総合コンサルタントの年収はどのくらい?年収の高い企業を紹介
「より高い年収を得るにはどのようなスキルが必要なの?」
総合コンサルタントへの転職を検討している方は、年収について気になるでしょう。
総合コンサルタントの平均年収は800万円程度といわれていますが、実力主義の企業が多いので、実績次第で1,000万円を超える高収入を狙えます。
キャリアアップや実績による賞与アップなどを実現すれば,1000万円を超える例もあるでしょう。
本記事では、総合コンサルタントの年収について解説します。
1.総合コンサルタントの年収の目安
総合コンサルタントの年収の目安を把握しておくと、転職先選びの参考になります。
ぜひ、チェックしてみてください。
- 平均年収
- 年齢別の年収
(1)平均年収
総合コンサルタントとして企業に勤務している場合、平均年収は800万円程度といわれています。
実績を積むことで年収アップできる企業が多いので、実力次第で平均年収を大きく上回る年収を狙えるでしょう。
とくに外資系の総合コンサルタントは報酬が高く、1,000万円を超える例もあります。
以下が、総合コンサルティングファームの役職ごとの平均年収の目安です。
役職 | 基本給の目安 | 賞与の目安 |
---|---|---|
アナリスト | 500~700万円 | 固定給の10~20% |
コンサルタント | 700~900万円 | 固定給の10~20% |
マネージャー | 900~1,400万円 | 固定給の10~20% |
プリンシパル | 1,300~1,800万円 | 固定給の10~20% |
パートナー | 2,000万円以上 | 業績による |
(2)年齢別の年収
総合コンサルタントは、年齢が高い方が収入が高い傾向にありますが、役職や経験によっても異なります。
20代は、アナリストもしくはコンサルタントとして業務を行っているケースが多く、コンサルタント経験10年未満では500万円~900万円が目安です。
30代になると、コンサルタント経験10年以上でマネージャーとして活躍するケースも多いので、1,000万円を超える例もあります。
なお、40代以上などキャリアを積むと、2,000万円近い年収を得る方もいるでしょう。
しかし、基本的にコンサルティングファームの評価基準は実力主義となっているところが多く、20代の内からでも年収1,000万円を超えることも可能です。
総合コンサルタントは、若いうちから高い収入を得られ、キャリアアップにより年収アップを狙えるのがポイントです。
2.年収の高い総合コンサルタント
年収の高い総合コンサルタントをご紹介します。
転職先選びで迷っている方は、参考にしてみてください。
- PwCコンサルティング
- デロイト トーマツ コンサルティング
- KPMGコンサルティング
(1)PwCコンサルティング
法人名 | PwCコンサルティング |
設立年 | 1998年 |
資本金 | 1,000万円 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内パークビルディング |
公式サイト | https://www.pwc.com/jp/ja.html |
PwCコンサルティングはBig4コンサルの1つであり、世界157ヶ国に業務展開しているグローバル企業です。
経営戦略から実行まで、総合コンサルタントとして企業の経営再建をサポートしています。
幅広い領域からアプローチするので、金融、法務など専門家と関わる機会も多いです。
未経験であっても実績や経験、論理的思考能力などからコンサルタントとしての適性があると判断されれば採用の可能性がありますが、ライバルに差をつけるためには秀でた強みが必要でしょう。
平均年収は約950万円であり、マネージャークラスになると1,000万円を超えるケースもあります。
また、業績にもよりますが、キャリアアップすることで2,000万円以上となる可能性もあるでしょう。
(2)デロイト トーマツ コンサルティング
法人名 | デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 |
設立年 | 1993年 |
資本金 | 50億円 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング |
公式サイト | https://www2.deloitte.com/jp/ja.html |
デロイトトーマツコンサルティングは、世界約140ヶ国に業務を展開する日本最大級のグローバル企業です。
クライアントの企業価値の向上を確実にサポートするため、提案・戦略立案・実行までを一貫して行います。
また、採用においてはユニット別となっており、専門分野や興味のある業界を選べるのがポイントです。
未経験であっても、業界スキルや実績などの強みがあれば、採用される可能性があるでしょう。
平均年収は約940万円ですが、役職や実績により異なり、役員クラスになると2,000万円を超えるケースもあります。
実力主義なので、昇級により基本給がアップしたり、業績により賞与が変動したりします。
結果を出せば、高収入を得られる可能性があるでしょう。
(3)KPMGコンサルティング
法人名 | KPMG |
設立年 | 1987年 |
資本金 | 6,000万円 |
所在地 | 千代田区大手町1丁目9番7号 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー |
公式サイト | https://kpmg.com/jp/ja/home/about/kc.html |
KPMGコンサルティングは、常駐型ではなくプロジェクト型のコンサルティングというのが特徴です。
常駐型は企業に入り込み継続的にサポートしますが、プロジェクト型は専門スキルを持つ人材を集めてチームを作り、プロジェクト完了後は解散します。
「事業改革」「リスク&コンプライアンス」「テクノロジートランスフォーメーション」の3分野で業務展開しています。
採用はユニット別に行っているので、興味のある分野に応募し、専門性を高めることが可能です。
キャリアパスとしては、アナリストからパートナーまで7段階あり、キャリアアップにより年収アップも期待できます。
平均年収は約1,200万円程と言われており、パートナー・ディレクターまでキャリアアップすると、2,000万円を超える年収になるでしょう。
年2回の昇給のチャンスがあるので、モチベーションを高められます。
3.総合コンサルタントで年収アップを実現するポイント
総合コンサルタントで年収アップを実現するポイントをご紹介します。
年収アップを実現したい方は、参考にしてみてください。
- 高収入の求人を選ぶ
- 資格を取得する
- グローバル規模で活躍できるスキルを習得する
(1)高収入の求人を選ぶ
総合コンサルタントで年収アップを目指すには、高収入の求人を選ぶのが手段です。
総合コンサルタントの年収は企業により差があるので、年収を重視する場合、求人選びは重要でしょう。
また、総合コンサルタントは、部署別、ポジション別で募集されることが多く、年収の高い条件の求人に応募することで年収アップを狙えます。
希望年収がある場合は、「年収800万円以上」など、条件を絞るのも良いでしょう。
なお、将来高収入を実現するには、評価制度も重要です。
企業の特徴から適性を見極めた上で、高収入の求人を狙いましょう。
(2)資格を取得する
資格を取得することで、年収が高くなるケースがあります。
資格取得は業務の中でも活かせますし、採用時や入職後に高く評価され、年収に反映される可能性があるのです。
たとえば、米国公認会計士(USCPA)、日商簿記検定2級など、業務で活かせる資格を取得しましょう。
実務経験や実績も必要ですが、自己啓発の1つとして資格取得を目指すのも手段です。
(3)グローバル規模で活躍できるスキルを習得する
外資系企業では、グローバル規模で業務を行うケースがあります。
グローバルで活躍するには英語力が必須なので、業務に活かせる語学力があると、高収入につながりやすいです。
TOEIC800点以上など、英語力をアピールすると、外資系の企業などで有利になる可能性があるでしょう。
なお、英語力を高める際は、業務で活かすことを意識するのが大切です。
グローバル規模で活躍できる語学力を習得し、年収アップにつなげましょう。
まとめ
総合コンサルタントは一般企業よりも給与水準が高いことに加え、実力主義の企業が多いので、実績次第で高収入を狙えます。
若手の内から年収アップを実現できる可能性があるので、モチベーションアップにつながるでしょう。
高収入転職を実現できるよう、企業研究をしておくことをおすすめします。
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