コンサルティング会社ランキングTOP11!受けるべき会社は?

「コンサルへの転職を考えているが、どの会社を目指すべきかわからない」
「実際に評価が高いコンサルティング会社はどこかを知りたい」

このように考えている方は多いのではないでしょうか。

コンサルティング会社によって手掛けている業務の範囲や分野は異なり、さらには社風や働き方などもさまざまです。

コンサル業界はハードな仕事も多く、自分に合った企業を事前にしっかりと見極めないと後悔してしまうでしょう。

本記事では、コンサルティング会社人気ランキングTOP11をご紹介します。

それぞれの会社の特徴などもあわせてご紹介するので、ぜひ転職先選びの参考にしてください。

1.コンサルティング会社ランキングTOP11

ご紹介するコンサルティング会社は以下の11社です。

コンサルティング会社TOP11

(1)ボストン・コンサルティング・グループ合同会社

(2)A.T.カーニー株式会社

(3)アクセンチュア株式会社

(4)デロイトトーマツコンサルティング合同会社

(5)PwCコンサルティング合同会社

(6)KPMGコンサルティング株式会社

(7)株式会社野村総合研究所(NRI)

(8)アビームコンサルティング株式会社

(9)ベイカレント・コンサルティング株式会社

(10)株式会社クニエ

(11)ユニヴィスグループ

ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。

(1)ボストン・コンサルティング・グループ合同会社

設立年1966年(日本オフィス)
資本金非公開
人員数グローバル:22,000人以上(2021年6月現在)
主事業所所在地東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号 日本橋室町三井タワー25階
公式HPhttps://www.bcg.com/ja-jp/

ボストン・コンサルティング・グループ合同会社は、1964年にボストンで設立された経営戦略コンサルティングファームです。

50を超える90以上の都市に拠点を持ち、2万人以上のスタッフを擁しています。

企業トップが抱える課題に対し、徹底したクライアントファースト精神とプロフェッショナリズムをもって新たなインパクトを与えることをミッションとしています。

タフな身体や精神を求められますが、年齢に関係なく積極的に助け合う風土があり人材育成も手厚い企業です。

(2)A.T.カーニー株式会社

設立年1972年(日本オフィス)
資本金非公開
人員数約200名(グローバル:4,200名)
主事業所所在地東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー23階
公式HPhttps://www.jp.kearney.com/

A.T. カーニーは、1926年にシカゴで創立された世界有数の経営コンサルティング会社です。

世界41の国と地域に63拠点を有し、約4,200名のスタッフとグローバルネットワークを擁しています。

「高度な専門性」「目に見える成果の実現」「顧客企業との密接な協働作業」を最大の強みとし、幅広い分野において高品質のサービスを提供していることが特徴です。

フラットで自由な風土があり、顧客先に常駐して業務を行うことが多いことからクライアントファーストの意識が強いといわれています。

(3)アクセンチュア株式会社

設立年1995年12月
資本金3億5千万円
人員数約18,000人(2021年12月1日時点)
主事業所所在地東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR
公式HPhttps://www.accenture.com/jp-ja

アクセンチュア株式会社は、1951年にアメリカで設立された、世界50か国200都市以上の拠点を持つ世界最大級の経営コンサルティング会社です。

幅広い業界のトップ企業を顧客に持ち、Fortune Global 500の上位100企業のうち約90%がアクセンチュアのコンサルティングを受けています。

アクセンチュア自体も、Fortune誌の「世界で最も賞賛される企業2021(World’s Most Admired Companies)」に19年連続で選出されるなど、外部からの評価も高いことが特徴です。

「Think straight , talk straight」の精神を大切にしており、どのような相手にも正しいと思うことを臆せずに伝える、というフラットな社風があります。

(4)デロイトトーマツコンサルティング合同会社

設立年1993年4月
資本金500百万円(2018年5月末日現在)
人員数3,846名(2021年5月末日現在)
主事業所所在地東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング
公式HPhttps://www2.deloitte.com/jp/ja.html

デロイトトーマツコンサルティング合同会社は、世界四大会計事務所(Big4)の1つであるデロイト・トウシュ・トーマツのメンバー企業である総合系コンサルティング会社です。

4,000名規模のコンサルタントを擁し、各国の現地事務所と連携して世界中のあらゆるエリアに適したサービス提供体制を有しています。

デロイトグループには、監査・税務・法務・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリーなどさまざまな領域のプロフェッショナルが在籍しており、その総合力と国際力が強みです。

外資系でありながら、人を一人前になるまで育てるという社風を持ち、ポテンシャルを重視した採用が行われています。

(5)PwCコンサルティング合同会社

設立年1983年1月 ※2016年2月に組織編成を行いPwCコンサルティング合同会社を設立
資本金非公開
人員数約3,250人
主事業所所在地東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One タワー
公式HPhttps://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/consulting.html

PwCコンサルティング合同会社は、世界四大会計事務所(Big4)の1つとして知られ、世界に157カ国742拠点と27万人以上のスタッフを擁する「PwC株式会社」のメンバー企業です。

経営戦略・ビジネスなどのコンサルティング各部門と、PwCグループの監査およびアシュアランス、ディールアドバイザリーなどのプロフェッショナルが結集してクライアントの課題解決にあたる総合力が強みとなっています。

お互いを尊重しあい他部門とのコミュニケーションも活発に行う「組織力」を重視した文化で、会社全体としてクライアントへ最高品質の価値を提供する意識が根付いた社風です。

(6)KPMGコンサルティング株式会社

設立年2014年7月
資本金1億円
人員数1,165名(2021年7月1日現在)
主事業所所在地東京都千代田区大手町1丁目9番7号大手町フィナンシャルシティ サウスタワー
公式HPhttps://recruit.kpmg-consulting.jp/index.html

KPMGコンサルティング株式会社は、1987年に複数のファームが合体したことにより誕生したグローバルプロフェッショナルファーム「KPGM」のメンバー企業です。

KPMGは、145の国と地域でサービスを提供しており、世界中に23万人以上のスタッフを抱えています。

全社戦略領域、業務変革領域、IT/インフラ領域において、「中立性」「リスク観点」「グループ力」「デジタル」の4つの強みを掛け合わせることで、クライアントに寄り添ったサービスを提供しています。

キャリア入社者が多いこともあり多様性に富んでおり、オープンでフレンドリーな社風が特徴です。

(7)株式会社野村総合研究所(NRI)

設立年1965年4月
資本金約224億円
人員数6,507人 ※NRIグループ13,430人(2021年3月31日現在)
主事業所所在地東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ
公式HPhttps://www.nri.com/jp

野村総合研究所(NRI)は、日本初の本格的な民間総合シンクタンクとして誕生した「旧野村総合研究所」を前身とし、1965年に設立されたコンサルティング会社です。

問題発見から解決策の提案だけでなく、システムの導入・運用を含めた「トータルソリューション」を提供する独自のビジネスモデルを展開しています。

企業や官公庁など強固な顧客基盤を持ち、国内に約7,500人、中国に約5,000人の豊富な人材を擁しており、収益力は業界トップクラスです。

物事の本質を徹底的に考え抜いて「顧客の期待を超える」というカルチャーが根付いており、成長の機会にあふれたエキサイティングな企業といえるでしょう。

(8)アビームコンサルティング株式会社

設立年1981年4月
資本金62億円
人員数6,485名 (2021年4月1日現在 連結)
主事業所所在地東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング26F
公式HPhttps://www.abeam.com/jp/ja

アビームコンサルティング株式会社は、2003年に日本で誕生したグローバルコンサルティング会社です。

現在、アジアを基点として世界に 27拠点(2021年11月26日現在)を持ち、6,400人以上のコンサルタントを擁しています。

あらゆる業界・業務領域のコンサルティングを担い、戦略立案・構想策定から、業務改革・設計、システム開発・導入まですべて手掛ける総合系コンサルティングファームです。

組織全体は、大きく7つの業界と8つの業務領域に分けられており、幅広いクライアントのニーズに対応しています。

日系企業ならではのクライアントとの強い信頼関係や、自由で早い意思決定を強みとするコンサルティング会社です。

(9)株式会社ベイカレント・コンサルティング

設立年1998年3月
資本金282百万円
人員数2,317名(2021年4月時点)
主事業所所在地東京都港区虎ノ門1丁目23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー9階
公式HPhttps://www.baycurrent.co.jp/

株式会社ベイカント・コンサルティングは、1998年に設立された日本発の総合コンサルティングファームです。

デジタル・オペレーション・テクノロジーなど多くの分野において、クライアントの課題解決にあたっています。

約2,300人のスタッフが在籍し、政府や様々な業界のトップ企業を相手に、戦略策定から企画・実行支援まで総合的にサポートを行っています。

体育会系で気概のあるスタッフが多く、フランクで風通しのよい風土が特徴です。

(10)株式会社クニエ

設立年2009年7月
資本金95百万円
人員数900名
主事業所所在地東京都千代田区大手町2-3-2 大手町プレイスイーストタワー11F
公式HPhttps://www.qunie.com/

株式会社クニエは、2009年にSIerであるNTTデータが子会社として設立した総合コンサルティング会社です。

日本の通信インフラを支えてきたNTTグループの「日本経済への貢献心」という志を受け継ぎ、企業の経営戦略や変革を支援しています。

日本の企業が世界で戦うための品質の高いコンサルティングを提供する一方で、地方創生の支援にも積極的に取り組み、日本社会全体の発展への貢献をめざす企業です。

個人の売り上げ目標などは設けず、専門性とコンサルスキル、リーダーシップ、社会的人間性を何よりも重視したコンサルタントの育成が行われています。

(11)ユニヴィスグループ

設立年2014年
事業概要経営支援・会計コンサルティング
M&A仲介・アドバイザリー
税務申告、税務コンサルティング
公式HPhttps://univis.co.jp/

ユニヴィスグループは2014年に東京に設立し、現在では外国にも支社を置いているコンサルティング会社です。

グループ連帯を活かし、中小規模関係なく幅広く支援を行っていますので、クライアント企業の業務をより深く理解できます。

また、グループ内には公認会計士や税理士、弁護士なども所属しており、法務面の観点からも手厚いサービスを提供することができます。

M&Aコンサルや、会計コンサル、経営コンサル、税務コンサル、労務コンサルなど様々なコンサルを未経験からでも募集しております。

少数精鋭のため若手でもすぐに活躍ができ、将来を見据えて早くキャリアアップができるでしょう。

2.コンサルティング会社の種類

これまでコンサルティング会社TOP10をご紹介しましたが、コンサルティング会社は扱う事業内容により、大きく以下5つの種類に分けられます。

コンサルティング会社の種類

(1)総合系

(2)戦略系

(3)シンクタンク系

(4)IT系

(5)再生系

それでは1つずつ説明していきます。

(1)総合系

クライアントに対し、総合的なコンサルティングサービスを提供します。

組織を、製造業・金融業など業種別の専門家グループと、戦略立案や人事など組織課題ごとの専門家グループに分け、クライアントの課題に応じてプロジェクトを組み一貫したコンサルティングを行います。

規模の大きな会社であることがほとんどで、大企業や官公庁などの大きなプロジェクトを担うことが多数です。

(2)戦略系

おもに戦略領域に特化したコンサルティングを行います。

規模の大きな企業の経営トップ層の課題に対してアプローチすることが多いでしょう。

経営戦略やM&A戦略、海外進出戦略など、クライアントの経営における重要な意思決定を幅広くサポートします。

(3)シンクタンク系

おもに民間企業や官公庁を対象として、経済調査や官公庁向けのリサーチやITコンサルティングなどを行います。

大手企業のグループ会社であることが多く、そのノウハウを活用していることが特徴です。

シンクタンク系コンサルティングファームの例

野村総合研究所(NRI)

大和総研

日本総合研究所

三菱UFJリサーチ&コンサルティング

(4)IT系

おもにクライアント企業のIT戦略立案やシステム構築・導入・運営などを担います。

大企業だけでなく中小企業にも幅広く対応し、現場レベルの業務まで手掛けることもあります。

IT系コンサルティングファームの例

IBM

日立コンサルティング

日本オラクル

(5)再生系

再生系とは、おもに事業再生に携わる職種で、資金難のクライアントに対し、資金調達などの仲介・サポートを通して事業の再生を図ります

具体的な業務内容は、金融機関との交渉、採算の取れない事業の整理や組織構造の改革などです。

3.コンサルタントを目指すために必要なこと

コンサルティング会社にもたくさんの会社や種類がありますが、ここではコンサルタントを目指すために共通して必要なことを紹介します。

コンサルタントに必要なこと

(1)求められる資質・スキルの獲得

(2)プロの転職エージェントの活用

以下で順に説明していきます。

(1)求められる資質・スキルの獲得

コンサルタントは、顧客の課題にダイレクトにアプローチして解決に導くことができる非常にやりがいのある仕事です。

一方で、一定の資質やスキルを要求されるタフな職業でもあり、以下のような資質やスキルが必要となります。

必要な資質・スキル

・顧客に寄り添いニーズを聞き出す力

・信頼関係を構築する力

・物事を論理立てて考え説明する力

・人の心を動かす表現力

・納期までにタスクをやりきる体力

・タフな環境でモチベーションを保つ精神力

もちろん転職前にすべてを得ている必要はなく、まずは今自分に足りないものは何かを考えてみましょう。

(2)プロの転職エージェントの活用

他業界・他職種からコンサルティング会社に転職する場合、事前の情報収集や選考対策が非常に重要となります。

インターネットなどを使った情報収集も大切ですが、個人での準備には限界があるため、さまざまな事例やノウハウを熟知している転職エージェントを活用することがおすすめです。

最終的に転職をする・しないに関わらず、無料で相談できるエージェントは数多く存在するため、話を聞いて情報収集してみるとよいでしょう。

まとめ

有名なコンサルティング会社は数多く存在しますが、それぞれ強みや事業内容は異なっています。

ハードな仕事内容であるだけに、自分に合っていない企業に入ってしまうと大きく後悔しかねません。

ぜひ事前によく調べて対策をし、転職を成功させてくださいね。

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