年々給与水準がアップ!『EYストラテジー・アンド・コンサルティング』平均年収と転職動向

「EYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収が年々上がっているって本当?」
「EYストラテジー・アンド・コンサルティングの転職難易度は?」

成長戦略『プロジェクト・ドラゴン』の元、コンサル業界でも著しい躍進をしているのが2020年設立のEYストラテジー・アンド・コンサルティングです。

BIG4の一角を担い、クロスボーダー案件に特に強みを持つEYストラテジー・アンド・コンサルティングは、高年収と速い昇進を求める人にとって理想的なファームといっても過言ではありません。

そこでここでは、EYストラテジー・アンド・コンサルティングの平均年収や他社との比較、転職動向について解説していきます。

2020年の組織再編により新たに誕生し一層の飛躍が期待されるEYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職を考えている人はぜひご覧ください。

1.EYストラテジー・アンド・コンサルティングの平均年収

Big4と呼ばれる世界4大会計事務所のひとつ、EYの日本におけるメンバーファーム「EYストラテジー・アンド・コンサルティング」の年収について解説します

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの平均年収

  1. EYストラテジー・アンド・コンサルティングの平均年収
  2. EYストラテジー・アンド・コンサルティングの役職別平均年収
  3. 同業他社との平均年収比較

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、コンサルティングファーム業界の中でもトップレベルの年収を得られるグローバルファームです。

次に1つずつ見ていきましょう。

(1)EYストラテジー・アンド・コンサルティングの平均年収

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの平均年収は915万円(推定)です。

コンサルティングファーム・シンクタンク業界の平均年収である約519万円、日本の平均年収である443万円と比較すると倍近くの高年収と言えます。

さらに、40%を超えるという売り上げと人員の成長率を誇るEYストラテジー・アンド・コンサルティングの躍進を支えている成長戦略「プロジェクト・ドラゴン」のもとで人員の増加に加えて年収アップにも積極的に取り組んでいるため、今後もEYストラテジー・アンド・コンサルティングの平均年収は上がっていくと思われます。

(2)EYストラテジー・アンド・コンサルティングの役職別平均年収

次に、EYストラテジー・アンド・コンサルティングの役職別の年収についてもみてみましょう。

役職名給与(推定)
ビジネスアナリスト550万円~575万円
コンサルタント550万円~650万円
シニアコンサルタント650万円~1,000万円
マネージャー1,000万円〜1,200万円
シニアマネージャー1,200万円~1,400万円
ディレクター1,400万円~1,800万円
パートナー2,100万円~

EYストラテジー・アンド・コンサルティングのベース給は職位によって決められており、賞与は6月と12月の2回、昇級のチャンスも年1回用意されています。

日本の平均年収を新卒入社の初年度の職位(ビジネスアナリスト)ですでに超えており、その後は職位が上がるにつれてベース給もどんどん上がっていきます。

職位が上がれば給与が大きく上がるのが特徴で、コンサルタントが最初に目指すべきポジションであるマネージャーに昇格すれば年収1,000万円を超え、さらにその上のシニアマネージャー、ディレクターに昇格すれば1,500万円台を超える年収を得られます。

また、EYストラテジー・アンド・コンサルティングは月給と賞与が8.5:1.5の比率になるように計算されており、通常の賞与の他にプロジェクトのパフォーマンスに応じて加算金が支給されます。

完全な成果主義を採用しており、成果を挙げれば多額の加算金がベース給+賞与に加わるため、上記以上の年収を得ているメンバーも少なくありません

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは職位ごとの年収が見直されて改善傾向にあることから、年収面では他のBIG4よりも社員満足度は高まっていくと考えられます。

(3)同業他社との平均年収比較

EYストラテジー・アンド・コンサルティングと同じBIG4などの大手コンサルティングファームの平均年収と比較してみましょう。

企業名平均年収(推定)
EYストラテジー・アンド・コンサルティング915万円
デロイト・トーマツ・コンサルティング936万円
PwCコンサルティング961万円
KPMGコンサルティング882万円
IBMコンサルティング862万円

以前はEYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収は他のBIG4と比べるとやや控えめといわれていましたが、組織拡大・採用強化に伴って年収水準のベースを大幅に引き上げており、他と比べても遜色がなくなってきているといわれています。

また、EYストラテジー・アンド・コンサルティングは組織拡大中であるため他のファームよりも昇進スピードが早いといわれており、実力次第では転職後に速いスピードで昇格でき、高く評価されれば30代でファームのトップポジションであるパートナーまで昇進することも可能です。

設立2020年と創立間もないEYストラテジー・アンド・コンサルティングは、ベンチャー気質があり、チャレンジングな雰囲気の中で様々な挑戦ができ、成果を出した分だけ給料アップや職位アップと目に見える形で反映されるため、熱意のある人や上昇志向の強い人にとっては十分な働き甲斐を持てる理想的な職場といえるでしょう。

2.EYストラテジー・アンド・コンサルティングの福利厚生

「人を大切にする会社」であるEYストラテジー・アンド・コンサルティングは、人が尊重され、社員のワークライフバランスが保てるダイバーシティ豊かな環境整備に取り組んでいることでも知られているコンサルティングファームです。

福利厚生も充実しており、社員からは高く評価されています。

勤務時間フレックスタイム制
9:30~17:30(所定労働時間7時間/休憩1時間)
コアタイム(10:00~15:00)
フレキシブルタイム(始業5:00~10:00/終業13:00~22:00)
休日休暇年間休日120日
完全週休二日制(土日)・祝日
年末年始休暇(12/29~1/4)・設立記念日(8月の第3月曜)・慶弔休暇・交傷休暇・裁判員休暇・看護休暇・生理休暇・産前産後休暇・育児休暇・通院休暇・年次有給休暇(15日~)
待遇・福利厚生社会保険各種・昇給(年1回)・賞与(年2回)
通勤手当(一定額まで支給)・確定拠出年金制度(401K)・ライフプラン支援金・団体生命保険など

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、カフェテリアプランやメンタルサポートサービスなど心身ともに健やかに働くためのサポートや、2018年から正式に導入されたフレックス勤務と自宅勤務(“Work from Home”)プログラム、生理休暇や産前産後休暇・育児休暇など全社員のライフステージにおける様々なニーズに応えた充実した福利厚生プログラムで社員とその家族をサポートしています。

また、コンサル業界は今も「残業が多い」というイメージがありますが、EYストラテジー・アンド・コンサルティングの月平均所定外労働時間(2022年度)は10.6時間と短く、比較的「ホワイト」なコンサルティングファームとしても有名です。

仕事とプライベートを調整しやすいため、ライフワークバランスを考慮して働きたい人にもおすすめのファームといえるでしょう。

他にも「EYJapan健康保険組合」や従業員満足度を向上して法人の福利厚生を一括して請け負っている福利厚生代行会社「ベネフィット・ワン」の総合型福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」にも加入しており、様々なサービスを利用することが出来るようになっています。

さらに、従業員なら誰でも無料で受講できるハルト・インターナショナル・ビジネススクールの認定を受けた『EY Tech MBA』(MBA取得制度)、一人ひとりの役割とキャリア目標に合わせて柔軟に組み立てられる体系的な研修カリキュラムなど、テクノロジー・リーダーシップ・ビジネススキルを中心に今後の変革を推進していくために欠かせない考え方や技術的スキルを築くことができるのもEYストラテジー・アンド・コンサルティングの手厚い福利厚生といえるでしょう。

3.EYストラテジー・アンド・コンサルティングの概要

BIG4の一角を占める「アーンスト・アンド・ヤング」のメンバーファームとして2020年に設立されたばかりのEYストラテジー・アンド・コンサルティングは、戦略的なトランザクション支援を提供する戦略(ストラテジー)と変化の激しいデジタル時代の企業の変革を推進するコンサルティングの2つのサービスラインでクライアントを支援する総合系コンサルティングファームです。

「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」のパーパス(理念)のもと、EYが保有するグローバルで一貫した手法やツール、ノウハウを最大限活用し、各分野のスペシャリストの知見を集約することでクライアント企業の支援を通じてよりよい社会をつくる高品質なコンサルティングサービスに定評があります。

設立当初に掲げた成長戦略「プロジェクト・ドラゴン」の元、業界でも話題になるほどの成長を遂げているEYストラテジー・アンド・コンサルティングは、今後もEYのグローバル拠点や実行力をもとに更に拡大していくと見込まれています。

「プロジェクト・ドラゴン」とは

2023年度末をめどにコンサルなどEYジャパンの中で非監査の収入割合を50%にまで高める成長戦略。

EYストラテジー・アンド・コンサルティングについては、こちらの記事もご覧ください。

2022.09.29

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社とは?企業概要や選考対策を紹介

4.EYストラテジー・アンド・コンサルティングの転職動向

最後に、EYストラテジー・アンド・コンサルティングの転職動向について解説していきます

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの転職動向

  1. EYストラテジー・アンド・コンサルティングの中途採用事情
  2. EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職は未経験者でも可能か
  3. EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職時に有利になるスキル
  4. EYストラテジー・アンド・コンサルティングからの転職先・ネクストキャリア

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、高収入・好待遇であるだけでなく、その独自の社風や成長の勢いから多くの転職者に人気の高いコンサルティングファームです。

ぜひ興味のある方は次の情報を転職時に活かして転職を成功させてください。

(1)EYストラテジー・アンド・コンサルティングの中途採用事情

BIG4の一角を担うEYストラテジー・アンド・コンサルティングは、設立されてからまだ3年と新しいファームであり、ベンチャー気質を持ち、変化のスピードが早く成長も著しい注目のファームです。

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは世界的にも有名なBIG4の中でも特に業績が上り調子といわれており、平均年収が高いことや実力次第で早期の昇格もしやすいなどの環境もあって、転職者からの人気が高く転職難易度もかなり高いといわれています。

しかし、EYストラテジー・アンド・コンサルティングは日本におけるコンサルティングニーズの増加や業績好調を背景に人材獲得に積極的であり、近年では年間数百人単位で中途採用を行うなど意欲的にキャリア人材を採用中です。

転職の際に気になるのがいわゆる「学歴フィルター」ですが、EYストラテジー・アンド・コンサルティングでは学歴よりも応募者のこれまでの実績・キャリアやスキルやEYのカルチャーフィットの有無に重点をシフトしている傾向があり、中途採用者の学歴として東大早慶出身者が多いものの、最近ではそれほど偏差値が高くない大学の出身者も多く転職を成功させていることから「学歴フィルター」はかなり緩和されていると考えて良いでしょう。

また、現在はセクター・金融サービス・ストラテジーアンドトランスフォーメーション・M&A・テクノロジー・ピープル・リスクの各部門でコンサルタントを募集しているので、興味がある募集があればぜひ積極的にチャレンジしましょう。

(2)EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職は未経験者でも可能か

EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職は、コンサル業界未経験者でも可能です。

人材育成に注力しているEYストラテジー・アンド・コンサルティングでは、即戦力となる経験者の他にも、未経験者であってもポテンシャルがある人材を積極的に採用しています。

EYストラテジー・アンド・コンサルティングでは未経験であっても短期間でコンサルタントとしてのスキルを学び習得できるように社員の教育・研修を外部に委託することなくファームの上層部が直接行っているだけでなく、プロフェッショナルとしてのマインド面・スキル面を育成する独自プログラムを使った教育も実施しています。

コンサルタントとして必要なケイパビリティを身につけられる環境が十分に整えられており、コンサル未経験であってもEY独自のカルチャーを学びながら短期間でのキャッチアップが可能となっているので、コンサルタントの仕事に興味のある人はぜひ挑戦しましょう。

(3)EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職時に有利になるスキル

EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職時に有利になるスキルについて見てみましょう。

クライアント企業の問題解決・発展のために必要な専門知識やノウハウを有していることは当然のことながら、EYストラテジー・アンド・コンサルティングだからこそ求められ、持っていると高く評価されて有利になるスキルが2つあります。

転職時に有利になる2つのスキル

  • 協調性
  • グローバル業務の経験

まず、転職時に有利になる1つ目のスキルは協調性です。

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、BIG4やその他のグローバル展開をしているファームの中でも特に海外案件に強く、他国のオフィスや企業との国際的な連携が強く活発なファームといわれています。

また、政府案件から個別企業まで幅広く対応しており、国内外・企業規模に関わらず多くの人と関わりながら業務を遂行することになるため、チームワークや協調性に優れた人材が好まれ、高く評価される傾向にあります。

転職時に有利になるもう一つのスキルは、グローバル業務の経験です。

グローバル業務は国内で完結する業務と比べて複雑となるものが多く、そこに語学力も密接に関わってくるため、グローバル業務の経験がない人にとってはハードルの高いものとなることでしょう。

そのため、即戦力を求めるEYストラテジー・アンド・コンサルティングの中途採用では、これまで海外子会社のマネジメントやクロスボーダー案件などグローバル業務の経験のある人を積極的に採用しているようです。

転職に有利に働く可能性の高い協調性の高さやグローバル業務の経験をお持ちの人はぜひチャレンジしましょう。

(4)EYストラテジー・アンド・コンサルティングからの転職先・ネクストキャリア

自分の実力を発揮できる

EYストラテジー・アンド・コンサルティングからの転職先・ネクストキャリアは、同業他社のコンサルティングファームや事業会社・ベンチャーが多いようです。

同じ総合系コンサルであるデロイト・トーマツ・コンサルティングやPwCの他、世界最高峰の戦略コンサルであるアクセンチュアやBCG、IT系コンサルのIBMコンサルティングなど、EYストラテジー・アンド・コンサルティングで身につけたスキルやノウハウを活かして活躍している人も少なくありません。

また、事業会社やベンチャーの管理職クラス以上のポジションに転職する人も多いようです。

まとめ

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの気になる平均年収と合わせて、転職動向について解説しました。

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは創業からまだ3年未満(2020年設立)と若い会社ではありますが、EY独自のカルチャーを大切にしながら多くの企業を支援し、既に高い評価を積み重ねて多くの企業から信頼・指示されている外資系の総合コンサルティングファームの1つです。

『プロジェクト・ドラゴン』のもとで人を大事にする文化と多様性を活かした柔軟なコラボレーションによってより良い社会の構築を目指すコンサルティングを行っており、今後もますます発展が期待されます。

どこよりもチャレンジングな環境の中で、多くのプロフェッショナルからダイレクトに学びながらコンサルタントとしての腕を磨きたい・実績を積みたいという人は、高年収・好待遇の魅力であるEYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職にチャレンジしましょう。

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