コンサルへの転職は未経験でもできる?コンサルの中途採用事情を紹介!
「コンサルへの転職を考えているが、中途採用は行っているのか?」
「未経験者も採用されるのか知りたい」
このようにコンサルへの転職を考えているけれど、中途採用事情が分からず困っていませんか?
コンサルの中途採用事情を中心に、転職するメリットや転職するために必要なことについてお伝えします。
ぜひ転職活動に役立ててください。
1.コンサルの中途採用事情
コンサルへの転職を考えている人に向けて、コンサル業界の中途採用事情について紹介します。
1.中途採用は第二新卒と30代前半がボリュームゾーン
2.未経験採用も積極的
3.40代、50代の採用は未経験者では難しい
以下でご説明します。
(1)中途採用は第二新卒と30代前半がボリュームゾーン
コンサルの中途採用は第二新卒と30代前半がボリュームゾーンと言われています。
第二新卒は新卒で入社して3年以内の人を指し、比較的転職がしやすい年代です。
年齢で言うと25歳前後であるため、一般的な社会人教育に対するコストがかからない点や、固定観念にとらわれない柔軟な思考力や問題解決能力を得たい企業にとってメリットがあります。
30代前半は既に10年ほど社会人経験を積んでいる人材のため、これまでのキャリアをもとに即戦力になると考えられて採用される場合が多いです。
(2)未経験採用も積極的
多くのファームでは、コンサル未経験の人材であっても採用が積極的に行われています。
案件の増加から人手が足りず人材を補充したいという思いもありますが、それだけではありません。
コンサルのニーズが以前に比べて多様化しているのに伴い、新しいタイプの人材が欲しいというファームの思いがあるからです。
実際に未経験でコンサルに採用された人も、前職での知識や経験をクライアント企業との打ち合わせやヒアリングなどに活かし、業務をこなしている人も多くいます。
(3)40代、50代の採用は未経験者では難しい
中途採用は第二新卒と30代前半がボリュームゾーンとお伝えしましたが、40代、50代の方も可能性が全くないわけではありません。
ただし特に未経験では中途採用される確率はかなり低いです。
コンサル業界では40代前後になるとパートナーという職位になり、会社経営者として市場を見据えた経営やクライアントへの営業、コンサルタントの労働環境の調整など事業執行者としての役割が求められます。
未経験者にこれらの業務を期待することはできず、40代、50代のコンサル未経験者で採用されるのはかなりのレアケース、0に近い確率と言っても良いくらいです。
コンサルへの転職を検討している人は年齢で申し込みすらできない可能性もあるため、早めの転職を検討すると良いでしょう。
2.コンサルに中途採用で転職するメリット
コンサルに中途採用で転職するメリットは2点です。
1.専門知識が活かせる
2.年収アップが見込める
以下でご説明します。
(1)専門知識が活かせる
コンサルに中途採用で転職すると、前職の経験で得た専門知識が活かせます。
・経営企画
・物流
・人事評価制度設計
・システムの知識
コンサルはあらゆる業界の企業がクライアントとなり幅広い知識が求められますが、前職で得た知識や経験を活かすことも可能です。
例えば経営企画の経験がある場合は企業の成長戦略や事業計画を立案する戦略コンサルタント業務にフィットしますし、もしシステム開発・運用の知識があればIT製品の導入やシステム設計に関するITコンサルタントとして活躍できるでしょう。
クライアントの課題解決に対する手法を探る上で、専門知識を持っていることはかなりの強みとなるでしょう。
(2)年収アップが見込める
コンサルに中途採用で転職することで、年収アップが見込めるでしょう。
もちろん一概にとは言えず、現在の仕事の年収にもよりますが、コンサルはクライアントの経営課題を解決するという非常に難しく責任ある仕事で、高いスキルを必要とする職業であることが理由です。
また、定時で帰宅できることはほぼなく、プロジェクトが佳境に入ると夜遅くまでの残業や休日出勤も当たり前の激務となるため、労働集約型の働き方に対して高い給料が支払われます。
種類にもよりますが、コンサルの平均年収は20代でも500万円前後です。
高い給料を得ながらやりがいのある仕事がしたい人は、コンサルへの転職を検討してみてください。
3.コンサルに中途採用で転職するために必要なこと
コンサルに中途採用で転職するためには、特別な資格は必要ありません。
ただしいくらかのスキルを求められることはあるため、以下3点を転職前にチェックしてみてください。
1.ロジカルシンキングを鍛える
2.コミュニケーション能力を鍛える
3.英語力を身に付ける
以下でご説明します。
(1)ロジカルシンキングを鍛える
1つ目は、ロジカルシンキングを鍛えることです。
コンサルティングファームが未経験者を採用する場合、即戦力になりそうなスキルを持った人を採用する「キャリア採用」ではなく、転職希望者の資質や潜在能力を評価する「ポテンシャル採用」が行われます。
ポテンシャル採用を判断する材料が問題解決スキルであり、その前提となるのが物事を順序立てて矛盾がないように考える思考法であるロジカルシンキングです。
ロジカルシンキングを身に付けたい人は「フェルミ推定」というトレーニング法を行いましょう。
フェルミ推定は実際に分からない「地球上のアリの数」や「日本のマンホールの数」を数えるような問題を、論理的推論によって短時間で概算するもので、コンサル業界での採用面接などで質問されることもあります。
面接に備えて、今のうちから練習しておきましょう。
(2)コミュニケーション能力を鍛える
2つ目は、コミュニケーション能力を鍛えることです。
コミュニケーション能力は、コンサルとしてクライアントから信頼を得るため、そしてどこに問題があるのか相手の立場で探るため、また自分が持つ情報を正しく相手に伝えるために非常に重要と言えます。
コミュニケーションが得意でない方はまずは見た目の清潔感を意識し、初歩的なことではありますがさわやかな挨拶を行うことから意識してみましょう。
また、相手の話に興味を持って深堀りして質問を投げかけることを意識してみると、いつもは短い時間で途切れてしまっていた会話が続くのを実感できるはずです。
コミュニケーション能力を鍛えて面接時にアピールしましょう。
(3)英語力を身に付ける
3つ目は、英語力を身に付けることです。
英語力はコンサルに必須とは言えませんが、海外拠点とのやりとりが発生するファームの場合求められるため、転職先の選択肢を増やすためにあった方が良いでしょう。
目安としてはTOEIC850点ほどです。
現在仕事や転職活動をしている中で英語力を身に付けるために勉強するのは大変かもしれません。
しかし、移動や休みの時間に少しずつでも英語学習に取り組むことで、英語力は着実に身に付けられます。
最近ではスマホアプリやYouTube動画などで気軽に英語力向上のための勉強ができるため、自分に合った方法で英語力を身に付けていきましょう。
まとめ
コンサルの中途採用事情についてお伝えしました。
中途採用は第二新卒や30代前半がボリュームゾーンとなり積極的に未経験者の採用を行っていますが、40代、50代の場合は経験者のみの採用と思っておいた方が良いでしょう。
コンサルに中途採用で転職する際、たくさんのメリットがありますので、転職に必要なことを鍛えつつ転職活動に臨むことがおすすめです。
コンサルの中途採用事情を知って、転職活動に活かしてください。
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