EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社とは?企業概要や選考対策を紹介
「EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社の採用情報を知りたい」
「EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社ってそもそもどんな会社なの?」
ここでは、EYストラテジー・アンド・コンサルティングの企業情報と採用情報はもちろん、選考で重要視されるポイントも説明します。
この記事を読んで、EYストラテジー・アンド・コンサルティングの情報収集を行い、転職成功のワンステップにつなげましょう。
1.企業情報
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの企業情報を2つの項目に分けて深堀りしていきます。
(2)事業内容
順に説明します。
(1)会社概要
会社名 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 |
設立年月日 | 2020年10月 |
資本金 | 4億5千万円 |
人員数 | 3,154名(2022年8月1日時点) |
本社所在地 | 東京都千代田区有楽町1丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー |
公式HP | https://www.ey.com/ja_jp/people/ey-strategy-and-consulting |
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社は、主にEY Japanの経営コンサルティングサービスと、M&Aなどのトランザクションを支援するストラテジーアンドトランザクションサービスを提供します。
世界150以上の国と地域に約30万人を擁する総合プロフェッショナルコンサルティングファームEYグローバルの内、2017年に日本のメンバーファーム「EY Japan」が設立されました。
2020年10月にEY Japanのメンバーファームの、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社とEYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社の2社が統合した企業がEYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社です。
本社の東京のほか、大阪と福岡を拠点に、大手~中小企業まで多くのクライアントと取引し、業界でもトップクラスの規模と売上高を誇る企業です。
(2)事業内容
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社は、グローバルネットワークと最新のテクノロジーを活かし、以下の2つのチームによるコラボレーションで各サービスを提供しています。
・セクター:医薬医療、TMT、公共・社会インフラ、エネルギー、消費財・小売流通、自動車、金融など、特定の業界や業種企業を対応する専門チーム
・クロスセクター:社会的インパクトの大きい活動や日本企業のグローバル競争力強化に向けたもの、データを元にした科学的な手法による戦略など、国家規模の戦略を軸とするチーム
これら2つのチームが各々で、コンサルティング事業とストラテジーアンドトランザクション事業を別々に行います。
業界や専門性、グローバリズムなどに応じて、クライアントが抱える経営・戦略などの課題を緻密に分析し、最適な方法で解決策を実行します。
ここで、事業内容についてさらに説明します。
- コンサルティング
- ストラテジーアンドトランザクション
#1:コンサルティング
コンサルティング事業では、4つの項目に分かれてます。
- トランスフォーメーションコンサルティング
- テクノロジーコンサルティング
- ピープルコンサルティング
- リスクコンサルティング
各自専門分野に応じてコンサルティング事業を分けています。
トランスフォーメーションコンサルティングでは、日本企業が市場の競争優位性を保つことが厳しい社会の中、消費者の行動や価値観の分析や調査、独自のデータアナリティクスを活用したサプライチェーンとオペレーションの強化などを、ストラテジーのプロフェッショナルがあらゆる戦略を担います。
テクノロジーコンサルティングでは、常に変化するテクノロジーを正しく適用し、企業の競争力を強化を目的に、テクノロジーの戦略策定から導入支援、エマージングテックの活用まで包括的に実行します。
ピープルコンサルティングでは、人材力を中心に企業価値の最大化を目的に、人事・組織変革戦略立案から組織・人材マネジメントの実践のサポートを図ります。
リスクコンサルティングでは、時間とともに変化し続ける経営環境の中、持続的な企業価値の維持と向上を課題とするクライアントに対し、様々なステークホルダーからの信頼を獲得するための経営方針とデジタル戦略に係るリスク対応について、実効性を重視したソリューションを提供しています。
経営戦略、IT戦略、組織人材戦略、危機管理戦略など各自の専門別にスペシャリストがクライアントに対応し、細部まで徹底したコンサルティング業務を行っています。
#2:ストラテジーアンドトランザクション
ストラテジーアンドトランザクション事業では、さらに2つの項目に分かれてます。
- EYパルテノン
- M&A(トランザクションアンドコーポレートファイナンス)
これらは、譲受企業間の合併や買収などによる事業拡大・企業発展の支援を行います。
EYパルテノンでは、クライアント先のCEOやビジネスリーダーが企業全体の変⾰をするための戦略検討を支援し、M&A戦略との整合性確保と買い手と売り手の税務属性の最適化、カーブアウトの財務資料を作成やダイベストメント計画の策定をサポートします。
また、事業の再編を迫られるクライアントに対して、財務と事業の再構築や再建に特化した戦略変更のサポートも行っています。
M&Aでは、クライアントのビジネスにおけるM&A等を用いた成長・出口戦略の策定、適切な取引相手の発掘、売買対象の調査及び適切な価値の把握、取引相手との条件交渉などを行います。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの他社との違いは、以下の3点です。
①経営戦略・組織人材・ITなどのあらゆるコンサルティング業務と、M&Aなどの戦略~エグゼキューションまでのトランザクション業務を組み合わせながらクライアントの課題解決を支援すること。
②EYがこれまで培ってきたノウハウ、専門性、人材力に加え、最新テクノロジーとグローバルネットワークをひとりひとりのスペシャリストが最大限に活用していること。
③業種業界に応じた専門チームと、業界を飛び越えた投資や国際問題などに対応するチームが細部に存在し、クライアントが抱えるどんな課題や要望も支援できるような体制をもっていること。
国内企業のクライアントでも、変化の著しい日本社会や国際社会、テクノロジーの発展の中、常に多種多様な悩みをもっています。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングはそんなクライアントに常に寄り添い、どんな案件に対しても、真剣に向き合うというところが魅力の一つでしょう。
2.採用募集
コンサルティング業界・M&Aなどトランザクション業界でスキルアップしたいという方に、EYストラテジー・アンド・コンサルティングの採用情報を紹介します。
(2)年収
(3)福利厚生
EYストラテジー・アンド・コンサルティングに転職したいという方はもちろん、グローバルな環境でのコンサルティング経験を積みたい、クロスボーダーのM&A案件を手掛けたいという方は参考にしてみてください。
(1)募集職種
公式採用情報サイトによると、EYストラテジー・アンド・コンサルティングではほぼすべての部門にて、コンサルタントやアドバイザリーを含む職種を募集しています。
- セクター・クロスセクター
- 金融サービス
- ストラテジーアンドトランスフォーメーション
- テクノロジー
- ピープル
- リスク
- エンジニア・ソリューション開発・人事・経営企画・財務など
勤務地はほとんどが東京本社ですが、一部職種は大阪・福岡・海外での勤務もあります。
各部門の中でも、さらに専門スキルを細部に分けチームを編成しているため、コンサルタントやアドバイザリーなど一括りではなく、ひとりひとりの業界経験と知識、専門スキルに応じて仕事内容も異なります。
ほとんどの職種では、ビジネスレベルの日本語力と英語力、2年以上のコンサルティングファームでの知識と実務経験があることが必須条件です。
また、職種別にディレクター、シニアマネージャー、マネージャー、シニアコンサルタントまで、幅広くキャリア採用を積極的に募集している部門も多いです。
より詳しく知りたい方は、公式サイトの採用募集ページをご確認ください。
(2)年収
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収については公式サイトにはありませんが、口コミやアンケートによると以下のようになります。
- ビジネスアナリスト(1~2年目):525~600万円
- コンサルタント(2~5年目):550~750万円
- シニアコンサルタント(3~8年目):650~1,000万円
- マネージャー(5~12年目):900~1,200万円
- シニアマネージャー(8~15年目):1,200~1,400万円
- ディレクター(実力次第):1,400~1,800万円
- パートナー(実力次第):2,000万円~
※年次は目安です。
中途採用の応募ですと、ビジネスアナリストからスタートとなり、20~30代でシニアコンサルタントに昇給する方もいます。
同業他社と比べると高い年収水準であり、今後EY全体においてさらに年収が伸びる予定もあるとのことです。
ひとりひとりの実力や成果に応じて昇給の可能性があり、若いうちから年収1,000万円を超えることも夢ではないでしょう。
(3)福利厚生
EYストラテジー・アンド・コンサルティングでは在宅勤務や完全フレックスタイム制など「社員ひとりひとりが働きやすく、ワークライフバランスの整った環境」が重視されています。
また、有給休暇の取得率も高く、資格支援や女性支援制度も設けています。
公式サイトでは実際働いている社員インタービューなどの詳細が見られますので、興味のある方はご覧ください。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの多様なワークライフ支援制度
3.選考での重要ポイント
ここまで読んできて、EYストラテジー・アンド・コンサルティングに興味がわいた方もいるのではないでしょうか。
ここからはEYストラテジー・アンド・コンサルティングの選考を受けるにあたり、重要なポイントについてを、以下の2つの項目に分けて説明します。
(1)書類選考・面接で聞かれること
(2)成功するためには
順に説明します。
(1)書類選考・面接で聞かれること
まず、書類選考では以下の項目を重視されます。
- 語学力(TOEIC・TOEFL・会話力・作文力・読解力)
- 入社希望勤務地
- 入社希望時期
- 志望理由
- 前職での経験や実績
書類選考上で志望理由や職務経歴での実績について解説します。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの募集職種に見合ったものであることと、自分の長所の活かし方など「いかに企業に貢献できるスキルと実績、人間力があるか」をしっかりこの第一段階でアピールしましょう。
書類選考のあとは、1次面接・2次面接の1~2回を経て、最終面接の流れとなっています。
面接内容は募集職種によって異なりますが、以下の3点の重視してます。
- 前職で経験した業界・専門性のスキル・経験・実績
- EYストラテジー・アンド・コンサルティングが求める人間像とあてはまるかということ
- 上記2点を活かして、EYストラテジー・アンド・コンサルティングで実現できる将来のビジョンや理想の姿
これらの3点を整理し、EYストラテジー・アンド・コンサルティングを志望する理由をアピールしてください。
(2)コンサルティング業界ならではの対策
さらに転職成功に近づけるために必要なポイントを説明します。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングでは通常面接とケース面接の2種類があります。
ケース面接とは、コンサルティング業界に特有な選考形態で「論理的思考力」や「問題解決能力」を面接の場でチェックする手法のことです。
職種によってテーマは異なると思われますが、市場規模の推計や現状の業績を伸ばす方法を提案するなど、ビジネス課題をテーマにしたものが多いです。
ケース面接の基本的なビジネステーマに加え、自身が希望される職種の専門性や業界に応じたテーマを、面接前にあらかじめ考えて用意しておきましょう。
まとめ
これまでEYストラテジー・アンド・コンサルティングの会社概要や、どんな職種を募集しているのかなどの採用情報を提供してきました。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、グローバルファーム下にて、日本企業の抱える綿密な課題に対し、社員ひとりひとりが高い専門性とテクノロジー、ネットワークを活かしながら働くことができます。
またEYストラテジー・アンド・コンサルティングは、幅広い職種の中途採用も行っており、若いうちからさまざまなキャリアを経験をつむことができます。
採用のハードルが高い企業ではあるため、積極的に転職エージェントを活用し、支援を受けながら選考対策を行いましょう。
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