BIG4系FASへの転職希望者は必見!KPMG FASの中途採用情報と転職に必要な3つのこと
「KPMG FASに転職するにあたって採用情報・条件を詳しく知りたい」
「高収入で有名なKPMG FASへの転職難易度を知りたい」
BIG4系FASの中でも特に年収が高いことで知られるKPMG FASは、実力・実績のある中途採用を積極的に行っているコンサルティングファームとして転職市場でも特に高い注目を浴びている企業の1つです。
そんなKPMG FASの中途採用情報に興味津々という方も多いことでしょう。
ここでは、KPMG FASの中途採用情報に加え、KPMG FASに転職するために必要な3つのことについて解説していきます。
高収入のFASやBIG4系のFASへの転職を考えている方は必見です。
本記事を読む前に、FASの基本情報を詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
1.KPMG FASとは
まず、KPMG FASの採用情報を見ていく前に、まずはKPMG FASの主な概要について詳しく見ていきましょう。
- M&Aに大きな強みを持つKPMG FAS
- KPMG FASの6つの特長
M&Aで抜群の知名度を誇るKPMG FASは人気のコンサルティングファームです。
次に1つずつ解説していきます。
(1)M&Aに大きな強みを持つ『KPMG FAS』
KPMG FASは、グローバルに展開する4大会計事務所(BIG4)の一つであるKPMGインターナショナルの日本のメンバーファームです。
12の主要業種ごとにインダストリアル・グループ体制を構築し、戦略立案段階から契約締結後のPMIまでをワンストップで行うため、クライアント満足度も高いことで知られています。
各分野のプロフェッショナルが集結し高度な専門性を生かして顧客企業の持続可能な成長と長期的な成功を支援しており、トムソン・ロイター(Refiniv)発行『日本M&Aレビューファイナンシャルアドバイザー 2021年』の「M&Aアドバイザリー 日本におけるランキング・案件数」でも第4位に入るなど実績も豊富です。
メインはM&Aアドバイザリー(FA業務、バリュエーション、デューデリジェンス、ストラクチャリングアドバイス)ですが、事業再生アドバイザリー、経営戦略コンサルティング、不正調査などのサービスも提供しています。
会社名 | 株式会社KPMG FAS |
所在地 | 東京都千代田区大手町1丁目9番5号 大手町フィナンシャルシティ ノースタワー |
代表者 | 代表取締役パートナー 知野雅彦 代表取締役パートナー 松下 修 代表取締役パートナー 岡田 光 |
設立 | 2001年9月 |
資本金 | 9,450万円 |
ホームページ | https://home.kpmg/jp/ja/home/about/fas.html |
(2)KPMG FASの6つの特長
KPMG FASには次のような特長があります。
- Big4の中でも給与水準がかなり高い(平均年収は1,241万円)
- 成果・業績を上がった分だけボーナスがアップする(ボーナス比率が高い)
- KPMGのブランド力・グローバルネットワークがある
- 国内外の取引実績が豊富
- M&Aディールに関する一連の知識・スキルを獲得できる
- 中途採用でも多くの案件を大量に担当できる
業界的に高収入であるFASの中でも、KPMG FASは年収が高いことで有名です。
その分、業務も高度な専門性が求められる上にハードではありますが、それ以上のリターン(年収・経験・スキルなど)が得られるので、社員満足度も高いです。
また、入社後すぐに多くの案件を手掛けられることから、キャリアアップを考えている人にもおすすめだといえるでしょう。
実際、KPMG FASを退社後には投資ファンドやベンチャー企業、外資系投資銀行、独立など順調にキャリアアップ・希望の業界へと進んでいる人が多いことからも、KPMG FASで得た様々な経験・スキルが後々のキャリアに大いに役立っていることがわかります。
M&Aや事業再生などの最前線で経験を積みたいという方にKPMG FASは最適な職場といえるでしょう。
2.KPMG FASの中途採用情報
現在、KPMG FASでは、以下の部門で経験者を通年で募集しています。
部門 | 職務 |
Corporate Finance部門 | マネージャー候補/シニアアソシエイト/アソシエイト |
Transaction Services部門 | シニアアソシエイト/アソシエイト |
Restructuring部門 | シニアマネージャー/マネージャー/シニアアソシエイト/アソシエイト/ジュニアアソシエイト |
Forensic部門 | マネージャー(候補)/シニアアソシエイト/アソシエイト |
Strategy & Integration部門 | シニアアソシエイト/アソシエイト |
Financial Services Group部門 | アソシエイト~マネージャー |
Corporate Strategy & Support部門 | データ・サイエンティスト/アナリスト アソシエイト~マネージャー |
監査法人や銀行などから転職している若手・中堅層が多く、実務経験・実績によって最初からアソシエイト以上の採用となります。
現在、KPMG FASでは7つの部門で中途採用を募集しています。
まず全部門で共通の募集要項を、次に各部門の要件を解説していきます。
(1)全部門共通の募集要項
全部門共通の募集要項は以下の通りです。
勤務地 | 東京都千代田区大手町 |
勤務時間 | 9:15~17:15(休憩1時間) |
試用期間 | 原則3ヶ月間。この間に適性が判断できなかった場合は、更に3ヶ月延長 |
給与 | 年俸制・経験や能力を考慮の上、応相談 |
休日休暇 | 週休2日制(土・日)、祝日、年末年始、創立記念日、有給休暇、特別休暇、慶弔休暇 |
福利厚生 | 社保完備、カフェテリアプラン制度、財形貯蓄制度、公認会計士企業年金基金 |
まずは、希望の部門を明記し、以下の書類を添付して郵送または電子メールにて送信ください。
- 履歴書(写真貼付)
- 職務経歴書
- 志望動機書(A4用紙1枚程度)
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-5
大手町フィナンシャルシティノースタワー
E-mail: jp-fmfas-recruit@jp.kpmg.com
(2)部門別要件
部門ごとの業務内容と条件についてみていきましょう。
#1:Corporate Finance部門
日本国内外における企業間のM&A(合併・株式交換・会社分割・買収・売却・資本提携)に関するアドバイザリー業務や、M&A案件における企業・事業価値評価業務ならびにその他無形資産等の評価業務、M&A案件におけるストラクチャリング業務を行います。
必要要件 | 以下1.~7.の職務において3年程度以上の実務経験がある方
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ポジション別要件 | マネージャー候補及びシニアアソシエイト
アソシエイト
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#2:Transaction Services部門
M&Aに関する財務デューディリジェンスを行う部門です。
必要要件 | 以下1.及び2.の知識/資格/勤務経験をお持ちの方(金融事業(銀行・証券・保険等)の監査又はデューディリジェンス経験があれば尚可)
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#3:Restructuring部門
オペレーションと財務の最適化・リストラクチャリング、ターンアラウンド計画の立案・合意形成・実行、M&A型ターンアラウンド(再編、JV化・解消、売却・撤退、再生投資)、海外事業再編、投資案件の検証・見直し・撤退、法的整理・私的整理手続支援、レンダーアドバイザリーのサービスを国内・クロスボーダーで提供を行う部門です。
必要要件 | 4年制大学卒以上の学歴を必須とした上で、分野ごとに以下の要件を満たす方
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#4:Forensic部門
不正・不祥事、情報漏洩、サイバー攻撃等の事実解明調査、防止体制構築の支援サービスを行う部門です。
フォレンジック担当会計士 |
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フォレンジック担当プロフェッショナル |
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クロスボーダー・フォレンジックサービス担当プロフェッショナル |
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サイバーセキュリティ・エンジニア |
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第二新卒 /フォレンジック担当プロフェッショナル |
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#5:Strategy & Integration部門
KPMG Global Strategy Groupの日本拠点として、経営・事業戦略立案および実行支援を行う部門です。海外の拠点と連携しつつ、事業戦略および新市場/製品参入戦略の立案、ビジネスデューデリジェンスの実施、事業(再生)計画策定などを通じて、企業の成長、M&A等のトランザクション、企業再生を支援します。
Strategy 業務 |
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Integration & Separation 業務 |
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Business Operation & Technology業務 |
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人事・組織アドバイザリー業務 |
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#6:Financial Services Group部門
財務デューデリジェンスおよびPMIをコアとするディールアドバイザリー業務や、金融セクターのM&A・戦略アドバイザリー業務を行う部門です。
財務を基礎とするディールアドバイザリー業務 |
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金融セクターにおけるM&Aアドバイザリー(FA)業務 |
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金融セクター戦略アドバイザリー業務 |
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#7:Corporate Strategy & Support部門
M&Aに関する財務デューディリジェンスを行う部門です。
必要要件 |
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3.KPMG FASに転職するために必要な3つのこと
最後に、KPMG FASに転職するために必要な3つのことを解説します。
- 必要とされるスキル・知識を身につける
- ケース面接対策をする
- 転職エージェントを利用する
次に1つずつ解説していきます。
(1)必要とされるスキル・知識を身につける
KPMG FASが中途採用で求めている人材は、各分野の有資格者や経験者など即戦力となる人材です。
それぞれの部門・職務で必要な条件・資格等は採用情報にて明確にされているので、応募時に必ずチェックして備えておきましょう。
とはいえ、必ずしも応募時にすべて揃えている必要はありません。
面接時にやる気やポテンシャルの高さを見せることで、将来性を買われて採用されることもあります。
(2)ケース面接対策をする
KPMG FASでは、メールで応募書類(履歴書・職務経歴書・志望動機書等)を提出後に複数回の面接を行い、転職希望者の採用・不採用が決定されます。
KPMG FASの面接はフランクですが、事前にしっかり対策を練っておきたいのが『ケース面接』です。
『ケース面接』とは、コンサルとして仕事をする際に必要な論理的思考力・問題解決能力を迅速に確認するための手法の1つであり、コンサル業界の面接で行われることが多く、KPMG FASでも実際に行われています。
『ケース面接』は、まず出された特定の課題に対して自分なりの考えを回答し、さらにその回答に対して面接官から質問をされるため、その場しのぎの回答では当然合格点はもらえません。
課題に対する総合的・多角的な情報・知識・思考力、そしてプレゼン力や広い視野が問われる難易度の高い面接といえます。
KPMG FASで想定される『ケース面接』の課題として、
- 売上推計と売上拡大策・現状の利益把握と利益拡大策などビジネスに関するもの
- 社会問題の現状と解決策
- 特定の問題に対する2択問題
などがありますが、事前にイメージトレーニングを行っておくと落ち着いて面接に臨むことができるでしょう。
とはいえ、その場で面接官を完全に満足させる回答をその場で導き出すことは並大抵のことではありません。
しかし、忘れてはならないのが、面接の場では知識や思考力だけでなく人間性そのものも見られているということ。
課題に完璧に答えられなくても最後まで誠意をもって回答することも『ケース面接』対策の重要なポイントです。
(3)転職エージェントを利用する
KPMG FASへの転職を成功させるために、転職エージェントを利用することも有効です。
転職エージェントを利用すれば、非公開求人はもちろんのこと、KPMG FASの応募書類(履歴書・職務経歴書)の添削や面接対策を行うことで選考通過率を高めることができます。
また、面接の日程調整や採用担当者への連絡など企業とのやり取りを代行してくれるので、働きながらKPMG FASへの転職活動をスムーズに行うことができ、時間のロスを防ぐことが可能です。
まとめ
KPMG FASは、M&Aをはじめ様々な企業経営の最重要課題を解決する様々なアドバイザリーサービスを提供している一流のコンサルティングファームです。
年収もBig4の中では高水準であるだけでなく、取り扱う案件数が多く、世界規模で活躍する大手のグループ会社なので国内外の様々な案件を手掛けることができます。
M&A等の第一線で自分を成長させたい人・経験をどんどん積みたい人の転職先としてKPMG FASは最適といえるでしょう。
そんなKPMG FASに興味をもったら、KPMG FASが求める人物像と自身の経歴・スキルを照らし合わせ、積極的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
KPMG FASへの転職に向け、FASの転職事情や転職成功のコツなど、詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
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