公認会計士のリアルな年収!年収を上げるためのコツ3選
「公認会計士って、現実どのくらいの年収がもらえるのか気になる」
「年収を上げるためにできることはあるの?」
このように、公認会計士が実際のところ年収がいくらもらえるのか気になるのではないでしょうか?
また、現在公認会計士として活躍している方にとっても、年収は今後の生活・キャリアプランを考える上で大切な要素でしょう。
この記事では、年代や階級別に公認会計士の年収平均や他の業種との比較を紹介していきます。
さらに、現在公認会計士である方が年収を上げるためにできることを確認しましょう。
この記事を読んで、今後のキャリアプランの参考にしてください。
1.公認会計士の平均年収
公認会計士といっても、年代や階級に応じて年収は異なります。
ここでは、様々な観点から見た公認会計士の平均年収と他の業種と比較した際の平均年収を紹介していきます。
(1)勤続年数別による年収
まず、公認会計士の年代別平均年収を見ていきます。
25〜29歳:479万
30〜34歳:733万
35〜39歳:772万
40〜44歳:933万
45〜49歳:1,106万
引用:厚生労働省 賃金構造基本統計調査
このように、年代別で見ると年収は上がっていく傾向にあります。
(2)Big4の階級別の平均年収
では、次にBig4監査法人に勤める公認会計士の階級別平均年収を見ていきます。
Big4とは、日本における4大監査法人を指します。
スタッフ :約500~600万円
シニアスタッフ :約600~900万円
マネージャー :約800~1,200万円
シニアマネージャー :約1,200~1,500万円
パートナー :約1,500万円~
このように、Big4では階級が1つあがると大きく年収は跳ね上がり、マネージャー以上の年収は1,000万円を超える年収が期待できるでしょう。
2.公認会計士の転職先の業種別平均年収
次に、公認会計士以外の業種の平均年収と比較してみましょう。
公認会計士は、高い専門性をもち経験やスキルを多岐にわたって持っていることから、様々な業界で活躍できると言えます。
ここでは、公認会計士の転職先として選ばれることが多い業種の平均年収を紹介していきます。
(1)企業CFOの平均年収
企業CFOにおける年収には、大手とベンチャーの場合があります。
まず、大手企業CFOの場合は、少なくとも年収約2,000万を超え、1億円を超えることもあります。ベンチャー企業のCFOの場合、シード期は約600万ぐらいで、ステージが進むと1,000万円を超えることがあります。
また、ベンチャー企業CFOの場合は、成果報酬型の給与体系が採用されていることが多く、ストックオプションが付与され、上場が達成されることで大きく年収が跳ね上がるケースも多いです。
(2)M&Aアドバイザリーの平均年収
次にM&Aアドバイザリーの平均年収を紹介します。
主なM&Aアドバイザリーの平均年収は、約500~1,500万円と振れ幅が大きくなっています。
M&Aアドバイザリーでは、外資系・日系金融機関なのかで年収にも差が見られます。
また、M&Aアドバイザリーの中でも、特に仲介の場合はディールが成立されることで成果報酬が設定されているケースもあり、人によっては高い年収が期待できることもあります。
FASやコンサルティングを実施する企業では、勤務先のポストによって年収にばらつきがあるため、転職先候補として検討する場合は事前調査が必須です。
(3)PEファンドの平均年収
最後に、PEファンドの平均年収です。
PEファンドの平均年収は、他の業種同様に、職種や既存の経験・スキルに応じて大幅な年収アップが期待されます。
例えば、アソシエイトであれば日系・外資系を含めると約800~1,000万円の年収レンジが期待されます。
上述のようにPEファンドは、年収のスタートラインも高いことが特徴と言えます。
さらに、階級がマネージングディレクターやパートナーの位になると、約3,000万円~1億円を超えるなどさらに高い年収が見込まれます。
また、投資した企業がExitすることでもらえるインセンティブやボーナスなど、成功報酬としてもらえる金額も高くなります。
このように、PEファンドは比較的高年収な職業ですが、企業や成功報酬によって大きな差が生まれやすい分、年収レンジの幅が広いです。
3.公認会計士の年収を上げるためにできる3つのこと
最後に、公認会計士になり年収を上げるにはどのようなことができるのかを3つ紹介します。
どれも今からできることなので、今後のアクションの参考にしてみてはいかがでしょうか。
(1)公認会計士の仕事を活かして副業する
年収をアップさせる方法の一つとして、空いた時間での副業があります。
冒頭でも説明したように、公認会計士は高い専門性を持っています。また、様々な業務をこなすため、経験やスキルが自然とつく職業でもあります。
注意していただきたい点として、ご自身の勤務先が副業禁止ではないかを確認することです。また、副業はあくまで空いた時間にするものなので、本業に影響を及ぼすような事態は避けましょう。
(2)監査法人のパートナー職位を目指す
公認会計士が年収をあげるためにできることの2つ目は、監査法人において昇格を目指すことです。具体的には、パートナー職位を目指すことです。
冒頭で少し触れたように、パートナー職位はもっとも高いポジションであるため、任せられる業務なども高い能力が求められることになります。
それに応じて、高い年収が支払われます。
仮に、パートナー職位を目指すことに抵抗を感じられている方も、一つ上の階級に昇格することも年収アップにつながります。
年収を上げるための一つの手段として、一度考えてみてはいかがでしょうか。
(3)他業界へ転職する
公認会計士がこれから年収を上げるための手段として、転職が挙げられます。
冒頭の年収比較でも紹介したように、公認会計士から転職できる業界の中には、高収入が期待できるものが多くあります。
ご自身の今の年収・キャリアアップに興味がある方は、是非ユニキャリアにご相談されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
公認会計士の年収は、年代や階級によっても大きく異なります。
さらに公認会計士の転職先として多く選ばれる業種の年収は、一般企業と比較しても高いものです。
さらに、今からでもできる年収を上げる方法を3つご紹介しました。
公認会計士には、相応の市場価値があるため現状や職種を少し工夫を足すことで高い年収を期待することができます。
この記事が、今後のキャリアプランの参考になることを願っております。
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