会計士も副業できる!?会計士の資格を活かせるおすすめ副業4選と注意点
「公認会計士の仕事についたが、この資格を活かして何か副業を始めたい」
「収入を増やすために副業をしたいが、副業でどれくらい稼げるものだろうか?」
現在は副業を許容する会社が増えていて、本業以外に自身の知識や経験を活かして副業に取り組む方もいます。
しかし会計士の資格を活かせる副業は何か?と考えると、何をしたら良いのか迷ってしまいますよね。
今回は会計士の資格を活かせるおすすめの副業、副業を行う際の注意点をご紹介します。
この記事を最後まで読めばあなたに適した副業が見つかるでしょう!
1.資格を活かす!会計士におすすめの副業4選
公認会計士におすすめの副業4選をご紹介します。
- 講師
- 業務委託・所属事務所以外の非常勤職員
- 知人の顧問
- 執筆活動
すでに持っている会計士の資格、または経験を活かした副業なら改めて知識習得をする手間を省き、すぐに副業を始めることができます。
こうした副業はご自身の人脈を使ってみるのが最も手軽な方法です。
副業のマッチングプラットフォームやサービスを検索して依頼が無いか探してみたり、クラウドソーシングサービス等でも財務・会計に関する業務委託の募集はあったりします。
そうしたサービスの中からご自身に合う副業を選んでみるのも良いでしょう。
4つの副業と特徴を紹介するので、条件に合うものがあれば実践してみましょう!
1つずつ説明していきます。
(1)講師
公認会計士におすすめの1つ目の副業は講師です。
会計士の資格取得時のノウハウや実務経験を人に教えることで収入を得られます。
報酬はセミナーの内容や知名度・授業の評判によって変わりますが、専門学校なら1コマ5,000〜10,000円程度、企業からのセミナー依頼は3〜10万円の幅で受けている会計士が多いです。
会計士予備校の講師であれば先輩として後輩たちに受験のノウハウを教えられますし、企業の経理担当のセミナー講師、また金融関係の知識があるなら企業向けのファイナンスアドバイザリーとしてセミナーを受け持つこともできるでしょう。
(2)業務委託、所属事務所以外の非常勤職員
公認会計士におすすめの2つ目の副業は業務委託、所属事務所以外の非常勤職員です。
高単価の時給業務が多く存在し、相場は時給5,000円以上で高額の求人では8,000円以上のものもあります。
勤務日数を調節できるので育児中の会計士や副業にも最適です。
フルタイムで1日40,000円〜64,000円額面上収入を得られることになるため、勤務日数はさほど多くなくても副業収入を効率的に得ることができます。
本業の勤務時間に余裕があるなら、他事務所の会計業務を請け負って副業にしてみましょう。
(3)知人の顧問
公認会計士におすすめの3つ目の副業は知人の顧問です。
知人や友人に会社経営をしている人がいれば、依頼を受けて会計・財務面をチェックし、アドバイザリーとして助言を行います。
すでに税理士登録をしているなら税務関係を担当、確定申告のサポートも可能です。また知人の紹介を受けて顧問先を増やすこともできます。
報酬の相場は事業規模によりますが、月額3万円程度です。知り合いに経営者や個人事業主が多い場合は、顧問を引き受けて副業収入を得ることもできるでしょう。
(4)執筆活動
公認会計士におすすめの4つ目の副業は執筆活動です。
本の執筆や専門的なコラムのライティングを受け持ち、本業とは別に収入を得ることができます。
例えば会計の知識を活かした指南書、受験生向けの体験談コラムの執筆もできます。
また専門書の執筆にあたってはチームで動くことが多いため、チームの一員になり他会計事務所のメンバーと共同執筆を行うケースも。
最近はウェブサイトに掲載するコラムの執筆依頼もあります。
報酬は文量で違いますが、専門学校のコラムの場合は短いものなら数千円〜10,000円程度です。ウェブコラムの場合は1文字5〜10円の高単価の案件もあるため、専門知識を活かして収入を得られます。
専門書の執筆は他部署メンバーと連携して執筆を行うことから報酬の他に人脈作りにも役立ち、将来独立や転職の際に人脈を活用できるメリットもあるでしょう。
会計士の専門知識を活かしてコラム・書籍の執筆を行い、副業収入を得ることができます。
2.会計士が副業を行う際に注意すべき点
会計士が副業を行う際に注意すべき3つの点をご紹介します。
- 本業が副業を許可しているかチェックする
- 業務量が本業に影響を及ぼさないか
- 所要時間と報酬のバランスは合っているか
副業を始める前にこの3つのポイントを確認して、本業と副業、また報酬のバランスを確認してから仕事を始めましょう。1つずつ説明していきます。
(1)本業が副業を許可しているかチェックする
会計士が副業を行う際に注意すべき1つ目の点は本業が副業を許可しているかチェックすることです。
就業規則に副業禁止と書かれている場合は服務規定違反になり、何らかのペナルティが課せられます。
仮に同僚がすでに副業をしていたとしても、就業規則を今一度確認して副業が許可されているか確認してから仕事に取り掛かりましょう。
(2)副業が本業に影響を及ぼさないか
会計士が副業を行う際に注意すべき2つ目の点は業務量が本業に影響を及ぼさないかどうかです。
副業とはいえ依頼の内容によってはかなりのリソースを要し、本業が遅れてしまう・プライベートの時間を利用して睡眠不足になり体調を崩す可能性があるでしょう。
本業の就業後の時間や休みの日を利用してできるものが適切です。
例えば平日のセミナー講師の仕事をたくさん受注すると、本業の稼働に穴を開けるなど勤務先に迷惑がかかる可能性もあります。
業務量やスケジュールを確認して、副業が本業に悪影響を与えないかも考えて副業を選びましょう。
(3)所要時間と報酬のバランスは合っているか
会計士が副業を行う際に注意すべき3つ目のことは、所要時間と報酬のバランスは合っているかです。
迂闊に報酬額だけを見て仕事を受注すると、実際に作業する時間が多く割りに合わないことがあります。
例えばセミナー講師の仕事を報酬2万円で受けたとしましょう。
セミナーが2時間の場合時給1万円と考えがちですが、実際準備に時間がかかってしまうと作業時間によっては時給が低くなるでしょう。
報酬と全ての作業にかかる時間を計算し、労力に見合った報酬が得られるか考えて副業を選んでください。
まとめ
今回は会計士が資格や経験を活かしてできる副業4つと副業を始める際に注意すべきポイントを紹介しました。
副業は今や珍しいものではなく、就業規定さえ許せば誰でも取り組めます。
新たに知識をつけるのも良いですが、すでに経験や知識が活かせるものなら準備の労力が不要です。
会計士固有の知識を活用できる副業は多数あるので、その中でも報酬が良く本業に影響しないものを選びましょう。
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