平均1,600万超え!少数精鋭で成果を出す『インテグループ』の年収を解説
「M&A仲介の中でも、インテグループの平均年収は高いって本当?」
「インテグループの年収について詳しく知りたい」
完全成功報酬制で様々な業種での成約実績を誇るインテグループに転職した場合、どれくらいの年収を得られるのか気になる方も多いですよね。
実はインテグループの平均年収は1,642万円と言われています。
本記事では、インテグループの平均年収についての解説と概略、さらに、インテグループに転職してより高い年収を得るために必要なことについてお伝えします。
この記事を読んで、インテグループへ転職したあとのイメージを強く持ちましょう。
本記事を読む前に、M&A仲介の基本情報を詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
1.インテグループの平均年収は1,642万円
インテグループの平均年収は1,642万円と高い水準を誇っています。
少数精鋭とされるインテグループの平均年収がなぜ高いのか。
これには、コンサルタントの1年間の平均成約組数の平均が1人あたり1.3組であるのに対し、インテグループは倍近い2.5組となっていることや、案件ごとに最大で売上の40%のインセンティブが付与されていることが理由と考えられます。
- 年代別
- ポジション別
- 同業他社・全体平均との比較
インテグループの平均年収について、3つの項目から詳しく見ていきましょう。
(1)年代別
インテグループには、年代別で掲載された年収の資料が見当たらず、具体的情報を得ることはできませんでした。
実はインテグループでは現在新卒採用を行っておらず、人員補充は中途採用のみで行われています。
中途採用は時期に関わらず行われているため、選考をパスして入社する方は、第二新卒である25歳前後の方から、他のM&A仲介会社で経験と実績を積んで移籍してきた20代後半〜30代の方など、様々な年代の方です。
そのため、年代別での年収は参考にならず、入社してから就くポジションや、携わる案件で年収が決まると予想されます。
(2)ポジション別
上記で説明したように、インテグループでは年代と年収の紐づけはなく、入社後のポジションで年収が決まるようですが、インテグループには、どのようなポジションがあるかは非公開となっています。
他のM&A仲介会社のポジションについて調べたところ、以下の4つのポジションが一般的です。
- アナリスト
- アソシエイト
- マネージャー
- パートナー
アナリストの中でもジュニアアナリスト、シニアアナリストなどさらに段階分けされる例もありますが、アナリストからアソシエイト、アソシエイトからマネージャーなどのように、昇格するごとに年収が上がると考えられます。
一般的な事業会社のように、インテグループでも役職として上記のポジションがあると考えられますが、各会社によって様々のため、断言はできません。
ちなみにインテグループの最年少の取締役は39歳のようで、活躍次第で早々のキャリアアップが可能な会社と言えるでしょう。
(3)同業他社・全体平均との比較
インテグループの平均年収を、同業他社と全体平均とそれぞれ比較してみましょう。
会社名 | 平均年収 |
インテグループ | 約1,600万円 |
M&A総合研究所 | 約2,000万円 |
fundbook | 約700万円 |
GCA | 約2,200万円 |
全国平均 | 433万円 |
同業他社3社と比べると、インテグループの平均年収は同程度か少し低い水準と言えるでしょう。
他の業界を含めた30代前半の方の平均年収は433万円で、インテグループは大幅に上回っていることが分かります。
またこの数字はあくまで平均であり、しかしこの数字はあくまで平均となるため、担当案件が増えたり、ポジションが上がるにつれてこれよりも高い年収を得ることができる可能性ももちろんあると言えるでしょう。
2.インテグループの概略
インテグループの年収が高いことは分かりましたが、そもそもインテグループとはどのような会社なのか、概略を見ていきましょう。
- 企業概要
- インテグループの直近の業績
- 今後の展開
以下で説明します。
(1)企業概要
会社名 | インテグループ株式会社 |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル4F |
設立 | 2007年6月 |
資本金 | 1億円 |
事業内容 | M&A仲介・アドバイザリー MBO支援 |
公式HP | https://www.integroup.jp/ |
インテグループは2007年に設立された会社です。
ホームページ上で公表されているコンサルタントは29名となっており、少数精鋭であることが予想されます。
また、インテグループの時間外労働時間は月平均19.4時間となっています。
どこまで仕事を抱えるかはコンサルタントごとに決めることができるため、転職後はライフスタイルに合わせた仕事の仕方で、モチベーションを高く保っている社員も多くいるようです。
(2)インテグループの直近の業績
インテグループの直近の業績は以下の通りです。
決算末日 | 純利益 | 利益剰余金 | 総資産 |
2020年5月31日 | ▲5879万2000円 | 2億2844万4000円 | 3億6940万3000円 |
2021年5月31日 | 1億9112万2000円 | 4億1956万7000円 | 7億7179万7000円 |
漢方決算データベースによると、2020年の決算期ではマイナスであった純利益が、1年度の2021年5月末日では大幅に回復し、総資産も8億に近い数字となっています。
今後M&Aの需要は更に増えていくと考えられていることから、インテグループの業績も今後更に増えていくと予想して良いでしょう。
(3)今後の展開
インテグループの今後の展開としては、信用力の向上や事業の多角化を狙いとした、株式の上場が期待されています。
2020年3月からはストックオプションの付与も開始しており、ホームページでは、在籍しているメンバーへのストックオプション付与率100%という事も公表されています。
通常型のストックオプションは会社の業績が向上した時にインセンティブとして行っている会社が多いため、このことから考えてもインテグループの現在の業績は上向きであることがわかります。
インテグループは今後上昇が期待されており、上場を視野に入れて経営を行っている会社であることが予想されるでしょう。
従業員にとっても、勤務している企業が上場することは、会社の信用度のアップやストックオプションが得られるなどのメリットがあります。
さらに、M&A仲介業界の同業他社についてなど、詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
3.インテグループに転職してより高い年収を得るために必要なこと
ここまで読んで、インテグループの平均年収は他業界を含む全体の年収に比べて高いものであることが分かったと思いますが、インテグループに転職後、さらにより高い年収を得るために必要なことを見ていきましょう。
- 領域を広げる
- 自ら案件をソーシングする
以下でご説明します。
(1)領域を広げる
前述した通り、インテグループではコンサルタント自身が仕事の量を決めることができるため、受ける案件が増えれば増えるほど高い年収を得ることができます。
インテグループでは後継者問題によるM&Aや業績不振によるM&Aを多く扱っています。
より高い年収を得たい方は、対応できる案件を広げるために、別領域の専門知識と経験をつけていくことが大切です。
(2)自ら案件をソーシングする
2つ目は、自ら案件をソーシングすることです。
インテグループの最大インセンティブ率は40%と言われており、これは同業他社と比較しても高い数字となっています。
会社名 | インセンティブ率 |
インテグループ | 最大40% |
M&Aキャピタルパートナーズ | 30% |
日本M&Aセンター | 年間売上額がベース年収の10倍を上回った分の10% |
ストライク | 20% |
このインセンティブ率の数字は報酬額の大きさや、入社後の累積成約件数、さらには自ら案件をソーシングしたかどうかで配分率が変わります。
ソーシングに関しては、相手企業の選定から交渉など、M&Aの初期段階から携わる流れとなるため業務が多忙となる可能性がありますが、その分やりがいがあり、受け取る報酬も大きくなるため、自らできる力を身に着けていくと良いでしょう。
まとめ
完全成功報酬制のM&A仲介会社であるインテグループは、上場準備もしている将来性豊かな企業として、転職市場で人気となっています。
平均年収も1,600万円を超える金額で高く、コンサルタント本人のがんばり次第では更に上の金額を手にすることができるでしょう。
本記事では、インテグループの概略から、より高い年収を得るための方法をお伝えしました。
この記事で得たインテグループの情報をぜひ転職活動に役立ててください。
インテグループへの転職に向け、M&A仲介の転職事情や転職成功のコツなど、詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
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