「明日の日本を創る」を目指すドリームインキュベータの転職事情と転職情報
「ドリームインキュベータが採用人数を増やすって本当?」
「ドリームインキュベータの平均年収は?」
ドリームインキュベータは2000年の創業以来、国・業界・大企業・ベンチャー・国境の壁を越えて新規ビジネスも創出してきた国内最大規模のコンサルティング・ビジネスプロデュース会社です。
企業の事業開発や産業そのものの創造、アジアを中心にグローバル展開するなど目覚ましい展開を見せるドリームインキュベータは、その事業内容の魅力や年収の高さから転職市場でも人気の企業の1つです。
そこでここでは、ドリームインキュベータについて企業の概要と合わせて気になる年収や転職状況について解説していきます。
日本企業の最先端のイノベーション、新たなビジネスモデルを生み出すドリームインキュベータに興味を持っている方は必見です!
1.ドリームインキュベータの概要
ドリームインキュベータは戦略コンサルティングおよびベンチャー投資事業を軸に、企業の事業創造を支援するビジネスプロデュース企業です。
- ドリームインキュベータの歴史
- ビジネスプロデュース『ドリームインキュベータ』の特長
- ドリームインキュベータの事業内容
コンサルティング会社の枠組みを超えた、個性的なビジネスプロデュース会社であるドリームインキュベータの概要について次に解説していきます。
(1)ドリームインキュベータの歴史
ドリームインキュベータは、“社会を変える 事業を創る。”をコーポレートミッションに、2000年4月にボストンコンサルティンググループ日本法人の社長であった堀紘一氏が同社の精鋭を引き連れて創立したコンサルティング会社です。
創業後わずか2年で東証マザーズ市場に上場、2005年には東証1部に市場変更するなど目覚ましい成長を遂げています。
ドリームインキュベータは従来型のコンサルティングファームとはスタイルが異なり、設立当初からユニークな事業を次々に展開するビジネスプロデュース会社です。
具体的には、コアビジネスとなる大企業・政府向けの戦略コンサルティングやM&A支援、経営幹部育成支援などの『戦略コンサルティング事業』、シード・アーリーステージのスタートアップ企業への投資を中心とした『ベンチャー投資』、マジョリティ投資を起点に事業再生およびグループ経営を行う事業投資などの『インキュベーション事業』を行っています。
それらの事業に加えてソーシャル・インパクト・ボンド、連結子会社としての実事業経営への取り組みなども行っていますが、近年では国や複数企業と連携して「技術」×「戦略」×「政策」の融合によりグローバルに新産業の創出・育成を行う「産業プロデュース」活動を加速させています。
また、その活動範囲は国内だけにとどまらず、ベトナムなどの東南アジアや中国など成長著しいアジアと日本の産業の架け橋となるべく日本企業のアジア展開を支援するなど様々な切り口で特色のあるサービスも展開しています。
(2) ビジネスプロデュース『ドリームインキュベータ』の特長
ドリームインキュベータは、単なるクライアント企業をサポートするだけのコンサルティング会社ではありません。
従来型の戦略コンサルティングサービスを超えた「ビジネスプロデュース」という視点・アプローチで社会に大きなインパクトを与えるような事業創造に全力で取り組んでいます。
そのベースにあるのが、「コンサルティングやインキュベーションを通して業界や日本全体をもっと良くしたい」という熱い思いです。
その決意の表れとして、ドリームインキュベータの戦略コンサルタントは『ビジネスプロデューサー』と呼ばれており、コンサルタント以上の業務を担っています。
具体的には、企業のコンサルティングを行うだけではなく、インキュベーションや戦略コンサルティング、インベストメント、クライアントの発掘や事業精査、支援枠組みの設計と提案、投資と支援実行など、自分が起点・主体となって新たな価値を生み出すなどコンサルティングの枠を超えた活動を行います。
また、ドリームインキュベータ年々売上を伸ばしている将来性の高い会社でもあります。
売上高 | 経常利益 | |
2017年3月期 | 145.2億円 | 5.2億円 |
2018年3月期 | 184.1億円 | 19.1億円 |
2019年3月期 | 207.0億円 | 2.7億円 |
2020年3月期 | 225.9億円 | ▲0.25億円 |
2021年3月期 | 277.7億円 | ▲9.7億円 |
2022年3月期 | 355.6億円 | 0.44億円 |
10年前と比較して日本の経営者の最大の関心事項が「新規事業の具体化」に変化しているため、ドリームインキュベータの役割はますます重要となってくることが推測されます。
今後も、ドリームインキュベータおよびビジネスプロデューサーへのニーズは高まり、売上のアップも期待できることでしょう。
会社名 | 株式会社 ドリームインキュベータ |
本社所在地 | 東京都千代田区霞が関3-2-6 東京倶楽部ビルディング4F |
代表者 | 代表取締役CEO 原田 哲郎 代表取締役社長COO 三宅 孝之 |
設立 | 2000年6月1日 |
資本金 | 4千5百万円 |
売上 | 277.7億円(2021年3月) |
連結純資産 | 125億円 ※2022年3月末現在 |
従業員 | 808名(連結職員数) ※2022年3月末現在 |
ホームページ | https://www.dreamincubator.co.jp/ |
(3)ドリームインキュベータの事業内容
ドリームインキュベータの事業内容(DI’S BUSINESS PRODUCE)は多岐にわたっています。
事業 | 事業内容 |
産業プロデュース | 現状の産業区分・法制度・慣習・常識などの枠を超え、産業や社会の在り方そのものを描き直し次の柱事業を創出する事業 |
事業創造支援 | 業界を超えた視野と発想によるビジネスの構想・戦略策定・信頼できる仲間づくり・ビジネスを展開するためのルールづくり(制度設計等)・社内外ドライブを通じて、5年後・10年後の「柱」となる数千億円規模の事業の創造を支援する事業 |
戦略コンサルティング | 新規事業の戦略策定、中期経営計画の策定、M&A戦略、幹部育成等、幅広く企業・事業の成長に関連する様々なテーマについて戦略コンサルティングを行う事業 |
インストレーション/実行伴走 | 戦略の策定に加え、実行・伴走、実行代走まで踏み込んでクライアント企業のビジネスプロデュースを支援する事業 |
グローバルSX | アジアをメインフィールドに、社会課題解決と絡めた、グローバルなビジネスプロデュース活動を行う事業 |
M&A/FA/財務ソリューション | 日本企業の海外M&A、新規事業分野や新たな事業展開地域拡大におけるターゲット探索型のM&A、ビジネスプロデュースに関わる各種ファイナンス回りの課題解決の支援等、専門性を要するアドバイザリー業務を行う事業 |
SIB(Social Impact Bond) | 医療・健康、インフラ維持修繕、防災、リサイクル、こどもの教育、まちづくり等の幅広い分野でのSIB活用を推進 |
インキュベーション/投資事業 | ベンチャー及び成長企業への投資・育成を行う事業。自己資金によるプリンシパル投資・インド向けのDIインドデジタルファンドの運営 |
「起業および新しい事業の創出を支援し、成長をサポートするサービス・活動を意味する言葉incubation(インキュベーション)の社名の通り、現在の企業の活動をサポートするだけでなく、新しい事業の創出・成長をバックアップ・サポートする事業にも力を入れています。
特に、インキュベーション事業ではITやサービス、さらには医療・ヘルスケアなど幅広い業界へのIPO実績を誇っているのもドリームインキュベータの大きな特長です。
- SOURCE NEXT(2006 東証マザーズ 2008 東証一部):PCソフトの開発・販売
- eBOOK Japan(2011 東証マザーズ 2013 東証一部):電子書籍販売
- sanwacompany(2013 東証マザーズ):輸入建材のネット販売
- STAR FLYER(2011 東証二部):格安航空会社
- ReNET(2016 東証二部):ネットリユース・ネットリサイクル
- iPET(2020 東証マザーズ):ペット向け医療保険
- MEDICINOVA(2005 大証ヘラクレス 2006 NASDAQ):医薬品開発
一般にも知名度の高い企業のIPOを次々と行っていることからわかるように、事業環境の変化に即した投資・育成力の高さもドリームインキュベータの強みといえるでしょう。
2.ドリームインキュベータの待遇
次に、入社後のドリームインキュベータの待遇について見ていきましょう。
- ドリームインキュベータの平均年収
- 同業種の平均年収との比較
ドリームインキュベータは国内でも有数の高年収が期待できるビジネスプロデュース会社です。
次に数字を見ながら説明していきます。
(1)ドリームインキュベータの平均年収
ドリームインキュベータの平均年収は1,083万円(2022年度 有価証券報告書調べ)です。
年度 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 |
年収 | 1060万円 | 1,151万円 | 1,035万円 | 976万円 |
ここ数年の平均年収を見ても、1,000万円前後で推移しています。
また、年齢別の平均年収を見てもドリームインキュベータの平均年収は同世代と比べるとかなり高収入となっています。
DI 年齢別の平均年収 | 日本全体の平均年収 | |
25~29歳 | 737万円 | 354万円(男性393万円:女性316万円) |
30~34歳 | 901万円 | 383万円(男性458万円:女性309万円) |
35~39歳 | 1,086万円 | 416万円(男性518万円:女性311万円) |
40~44歳 | 1,186万円 | 444万円(男性571万円:女性317万円) |
45~49歳 | 1,224万円 | 471万円(男性621万円:女性321万円) |
50~54歳 | 1,352万円 | 486万円(男性656万円:女性319万円) |
55~59歳 | 1,354万円 | 490万円(男性668万円:女性311万円) |
国税庁の民間給与実態調査によると日本全体の平均給与は433万円(男性が532万円、女性が293万円)と比較しても倍以上の年収を得ることができます。
また、社内の福利厚生や健康管理制度が充実しており、安心して働ける環境が整っているのは大きな魅力であり強みといえるでしょう。
教育制度も整っているため、スキルや経験を積みたいという人にとっても理想的な職場と言えます。
(2)同業種との平均年収との比較
次に、ドリームインキュベータの年収を同業種と比較してみましょう。
会社名 | 平均年収 |
ドリームインキュベータ | 1,083万円(平均年齢 35.1歳) |
ベイカレントコンサルティング | 1,031万円(平均年齢 32.6歳) |
フロンティア・マネジメント | 1,239万円(平均年齢 38.9歳) |
同業種の平均年収と比較しても遜色のない高年収であることがわかります。
またインセンティブにより更なる高収入を得ることも夢ではありません。
十分な報酬・対価を得られるので常にモチベーション高く働ける職場であるのは間違いないでしょう。
3.ドリームインキュベータへの転職動向
高い業界シェアと安定した業績と独自の事業展開で転職先としても高い人気を誇るドリームインキュベータは、社員に極めて高いスキルが求められます。
- ドリームインキュベータの転職状況
- 今が狙い目!ドリームインキュベータの転職情報
- 業界未経験でも可能か
ドリームインキュベータの転職難易度の高さは日本でもトップクラスですが、ビジネスプロデューサーとしてクライアント企業の発展だけでなく日本を盛り立てていきたいと考えているなら、ドリームインキュベータほどふさわしいコンサルティング会社はありません。
次に1つずつ解説していきます。
(1)ドリームインキュベータの転職状況
「成長」をキーワードに幅広い領域にまたがって事業をダイナミックに展開しているドリームインキュベータのビジネスプロデューサーへの転職を希望する人は多いです。
しかし、求められる条件・スキルも高く独特であるため転職難易度が非常に高いことも事実です。
実際、ドリームインキュベータ中途採用者の出身業界は、金融・生保、製造業・エネルギー、商社、IT、シンクタンク、監査法人、国家公務員など多岐に渡っており、転職成功者全員に共通するのは既存の概念をとらわれず『枠を超える。』ことができる人材であることです。
ドリームインキュベータで働くことの最大の魅力は、“社会を変える 事業を創る。”という大きな志を共有し、新たな挑戦をし続けるプロフェッショナル集団の一員として高いやりがいと自負心を持って働けるということです。
転職希望者にとっては狭き門ではありますが、ハードルは高くてもチャレンジしてみる価値は多いにあるといえるでしょう。
(2)今が狙い目!ドリームインキュベータの転職情報
これまでずっと転職難易度が高いといわれてきたドリームインキュベータですが、最近中途採用に大きな方針転換がありました。
現在、拡大する市場に対応するため、2022年3月期末に58名(前期比10名増)であったビジネスプロデューサーを2025年3月期末にはさらに115名にまで増員する計画を立てているためまさに今が狙い目と言えます。
ドリームインキュベータでは多様なバックグラウンド・価値観を持つポテンシャルの高い人材を通年にわたって募集しています。
現在は、戦略コンサルティング部門と企業財務ソリューション部門でビジネスプロデューサー職の募集があります。
募集部門・職種 | 業務内容 |
【戦略コンサルティング部門】 ビジネスプロデューサー職 | 戦略コンサルティングを基盤にした新たな事業や産業の創造、成長支援
|
【企業財務ソリューション部門】 ビジネスプロデューサー職 |
|
(3)業界未経験でも可能か
ドリームインキュベータへの転職は未経験でも可能です。
実際、大手商社から未経験で転職をし第一線で活躍しているメンバーもおりますが、基本的に求められる水準が高いため、かなり転職のハードルは高いと言えるでしょう。
ドリームインキュベータのメンバーは、MBA、政策専門家、技術専門家、金融専門家、公認会計士、各業界の大手企業出身者、戦略コンサルティング出身者、起業経験者など様々なバックグラウンドを持ったスペシャリストばかりです。
未経験でドリームインキュベータへの転職を試みるなら他の人にはない独自性や専門性を磨くことが効果的です。
4.転職を有利に運べる2つのポイント
ドリームインキュベータへの転職の際に有利になるポイントを解説します。
採用人数が増えたとはいえ、採用条件がユニークかつ厳しいことからドリームインキュベータの転職難易度が高いことには変わりはありません。
ドリームインキュベータで求めている人材は、専門的な知識やスキルを有しているのは大前提、その上でさらに新たなステージにクライアントを引っ張っていく強力なパワーのある人材です。
- ドリームインキュベータが求める人物像にマッチしていること
- 高い戦略立案能力と行動力、リーダーシップを持っていること
上記の2つはドリームインキュベータへの転職を成功させるために絶対に欠かせないポイントです。
ぜひどちらのポイントもおさえ、ドリームインキュベータのビジネスプロデューサーとして活躍する輝かしい未来を手に入れましょう。
(1)求める人物像にマッチしていること
ドリームインキュベータへの転職を成功させる上で重要なのは、ドリームインキュベータの求める人物像にマッチしていることです。
ベースとなる人間力
- 自分の枠を超えて挑戦する
構想・戦略策定力
- 領域の枠を超えて構想する
- 常識の枠を超えて戦略を立てる
社内外ドライブ力
- 組織の枠を超えて仲間を集める
他人に無い “何か”
- 何かしらの軸での専門性や、人とは違う経験
出典:ドリームインキュベータ
これまでにも数多くの業界や官民の垣根を越えた産業規模の事業創造(産業プロデュース)や各業界の大企業経営陣に対する新規事業戦略の策定支援(ビジネスプロデュース)を取り扱ってきたドリームインキュベータで活躍するには、『枠を超える』ことができることが不可欠です。
既成概念や常識や通例、想像力、自分自身の可能性、業種業態など様々な『枠』を超え、自分が中心となって周囲を巻き込み、世の中にインパクトを与えられる人材であること、そして『挑戦者が一番会いたい人』になるポテンシャルを有する人材であることが重視されます。
新しい価値創造に挑戦していく前向きな姿勢や柔軟な発想力を持っていることがドリームインキュベータでは高く評価されるため、面接で自分なりのビジョンや目的を効率的にアピールすると有利となることでしょう。
(2)高い戦略立案能力と行動力、リーダーシップを持っていること
2つ目のポイントは、高い戦略立案能力と行動力、リーダーシップを持っていることです。
ドリームインキュベータのビジネスプロデューサーはクライアント先のビジネスのプロデュースを担当するため、高い戦略立案能力とそれを実現する行動力が例外なく求められます。
そのため、クライアントと信頼関係を結べる高いコミュニケーション能力や周囲を巻きこんで未知のビジネスへ挑戦をする度胸やリーダーシップも必要です。
ドリームインキュベータの中途採用で重視される上記の2点を押さえ、転職活動に活かしましょう。
まとめ
ドリームインキュベータは、産業プロデュース・業界を越えた事業創造などこれまでにあったコンサルティングファームの概念を超えた進化を遂げているビジネスプロデュース会社です。
転職の門戸は狭く難しいのは事実ですが、そこをくぐり抜けた後には国や大企業、ベンチャー、大学や海外の企業などと前例のないビジネスに携わることができます。
ドリームインキュベータは高年収が得られるだけでなく、日本の産業や社会の発展に貢献したいという熱い想いを持っている人にとって新しい世界を開ける最も魅力的な会社の1つであるのは間違いありません。
しかもドリームインキュベータは幸いなことにビジネスプロデューサーの採用枠も増える見込みです。
ドリームインキュベータが求める人材へと自身の摺り寄せをはかり、応募を検討されてみてはいかがでしょうか。
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