『大和総研』は福利厚生充実の総合シンクタンク!採用事情や待遇を紹介
「総合シンクタンク大和総研はどんな会社?」
「大和総研の採用条件について知りたい」
転職を検討していて、大和証券グループである「大和総研」へ興味がある人も多いのではないでしょうか。
「システム」「リサーチ」「コンサルティング部門」の業務を核として、総合的に展開している大和総研は、平均よりも高い年収をもらえるのに加え、有給取得率が70%以上とワークライフバランスがしっかり取れる会社であるため、転職先として人気の高い会社です。
本記事では、大和総研の基本的な情報や採用状況、大和総研での働き方についてまとめました。
大和総研への転職を検討している人が、ぜひ参考にしてみてください。
1.株式会社大和総研について
はじめに、大和総研について詳細を2つに分けて見ていきましょう。
- 企業概要
- 事業内容
以下で説明します。
(1)企業概要
社名 | 株式会社大和総研 |
設立 | 1989年(平成元年)8月1日 |
本社 | 東京都江東区冬木15番6号 |
資本金 | 3,898百万円 |
決算期 | 3月31日 |
公式HP | https://www.dir.co.jp/ |
大和総研は、大和証券のグループ会社として、1989年に設立されました。
各部門の詳しい事業内容は後述しますが、「システム部門」「リサーチ部門」「コンサルティング部門」を相互に連携させ、クライアントと社会に対して付加価値の高い情報を提供するシンクタンクとして活躍しています。
また大和総研では、先端技術への取り組みを実施中です。
- AIによる株価予測モデルの開発
- 大和地域AI(地域愛)インデックスの開発
- AI技術を活用したチャットボックスの導
- ブロックチェーン技術の業務適用に向けた取り組み
大和総研は、よりよい社会の実現に向けて、最新の技術動向と時代の変化を見据えながら常に進化している会社といえます。
(2)事業内容
大和総研の事業内容は3つに分かれています。
- システム部門
- リサーチ部門
- コンサルティング部門
それぞれの事業内容について詳しく説明します。
#1:システム部門
システム部門は、先進的なITサービスにより、クライアントのビジネスを創出する支援をしています。
システム部門はいままでの経験で得たノウハウを元に、クライアントの戦略を具現化するシステムのコンサルティングから、企画・設計・運用・保守に至るまでのトータルソリューションを提供している部門です。
- 証券ソリューション
- 銀行ソリューション
- 真さん運用ソリューション
- 社会保険ソリューション
- 事業会社ソリューション
証券ソリューションは次世代の証券サービスの実現に向けたシステム、銀行ソリューションは金融分野の高い専門性に基づき、投信窓販ビジネスに関する幅広いソリューションを提供しています。
資産運用ソリューションは金融商品に関して、社会保険ソリューションは医療保険制度分野において業界トップシェアのシステムソリューション、事業会社ソリューションは最先端のシステムソリューションによりクライアントの経営課題を解決するためのシステムなど、システム部門は多種多様な業態に対するさまざまなシステムを提供し続けてきました。
今後も変化し続ける社会を見つめながら、クライアントへの革新的なサービスの提供を目指して研究・開発を続けています。
#2:リサーチ部門
リサーチ部門は、シンクタンクとしての調査分析を基に、不透明な未来をどう乗り越えていくのか、経済・金融における中長期的な見通しや時流に即したテーマや課題に基づき、質の高い情報を社会に発信している部門です。
- 経済
- 金融
- 製作
- 環境
経済分野ではファンダメンタルズや経済予測、金融分野では市場分析や法律・市場インフラ、政策分野では経済システム分析や社会システム分析、環境分野では環境・エネルギー政策やCSR・ESG・SDGsなどを扱っています。
テーマごとにリサーチされた内容は、セミナーの開催や書籍・刊行物の発行、各種調査会・委員会への参加などを通じて、経済、社会、金融資本市場の活性化と発展にこれからも寄与していくことでしょう。
#3:コンサルティング部門
コンサルティング部門は、事業評価やロジック、組織設計や人事制度など、クライアントのビジネスを成功に導く戦略の策定から実現支援までをワンストップで行っている部門です。
- ビジョン/中期経営計画
- IR支援
- M&A
- 地方創生
- コーポレートガバナンス
- 人事制度
- 健康戦略
- 持株会社化
- ポスト再編コンサル
- 株式評価/事業評価
- 株式報酬
- 退職給付
- その他調査・分析
- アジア
大和証券グループの一員として蓄積してきた知見と受け継がれた洞察力を発揮し、時代を先取りしたコンサルティングを展開しています。
2.大和総研の採用状況について
大和総研がどのような企業であるかわかったところで、大和総研の採用状況を紹介します。
- 募集職種
- 求める人物像
以下で詳しく見ていきましょう。
(1)募集職種
大和総研では、以下の職種でキャリア採用を行っています。
- エンジニア
- ITコンサルタント
- プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー
- システムエンジニア
- インフラエンジニア
- セキュリティエンジニア
- ネットワークエンジニア
- データサイエンティスト
- 情報セキュリティコンサルタント
- プラットフォーム基盤アーキテクト
- システムコンサルタント
上記のように、大和総研は多くの職種についてキャリア採用を行っており、そのほとんどがシステム部門での募集です。
同じITコンサルタントでも、ソリューション営業や大手カード会社向けなど、業務内容によって細かく分けられています。
(2)求める人物像
大和総研の募集要項から、求める人物像は「即戦力となる人物」であるといえるでしょう。
すべての職種に共通する必須の応募条件としては、大学院または大学卒以上の学歴を持っていることです。
さらに職種によって該当する業界の経験や専門知識を有する人などの条件が付与されています。
例えば営業職であれば、法人営業経験やコンサルティング業務の経験が必須条件に加えられており、歓迎条件として記載されているのは、コミュニケーション能力が高い人、リーダーシップを発揮できる人、エンジニアとして働きたい場合は、AWSを中心としてパブリッククラウド基盤内のセキュリティ設計・構築などの経験が必要です。
このことからも、大和総研に転職するためには、入社して間もない時期にも、即戦力として働いてくれる人物を求めていることがわかるでしょう。
3.大和総研での待遇
ここまで大和総研の概要や採用状況について紹介しましたが、実際に大和総研で働いた場合に、どのような待遇が受けられるのかが気になる人も多いと思います。
- 社風
- 年収
- 福利厚生
3つの点について、以下で見ていきましょう。
(1)社風
大和総研は大和証券のグループ企業であることから、全体的に真面目で顧客ファースト、法令遵守を徹底し、社員を大切にしている風土を持った会社です。
近年積極的に多国籍採用を行うなど、新しい風を取り入れようという動きがあるようです。
部署間の風通しは良く社員同士のコミュニケーションもしっかりと取れるため、堅実な会社で業務に集中したい人におすすめの会社といえるでしょう。
(2)年収
大和総研の平均年収は1,007万円といわれています。
会社名 | 平均年収 |
大和総研 | 1,007万円 |
野村総合研究所 | 1,225万円 |
三菱総合研究所 | 1,111万円 |
三菱UFJリサーチ&コンサルティング | 901万円 |
全体の平均年収 | 433万円 |
上記を見てわかるように、大和総研の平均年収は、シンクタンクの中では平均的な数字ではありますが、全体の平均年収399万円の約2.5倍の高年収であることが分かります。
もちろんこの数字は会社全体の平均年収であるため、部署や役職、年齢によって差が出てくるでしょう。
ただし大和総研は次に紹介する福利厚生が手厚い会社であるため、額面年収以上の待遇が受けられる会社といえます。
(3)福利厚生
大和総研には、数多くの福利厚生が存在します。
- 住宅補助
- 通勤・超過勤務・家族・昼食手当
- 寮・住宅補助
- 介護規制手当
- 出産一時金
- ベビーシッター制度
- ベビーサロン
- 保育施設費用補助
- 保活サポートデスク
- 介護コンシェルジュサービス
社員のライフスタイルの変化に合わせて、短時間勤務制度やフレックスタイム制度、在宅勤務制度も用意されています。
実際に大和総研の平均勤続年数を見てみると、男性が16.9年であるのに対して女性は14.1年とほぼ変わらない年数となっており、出産や育児を経て再度大和総研に復帰する人が多いデータがあります。
1つの会社で長く働きたいと思う人は、このように福利厚生が充実した大和総研がおすすめです。
まとめ
大和証券グループの一員である大和総研は、「システム部門」「リサーチ部門」「コンサルティング部門」の3つを柱として、クライアントと社会に有益な情報を提供する総合シンクタンクです。
新卒採用に加えてキャリア採用を行っており、システムエンジニアやコンサルタントなど、自身のスキルや経験を生かした活躍の場が設けられています。
福利厚生も手厚く、新しい風を取り入れていく動きも見られるため、今後の変化にも多いに期待できるでしょう。
大手総合シンクタンクに入社して仕事をしていきたいと思う人は、ぜひ大和総研への転職を検討してみてください。
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