企業経営を支援する専門家集団『フロンティア・マネジメント』平均年収と転職動向は?
「中途採用でフロンティア・マネジメントへの転職は難しい?」
「高収入といわれるフロンティア・マネジメントの平均年収は?」
フロンティアマネジメントは、高度化・複雑化する経営課題を抱えるクライアント企業をビジネス・金融・会計・法律など各分野のエキスパートが1つのチームを結成してバックアップするコンサルティングファームです。
高年収で知られるコンサルティング業界の中でもトップクラスの高年収でも知られ、転職市場でも常に人気があります。
そこでここでは、ワンストップ型企業支援に定評のあるフロンティア・マネジメントについて、特長や業績などの概要と合わせて、気になる平均年収や転職動向について解説します。
現在、採用人員数を積極的に増やしているフロンティア・マネジメントへの転職は今がまさに絶好のタイミングですので興味のある方は必見です。
1.フロンティア・マネジメントの概要
転職市場でも人気の高いフロンティア・マネジメントとは一体どんな企業なのでしょうか。
- フロンティア・マネジメントの歴史
- ワンストップ型企業支援が強み『フロンティア・マネジメント』の特長
- フロンティア・マネジメントの近年の業績
- フロンティア・マネジメントの事業内容
経営者の視点から企業価値を高める総合的なコンサルティングファームのフロンティア・マネジメントは注目の企業です。
次に1つずつみていきましょう。
(1)フロンティア・マネジメントの歴史
「複雑化・高度化する経営課題につき、多様な専門的手法を駆使して、総合的に解決すること」を目的に2007年にスタートしたフロンティア・マネジメントは、カネボウなどの大型企業再生案件を手掛けた産業再生機構出身メンバーが設立した経営支援・M&Aアドバイザリー企業です。
企業経営やM&Aなどに精通したビジネス・金融・会計・税務・法律などの専門家によって構成され、各分野の専門知識を活用した高度な専門性と各部門と共同して行う多角的なアプローチで多くのクライアント企業の全てのフェーズの課題解決のサポートしています。
設立以降、順調に業績を伸ばしており、2018年にはマザーズに上場、その後2020年には東証一部に上場、2022年4月には東京証券取引所の市場区分を再編に伴い東証プライム市場に移行しています。
会社名 | フロンティア・マネジメント株式会社 |
本社所在地 | 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー41階 |
代表者 | 大西 正一郎 松岡 真宏 |
設立 | 2007年1月4日 |
資本金 | 163百万円 |
売上 | 5,741百万円 |
純資産 | 2,454百万円 |
従業員 | 336名(グループ連結)(2022年9月末日現在) |
事業内容 | 経営コンサルティング事業、M&Aアドバイザリー事業、再生支援事業、制度関連助言業務、教育研修事業、資金支援業務 |
ホームページ | https://www.frontier-mgmt.com/ |
長野・名古屋・大阪支店のほか、海外には2012年にシンガポール支店、2017年にニューヨーク支店も開設、2011年10月中国に頂拓投資諮詢(上海)有限公司(連結子会社)を設立するなど積極的に海外にも進出しています。
(2) ワンストップ型企業支援が強み『フロンティア・マネジメント』の特長
フロンティア・マネジメントは、経営・法律・税務会計・金融・IT・人事など多様な知見と経験を持つ人材で構成されたプロフェッショナル集団です。
コンサル支援から法務・財務DDまで複数の専門分野にまたがる複雑化・高度化した経営課題を解決するワンストップ型の企業支援の提供を強みとしています。
特に経営コンサルティング事業とM&Aアドバイザリー事業の機能を合わせもつことで、クライアント企業のビジネスソリューションの幅を広げ、一貫性のある最適な経営アドバイスを行うのを得意としており、クライアント企業からも高い評価を得ています。
上記の複雑かつ高度なサービスを提供できるのは、豊富な知識と経験と優れた洞察力を持つ業界のスペシャリストが集結しているため。
また、毎週月曜日に「案件審査会議」を行い、マネージング・ディレクター以上の人間が全員集合して進行中のすべての案件について厳しいチェックを行うのも特長です。
個々の案件について担当者任せにせず、必ず上層部が専門的な視点で多角的なチェックを行い、そこで承認を得た案件しかクライアント企業に出さないというルールを徹底しているのも、自社のサービスに対する責任意識の強さの表れであり、それがあるからこそ常に高いクオリティを維持できるといえるでしょう。
他にも、フロンティア・マネジメントにはM&Aチームだった人が自ら手を挙げてコンサルチームに異動するなどファーム内でキャリアチェンジができるという制度もあります。
コンサルのサービスの中身自体がどんどん変化する今、フロンティア・マネジメントではメンバーが一つの限定された分野のプロフェッショナルとしてではなくコンサルタントとしてマルチな能力・視野を身につけられるようにサポートしています。
経営コンサルタントや再生コンサルタントやM&Aコンサルタントなど様々なプロが在籍していますが、いわゆる「その方法しか知らない」担当者では問題を抱えるクライアント企業への提案の幅が大きく制限されてしまうためです。
このように、フロンティア・マネジメントは『各種の経営課題を総合的に解決するノウハウを持ったユニークな集団』として個々のメンバーの育成にも力を入れているのも大きな特色です。
また、様々な経営課題の解決をサポートしてきたノウハウ・情報や専門家のコラムを紹介するWEBメディア『Frontier Eyes Online』の運営も行い、情報発信にも積極的です。
(3)フロンティア・マネジメントの近年の業績
フロンティア・マネジメントは、ハイレベルなスペシャリスト達の高品質なサービスにより、戦略領域・M&A領域に強みを持つ総合系コンサルティングファームとして順調に売上を伸ばしています。
小売業や製造業を中心に広範囲な業種で実績を積み上げており、中堅・中小企業から大企業まで幅広く、様々なニーズに対応しているのも特色です。
年度 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
売上 | 3,880百万円 | 4,690 | 4,771 | 5,192 | 5,741 |
営業利益 | 251 | 672 | 663 | 580 | 501 |
経常利益 | 254 | 676 | 678 | 575 | 514 |
2020年12月期の売上高5,192百万円の構成比は、経営コンサルティング事業が2,416百万円で46.6%、ファイナンシャル・アドバイザリー事業が1,778百万円で34.3%、再生支援事業が944百万円で18.1%、その他事業が54百万円で1.0%となっています。
会計士、税理士、コンサルタント、アナリスト、弁護士等の経験者で約6割を構成する専門家集団ですが、クライアントニーズの多様化・増加に対応するため、現在は積極的に中途採用を行っています。
年 | 2018年 | 2019年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
従業員数 | 164人 | 177人 (前年比13人) | 226人 (前年比49人) | 256人 (前年比30人) | 目標350人 |
メンバーを増やして企業規模も大きくしていることから、今後のさらなる成長も十分期待できることでしょう。
(4)フロンティア・マネジメントの事業内容
フロンティア・マネジメントの事業内容は多岐にわたっており、サービスを柔軟に組み合わせながらクライアントの経営課題の解決を目指します。
事業 | 事業内容 |
経営コンサルティング |
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M&Aアドバイザリー・事業承継 |
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経営執行支援 |
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事業再生 |
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ポストM&A(PMI) |
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海外事業(進出)・クロスボーダーM&A |
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ガバナンス・リスク・コンプライアンス |
|
様々なサポートを行っているフロンティア・マネジメントですが、コアとなるのはM&Aです。
フロンティア・マネジメントには外資系投資銀行・証券会社・監査法人やコンサルティング会社等で様々なM&A案件に従事してきたメンバーが在籍していることから、特に複雑化高度化するM&A市場において難易度の高い案件に絶対的な自信を持っています。
実績数も多く、『Bloomberg 日本M&Aマーケットレビュー アドバイザー・ランキング』の過去11年間の累計取引件数において7番目の実績日本のトップ10のアドバイザーにランクインしています。
全国の9割を超える都道府県での案件取引実績をいるだけでなく、海外案件も数多く取り扱っているのもフロンティア・マネジメントの大きな特色です。
上海・シンガポール・ニューヨークの自社拠点を中心に海外のM&Aアドバイザリーファーム約30社とのネットワークを構築しており、クロスボーダーの案件紹介・実行支援にも定評があります。
日本でも急激に増加しているM&A・クロスボーダーM&Aに関して豊富な知識・経験を有するリーディングカンパニーとして今後も飛躍が期待できます。
2.フロンティア・マネジメントの待遇
次にフロンティア・マネジメントの待遇について解説します。
- フロンティア・マネジメントの平均年収
- 同業種平均年収との比較
年収面でも高い満足度を得られると転職市場でも人気のコンサルティングファームの具体的な年収情報についてみていきましょう。
(1)フロンティア・マネジメントの平均年収
フロンティア・マネジメントの平均年収は1,233万円です。
年度 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
平均年収 | 1,398万円 | 1,239万円 | 1,217万円 | 1,233万円 |
こ2019年~2020年の平均年収は下降傾向にはありましたが、それはフロンティア・マネジメントが2023年度末で350名体制のファームを目指して積極的に人材を採用しているためです。
2021年にはフロンティア・マネジメントの従業員数は前年比+13.3%の256人と増えたにも関わらず、平均年収は前年比+1.3%の1,233万円となっていることから、採用した人材も含めてファーム全体の勢いがさらに高まっていることがうかがえます。
また、役職やインセンティブ・賞与によって更なる年収を得ることはフロンティア・マネジメントでは難しくありません。
年功序列ではなく徹底した実力主義であり、メンバーの能力や成果は正しく判断されて給与やインセンティブ・賞与に反映されるため、やりがいを持って働くことができることでしょう。
また、大手ファームよりも短期間で昇格、昇給ができるのも魅力です。
(2)同業種との平均年収の比較
フロンティア・マネジメントの平均年収は、サービス業の上場企業平均年収614万円と比較しても倍近く、 業界内年収ランキングでもトップクラスです。
同業種の平均年収と比較しても遜色のない高年収です。
企業名 | 平均年収(推定) |
フロンティア・マネジメント | 1,233万円 |
株式会社マネジメントソリューションズ | 717万円 |
株式会社ドリームインキュベータ | 1,086万円 |
株式会社野村総合研究所 | 1,232万円 |
株式会社ストライク | 1,343万円 |
株式会社日本M&Aセンター | 1,413万円 |
十分な報酬を得られるのでモチベーション高く働ける職場であるのは間違いないでしょう。
3.フロンティア・マネジメントへの転職動向
転職市場で人気が高いフロンティア・マネジメントはサービスの質に比例してメンバーに求められる選考基準も高いため、これまでの転職難易度はかなり高いといわれていました。
しかし、2021年の200名超の体制から2023年度末までに350名体制のファームを目指しているため現在も採用意欲が非常に強く、転職者希望者にとってはチャレンジしやすい状況となっています。
- フロンティア・マネジメントへの転職状況
- フロンティア・マネジメント転職情報
- 業界未経験からでも可能か?
国内屈指のコンサルティングファームであるフロンティア・マネジメントへの転職はまさに今が狙い目といえるでしょう。
(1)フロンティア・マネジメントへの転職状況
「高年収が得られ将来性も高い」と転職市場で以前から人気が高いフロンティア・マネジメントは即戦力となる中途採用を積極的に行い成長を続けてきたコンサルティング・ファームであるため、新卒よりも転職希望者がチャレンジしやすいです。
実際にフロンティア・マネジメントには銀行や証券保険などの金融業界出身者が多く在籍しており、近年は多様化するクライアント企業の業種やニーズに柔軟に対応するために情報通信・自動車・不動産など幅広い業界からの転職者も増えています。
また、公認会計士・米国公認会計士・税理士・M&Aアドバイザー・証券アナリスト・弁護士・コンサルタントなどの有資格者や、M&Aアドバイザリー業務・デューディリジェンス業務・ターンアラウンド業務の実務経験を持っている人が多く、資格・経験が中途採用の大きな要素となっています。
また、ニューヨーク・シンガポールに海外支店があり、海外進出支援サービスや海外事業支援サービスも展開しているので、海外案件に携わりたい人からの人気も集中しています。
複雑化・多様化する海外案件に柔軟に対応できる語学力が高い人材も積極採用される傾向にあります。
純粋にお客様の企業価値向上のために必要なサービスを提供するのだという考え方を理解し、好奇心やチャレンジ精神を持った人材を募集しています。
(2)フロンティア・マネジメント転職情報
フロンティア・マネジメントの転職情報について紹介します。
現在は以下の部門・職種での募集が行われています。
部門・職種 | 業務内容 |
M&Aアドバイザリー部門 ファイナンシャル・アドバイザリー |
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コーポレート戦略部門 コンサルタント |
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コーポレート戦略部門 フロントサポート |
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マネジメント・コンサルティング部門 コンサルタント |
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経営執行支援部門 コンサルタント |
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フロンティア・マネジメントにしか作り出せない最高のサービスでクライアント企業の変革を推進し、最高の成果を追求できるプロフェッショナルを求めています。
仕事内容を見て興味がある人や自分のスキル・経験を活かせると思った人はご応募してみてはいかがでしょうか。
(3)業界未経験からでも可能か?
フロンティア・マネジメントへの転職は業界未経験でも可能です。
基本的にはファイナンス・経営・コンサル・IT関連の経験・スキルのある方が優先的的に採用されており、公認会計士・税理士・USCPA・証券アナリストなどの有資格者も歓迎されています。
しかし、チームや年齢によっては未経験者採用枠もあるため、未経験であるからといって諦める必要はありません。
フロンティア・マネジメントで必要とされているのは、人と組織の変革を推進し「最良の経営判断と最高の成果を導く」ことができる人材です。
好奇心旺盛な方、チャレンジ精神旺盛な方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
フロンティア・マネジメントは、事業・金融・会計・法律・IT等すべての側面を総合的に検証した上で、それらを有機的に組み合わせる新たなコンサルティング手法を実践する独立系のコンサルティングファームです。
創業時から常に売上高を更新し、安定した経営と高品質なサービスでクライアント企業から絶大な信頼を得、規模・人員も拡大している成長著しい企業でもあります。
特に現在はM&A市場の拡大や専門家のアドバイスを必要とする経営者の増加により、2021年以降は積極的に即戦力となる中途採用による人員募集を積極的に行っているので狙い目といえるでしょう。
未経験であってもやる気やスキル、資格次第では採用される可能性もあるので、日本トップクラスのコンサルでの活躍を考えている方は応募を検討されてみてください。
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