アクセンチュアからどこに転職する?おすすめの転職先を紹介

「アクセンチュア出身者の活躍をよく耳にするが、実際にはどんな転職先があるのだろう」
「アクセンチュアでの経験やスキルを高く評価してくれる業界はどこか」

このように、今までの経験やスキルを活かしながら新たな環境でのチャレンジを目指すアクセンチュア社員の方も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、アクセンチュア出身者の転職市場における価値は非常に高くなっています。

今回は、具体的にどのような転職先にアクセンチュア出身者が多いのか、またどのような点を高く評価されるのかなどについて解説していきます。

どの業界に転職すべきか迷っているという方はぜひ参考にしてください。

1.アクセンチュア出身者におすすめの転職先

まずはアクセンチュア出身者におすすめの転職先を同業種・異業種に分けて紹介していきます。

それぞれアクセンチュアで得たスキルや知識がどのように活かせるかも合わせてみていきましょう。

(1)同業種

まずはアクセンチュアと同業種またはそれに近い業種を2つ紹介します。

#1:戦略系コンサルファーム

アクセンチュアから他の戦略系コンサルファームへと転職をするパターンは多くあります。

アクセンチュアで得た専門性やコンサルスキルはそのまま活かし、アクセンチュアでは携われなかった業種や領域のコンサルティングに関わるチャンスを得られるためです。

同業種であれば、転職の際にも経歴や実績を具体的にイメージしてもらいやすく、求める人材像に合致していれば入社もしやすいと言えるでしょう。

ただし以下に並べたような外資系トップのコンサルファームを目指す場合は、アクセンチュア時代よりもさらに難度の高い経営課題などを扱うため、スキルやポテンシャルの高さをしっかりとアピールする必要があります。

#2:ITベンダー

アクセンチュアはAI・RPA・デジタルコマースといったIT関連のプロジェクトに積極的に取り組んでいるため、ITベンダーへの転職も視野に入れられるでしょう。

ITベンダーとは、ITに関する商品やシステムを提供する会社のことを指します。

特に世界的にも成長が著しい外資系ITベンダーであれば、成果報酬型のためさらなる年収アップも望めるでしょう。

海外プロジェクトに携わるなどして語学力を身につけておけば、グローバルなITコンサルタントとしてさらなるスキルアップも目指せます。

(2)異業種

ここからはアクセンチュアから異業種に転職する場合におすすめの業界について紹介していきます。

#1:大手事業会社

企業の経営を外部から支援する立場から、実際に事業を動かす事業会社へ身を移すというパターンです。

一般的にコンサル業界は給与水準が高いと言われているため、大手事業会社への転職は通常では年収水準が下がることが予想されます。

しかし、アクセンチュアでの経験やプロジェクトマネジメントスキルなどを活かして、管理職などのハイポジションでの転職を狙えば年収面でも維持またはアップを期待できるでしょう。

業務面においても会社が持っている事業の成長過程に携われるため、コンサルティングとは違った面白みも感じられます。

#2:大手総合商社

大手総合商社は年収水準が高く、コンサル業界にも引けをとらないと言えるでしょう。

商社は新卒採用が多いイメージですが、意外にもコンサル出身者が多い業種となっています。

総合商社においては事業投資や運営に携わる機会が多く、経営状況などを把握するために財務や会計の知識が必要とされる場面が多々あります。

そのため、経営分析やリサーチなどに長けたコンサル出身者が専門性やスキルを活かせる職種と言えるのです。

総合商社で長くキャリアを築いてきた人材の中にはジェネラリスト志向も多く、高い専門知識を持った人材が重宝されやすいとも考えられるでしょう。

#3:投資銀行・PEファンド

さらなるキャリアアップを目指すならば、投資銀行やPEファンドを目指すのもおすすめです。

投資銀行やファンドにおいては、高度な財務分析スキルや金融の知識、経営トップ層とのコミュニケーション能力などが必要になります。

多方面のスキルが求められ中途採用の枠も非常に狭き門ですが、アクセンチュアで積んだ実績が十分かつ適切にアピールできれば転職も視野に入れられるでしょう。

ただし入社前にある程度の専門性を身につけていることや、入社後に知識などをキャッチアップできるポテンシャルをしっかり示すよう心がけましょう。

#4:M&Aアドバイザリー

M&Aアドバイザリーは、売り手企業と買い手企業の間に立ってM&Aの成立までをサポートする会社です。

顧客を開拓するための営業力やコミュニケーション能力、M&Aプロセスを確実に実行していくためのファイナンスの知識が必要となります。

顧客企業の経営分析や価値算定を行うなかである程度財務や会計知識を得ており、経営層とコミュニケーションをとるスキルも身につけられていれば、十分に転職が可能でしょう。

M&Aアドバイザリーはアドバイザー個人の成果が会社の業績に直結するため報酬の還元率も高く、実力次第で大幅な年収アップも図れます。

#5:ベンチャー・スタートアップ企業

最後に紹介するのはベンチャー企業およびスタートアップ企業です。

アクセンチュア時代よりも一時的に年収水準が下がる可能性が高くなりますが、CFOなど経営に関わるポジションに就くことで、将来的に事業が成長すれば高い報酬を得ることも期待できます。

また自身の手で事業や会社を動かすという体験により、外部企業に対するコンサルティング業務では得られなかったやりがいや刺激を得ることができるでしょう。

アクセンチュア出身者の中には独立・起業をして成功している人材が大勢見受けられるため、リスクは伴いますが起業家精神がある場合は挑戦するのもおすすめです。

2.アクセンチュア出身者の市場価値が高い理由

ここまでアクセンチュア出身者におすすめの転職先を紹介してきましたが、全体を通してハイレベルな職種が多いことは事実です。

ここからは、なぜアクセンチュア出身者が転職市場で高く評価されるのかについて解説していきます。

アクセンチュア出身者の市場価値が高い理由

  • ITの知識とコンサル知識を併せ持っている
  • コンサルのコアスキルを有している
  • ハードな業務をこなすことができる
  • 語学力が高い

それでは1つずつ説明していきます。

(1)ITの知識とコンサル経験を併せ持っている

アクセンチュアはIT系のプロジェクトを多数扱っており、コンサル事業だけではなくIT企業としての顔も持っています。

そのためIT分野のプロジェクトに関わってきたアクセンチュア出身者は、ITの知識とコンサルスキルの両方を持ち合わせているのです。

テクノロジーの目覚ましい進歩によって、今後の企業や事業の成長にはAIをはじめとしたIT技術は欠かせないものとなっているため、あらゆる業界において高く評価されます。

特にアクセンチュアが強みを持つデジタル・クラウド・セキュリティといった分野に関わる具体的なエピソードを話せるとよいでしょう。

(2)コンサルのコアスキルを有している

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コンサルティングの目的は「顧客の抱える課題に対して実現可能かつ最善のソリューションを提案すること」です。

アクセンチュア出身者は、そうしたコンサルティングに必要な以下のコアスキルを有していると高い評価を受けています。

コンサルのコアスキル

  • 仮説を立て、現状と課題を把握するための「情報収集力」
  • 現状を正しく理解しモデル化するための「論理的思考力」
  • 自らのアイデアや考え方を分かりやすく説明する「プレゼンスキル」

アクセンチュアは日本を代表するような大手企業を顧客に持っており、担当するプロジェクトも大規模かつ難解なパターンが多いため、上記のスキルを醸成するための成長機会に恵まれています。

また手を挙げれば希望するプロジェクトに参画できるフラットな環境が整っており、挑戦心や意欲のある人材が揃っている点も評価が高い理由と言えるでしょう。

(3)ハードな業務をこなすことができる

M&A仲介業界の展望

コンサルティング業界自体が激務と言われています。

最近では働き方改革により、残業時間の管理強化やリモートワークの導入などにより緩和された部分もありますが、プロジェクトの状況などによっては早朝から深夜まで働くことも珍しくないでしょう。

そうした状況においても、待を持って高額のコンサルフィーを支払っている顧客に対して常にベストなパフォーマンスを見せる必要があります。

他のコンサルファームや投資銀行、M&Aアドバイザリーといったハイレベルな転職を目指す上ではこうした激務耐性は必須であるため、評価に値すると言えるのです。

(4)語学力が高い

アクセンチュアは外資系企業ということもあり、グローバルプロジェクトに携わる機会も多くあります。

そのため、ビジネスレベルの語学力を備えている人材は珍しくありません。

語学力スキルを持つことで他の外資系企業への転職のハードルも下がり、結果として転職先の選択肢が増えます。

日系企業ではより高く評価されるため、TOEICやTOEFLで一定以上の点数(目安点:TOEIC850点以上、TOEFL-iBT100点以上)を有しておくと転職で有利に働くでしょう。

3.アクセンチュアからの転職を検討するなら

最後にアクセンチュアからの転職を検討する際にやっておきたいことを2つ紹介します。

アクセンチュアからの転職を検討するなら

  • 活かせるスキル・経験を明確にする
  • コンサル業界に強いエージェントを活用する

それでは1つずつ説明していきます。

(1)活かせるスキル・経験を明確にする

アクセンチュア出身者は市場での評価が高いとは言え、個人としてどんな能力を持っていてどう活かしていけるのかを明確にアピールできなければ理想の転職は叶えられません。

したがって転職を検討しはじめたら、まずは自分の経験やスキルを洗い出して整理してみるとよいでしょう。

具体的にどのような専門性を身につけてきたのか、自分の中のコアとなるスキルは何かなどをじっくり洗い出し、それらが最も活かせる業界や職種を選ぶと年収アップの可能性も高まります。

転職エージェントの情報なども参考にしながら、希望する業界で求められているスキルなども事前に知っておくようにしましょう。

(2)コンサル業界に強いエージェントを活用する

アクセンチュアから転職を考える場合は、コンサル業界などのハイクラス転職に強いエージェントを活用するとよいでしょう。

ハイクラス転職においては特に、企業は詳細の採用条件などについて一般に公開していないパターンが多くなります。

転職エージェントは定期的に企業の担当者とやり取りをし、具体的にどんな人材が欲しいかを把握した上でカウンセリングを行うため、自分がその企業に向いているかどうかはエージェントに尋ねるのが最も効率的です。

エージェントの利用料は一貫して無料のため、まずは気軽に相談ベースで面談してみましょう。

まとめ

今回はアクセンチュアからのおすすめの転職先やアクセンチュア出身者の市場価値が高い理由などについて解説してきました。

アクセンチュアはIT分野に強く高いコンサルティングスキルを有している人材が多いため、転職先の選択肢も幅広くなっています

培ってきた専門性を活かしてさらなるキャリアアップ・年収アップを目指すことは十分に可能です。

ぜひ一度最新のトレンド情報収集も兼ねて、プロの転職エージェントに相談してみてください。

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