総合シンクタンク『三菱UFJリサーチ&コンサルティング』の転職情報を紹介
「三菱UFJリサーチ&コンサルティングの転職事情や事業内容について詳しく知りたい」
「三菱UFJリサーチ&コンサルティングへの転職を成功させるポイントがあるって本当?」
国内外で充実したネットワークを有する総合金融グループ「三菱UFJファイナンシャル・グループ」の一員である三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、顧客のニーズに応じて研究部門とコンサルティング部門を機能させながら、最善の提案を行っている会社です。
やりがいを感じられ、男女関係なく活躍できる職場である点から、転職市場でも人気の会社といえるでしょう。
本記事では、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの転職事情や事業内容について詳しく説明するとともに、三菱UFJリサーチ&コンサルティングへの転職を成功させるポイントを3つ紹介します。
国内だけでなく海外でも活躍できる大規模なコンサルティング会社への転職を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
1.三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の転職情報
会社名 | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 |
本社所在地 | 〒105-8501 東京都港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー |
資本金 | 20億6千万円 |
従業員数 | 約1,225名(2022年4月1日現在) (三菱UFJ銀行からの兼務出向者を含む) |
公式HP | https://www.murc.jp/ |
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは東京に本社を置き、大阪・名古屋の3都市に活動拠点を置いて、幅広いサービスを展開する2006年に発足した会社です。
官公庁向けの政策研究から大企業・中小企業に向けての戦略コンサルティングなど、クライアントに合わせた幅広いサービスを提供しています。
- 募集職種
- 年収
- 社風
- 福利厚生
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの転職情報について見ていきましょう。
(1)募集職種
三菱UFJリサーチ&コンサルティングでは、以下の職種の募集が行われています。
- コンサルティング事業本部:コンサルタント
- コンサルティング事業本部:その他
- 政策研究事業本部:研究員
コンサルティング事業本部のコンサルタントについては、大企業戦略コンサルタント・中堅企業戦略コンサルタント・財務アドバイザリーコンサルタントなど、多くの職種が募集されています。
その他のコンサルティング事業本部では顧客課題解決のためのエクスペリエンス設計のコンサルタントの募集のみです。
未経験歓迎の職種もあり、勤務地も東京・大阪・名古屋の希望勤務地で選考を行うことから、多くの人に三菱UFJリサーチ&コンサルティングへの門戸が開かれていることがわかるでしょう。
コンサルティング事業本部ではエクスペリエンス設計コンサルタントの募集も行われており、UX/CX分析等の関連職務経歴3年以上が必須条件です。
政策研究事業本部の研究員は経済政策部や地球環境部、持続可能社会部など多くの部で募集が行われていることから、たくさんの人が働く大型シンクタンク&コンサルティングファームであることが見て取れます。
(2)年収
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの平均年収は1,100~1,300万円程度と言われています。
年収は年齢や役職により変わってきますが、30歳の人の全業種を平均した年収が407万円であることを考えると2倍以上であり、高い水準の年収といえるでしょう。
下記はほかシンクタンクと三菱UFJリサーチ&コンサルティングの平均年収を比較した表です。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング | 1,100〜1,300万円 |
日本総合研究所 | 850万円 |
野村総合研究所 | 1200万円 |
NTTデータ経営研究所 | 500〜1,000万円 |
みずほリサーチ&テクノロジーズ | 740万円 |
30歳平均年収 | 407万円 |
シンクタンクは全業種の平均年収と比べると全体的に年収が高い傾向がありますが、その中でも三菱UFJリサーチ&コンサルティングの平均年収は高い額であると見られています。
(3)社風
三菱UFJリサーチ&コンサルティングはチームの和を大切にしているため穏やかな社風を持っています。
若手に積極的に仕事を任せる風土があり、仕事の経験の少ない人でもやりがいや自分自身の成長を感じることができるでしょう。
ただしシンクタンク業界全体が人材不足に陥っている中で三菱UFJリサーチ&コンサルティングも例外ではなく、案件が多い時は本来であれば管理側であるマネージャーが現場に出ることもあります。
(4)福利厚生
三菱UFJリサーチ&コンサルティングでは以下のような福利厚生があります。
- 財形貯蓄・利子補給制度
- 住宅諸制度
- 在宅勤務手当
- 在宅保育(ベビーシッター)サービス補助
- 自己投資支援制度
- クラブ活動
上記は一例で、ほかにも社員による社内学会や知見交流イベントが催されているようです。
三菱UFJファイナンシャル・グループという大手の組織ならではの充実した福利厚生が享受できます。
2.三菱UFJリサーチ&コンサルティングの事業内容
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの事業内容について詳しく紹介します。
- コンサルティング事業本部
- 政策研究事業本部
- 会員・人財開発事業本部
- 調査・開発本部
それぞれどのような事業であるかを見ていきましょう。
(1)コンサルティング事業本部
コンサルティング事業本部は、クライアントの抱える経営課題を解決することが業務です。
- 戦略コンサルティングビジネスユニット
- 経営コンサルティングビジネスユニット
- 組織人事ビジネスユニット
- サステナビリティビジネスユニット
- デジタルイノベーションビジネスユニット
- 国際業務推進本部
コンサルティング事業本部は上記の6つの組織に分けて編成され、約350名のコンサルタントが在籍しています。
コンサルティング事業本部に入りコンサルタントとなるためには、クライアントの抱える経営課題を把握し、解決のために取り組むため、コミュニケーション能力や論理的思考能力などが必要です。
(2)政策研究事業本部
政策研究事業本部は、世界、日本、地域が直面する大きな課題の解決に向け、調査研究、制作決定、戦略構築、施策立案を支援しています。
民間事業者はもちろん、官公庁や地方自治体を含む多くの事業主体から調査や事業案件を受託している事業部門です。
研究員の数は総勢200名を超えており、政策研究事業本部は地方の問題にもすばやく細かく対応できるよう、東京のほかにも名古屋や大阪に拠点を設けています。
(3)会員・人財開発事業本部
会員・人財開発事業本部は6つの事業部・事業内容にて構成された事業部です。
- 会員事業部
- 総合相談部
- 人財開発営業部
- 東京人財開発事業部
- 名古屋会員・人財開発事業部
- 大阪会員・人財開発事業部
会員事業部では会員制の経営支援サービス事業や若手経営者向け会員制のセミナー事業を主に行っています。
総合相談部は会員等からの法務・人事・税務会計等に関わる相談業務を担う部署です。
人材開発営業部は各種研修、セミナー、経営幹部や後継者に向けたスクール事業の企画営業を行っており、東京、名古屋、大阪それぞれの人材開発営業部は、各地区のセミナー・研修運営企画や運営管理を実際に取り仕切っています。
各事業部で役割分担をしながら仕事に取り組んでいるのが分かります。
(4)調査・開発本部
調査・開発本部は全社の事業に対して総合的な支援を行うインキュベーション機能、および調査・分析機能を担っています。
- ソーシャルインパクト・パートナーシップ事業部
- 調査部
調査・開発本部は上記2部署です。
ソーシャルインパクト・パートナーシップ事業部は社会課題をテーマとしたオープンイノベーション事業の開発に取り組んでいます。
調査部はエコノミスト集団として、マクロ経済を多様な視点から調査・分析し、発信する役割を持つ部署です。
3.三菱UFJリサーチ&コンサルティングへの転職を成功させる3つのポイント
ここまで三菱UFJリサーチ&コンサルティングの転職事情や事業内容を見てきて、具体的に三菱UFJリサーチ&コンサルティングへの転職をしたいと思う人もいることでしょう。
最後に、三菱UFJリサーチ&コンサルティングへの転職を成功させるポイントを3つ紹介します。
- コンサルティング力や研究力、調査力を身につける
- 論理的思考力・問題解決力を身につける
- 転職エージェントを利用する
ポイントを押さえ、ぜひ三菱UFJリサーチ&コンサルティングへの転職を成功させてください。
(1)コンサルティング力や研究力、調査力を身につける
まずは、コンサルティング力や研究力、調査力を身につけることです。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは調査機関であるシンクタンクと、さまざまな視点からクライアントの経営課題解決のためのコンサルティングを行う両方を事業としているため、これらの能力は必須といえるでしょう。
コンサルティング力とは、クライアントの経営課題を理解し、その解決に向けたアドバイスを理論的に伝える力のことです。
また研究力や調査力は、課題解決のため数々の文献から必要な部分を抽出し、その情報を必要な人に間違いなくわかりやすく伝える力と考えると良いでしょう。
(2)論理的思考力・問題解決力を身につける
2つめは、論理的思考力・問題解決力を身につけることです。
論理的思考力とはロジカルシンキングとも呼ばれ、物事を網羅的に見て、論点を整理して考える力を指します。
問題解決力とは、課題に対して課題の本質を見極めて、解決までの道筋を組み立て実行する力です。
経営課題を解決のために具体的な策の実行・サポートを行うコンサルタントにはこの2つの能力が必須と言われています。
この能力を身に着けたい人は、常に物事に疑問を持ち、「なぜ」と聞かれたときに相手にわかりやすく伝える答えを探す方法から取り組んでいくと良いでしょう。
(3)転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用することも、三菱UFJリサーチ&コンサルティングへの転職を成功させるうえで重要なポイントだといえるでしょう・
三菱UFJリサーチ&コンサルティングへの転職難易度は高いと言われており、簡単に採用されるものではありません。
書類審査だけで落ちてしまい、面接に進めない人も多くいることでしょう。
転職エージェントならば、各業界に詳しいアドバイザーによる転職活動のサポートを受けることができ、書類選考のための履歴書や職務経歴書の書き方や、選考上での注意点を教えてもらうことができます。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングへの転職を本気で考えはじめたら、転職エージェントを利用すると良いでしょう。
まとめ
金融大手の三菱UFJファイナンシャル・グループの一員である三菱UFJリサーチ&コンサルティングへ転職を希望する人は多いことでしょう。
実際に三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収は平均1,000万円以上と高く、福利厚生も充実しているため、転職難易度は高い傾向にあります。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの事業部は大きく分けて4つに分かれており、中には常に中途採用を募集している部署もあるため、自分に合った仕事を見つけていきましょう。
転職の際は必要なスキルを身に着けながら、転職エージェントを利用してみてください。
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