的にも成長できる転職先です。
(2)M&Aキャピタルパートナーズ
会社名 | M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 |
設立 | 2005年10月 |
資本金 | 28億円 |
従業員数 | 連結:211名単体:142名 (2021年12月31日現在) |
主事務所所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号 グラントウキョウノースタワー38階 |
公式HP | https://www.ma-cp.com/ |
M&Aキャピタルパートナーズは、中小企業の事業継承型M&Aを得意としたM&A仲介会社です。
中途採用の募集は通年でしており、採用面のハードルは高いと言われています。
その分経験する業務はハイレベルで、M&A業界未経験でも、大きな成長が期待できる転職先です。
またM&A仲介会社の中では数少ない東証一部上場企業であり、安定した基盤で業務に打ち込めます。
(3)M&A総合研究所
会社名 | 株式会社M&A総合研究所 |
設立 | 2018年10月 |
資本金 | 4.11億円(資本準備金含む) |
従業員数 | 77名 (2022年3月時点) |
主事務所所在地 | 東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館 17F |
公式HP | https://masouken.com/ |
M&A総合研究所は、2018年に設立されたまだ若い会社です。
代表自身がM&Aを通じて会社を売却した経験を持っていることもあり、それぞれの立場に立った丁寧なサポートが人気を集めています。
ハイレベルなビジネススキルが求められるM&A仲介業界で、転職後は日々自身の成長を実感しながら働ける職場です。
社員一人当たりの担当案件数が多いのが特徴で、日々新しい刺激を得たい人におすすめの企業です。
また、M&A仲介の代表企業について、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
2.FAS系コンサルティングファームランキングベスト3
FAS系コンサルティングファームのFASとは「ファイナンシャリー・アドバイザリー・サービス」の略で、M&Aだけでなく、企業再生や不正調査、経営戦略まで、幅広い業務を行っているコンサルティングファームです。
1.PwCアドバイザリー
2.KPMG FAS
3.デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー
順に説明していきます。
(1)PwCアドバイザリー
会社名 | PwCアドバイザリー合同会社 |
設立 | 1999年6月15日 |
資本金 | 10百万円 |
従業員数 | 約760名(2021年6月30日時点) |
主事務所所在地 | 東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング |
公式HP | https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/deal-advisory.html |
PwCアドバイザリーは、いわゆる「big4」の一角で、世界156カ国、約30万人の人員を要するPwCネットワークの一員です。
クライアントの要望に基づき、戦略策定から実行まで総合的な支援を行うため、コンサルティング、税務、法務、会計など、業界の専門家を採用しています。
クロスボーダー案件の対応力が突出している点で、ランキングの1位に選出しました。
チームには外国籍のメンバーがおり海外のオフィスとのコラボレーションも盛んなため、転職後は海外と連携を取りながら業務を行いたいという人におすすめです。
(2)KPMG FAS
会社名 | 株式会社KPMG FAS |
設立 | 2001年9月 |
資本金 | 95百万円 |
従業員数 | 646名(2022年2月時点) |
主事務所所在地 | 東京都千代田区大手町1丁目9番5号 大手町フィナンシャルシティ ノースタワー |
公式HP | https://home.kpmg/jp/ja/home/about/fas.html |
KPMG FASは、150カを超える国で事業を展開する国際会計事務所、KPMGインターナショナルのメンバーファームです。
業種ごとに、国内外の最新動向に関する情報や知見を集約しています。
国内案件が中心で、1年を越えるような長期案件が多いため、始めから終わりまでスケジューリングして臨機応変に対応していける人が向いているでしょう。
M&Aアドバイザリーを中心に不正調査など幅広いサービスを提供し、クライアント企業の永続的な成長に貢献している会社です。
(3)デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー
会社名 | デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 |
設立 | 2001年6月 |
資本金 | 300百万円(2021年5月末日時点) |
従業員数 | 1,135名(2021年5月末日現在) |
主事務所所在地 | 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング |
公式HP | https://www2.deloitte.com/jp/ja.html |
世界最大の会計事務所デロイト・トウシュ・トーマツのメンバーファームであるデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーです。
売手と買手のどちらかが海外企業であるクロスボーダー案件が非常に多く、転職したらグローバルで活躍したいという人に向いています。
グローバルネットワーク強化のため、同業他社から事業買収の提案をしたり、メーカーのグループ再編をしたりと、実績多数です。
業種を問わず、顧客満足度の高い仕事をしたい人はデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーが良いでしょう。
また、FAS業界の代表企業について、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
3.M&Aアドバイザリーランキングベスト3
M&Aアドバイザリーとは、売手または買手から依頼を受け、クライアントの利益を最大化するために、M&Aの計画や実行を支援する業務を行っています。
1.BDA Partners
2.GCA
3.レコフ
順に説明していきます。
(1)BDA Partners
会社名 | BDA Partners株式会社 |
設立 | 1996年9月 |
資本金 | 100,010百万円 |
従業員数 | 140名(2021年03月31日現在) |
主事務所所在地 | 東京都港区愛宕2丁目5-1 愛宕グリーンヒルズ森タワー 26F |
公式HP | https://www.bdapartners.com/ja/ |
BDA Partnersは、アジアトップクラスのM&Aアドバイザーで、20年以上、クロスボーダーM&Aを専門とし、資金調達、フィナンシャルリストラクチャリングに関して助言を行っている会社です。
多くの専門家が3大陸にわたってシームレスに活動しており、転職した際には海外で活躍するチャンスをつかめる可能性もあります。
グローバルに投資銀行業務を展開する、米国有力証券会社William Blair及び総資産US$1,500億、100%政府保有の日本政策投資銀行と資本業務提携を締結している会社です。
長年の経験を活かしつつ、新しいパートナーやアイデアも大切にする風通しの良い会社で、働きやすさが予想されます。
(2)GCA
会社名 | GCA株式会社 |
設立 | 2004年4月 |
資本金 | 13億91百万円(2020年12月31日現在) |
従業員数 | 446名(2019年12月時点) |
主事務所所在地 | 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内30階 |
公式HP | https://www.gcaglobal.co.jp/ |
幅広いグローバル・アドバイザリー経験を持ち、的確なアドバイスやクライアントへのコミットメントを強く持つ、M&AアドバイザリーのGCAです。
どの資本系列にも属さず、完全独立型で事業を行っており、デューデリジェンスやPMIまで外部業者の委託をせず、ワンストップで提供している点が特徴と言えます。
東京証券取引所市場第一部に上場し、日本以外にもアメリカやヨーロッパなど国内外に25拠点を有している会社です。
支社ごとに業種や領域などで専門分野を設けているので、専門的な知識を身につけたり活かしたりすることができる企業です。
(3)レコフ
会社名 | 株式会社レコフ |
設立 | 1987年12月10日 |
資本金 | 100百万円 |
従業員数 | 約70名 |
主事務所所在地 | 東京都千代田区麹町4-1-1 麹町ダイヤモンドビル |
公式HP | https://www.recof.co.jp/ |
レコフは、1987年の創業時、日本では初のM&A専業会社で、現在に至るまで、日本のM&Aの発展に寄与し続けている会社です。
歴史や企業文化を尊重し、M&Aの提案・助言を通じて、日本の産業界の活性化に貢献し続けています。
M&A取引の本質を「人間的要素=こころ」にあると捉え、経営者同士のこころを忖度し、相互の企業文化を尊重し合うことを成長に不可欠な要素と位置づけており、転職したら血の通ったM&Aをしたいという人におすすめです。
上司同行のOJTや独自の営業研修など、チームでサポートする研修制度が備わっており、業界未経験の人にも門戸を開いている企業です。
まとめ
M&A業界の3つのジャンルごとに、おすすめの会社をランキング形式でご紹介しました。
必ずしもご紹介した中から転職先を選ぶ必要はありませんが、どれも世界を股にかけて活躍し、推進を続けている企業ばかりです。
M&A業界への転職が初めてという人も、どのような企業があるのかを知った上で、自身のやりたいことに向けて、成功を手に入れてください。
また、M&A仲介やFAS業界での業務内容や転職事情、転職成功のコツなど、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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