ポストコンサルに人気の転職先とメリット・デメリット!転職時にチェックするポイントとは?
「コンサルのキャリア形成の例が知りたい。今後自分はどんな仕事をしていけば良いんだろう?」
「コンサルの転職先で人気なのは?事業会社へ転職する場合のデメリットって?」
激務ながら高年収でやりがいの高いコンサルティングは、比較的短期間で転職を目指す人が多い業界でもあります。
しかし転職先選びに失敗すると、その後のキャリア形成に大きな影響を及ぼすでしょう。
今回はコンサルのキャリアや人気の転職先、さらに転職の際に重視するポイントを解説します。
この記事を読めば、コンサルティングとしての今後のキャリアプランが明確に分かるでしょう!
1.コンサルのキャリアとは
コンサルのキャリアプランについて解説します。
一般的には新卒・または中途で入社し、3〜5年ほど在籍した後に次のキャリアを目指す人が多いでしょう。
一定数はそのまま在籍し、パートナーやシニアマネージャーを目指します。
しかし全体て見て数は少なく、多くのコンサルが転職を考えて、次のキャリア形成をしていくケースが多いです。
2.ポストコンサルのキャリアは?転職先とそれぞれのメリット・デメリット
ポストコンサルの転職先とそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
- 事業会社
- 他のコンサルティングファーム
- 独立
1つずつ具体的に説明していきます。
(1)事業会社
ポストコンサルの1つ目の転職先は事業会社です。
人気の転職先は具体的にいうと、以下のようなものが挙げられます。
- 外資系企業
- 大手日系
- ベンチャー
- 金融
- IT
コンサルティングの仕事は、交渉力やプレゼン能力があることの担保になるため、これらの企業が人気です。
比較的難易度の高い転職先を選び、業務の幅の広がりを目指す人が多いでしょう。
#1:メリット
ポストコンサルが事業会社へ転職するメリットは以下のようなものです。
- 長期間一定の事業に従事できる
- ライフワークバランスが取りやすい
コンサルの業務の性質上、比較的短期間で1つのプロジェクトに当たることが多いです。
しかし事業会社に転職することで、1つの業務に徹底して長期的に向き合えます。
また、事業会社は一部例外もありますが、比較的労働環境が整っているでしょう。
そのため、残業時間は減少し、プライベートの時間を持つことができます。
コンサルティングファームで働き続けるよりも、ライフワークバランスは取りやすいでしょう。
#2:デメリット
ポストコンサルが事業会社へ転職するデメリットは、以下のようなものです。
- 年収が下がる可能性がある
- 異動の可能性がある
転職先の企業によりますが、コンサルティングファームへの転職よりも給与水準が下がることがあります。
コンサルの平均年収はかなり高水準のため、給与面では不満に感じるかもしれません。
また、事業会社では異動が珍しくなく、希望しない部署で働く可能性もあります。
(2)他のコンサルティングファーム
ポストコンサルの2つ目の転職先は、他のコンサルティングファームです。
コンサルtoコンサルと呼ばれ、よりレベルの高いファームへの転職を目指すケースが多いでしょう。
メリットとデメリットを具体的に説明します。
#1:メリット
ポストコンサルが他のコンサルティングファームへ転職するメリットは以下です。
- 転職の成功率が高い
- 年収水準が同程度である
- コンサルティングの能力をさらに養える
コンサル業界は難易度が高く、年齢によっては経験者しかほぼ採用しない企業もあります。
コンサルティングの経験があることで、転職成功率は上がるでしょう。
また年収水準が同業界のため下がりづらく、待遇面での不満は湧きづらいです。
コンサルティング業務を極めることで、将来的に独立も目指せます。
#2:デメリット
ポストコンサルが他のコンサルティングファームへ転職するデメリットは以下です。
- ライフワークバランスは取りづらい
- 業務の幅が広がらない可能性がある
コンサル業務は激務のため、コンサルティングファームを移動しても労働環境はさほど変わらない、または悪化する可能性があります。
また同業界のコンサルティングへ転職した場合、業務の幅を広げることは難しいでしょう。
(3)独立
ポストコンサルの3つ目の転職先は、独立です。
個人でコンサルを行う起業コンサルが増えています。
メリットとデメリットを説明します。
#1:メリット
ポストコンサルが独立するメリットは以下のようなものです。
- やりがいがある
- 経営方針やマネジメントに縛られない
クライアント規模は小さくなりますが、直接クライアントと関わる機会が増えるため、よりやりがいは感じられるでしょう。
またファームの経営方針やマネジメントに縛られず、自由に働くことができます。
#2:デメリット
ポストコンサルが独立するデメリットを解説します。
- 年収が下がる可能性がある
- 自己管理が大変になる
まず独立後はクライアントの規模が小さくなるため、年収自体は下がる可能性があります。
最初の内は、ファームで働いていた頃の年収を得るのは難しいでしょう。
また、独立後は全ての仕事の管理を自分で行うため、自己管理が必要です。
2.ポストコンサルがキャリアで失敗しないための転職のコツ
ポストコンサルがキャリアで失敗しないための転職のコツを解説します。
- 待遇の確認
- 風土の違いの概要を理解する
1つずつ説明します。
(1)待遇の確認
ポストコンサルがキャリアで失敗しないための転職の1つ目のコツは、待遇の確認です。
コンサルtoコンサルの場合は、自身のクラスよりも上のクラスで入社できるか確認しましょう。
経験者は転職時に優遇される傾向にあるため、他のファームに転職することで上位クラスを目指せます。
事業会社の場合は昇格チャンスが年に1度で査定の結果が相対的なため昇格に時間がかかりがちなので、入社時のポストは特に重要です。
転職先を探す際に、自身の転職後のポジションをきちんと確認しておきましょう。
(2)風土の違いの概要を理解する
ポストコンサルがキャリアで失敗しないための転職の2つ目のコツは、風土の違いの概要を理解することです。
企業には企業の色があり、風土を理解していないと馴染みづらく、人間関係に悩むことになります。
例えばコンサルtoコンサルの場合は、戦略系・BIG4・ITコンサル・外資系など、昇格スピードだけでなく、上司とのコミュニケーションの取りやすさも違います。
そのため、入社するチームの雰囲気を事前に掴む必要があります。
事業会社への転職の場合は、コンサルティングファームと違って、”up or out”の風潮ではなく、実力よりプロセス評価の傾向が強い企業が多いです。
自分が実力で評価されず、ストレスを感じるリスクがあります。
事前に転職先の企業の文化や昇格システム等を確認し、馴染めるかどうかチェックしてください。
転職前から企業やファームの情報を収集しづらいと感じたら、転職エージェントの力を借りましょう。
すでに転職を済ませたポストコンサルから情報を集め、会社の内部の雰囲気のことまで教えてもらえます。
まとめ
今回はコンサルの転職について解説しました。
コンサルの転職先は事業会社・他コンサルティングファーム、独立の3つが人気です。
それぞれメリットとデメリットがあるので、事前によく検討をしてから転職先を決めましょう。
また、コンサルの転職はファームや会社の風土の違い、待遇・昇格システムの相違点も重要なポイントです。
転職エージェントの力を借りるなどして、事前に転職先の企業の風土を確認しておきましょう。
難易度の高い職種のため転職にも優位に働きやすいポストコンサル、今後のキャリアのためにも次の転職先を探してみてください!
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