Big4系の強みを活かし国内から海外まで幅広く支援『PwCコンサルティング』の待遇と転職動向

「Big4系のPwCコンサルティングへの転職って難しい?」
「転職後の待遇やキャリアはどうなる?」

世界でも有名なBig4系コンサルティングファームであるPwCコンサルティングは、2016年設立と新しいながらも優秀な人材とPwCのネットワーク・アセットを活用した高品質なコンサルティングサービスによってすでに多くの実績を残しているコンサルティングファームです。

クライアントの飛躍のために全身全霊を傾けられる環境、高年収・手厚い福利厚生等で社員からの評価も高く、転職市場でも高い人気を誇っています。

そこでここではPwCコンサルティングについて、企業概要と合わせて気になる年収・待遇や転職情報、さらに転職時に有利になる3つの能力について解説します。

コンサルタントとして成長機会が多く、働く環境としても優れたPwCコンサルティングに俄然興味が湧いてくることでしょう。

1.PwCコンサルティングの概要

まず、PwCコンサルティングについてどんなコンサルティングファームなのかを解説します。

PwCコンサルティングの概要

  1. PwCコンサルティングの歴史
  2. PwCコンサルティングの特長・事業内容

次に1つずつみていきましょう。

(1)PwCコンサルティングの歴史

PwCコンサルティングは、世界4大コンサルティングファーム(BIG4)の一角であるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)の日本におけるコンサルティング会社です。

2016年2月29日にプライスウォーターハウスクーパース株式会社をアドバイザリー部門とコンサルティング部門に分離し、アドバイザリー部門を『PwCアドバイザリー合同会社』、コンサルティング部門とPwC Japanグループの各法人のコンサル部門を統合し『PwCコンサルティング合同会社』として設立されました。

世界157か国742拠点に276,000人のスタッフを擁する世界最大級の巨大ファームとして有名なPwCの知見・経験・ネットワークを活かした総合的かつ多角的なコンサルティングにより、設立してまだ7年と歴史は浅いながらも既に多くのクライアントから高い信頼を得ています

会社名PwCコンサルティング合同会社
本社所在地東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One タワー
代表者代表執行役CEO 大竹 伸明
設立2016年2月29日
従業員数3,250人(2021年6月30日時点)
事業内容
  • ストラテジーコンサルティング
  • マネジメントコンサルティング
  • テクノロジーコンサルティング
  • エクスペリエンスコンサルティング
ホームページhttps://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/consulting.html
沿革1997年 KPMGグローバルソリューション株式会社を設立
2000年 KPMGコンサルティング株式会社
2002年 朝日アーサー・アンダーセン株式会社と事業統合し、ベリングポイント株式会社に社名変更
2009年 社名をプライスウォーターハウスクーパースコンサルタント株式会社
2010年 PwCアドバイザリー株式会社、プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント株式会社、プライスウォーターハウスクーパースHRS株式会社を経営統合し、社名をプライスウォーターハウスクーパース株式会社に変更
2016年 組織変更を行いPwCコンサルティング合同会社を設立

業務拡大により東京本社以外に大阪・名古屋・福岡にも展開しています。

(2)PwCコンサルティングの特長・事業内容

PwCコンサルティング合同会社は、戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しています。

グローバルに広がるPwCのネットワークと連携しながら、世界規模でデータベース化されて管理されている社員の知見を活かしてクライアントが直面する複雑で困難な経営課題の解決に取り組み、国内はもとよりグローバル市場でのクライアントの競争力強化を支援しています。

PwCコンサルティングは、「ストラテジー」「マネジメント」「テクノロジー」「エクスペリエンス」の4つのコンサルティング領域でクライアントを支援しています。

サービス支援内容
ストラテジー
コンサルティング
歴史ある戦略コンサルティングファームの強みと総合コンサルティングファームとしての強みを生かし、クライアント企業の信頼の構築・ゆるぎない成果の実現に貢献
マネジメント
コンサルティング
経営課題解決のためにクライアントのグローバリゼーション・デジタリゼーション実現に向けた変革を支援
テクノロジー
コンサルティング
ビジネスにおけるテクノロジー専門チームとしてIT戦略・企画構想・データ&アナリティクス・サイバー・クラウドなどIT技術に関連する多彩なサービスを提供
エクスペリエンス
コンサルティング
ビジネスのナレッジと経験・テクノロジーの知見・エクスペリエンス創出のアイディアを癒合してクライアントが提供すべき顧客体験の実現を支援

また、PwCコンサルティングではより適切で迅速なコンサルティングを提供するために、自動車、建設、テクノロジー、情報通信、エンタテイメント&メディア、ホスピタリティ&レジャー、銀行、不動産、プライベートエクイティ、官公庁・地方自治体・公的機関、医薬・ライフサイエンスなど業種別チームを組織して取り組むのも大きな特長です。

全体の組織として『Horizontal』とよばれるソリューション軸チームと『vertical』と呼ばれるインダストリー軸チームで構成されており、この2つが協働してクライアントへの提案やコンサルサービスを提供することが多いです。

また、近年はPwCコンサルティングは自社の変革のコンセプト「3つのDによる変革プラン」を策定し、2023年までの3カ年計画にて組織やサービスの再編と次世代の育成を進めています

3つのDによる変革プラン

  1. Design 新しい姿を描き、作る
  2. Disruption 従来の概念を覆す
  3. Dimension 多面的に考える

「3つのDによる変革プラン」のもとでPwCコンサルティングは自社サービス提供体制の変革(柔軟かつカスタマイズされたコンサルティングの迅速な提供・描いた未来を即座に実現できる体制・迅速な戦略実現・意思決定を可能にする支援)に意欲的に取り組んでいます。

特に注力しているのがDXなどのテクノロジー領域で、全社員を対象にトレーニングプログラムやツールの提供などデジタル人材の育成やテクノロジー投資を行っています。

目まぐるしく変化する時代に合わせて柔軟かつ迅速に対応するPwCコンサルティングのコンサルティング手法は高く評価されており、コロナ禍においてもPwCコンサルティングの事業成績は堅調に増加、今後も業績アップしていくとみられます。

2.PwCコンサルティングの待遇

次にPwCコンサルティングの待遇について解説します。

PwCコンサルティングの待遇

  1. PwCコンサルティングの平均年収
  2. PwCコンサルティングの社風・社内環境・福利厚生

(1)PwCコンサルティングの平均年収

PwCコンサルティングの平均年収は954万円(推定)と言われており、成績次第では20代のうちから1,000万円を超えることも十分に可能です。

PwCコンサルティングの年収は基本給+残業代+賞与(年1回)+業績ボーナスから構成されており、役職別に決まっているレンジに基づき決定される基本給は昇進ごとに大きく上がる仕組みとなっています。

中でもPwCコンサルティングは年収に占める賞与の割合は3割程度と高く、個人の業績や会社の業績によって個人の年収の変動が大きいといわれていましたが、上記の給与制度が長期的な社員のキャリア開発に適さないとの考えから賞与比率を落として固定給比率を上昇する傾向が強まっており、今後は全体的な平均年収はさらにアップするとみられます。

PwCコンサルティングは半年に1回昇進のチャンスがあり、グローバルで統一された5-attributeという5つの評価観点を5段階で評価する人事評価制度で高評価を得られれば昇級してさらなる高年収を短期間で得られるようになることも難しくはありません

出した成果を公平に評価される人事評価制度・昇級しやすい環境が整っているPwCコンサルティングでは努力した分だけ給与に反映されるため、モチベーション高く頑張れる会社といえるでしょう。

(2)PwCコンサルティングの社風・社内環境・福利厚生

PwCコンサルティングは社員同士の仲が良く、上司と部下を問わないフラットなコミュニケーション文化が根付いたオープンでアットホームな雰囲気のコンサルティングファームです。

ドライで厳しいイメージがあるコンサル業界ですが、『優しい、コンサル』を掲げているPwCコンサルティングには人を大事にする土壌があり、互いに尊重しあい困った時には助け合うなど良い雰囲気が定着しており、性別年齢を問わず働きやすい職場としても知られています。

また、『UP or Out』が通常となっているコンサルティング業界において『UP or Stay』を基本的なスタンスとしているのも『優しい、コンサル』であるPwCコンサルティングならではです。

さらに、PwCコンサルティングでは全ての社員が安心して働ける環境づくりに尽力しており、その一環として休暇・福利厚生なども充実しています。

休日・休暇完全週休2日制(土日)、祝日、年末年始、有給休暇20日、リフレッシュ休暇傷病休暇、介護特別休暇、結婚特別休暇、育児特別休暇、HWA制度(Flexible Work Arrangement)
待遇通勤手当、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、確定拠出年金制度、PwC健康保険組合、公認会計士企業年金基金など

また、産前産後休業や育児休業や育児短縮勤務のような法定制度に加え、週4日勤務制度やベビーシッター支援、配偶者の出産休暇などの独自支援制度など子育て支援を手厚くしている上に、ワーキングペアレンツ支援として携保育園や託児所、復職者支援セミナーなども行っています。

その取り組みを反映して、産休・育休取得後復帰して活躍している女性も多く、様々なライフステージの女性の管理職・社員が在籍しているのも特長です。

さらに、スポーツから文化活動まで多彩な活動まで誰もが参加できるクラブ活動『PwC Funs』などもあり、社員がワークスタイル・ライフステージに合わせワークライフバランスを整えながら快適に働ける理想的な環境が整っている会社といえるでしょう。

また、資格取得支援制度や約50のプログラムから選択可能な語学学習支援制度など社員のスキルアップをサポートする制度も充実しています。

PwCコンサルティングは基本的に勉強熱心な社員が多く、社員が通常業務とは別に興味ある分野を学ぶためのチーム『タスクフォース』に参加して個人的にスキルを磨いたり、社会課題を解決するチーム『ソーシャル・インパクト・イニシアチブ』に参加するなど社員同士で積極的に学ぶ機会を設けているのも人を大切にするPwCコンサルティングならではです。

常に向上心・目的意識を持って働きたい、自身を成長させたいという人も十分満足できる環境が整っているといえます。

3.PwCコンサルティングの転職動向

次にPwCコンサルティングの転職動向について見ていきます。

PwCコンサルティングの転職動向

  1. PwCコンサルティングの転職状況
  2. PwCコンサルティングの転職情報
  3. 業界未経験からでも可能か

PwCコンサルティングは難関コンサルティングファームの1つですが、チャンスはあります。

1つずつ解説していきます。

(1)PwCコンサルティングの転職状況

PwCコンサルティングの転職難易度は非常に高いです。

PwCコンサルティングはネームバリューもあり、コンサルタントとしての成長機会も多く、能力・成果に見合った適切な評価・昇進・年収を得られる上に充実した福利厚生・サポートなど社員思いな風土も相まって、「ホワイトな環境で高収入を得たい」というエリートの転職先としてとても人気があるためです。

在籍している社員も優秀な人材が多く、PwCコンサルティングの中途採用者に求められる条件もかなり高くなっているためこちらの転職難易度はコンサルティング業界の中でもかなり高いといえます。

しかし、PwCコンサルティングは業績拡大による人材不足により中途採用にも積極的なので、求められる資格・スキルを備えていれば採用のチャンスは十分にあります

まずはハイクラス専門の転職エージェントの中でもPwCへの内定実績を豊富に持つエージェントを利用し、PwCコンサルティングが求める人材に自身を近づけてチャレンジしましょう。

(2)PwCコンサルティングの募集職種(要確認)

PwCコンサルティングの募集職種を紹介します。

ソリューション別業種
ストラテジー
コンサルティング
  • 【戦略コンサルタント】Strategy&
  • 企業変革・戦略コンサルタント【Strategy-TS】
  • X-Value & Transformationコンサルタント【Strategy-XVT】
  • Technology Strategy コンサルタント【Strategy-TCS】
  • PEVCコンサルタント【Strategy-XVT】など
マネジメント
コンサルティング
  • 経営管理(財務・会計)コンサルタント【BTC-FT】
  • サプライチェーン関連リスク対応支援コンサルタント 【BTC-RC】
  • 事業ポートフォリオ・事業投資リスクマネジメントコンサルタント 【BTC-RC】
  • 戦略的リスクマネジメント コンサルタント【BTC-RC】
  • 経済安全保障・地政学リスク対応支援コンサルタント 【BTC-RC】など
テクノロジー
コンサルティング
  • テクノロジーアドバイザリーサービスコンサルタント【TDC-TAS】
  • Data & Analyticsコンサルタント【TDC-D&A】
  • サイバーセキュリティコンサルタント【TDC-DT】
  • 先端テクノロジーコンサルタント【TDC-Lab】
  • メタバース・WEB3コンサルタント【TDC-Lab】など

PwCコンサルティングは即戦力となる中途採用に積極的であり、上記以外にも幅広い業種でコンサルタントを募集しています。

詳しい情報はPwCコンサルティングの募集職種からご覧ください。

必須スキルや歓迎スキル、仕事内容などを見て条件が合うものがあれば積極的に応募しましょう。

(3)業界未経験からでも可能か

PwCコンサルティングへの転職は、業界未経験からでも可能です。

実際、PwCコンサルティングにはコンサル未経験の中途入社組は全体の3割ほどを占めています。

例を挙げると、自動車・製造業、エネルギー業界向けのコンサルタントの募集では未経験者でも挑戦可能となっており、コンサル経験がない人も積極的に受け入れる部門も数多くあります。

特に近年の業績アップ・事業拡大を受けて未経験者も意欲的に採用しており、多様な業界の人材を募集しているので、必須スキル・歓迎スキルを見て条件にマッチする職種・ポジションがあれば臆せずにどんどんチャレンジしましょう。

4.PwCコンサルティングへの転職に有利になる能力

難易度が高いといわれているPwCコンサルティングですが、次の3つの能力を有していると転職にかなり有利になります。

転職に有利になる能力
  1. 論理的思考能力(ロジカルシンキング)
  2. 精神的・肉体的タフさ
  3. ビジネスレベルの語学力

次に1つずつ解説していきます。

(1)論理的思考能力(ロジカルシンキング)

1つ目の有利になる能力は、論理的思考能力(ロジカルシンキング)です。

論理的思考能力はPwCコンサルティングのコンサルタントだけでなくコンサルタント全般に求められる能力ですが、時代の要望に合ったコンサルティングに定評があるPwCコンサルティングでは特に重視されている能力です。

PwCコンサルティングでは経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しているため、コンサルタント一人ひとりに知見と加えて論理的思考能力(事実を構造的に整理し事象を筋立って組み立てる能力)が求められます

論理的思考能力(ロジカルシンキング)については勉強次第で伸ばすことができるため、転職成功率をアップするために普段からトレーニングをしておきましょう。

(2)精神的・肉体的タフさ

2つ目の有利になる能力は、精神的・肉体的タフさです。

PwCコンサルティングでは大手有名企業の経営者層を相手にコンサルティングを行うことも多く、『PwC』の大きな看板を背負っていることから一人ひとりのコンサルタントに求められるハードルもかなり高くなります

その期待に応えてしっかりと成果を出すためには精神的なタフさと肉体的なタフさは欠かせません。

しかし、言い換えればPwCコンサルティングはコンサルタントとしての自分を飛躍的に成長する機会に恵まれた理想的な環境であるといえるでしょう。

(3)ビジネスレベルの語学力

3つ目の有利になる能力は、ビジネスレベルの語学力です。

PwCコンサルティングが強みを持っているサービスの一つとして、企業の海外進出支援が挙げられます。

Big4系コンサルティングファームであるPwCコンサルティングは、PwCならではの世界各地にある多くの拠点・強固なネットワーク、そして豊富な実績を持っているため、海外進出を考えている企業にとって自社の海外進出のパートナーとして最適なコンサルティング会社と捉えられています。

そのため、海外ともスムーズにやり取りを行えるビジネスレベルの語学力(TOEIC750点程度)は欠かせません

PwCコンサルティングへの転職を成功させるためにも普段から語学力を鍛えておきましょう。

5.PwCコンサルティングからのキャリアパス

Big4系コンサルファームであるPwCコンサルティングからのキャリアパスは選択肢が多く、OB・OGには退職後にも素晴らしい経歴を残している方が数多くいます

PwCコンサルティングのキャリアパス

  • 国内外の事業企業の代表取締役・CXOなど
  • コンサルティング会社の役職・支社長など
  • PEファンドやメガバンクなどの金融系
  • ベンチャー など

客観的な視野で目標を達成するための仕事ができ、あらゆるキャリア開発ができるPwCコンサルティングで得た高いコンサルティング技術を持つ出身者は、どの業界でも人気です。

PwCコンサルティングでの得難い経験はその後のキャリア形成にも大きなプラスとなり、理想のステップアップを可能としてくれることでしょう。

まとめ

PwCコンサルティングは様々な業界の民間企業・公共機関など多様なクライアントの多様な経営課題に関して戦略策定から実行まで多様な専門性をもった優秀なコンサルタントが最高のチームで問題解決にあたる世界最高峰のコンサルティングファームの1つです。

コンサルタントに求められるスキルは高いものの、成長機会も多い上に高年収・好待遇、さらにコンサルタントとしてワンランク上を目指し、その後のキャリア形成のことも考えるなら、PwCコンサルティングを自分が転職先として選ぶことは最適解と言えます。

転職難易度は高いですが、ぜひPwCコンサルティングへの転職に挑戦してみましょう。

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