【最新】M&A業界の採用動向!大手M&A会社の募集要項・採用されやすい人材を解説
「M&A業界の採用動向を知りたい。未経験では、やはり無理なのだろうか?」
「20代前半で実務経験が少ないと採用されない?企業がどんな人材を求めているか知りたい」
M&A業界の採用難易度は高いですが、経歴があれば転職を有利に進められ、また未経験の場合であっても適正能力があればポテンシャル採用も可能性があります。
しかし、実際にどのようなスキルがアピールできるか、イメージがつきづらい方もいるでしょう。
この記事では、M&A業界全体の採用動向や有名なM&A関連企業の募集要項、M&A業界で採用されやすい人材を解説します。
最後まで読めば、自身の強みが見つかり、企業のニーズにマッチしたアピールができるでしょう。
1.M&A業界全体の採用動向
M&A業界全体の採用動向を解説します。
- M&A業界の動向と採用意欲
- 未経験からでも可能か?
1つずつ説明します。
(1)M&A業界の動向と採用意欲
日本のM&Aマーケットは年々着実に拡大しており、M&A業界の採用意欲はますます高くなっています。
数字で見てみると、日本企業の年間M&A件数は、2019年には4000件を突破、コロナ禍もあり一時的にM&A件数は減少しましたが、その後は徐々に増加し、2021年には4,280件、2022年には4,304件と過去最多となり、統計を開始した1985年の約260件と比べると、なんと16.5倍に増えています。
M&A件数が年々増加している背景には、中堅・中小企業の後継者問題、大企業のビジネスの集約化とグローバル化、スタートアップによるM&Aの増加、国の推進などが挙げられます。
この傾向は2023年以降も続くとみられていることから、国内M&A件数も2022年同様に堅調な数字で進捗することが予想されています。
このようなM&A市場の拡大・M&A案件数の増加に比例して、M&A会社も増えており、人手不足から人材の採用にも積極的な企業が多いです。
特に、M&Aは難易度の高い仕事であるため、職務経験があり、M&A業界が求める知見や経験を有する人材を求める傾向にあります。
自分が転職したい領域の企業が求めるスキルや経験を調査しておきましょう。
(2)未経験からでも可能か?
M&A業界への転職は未経験者でも可能です。
実際、M&A業界全体の採用動向では20代前半の場合はポテンシャル採用を行っているM&A会社も多く、伸びしろがあるポテンシャルの高い若手を育て上げて、将来的に主戦力になるように教育していこうと考えているM&A会社も少なくありません。
ただし、20代後半からは即戦力を求められるため、業界未経験の場合は会計や経理、財務のスキルや、法人営業などによる経営者層への営業経験がある人材が求められるようになります。
未経験であってもM&A業界へ転職することは可能ではありますが、できる限り早めに行動することをおすすめします。
2.M&A業界の採用基準
M&A業界の中でも転職希望者に人気の高いM&A会社の採用基準を解説します。
- フロンティア・マネジメント株式会社
- 日本M&Aセンターホールディングス
- M&Aキャピタルパートナーズ株式会社
- フーリハン・ローキー株式会社
- M&A総研ホールディングス
- 株式会社ストライク
- 株式会社fundbook
- デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
- ユニキャリア
転職先希望者の多い人気企業などから、採用基準や求められるスキルを調査しました。
1つずつ説明していきます。
(1)フロンティア・マネジメント株式会社
フロンティア・マネジメント株式会社は、M&Aアドバイザリー業務を行なっています。
以下に募集要項のうち、経験の項目を抜粋しております。
業務経験 | 公認会計士/米国公認会計士/税理士/M&Aアドバイザー/ 証券アナリスト/コンサルタント/弁護士 |
実務経験 | M&Aアドバイザリー業務/デュー・ディリジェンス業務/ ターンアラウンド業務 |
未経験でも応募は可能とされていますが、基本的にM&A業界でも即戦力になりやすい、財務知識などは求められます。
また、クロスボーダー案件が多い事から、語学力や米国公認会計士の資格もアピールになりやすいです。
(2)日本M&Aセンターホールディングス
日本M&Aセンターホールディングスは、M&A仲介業務を行っています。
必須条件 | 大卒以上 中堅・中小企業のM&A業務の実践に熱意があること 未経験者歓迎・専門知識不問 |
実務経験 | 法人営業実務/コンサルティング/提案型営業/銀行・証券会社等/引受等を含む投資銀行業務 |
日本M&Aセンターホールディングスでも、未経験採用は可能とされています。
しかし、人気の転職先であるため、法人営業や金融機関での実務経験は重視される傾向です。
(3)M&Aキャピタルパートナーズ株式会社
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社は、M&A仲介やアドバイザリーを行う企業です。
- 未経験者
- 経験者
経験に応じて募集要項が違うので、2つに分けて解説します。
#1:未経験者
未経験者の場合は、以下の条件が求められます。
必須条件 | 大卒以上 |
実務経験 | 金融業界での営業経験が2年以上かつ、営業成績が顕著である その他業界の場合は大手企業勤務で、若手の中でトップクラスの業績を上げている |
新卒採用は行っておらず、基本的に営業経験が重視されます。
さらに成績を提示する必要があるため、営業成績の取りまとめも必要です。
#2:経験者
経験者の場合は、以下の条件が提示されていました。
必須条件 | M&A業務経験者(主任 次長) |
実務経験 | M&A案件のソーシングおよびエグゼキューション等の実務経験があり、 複数の案件成約に携わった経験をお持ちの方 |
M&A業界の実務経験があり、なおかつ役職者が求められます。
経験者は即戦力になりやすく、難易度の高いM&A業界でも比較的有利なので、アピールできる経験をまとめておきましょう。
(4)フーリハン・ローキー株式会社(旧GCA)
フーリハン・ローキー株式会社は、M&Aアドバイザリーを行なっています。
- 未経験者
- 経験者
募集要項を経験別に解説します。
#1:未経験者
フーリハン・ローキー株式会社は、未経験者に対して以下の募集要項を提示しています。
必須条件 | 大卒以上 |
実務経験 | 企業/官公庁/ベンチャー/プロフェショナルファーム/研究機関等 |
歓迎条件 | MBA過程修了者/海外勤務経験者 |
M&A未経験でも上記に挙げているような実務経験は必須で、なおかつ歓迎条件でMBAや海外勤務経験者がリストアップされています。
#2:経験者
経験者の場合は、以下の条件が求められます。
必須条件 | 大卒以上 経営・戦略コンサルティング業務3年以上 |
実務経験 | 企業/官公庁/ベンチャー/プロフェショナルファーム/研究機関等 |
歓迎条件 | MBA過程修了者/海外勤務経験者 |
経営コンサルティング、または戦略コンサルティングで3年以上の勤務経験が必要です。
(5)M&A総研ホールディングス
M&A総研ホールディングスは、テクノロジーを活用したM&Aの効率化・顧客満足度向上・働きやすさ向上を目指し、飛躍的に業績を伸ばしているM&A仲介会社です。
2018年に創業後、わずか3年9ヶ月の短期間で東証グロース市場に上場、その翌年には東証プライム市場にステップアップするなど急激に成長しています。
現在、M&A総研ホールディングスでは、企業情報部・法人部・企業提携部の3部門でM&Aアドバイザーを募集しています。
必須条件 | 大学院、大学卒以上 営業経験 |
歓迎条件 | ・代表者/オーナー向けの営業経験者 ・M&Aの仲介営業経験者 ・銀行/証券会社等の金融機関での営業経験 ・対法人で新規開拓の営業経験 ・コンサルティングファームでの就業経験 |
(6)株式会社ストライク
株式会社ストライクは、「世界を変える仲間をつくる。」をミッションに公認会計士が主体にになって専門性の高いサービスを提供している、創業25年のM&A仲介会社です。
日本で初めてインターネットM&Aプラットフォーム「SMART」の運営を行ったことでも知られています。
現在、ストライクではM&Aコンサルタントを通年で募集していており、M&A業務未経験者にも門戸は開かれています。
先輩コンサルタントとのOJTでM&A仲介業務を習得する以外に、全体または個別に育成プログラムもあるため、未経験でM&A業界へ転職したいという方にもおすすめです。
必須条件 | 大学卒以上 |
歓迎条件 | ・新規法人営業経験 ・金融業界・コンサルティング業界での提案営業経験 ・財務会計に関する基礎知識 |
(7)株式会社fundbook
未上場の最大手、株式会社fundbookは、日本の独立系M&A仲介会社です。
自社開発プラットフォーム「fundbook cloud」と経験豊富なアドバイザーによる独自のマッチングモデルを強みとなっており、業界特化型の専門チームによって様々なM&Aを成功させています。
fundbookでは通年でM&Aアドバイザーを募集しており、M&A業界未経験でも応募は可能となっています。
顧客開拓や企業価値評価、M&A手法の策定・考案、譲渡/譲受先のマッチング、条件調整、クロージング(成約)と一気通貫で行うため、M&Aのすべてのフェーズで経験を積み、M&Aのプロを目指したいという方におすすめです。
必須条件 | ・大学院、大学卒以上 ・営業経験1年以上 ・職種問わず、現職で高い成果を継続的に出してこられた方(業界未経験歓迎) |
歓迎条件 | ・高単価商材や多面的な要素を持つサービスを扱う営業経験 ・経営者向けの新規開拓営業のご経験 |
(8)デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社は、FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)として、M&Aアドバイザリーを手掛けている会社です。
監査法人系のFASで、トーマツグループのグローバルなネットワーク、会計や税務の専門家集団ならではの客観的で高品質なサービスに定評があります。
現在、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーでは、M&Aアドバイザー・コンサルタントを募集しています。
求められる職歴等は部門によって異なりますが、学歴よりも、実際の業務経験を重視しているのが大きな特徴です。
また、クロスボーダー案件も多く取り扱うため、ビジネスレベルの英語力も身につけておくと良いでしょう。
必須条件 | ・金融機関又は事業会社でのファイナンス関連業務経験 ・商社での就業経験 (投資業務・海外営業・子会社管理・財務分析業務経験 等) ・コンサル経験(出身サービスライン・セクター不問) |
歓迎条件 | ・ビジネスレベルの英語力 ・投資銀行や金融機関等でのM&Aエグゼキューション経験 |
(9)ユニヴィスグループ
ユニヴィスグループでは、M&A仲介とM&Aコンサルタントの職種を募集しています。
M&A仲介では、顧客の開拓、相談受付やマッチング、条件の調整やクロージング業務など、中堅中小企業のM&Aに付随する業務全般のサポートを行います。
また、M&Aコンサルタントは、M&A戦略策定からディール実行(FA、DD、Valuation)、M&Aの統合活動(PMI)まで、M&Aを一貫してサポートする業務にあたることになります。
少数精鋭の組織であるため、各プロセスごとではなくM&A業務の一連の流れの経験や知識を得ることができるのが魅力です。
若手が中核を担う組織であり、実力次第でよりキャリアアップを目指せる組織風土のため、そういった条件が自分に合うと感じた方はぜひエントリーしてみてください。
M&A以外にも、コンサルティングや事業投資の分野で採用を行っているので、興味のある方は公式採用サイトをご覧ください。
さらに、M&A仲介やFASの企業概要についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
3.M&A業界で採用されやすい人材
M&A業界は、ビジネスパーソンとして役立つ様々な経験や知識が得られるだけでなく、高年収も期待できるため、転職市場でも人気が高くなっており、競争率も高くなっています。
そんなM&A業界へ転職するのは容易ではありませんが、以下の人材は採用されやすい傾向があるようです。
- 高学歴
- 前職での成績・業績がある
- 語学力が高い
- 財務領域の知識がある
自分のスキルの棚おろしをしながら、強みを見つけてみてください。
1つずつ説明します。
(1)高学歴
M&A業界で採用されやすい1つ目の人材は、高学歴であることです。
企業の募集要項を見ても分かる通り、最低学歴は大卒以上となっています。
学部は限定されませんが、難易度の高い人気M&A関連企業では、高学歴の人材が採用される傾向があります。
また、外資系M&A企業には、MBA修了者も多く、やはり高学歴の人材は採用されやすいと言えるでしょう。
(2)前職での成績・業績がある
M&A業界で採用されやすい2つ目の人材は、前職での成績・業績があることです。
未経験の場合は特に、前職での成績をアピールする必要があります。
例えば、M&Aキャピタルでは、営業成績が”顕著な方”と限定的に募集されていました。
前職でも成績が良く、成果を残している点が求められます。
(3)語学力が高い
M&A業界で採用されやすい3つ目の人材は、語学力が高いことです。
最低限でも英語のメールや書類を読み書きできる程度の語学力が必要になります。
特に、クロスボーダーが案件が多い企業の場合は、ビジネスレベル以上の語学力があると強みになります。
海外留学の経験がある、TOEICなどの試験で好成績を残しているなどの人材は評価されやすいと言えるでしょう。
(4)財務領域の知識がある
M&A業界で採用されやすい4つ目の人材は、財務領域の知識があることです。
M&A業界では実務の中にバリュエーションやデューデリジェンスなど財務関連の書類を作成する必要があり、財務諸表などが読めるスキルがないと企業の価値を算定できません。
そのため、中途採用の人材には財務関連の知識がある程度備わっている人間が求められると考えられます。
M&A業界未経験の場合は、会計士の資格や財務担当の経験をアピールすると良いでしょう。
4.【M&A業界への転職】M&A会社選びの5つのポイント
続くM&Aマーケットの拡大により、M&A事業に新規参入する企業がどんどん増えているため、M&A業界への転職を考えている人からすれば会社選びがますます難しくなってきているといえます。
転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、転職活動をするときには次の5つのポイントに気を付けて会社選びをするようにしましょう。
- M&A会社の方向性・得意分野
- インセンティブ率とその発生条件
- M&A案件の獲得方法
- 自分の年齢やスキルにマッチしている
- M&A業界に強い転職エージェントを利用する
次に1つずつ見ていきましょう。
(1)M&A会社の方向性・得意分野
1つ目のM&A会社選びのポイントは、M&A会社の方向性や得意分野です。
M&A業界は会社によって個性があり、強みや得意分野、ターゲット等が異なるという特長があります。
例えば、一流企業や大手企業のみの大型M&Aを得意としているM&A会社もあれば、中堅・中小企業のM&Aをメインとしている会社や、医療や福祉などの業界を絞って展開している会社もあります。
さらに、M&A会社によって営業スタイルや教育方針、案件の進め方も異なります。
M&A業界への転職時には、M&A会社の企業規模や年収水準なども重要なポイントではありますが、M&A会社の得意分野やジャンルやカラーを考慮しないと、スマッチが起こり、せっかく転職をしてもやりがいや楽しさを感じながら働き続けることが難しくなります。
そのため、M&A業界へ転職する際は、「どんなM&Aをやりたいのか」「この仕事で何を得たいか」「どんなスキルを身につけたいか」などをじっくりと考えて、自分のビジョンや希望にあったM&A会社を選びましょう。
(2)インセンティブ率とその発生条件
2つ目のM&A会社選びのポイントは、インセンティブ率とその発生条件です。
M&A業界のインセンティブ率は、10~25%、高いところでは50%と会社によって幅が大きいです。
インセンティブ率が高ければ、成績によっては基本年収を越えるほどの高額のインセンティブをもらえる可能性もあります。
そのため転職活動時にはインセンティブ率が高いM&A会社に目がいってしまいがちですが、インセンティブ率だけを見て会社を決めるのはとてもリスクが高いといえるでしょう。
というのも、インセンティブを高く設定している分ベースとなる年収の水準が低くしている会社や、インセンティブの発生条件が「ノルマを越えたら」「売上を越えたら」「他の条件もクリアできれば」などの厳しい条件が設けられている会社もあるためです。
インセンティブが高ければ誰でも稼げるわけではなく、ベースの年収や発生条件なども十分に確認して選ぶようにしましょう。
(3)M&A案件の獲得方法
M&A案件の獲得方法は、M&A会社によって異なります。
以前は、新規案件発掘のためにDMや飛び込み営業、テレアポなどアウトバウンド式の営業を行っているM&A会社が多かったのですが、M&A市場へ多くの企業が新規参入して競争率が上がったこともあり、なかなかその方式では効率も悪く、新規の案件を獲得しづらくなっているようです。
その一方、M&A業界でもIT化が進み、案件獲得にM&A向けのプラットフォームやAIマッチングなどのインターネットを活用するM&A会社や、提携ネットワーク(各地の金融機関や税理士事務所・公認会計士事務所・監査法人など)からの紹介などインバウンドの方法にシフトしているM&A会社が増えています。
どちらが良いとは一概には言えませんが、新規案件獲得の業務が大変であれば、その分、他の業務にも影響が出ることも考えられますし、担当者が取り組める案件数も必然的に少なくなることが考えられます。
後々のことを考えてテレアポや飛び込みなどで自分の営業スキルを磨きたい人、案件獲得の業務に掛ける時間・手間を極力おさえてM&Aの仕事に集中したい人など、目的や考えに合わせて転職先を選ぶようにしましょう。
(4)自分の年齢やスキルにマッチしている
4つ目のM&A会社選びのポイントは、自分の年齢やスキルにマッチしていることです。
M&A業界の三大会社である「株式会社日本M&Aセンター」「M&Aキャピタルパートナーズ株式会社」「株式会社株式会社ストライク」など大手の企業は、高年収・ネームバリューなど魅力が多々ありますが、自分の知識や実力が十分に伴わないうちに転職をすると、後が大変です。
第二新卒と呼ばれる20代前半であれば上記のような業界大手からポテンシャル採用されやすく、スキルや経験が無くても転職後に教育を受けることにより会社や業務へのアジャストもしやすいことでしょう。
しかし、即戦力性も重視される20代後半からの転職となると、状況が変わってきます。
とくにM&A業界は徹底した成果主義・実力主義を導入している企業が多いため、仮に中途採用されても実力が伴っていなければ成果を出せず、会社での居心地が悪くなって最終的には短期間で退職してしまうケースもあるようです。
そのため、20代後半以降に転職する場合は、自分の現在のスキルや実績をもとに、まずは経験を積める別の中堅M&A会社に転職するのが良いでしょう。
一見、遠回りのように見えますが、そこでスキルを磨いて十分な実績を身につけた上でチャレンジすれば、書類選考時に門前払いされることもなく、即戦力を求める大手からも好条件で採用されやすくなります。
(5)M&A業界に強い転職エージェントを利用する
5つ目のM&A会社選びのポイントは、M&A業界に強い転職エージェントを利用することです。
転職エージェントを利用すると、選考時に行われる審査・試験の傾向や求める人材のタイプなどを事前に把握し、十分な対策を練ることで選考を通過しやすくなります。
特に、商材が人材であるM&A業界では、その人の知識や経験はもちろんのこと、考え方や人柄を面接時に厳しくチェックされるため、十分な対策をするためにはM&A業界に特化した転職エージェントを利用するのが良いでしょう。
しかも、M&A会社によっても傾向が異なるため、M&A業界やM&A会社をよく理解しているプロに相談することで、ピンポイントに対策をすることができます。
また、転職エージェントでは非公開案件も数多く取り扱っていることから、より有利に転職を進めることができることでしょう。
まとめ
M&A業界の転職採用傾向と、各社の募集要項の内容、採用されやすい人材を紹介しました。
難易度の高い業務であるゆえに、募集要項自体はかなり厳しい内容が提示されています。
未経験の場合は20代前半に動き出す事、なおかつ前職での経歴をアピールできるよう、成績などを取りまとめておきましょう。
語学力や財務領域の知識も歓迎されやすいので、スキルや資格がある場合は、強みになります。
M&A業界の採用傾向を知り、自身の強みを適切にアピールできるようにしておきましょう。
さらに、M&A仲介やFASについて、M&A業界の転職事情や未経験者の転職のコツなど、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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