みずほ証券からスキルを活かして転職するには?おすすめの職種を紹介!
「みずほ証券での経験を活かして転職したい」
「証券会社で得たスキルは今後どのように活かせるのだろう」
このように、現在みずほ証券に勤めているが将来的に転職を検討している方は多いのではないでしょうか。
みずほ証券は、日本の五大証券会社の1つと言われる大手証券会社です。
証券会社ではファイナンスの知識だけではなく、顧客とのコミュニケーション能力や目標達成力などが身に付けられます。
そうした能力を活かし、新しい環境でキャリアアップや年収アップを叶えた転職をする人材は多数。
今回はみずほ証券から転職する際に活かせるスキルや経験、おすすめの職種について解説していきます。
現在転職を検討している場合は、今後のキャリア形成の参考にしてください。
1.みずほ証券経験者の転職市場の価値
みずほ証券の営業経験者は、以下のような能力を備えており転職市場でも高く評価されています。
- 経営者層との信頼関係構築力
- 顧客に対する提案力
- 目標数値を達成し切る精神力と体力
証券は無形かつリスクを伴う金融商品のため、顧客に購入してもらうためには先を読む力や相手を説得する力が必要になります。
ファイナンスの知識と併せてこうした「営業力」をアピールすることで、コンサルをはじめとした難度の高い職種でさらなるキャリアアップを目指せるでしょう。
ただし転職を目指すなら、ポテンシャルも見込んだ採用が行われる20代〜30代前半で検討するのがおすすめです。
みずほ証券での経験を活かした転職が可能な職種や転職活動の際にアピールすべきポイントについては、順に解説していくので参考にしてください。
2.みずほ証券からの転職におすすめの4つの職種
まずはみずほ証券から転職をするにあたっておすすめといえる職種を4つ紹介していきます。
- コンサルタント(総合系・戦略系)
- コンサルタント(事業再生系)
- M&Aアドバイザー
- 営業職(金融・メーカー)
それでは1つずつ説明していきます。
(1)コンサルタント(総合系・戦略系)
顧客企業の経営戦略の立案・実行サポートなどを担う総合系や戦略系のコンサルタントは、比較的幅広い業種からの採用を行なっています。
未経験者の採用も積極的に行なっていますが、コンサルティングに必要な地頭の良さや論理的思考力、タフな環境でも結果を出し切る力が備わっていることをアピールする必要があるでしょう。
またコンサルティング業務のなかで、顧客企業の経営状況を正しく把握したり適切な目標値を設定したりと、財務や会計知識を要する場面は多くあります。
したがってみずほ証券で得た専門知識や経験についてもしっかりと伝えられるとベストでしょう。
(2)コンサルタント(事業再生系)
業績が悪化した事業や会社の立て直しを支援する事業再生系コンサルタントも、みずほ証券からの転職先としておすすめです。
事業再生系コンサルタントには、基本的なビジネススキルから財務リストラクチャリングに関するファイナンススキル、利害関係者とのコミュニケーションスキルなどが必要とされます。
証券会社で財務の専門知識全般を培うことは難しいですが、未経験での採用を行なっている企業もあるため挑戦は十分に可能です。
事業再生コンサルでは、経営診断から事業計画書の作成、運転資金のマネジメントなど経営に必要なあらゆる知識を吸収することができるためさらなるスキルアップも図れます。
経営についての知見を高めれば、将来的に自身で企業したりベンチャー企業の経営に携わったりする際にも活かせるでしょう。
(3)M&Aアドバイザー
企業の間に立って会社の売買を仲介するM&Aアドバイザーも、おすすめしたい職種の1つです。
M&Aアドバイザーは、売り手企業と買い手企業どちらかもしくは双方の間に立って、事業承継や成長を目的としたM&Aが成立するまでの一連のサポートを担います。
企業価値の算定から税務・法務に関連する書類作成、関係者との交渉などを専門家と連携して進めるうえで、ファイナンスの知識や交渉スキルなどが必要となります。
さらに、日本の企業は特にM&Aに対していまだ積極的とは言えないため、営業成績をあげるために自ら顧客を開拓していく営業力も重要です。
M&Aアドバイザーは、未経験であっても法人営業経験があり突出した成績をあげていれば十分評価される場合が多いため、現状専門知識がなくてもチャレンジしてみるとよいでしょう。
(4)営業(金融・メーカー)
最後にみずほ証券からの転職先としておすすめする職種は、金融機関やメーカーの営業職です。
上記で紹介した3つの職種に比べて年収水準は落ちる可能性が高いですが、営業職は現在持っているスキルをそのまま活かして即戦力として活躍できる職種だと言えるでしょう。
メーカー・金融機関のいずれにおいても「顧客のニーズを理解してそれに合致するものを提供する」という点で証券会社の営業目的と共通しています。
したがって培った営業力をフルに活かしながら違う側面から顧客にアプローチしたい、今までとは異なるターゲット層の悩みを解決したい、という人に適した職種です。
3.みずほ証券から転職するときに有利になる3つのスキル
ここからは、みずほ証券から転職をする場合に活かせるスキルを3つ紹介します。
今までに培ってきた何らかの専門性と絡めてこれらの能力をアピールできるよう整理しておくとよいでしょう。
- 顧客との信頼関係構築力
- 肉体的・精神的タフさ
- 目標をやり遂げる力
それでは1つずつ説明していきます。
(1)顧客との信頼関係構築力
まずみずほ証券での営業経験で培える第一のスキルは、顧客との信頼関係構築力です。
証券とは無形で顕在ニーズも少なくリスクを伴う商材のため、いかに顧客の懐事情や性格などを理解して相手の心を掴むかが成果をあげるために非常に重要な要素となります。
顧客の信頼を得て難しい商材を販売して成果をあげている点が、転職市場では高く評価されるのです。
また普段から中小企業などの経営者層とのやり取りを行なっている場合、経営者目線で物事が捉えられる力も併せてアピールするとよいでしょう。
(2)肉体的・精神的タフさ
上述したとおり、証券は顧客が自ら「欲しい」というニーズを自覚していることは少なく、営業担当者自ら魅力を伝え理解と信頼を得た上ではじめて購入に結びつく商品です。
そのため全く興味を示さない顧客に対して粘り強く営業をかける局面もあるでしょう。
そうした状況をうまく切り抜けながら仕事を全うするパワーはどんな業界・職種においても活きてきます。
特にコンサルタントやマネジメント業務に携わりたいと考えている場合、こうした肉体的・精神的タフさは必須要素と言えるでしょう。
(3)目標をやり遂げる力
証券会社の営業職にはノルマ(数値目標)が課されることが一般的です。
毎期ある程度のプレッシャーを抱えながら目標達成を目指さなければなりません。
成果を出すためにはスケジュールを組んで効率よく顧客を回ったり、顧客に合わせたコミュニケーション方法を工夫したりとさまざまな知恵と努力が必要です。
自分なりに考えて行動し改善するスキルや、最後まで諦めずに根気よくやり切ろうとする力は、個人の成果が重視されるコンサルなどの業界で役立つでしょう。
4.みずほ証券からの転職を検討するなら
ここまでみずほ証券から転職をする場合におすすめの職種や活かせるスキルについて紹介してきました。
最後にみずほ証券からの転職を本格的に検討する場合にやっておきたいことを解説していきます。
- 自分の経験・スキルを整理する
- 業界に特化したエージェントを利用する
それでは1つずつ説明します。
(1)自分の経験・スキルを整理する
年次が若い場合でも、中途採用の場合は必ず前職での経験やスキルについて問われます。
したがって、今までのみずほ証券での仕事で培った知識・スキル・経験は明確に伝えられるよう整理しておきましょう。
転職先の企業や職種に関連する専門性をすでに有していれば問題ありませんが、そうでない場合は現職で経験を積んだり独学で知識を習得するなどしておくことがおすすめです。
また転職活動においては、どんなプロセスを踏んでどんな結果を出したのかを簡潔に伝える必要があります。
社内で表彰を受けた、支店のナンバーワンを○ヶ月維持しているなど、定量的に伝えられる事実があればより評価されやすくなるでしょう。
(2)業界に特化したエージェントを活用する
転職活動を独力で進めることはおすすめしません。
なぜなら、企業や採用についての情報は公にされていないことも多く、事前準備を十分にできず損をする可能性があるためです。
特にコンサル業界やM&A業界などのハイクラス転職に関しては、企業担当者と直接やり取りを行なっている専門の転職エージェントだけが得ている情報も多数あります。
過去の実績なども踏まえた上で自身の経歴を精査し、おすすめの業界や今受けるべき企業についてのアドバイスを無料で受けられるため、まずは一度気軽に相談してみるとよいでしょう。
まとめ
今回はみずほ証券から転職するのにおすすめの職種や活かすべきスキルなどについて解説しました。
証券営業は営業職の中でも一段上の知識やコミュニケーション能力を必要とする難しい仕事であり、転職市場での評価も高いと言えるでしょう。
ただし、キャリアや年収アップを目指した転職では、みずほ証券で培った専門性やその他スキルを定量的な成果とともにアピールする必要があります。
まずはプロの転職エージェントに相談し、自分の持つスキルの整理・目指すべき業界や企業について検討するところからスタートしてみてはいかがでしょうか。
関連記事