コンサルタントに有効な志望動機の考え方!簡単に作れる3つのコツ
「コンサルティング会社の人事の方には、どんな志望動機が刺さるの?」
「コンサルティング業界向けの志望動機を考えるコツってあるの?」
コンサルティング業界への転職を検討している方の中には、どんな志望動機にすればよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
実は、コンサルティング業界は他の業界に比べて独特なので、志望動機を考えるときにいくつかの注意点があるのです!
本記事では、コンサルティング業界で成功する志望動機の考え方や志望動機の考えるコツ、避けるべき内容などについて紹介します。
この記事を読めば、採用担当者から評価を得やすい志望動機を作ることができますよ!
1.コンサルティング業界で成功する志望動機の考え方4ステップ
コンサルティング業界で成功する志望動機の考え方を紹介します。
主な流れは以下の通りです。
順に紹介するので、この流れに沿って志望動機を考えてみましょう。
(1)自分のアピールポイントを経験をもとに考える
まずは、コンサルティング業界に役立つ自分のアピールポイントを経験をもとに考えます。
自分の強みが何なのかを考えるときに、コンサルティング業界でどのように役に立つのかを考えることが重要です。
コンサルタントはクライアントと直接コンタクトをとって、企業の課題を改善するためのサポートをするので、たとえば、接客業の経験を活かしてクライアントが何を求めているのかを察知する能力や、経営企画の経験を活かした提案力などは、大いに発揮できるでしょう。
経験にもとづいて自分のアピールポイントを提示することで、説得力を持たせることができ、いかに自分がコンサルティング業界に向いているかを示すことができます。
志望動機は、経験と紐付けることを意識しましょう。
(2)コンサルティング業界でやりたい仕事を考える
コンサルティング業界で何をやりたいのか考えましょう。
コンサルタントは報酬が高い代わりに、仕事内容はハードな傾向があります。
ハードな仕事を継続するためには、高いモチベーションを保つことが重要です。
モチベーションを高く維持するためには、意欲的に仕事をすることが求められるので、コンサルタントとして何をしたいか目的を掲げましょう。
コンサルタントとして目標を持っていることを示せば、仕事への意欲的な姿勢をアピールできます。
(3)他の業界では自分のやりたいことができない理由を考える
自分のやりたいことが、他の業界ではできない理由を考えます。
つまり、コンサルティング業界になぜこだわるのかを示すことが大切です。
たとえば、客観的な視点で企業を分析して、他者の事業を成長させることに尽力したいといった、コンサルタントとしてのやりがいを求めていることを示しましょう。
このように、コンサルティング業界にこだわる理由を具体的に示すことで、コンサルティング業界でやりたいことの説得力が高まります。
(4)業界の中でもその企業でなければならない理由を考える
コンサルティング会社は無数に存在するので、採用担当者に採用したいと思ってもらうには、コンサルティング業界の中でも、なぜその企業を選んだのかを示す必要があります。
なぜその企業に惹かれたのか、なぜその企業で働きたいと思ったのかを具体的に提示することで、その企業での仕事への熱量を示すことが可能です。
採用担当者は、面接で将来の会社への貢献度を見定めているため、企業への熱い思いを示すことができれば、採用担当者に対して好印象を抱かせることができるでしょう。
スキルや経験も大切ですが、相手も人間なので、企業への熱量を伝えて感情に訴えることが採用率を高めるポイントです。
2.コンサルティング業界の志望動機対策
コンサルティング業界の分野ごとの志望動機対策を紹介します。
特に対策が必要なのは以下の3分野です。
順に紹介するので、これらの分野のコンサルティングファームに就職したい方は参考にしてみてください。
(1)戦略コンサルタント
戦略コンサルタントは、主に論理的思考力が求められるので、ロジカルな考え方ができる点をアピールしましょう。
この分野は、クライアントの事業内容を分析し、課題を早期発見したのちに、戦略的に早急に改善に努めることが求められる仕事です。
企業戦略や事業戦略をメインに扱う分野なので、企業の成長に大きく影響を与えることになります。
戦略コンサルタントでは特に、結果を出すために客観的で冷静な判断ができる人材が求められるでしょう。
(2)総合コンサルタント
総合コンサルタントは、戦略コンサルタントよりも対応する業務の幅が広いので、視野が広く柔軟に対応できる人材が求められます。
企業が抱える課題に対して戦略的な解決案を提案するだけでなく、業務の代行やシステムの導入など総合的にサポートすることになるでしょう。
そのため、今自分が何をすべきなのか判断し、臨機応変に対応できる能力をアピールすると、高い評価を得やすくなります。
(3)ITコンサルタント
ITコンサルタントは、ITを専門にコンサルティングを行う仕事なので、ITに特化した専門的な知識が必要です。
マーケティングツールや業務改善ツールなど、幅広い分野でITシステムの採用が一般的になっているので、ITコンサルタントの需要は高まっています。
特に少子高齢化により人手不足が深刻化している中で、ITシステムは企業が抱える課題を解決するツールとして有効です。
ITコンサルタントになりたい方で、プログラミングなどの現場経験がある人は、過去の実績を大々的にアピールしましょう。
3.コンサルティング業界で押さえておくべき志望動機の3つのポイント
コンサルティング業界に転職する上で、押さえておくべき志望動機のポイントを紹介します。
今回紹介するポイントは以下の3つです。
順に紹介するので、これらのポイントを踏まえて志望動機を工夫してみましょう。
(1)コンサルタントをやりたい理由
コンサルタントをやりたい理由は必ず明記しましょう。
ただし、「人に頼られている感じがしてかっこいいから」といった漠然な理由は避けましょう。
たとえば、「クライアントの問題を早期発見し解決をサポートすることで、少しでも多くの事業を営んでいる人を支えたいと思った」など、事業に上手くいかず困っている人を助けたいというコンサルタントでなければできない理由を考えるのがポイントです。
(2)企業に志望した理由
企業に志望した理由は採用率に大きく影響を与える項目です。
採用担当者は、特に他にもコンサルティング会社はあるにもかかわらず、なぜ自社に応募したのかを気にしています。
同じ分野のコンサルティングでも、企業によって方針や強みは異なるので、企業のどこに惹かれたのかを明確にすることが重要です。
たとえば、「年功序列ではなく能力のある者が先頭に立って仕事をする社風に惹かれ、競争が激しい環境に自分がどこまで通用するのか試してみたいと思った」など、客観的に見ても強い思いで志望していることが分かるように具体性を持たせましょう。
(3)入社後の将来設計
入社後の将来設計まで示しておくと、志望動機に説得力が生まれます。
自分が入社した後に、どのように会社に貢献したいか示しておくことで、志望に対する熱い思いを採用担当者に伝えることが可能です。
採用担当者に自分を採用するメリットがあると思ってもらうことが採用率を高める上で重要なので、入社後のビジョンまで見据えて高い入社意欲を示しておくと、印象が良くなり他の応募者に対してアドバンテージを持つことができるでしょう。
4.志望動機を考える3つのコツ
どうしても志望動機が思い浮かばない方に向けて、志望動機を考えるコツを紹介します。
志望動機を作るコツは以下の3つです。
順に紹介するので、最初はクオリティを意識せずにオリジナルの志望動機を作ってみましょう。
(1)コンサルティング業界のどの分野になりたいかを考える
コンサルティング業界のどの分野に興味があるか考えてみましょう。
同じコンサルタントでも、分野によって求められる能力が異なります。
製造業や経理、医薬、戦略、ITなどさまざまな分野のコンサルタントがいますし、コンサルタントのほかにも、アナリストやパートナーなどコンサルティングに携わる職種はいくつもあるのです。
コンサルティングの中でも何をしたいのかを明確にしておくと、志望動機が考えやすくなるでしょう。
(2)コンサルティング業界で求められている人物像を把握する
どうしても志望動機が思い浮かばない方は、コンサルティング業界で求められている人物像になりきるのも1つの方法です。
コンサルティング会社が一体どのような人材を求めているのかを把握した後、その人物像に合わせて自分のアピールポイントを考えていきます。
ITコンサルタントは専門的な知識が求められますが、一般的には、コンサルタントはコミュニケーション能力や論理的思考力、柔軟な対応力などが求められるでしょう。
「従来のやり方に囚われずに柔軟に発想を転換できる」など、コンサルタントに必要なスキルと相性が良い自分の能力を中心にアピールしていくことをおすすめします。
(3)端的に分かりやすくまとめる
採用担当者は数多くの応募者を相手にしなければならないので、最後まで集中して目を通してもらえるように志望動機は端的に分かりやすくまとめるのがポイントです。
たくさん自分のことをアピールしたい気持ちは分かりますが、ずらずらと志望動機を書いても、採用担当者に深く読んでもらえません。
以下のポイントを踏まえて、300~500文字程度に短くまとめましょう。
- 企業への志望理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
- コンサルタントをやりたい理由
- 入社後の将来設計
志望動機の記入欄には要点だけを記載して、書けなかった部分は面接で直接言葉を付け加えましょう。
5.コンサルティング業界で避けるべき3つの志望動機の特徴
コンサルティング業界で避けるべき志望動機がいくつかあります。
特に頭に入れておくべき注意点は以下の3つです。
順に紹介するので、自分で自分の評価を下げないように注意しましょう。
(1)コンサルティング業界に対する志望動機がない
コンサルティング業界に対する志望動機でなければ、採用担当者に対してアピールが弱くなります。
コンサルタントに限らず、他の業種でも志望動機を実現できる場合は、志望動機が弱くなるのです。
たとえば、「高いコミュニケーション能力で組織をまとめたい」など、他の業界でも実現できる志望動機は評価を落とします。
コンサルティング会社に入社したいという思いを伝えることを意識しましょう。
(2)コンサルティング業界を理解できていない
コンサルティング業界を理解できていない内容の志望動機は、いくら良いことを書いていても効果がありません。
「人のために働く仕事」「人の力になっているのがかっこいい」など、コンサルタントを抽象的に捉えていると採用担当者から思われると、志望動機の説得力が欠けてしまいます。
コンサルタントでは、どのような仕事をするのか具体的に理解しておくことが重要です。
(3)自分のスキルが活かせていない
コンサルタントに必要なスキルと自分のスキルがかけ離れている場合は、アピールが上手くできない可能性が高いです。
たとえば、コミュニケーション能力が求められるコンサルティング業界で、人と話すのは苦手だが与えられた仕事は最後まで全うするというアピールは逆効果になります。
自分ではアピールしているつもりが、逆にコンサルティング業界では自分の評価を下げてしまうことにつながるので、自分のスキルがコンサルタントとして効果的なのか確認しておきましょう。
まとめ
コンサルタントにはいくつかの分野があるので、自分のやりたい仕事に合わせて志望動機を考えることが大切です。
特に、コンサルタントになりたい理由や志望した理由、入社後の将来設計に関しては押さえておく必要があります。
採用率を高めるために志望動機は重要なので、今回紹介したコツや避けるべき内容を参考にして、自分を上手くアピールできる志望動機を作りましょう。
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