【2023年10月最新】M&A仲介への転職を徹底解説!未経験からM&A仲介に転職するためのコツを紹介
「未経験者でもM&A仲介業界に転職はできるのか」
「M&A仲介業界に転職するには、どのようなことに気をつければいいのか」
現在転職を検討している方の中には、M&A仲介業界に興味を持っている方もいるのではないでしょうか。
M&A仲介と聞くと難しそうな分野に思えるかもしれませんが、実は未経験者でもたくさんの方々が転職している分野なのです。
本記事では、M&A仲介業界の転職事情や転職のコツ、転職方法等について紹介するので、少しでもM&A仲介業界に興味のある方は、業界選びの参考にしてみてください。
- 1.M&A仲介業界の転職市場
- 2.M&A仲介業界の魅力
- 3.M&A仲介業界で求められる経験・スキル
- 4.M&A仲介業界に向いている人の特徴
- 5.M&A仲介業界に転職する人の傾向
- 6.未経験からM&A仲介業界に転職するためのコツ
- 7.未経験者がM&A仲介業界に転職する際の注意点
- 8.M&A仲介業界への転職後のキャリアパス
- 9.未経験からM&A仲介業界への転職成功事例
- 10.M&A仲介業界への転職方法
- 11.M&A仲介とは
- 12.M&A仲介業界の今後の展望
- 13.M&A仲介業界の主な業務内容
- 14.M&A仲介会社の主な採用ポジション
- 15.M&A仲介業界企業例
- (1)M&Aキャピタルパートナーズ
- (2)M&A総合研究所
- (3)日本M&Aセンター
- (4)山田コンサルティンググループ
- (5)ストライク
- (6)レコフ
- (7)fundbook
- (8)パラダイムシフト
- (9)名南M&A
- (10)M&A DX
- (11)インテグループ
- (12)オンデック
- (13)ペアキャピタル
- (14)M&Aコンサルティング
- (15)コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング
- (16)みつきコンサルティング
- (17)ユナイテッド・フロント・パートナーズ
- (18)M&A works
- (19)株式会社日本経営研究所
- (20)ABNアドバイザーズ
- (21)マイナビM&A
- (22)インクグロウ
- (23)M&Aロイヤルアドバイザリー
- (24)クレジオ・パートナーズ
- (25)レバレジーズM&Aアドバイザリー
- (26)ウィルゲート
- (27)フォーバル
- (28)バディーズ
- (29)ユニヴィスグループ
- まとめ
1.M&A仲介業界の転職市場
M&A仲介業界は、最も成長が見込まれる業界の1つです。
後継者不足に悩まされている企業が増えており、近年国内ではM&Aが活発になっています。
また、リーマンショック以降、グローバル展開を考える企業も増加傾向にあり、海外の企業
とのM&Aも多く行われている状況です。
そのため、企業の買収合併や事業承継を担当するM&A仲介を担う会社の需要が高まっており、それに伴って人材確保・育成に力を入れている状況のため、転職市場では大きな盛り上がりを見せています。
新卒採用や中途採用の未経験者採用に力を入れる企業が増加傾向にあり、特に20代から30代前半の需要が高いです。
今後ますますM&Aを実施する企業が増えることが想定されるため、今後も数年は転職市場が活発であることは間違いないでしょう。
M&A関連に携わっていない方でも十分転職することは可能なので、未経験だからと転職を諦める必要はありません。
2.M&A仲介業界の魅力
M&A仲介業界には、さまざまな魅力があります。
特に、M&A仲介業界に転職するメリットとして知られているのは以下の4点です。
- 高年収・高いインセンティブ
- 地元の中小企業を支援できる
- 自分の実力を発揮できる
- M&Aの一連の業務で総合的なノウハウを身につけられる
過去に転職した方のうち、M&A業界に魅力を感じた点はどういった内容だったのか、M&A仲介業界ならではの魅力をチェックしてみましょう。
(1)高年収・高いインセンティブ
M&A仲介業界は、平均的に年収が高く、インセンティブに期待できる点が魅力的です。
1件の仲介が成約するだけで、数千万円から1億円を超える金額を手数料として得ることも期待できます。
これだけ高年収・高いインセンティブとなっている理由は、M&A仲介業界のビジネスモデルにあります。
M&A仲介は在庫を持たず、商品を作らない無形商材のビジネスなので、基本的には人件費以外の経費がかかりません。
大きな設備投資も必要なく、大きなコストをかけずにビジネスが成立するため、その分給与として高い金額を還元する企業が多いのです。
さらに、M&A仲介は、仲介者の能力が大きく影響する業界でもあります。
そのため、成果を上げた社員に対して高いインセンティブが支払われる傾向にあります。
成果を上げた社員に対して売上の10~30%のインセンティブを用意する会社も多いことから、実力によっては年収で1,000万円、2,000万円を超えている社員も多いです。
(2)M&Aの一連の業務で総合的なノウハウを身につけられる
M&A仲介に入社することで、M&Aに関する一連の業務のノウハウを身につけることができます。
会社の成長戦略や業務改善の考案や市場調査など幅広い業務を担うため、会社の運営に関する知識を網羅することが可能です。
また、M&Aの案件を進行するうえでは、企業の価値をいくらにするかといった財務的な側面や、買収合併にあたってのスキームの検討、クロージング条項の検討といった法務的な側面の知識が求められます。
M&Aに関する知識だけでなく、財務や法務、労務などの知識を身に着けられる点も魅力です。
(3)地元の中小企業を支援できる
地元の中小企業を支援できる点も魅力の1つです。
少子高齢化による後継者不足や、経営不振に頭を抱えている経営者に対して、M&A仲介の立場で提案することで、中小企業に存続の道を示すことができます。
経営における様々な課題を抱えている企業をサポートすることで、社会に対して貢献している実感を得られるでしょう。
(4)自分の実力を発揮できる
M&A仲介は常に結果が求められるため、実力主義の考えを持っている方にとっては、相性の良い職業といえます。
頑張れば頑張るほど給料に反映されるため、「自分の実力が評価される環境が良い」「頑張ったら頑張った分だけ報酬を得たい」と考える方にとっては、より高いモチベーションで仕事に取り組むことができます。
結果が求められることにやりがいを感じる方は、前向きに転職を検討してみましょう。
3.M&A仲介業界で求められる経験・スキル
M&A仲介業界で求められる経験やスキルについて紹介します。
どの会社でも基本的に注目される経験・スキルは以下の2点です。
- 営業経験
- 財務知識
どちらもM&A仲介業務を行う際に必要なことなので、どのような能力が求められるのか押さえておきましょう。
(1)営業経験
M&A仲介業務は、企業を売りたいと考える売り手経営者を探すところから始まります。
売り手経営者にアプローチし、長年経営を進めてきた大切な企業を売ろうという決断を下してもらって初めて業務が成り立つため、交渉スキルや営業力が求められます。
また、売り手経営者と契約した後は、売り手側のフロントとなり、買い手側との交渉を進めていくこととなります。
ここでも、買い手の意図を汲みながら、売り手の譲れない点をしっかりと守り抜くといった高い交渉スキルが求められるのです。
そのため、中途採用や新卒採用の面接でも、営業力や交渉スキルがあるかという観点で必ず評価されることとなります。
現職もしくは前職で営業経験がある方は、M&A仲介業界において高い需要があります。
特に以下のような経験・スキルは、面接でも高い評価を得やすいでしょう。
- 2年以上の営業
- 新規営業
- 経営者や最高意思決定者との商談・折衝
営業経験は年数が長い方が評価は高くなりやすく、その中でも新規営業経験者は多くの企業から注目されます。
特に法人営業の経験者は、引く手あまたになるでしょう。
また、経営者や最高意思決定者との商談や折衝の経験がある方もM&A仲介業界では人気が高く、即戦力として採用してもらえる可能性が高まります。
営業職の業界は特に問われておらず、商社や証券会社の法人営業、都市銀行・地方銀行の法人営業、MR、不動産系など各業界の会社で高い実績を挙げている方は、採用される確率が高いでしょう。
(2)財務知識
財務知識がある方も需要が高い傾向があります。
M&A仲介業界に転職する際に必須とまではされていませんが、交渉を進めるうえで必ず論点となるのが企業価値評価です。
「いくらで企業を売買するのか」という点においては、論理的に企業の価値を説明することが求められ、財務知識が前提となって交渉が進んでいくこととなります。
簿記2級レベルの財務知識は最低限必要としている企業も多いため、日商簿記2級の取得を推奨します。
また、他にも以下のような資格取得者は、多くの企業から歓迎されることが多いです。
- 公認会計士
- USCPA
- 税理士
- 中小企業診断士
上記の資格を取得している方は、M&A仲介企業から採用される可能性が高いでしょう。
当然ながら上記の経験や資格があれば必ず採用されるわけではなく、多くの経営者等の役に立ちたいという仕事に対する姿勢や、前述した営業力・交渉力が求められます。
4.M&A仲介業界に向いている人の特徴
M&A仲介業界に向いている人には、いくつかの共通点があります。
たとえば、M&A仲介業界で活躍する人の特徴は、以下のとおりです。
- 責任感を持って仕事ができる
- 努力を惜しまない向上心がある
- 実力主義を求める
- 事業承継に興味がある
- 規模の大きな仕事をしたい
M&A仲介業界に転職するか迷っている方は、決断する際の参考にしてみてください。
(1)責任感を持って仕事ができる
責任感を持って仕事をしたい方にとっては、M&A仲介は向いていると言えます。
M&A仲介はその後の企業の命運を左右する業務です。
自分自身の仕事により、会社や従業員の将来が大きく変わることとなります。
自分の立ち回り次第で、買い手と売り手の両者の企業の動向が変わるため、影響力のある仕事をしたい方におすすめです。
大きな責任を持つことになるので、仕事にプレッシャーはかかりますが、やりがいのある仕事と言えるでしょう。
(2)努力を惜しまない向上心がある
日頃から努力を惜しまずに向上心がある方にもおすすめです。
M&A仲介業界は、求められる知識が豊富であり、ハードワークが求められます。
財務や労務、法務などの知識が求められ、売上目標や成果目標も高いハードルが課されることから、M&A仲介業界で結果を出すためには、たゆまぬ努力が必要です。
その分だけM&A仲介業界に身を置くことで総合的なスキルが得られ、ハードワークへの耐性も身につくこととなります。
M&A仲介業界への転職だけでなく、その後のキャリアアップを見据えて年収アップを狙いたい方や独立したい方は、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
(3)実力主義を求める
M&A仲介業界は結果が全てなので、実力主義の方には相性が良いと言えるでしょう。
ほかの業界であれば、組織で決められた方針やルールに則って、個人よりはチームとしての動きが求められる傾向があります。
そのような業界では、個人の能力を発揮できずに、納得のいく仕事ができないことにストレスを感じる方もいるかもしれません。
一方、M&A仲介業界では、ある程度の企業の方針はあるものの、基本的には個人としての成績が求められます。
成果を出せば結果に応じてインセンティブをもらうことができる世界なので、努力すればするほど給料が上がります。
能力が高い人ほど恩恵を受けられる業界といえるため、高いモチベーションを維持しながら仕事に打ち込むことができるでしょう。
常に結果を求められるため、向上心を持ってひたむきに努力を継続する必要はありますが、結果を出せば相応の報酬を受けられるので、個人としての力を試したい方におすすめです。
(4)事業承継や経営に興味がある
企業の事業承継や経営に興味がある方にとっては絶好の業界です。
M&A仲介業界は、企業の買収や合併が活発に行われる世界なので、どのように事業承継が行われるのか直接体験することができます。
特に地方を中心に、少子高齢化や都市部への人口集中による中小企業の後継者不足による事業承継問題が深刻化しているのが現状です。
また、M&Aは企業戦略においては非常に重要な論点であり、M&A業務を通じて企業の経営戦略や事業に触れることとなります。
そのため、将来的に家業を継ぎたい、後継者不足の課題に取り組みたいと考える人にとっては、M&A仲介業界は魅力的な職場と言えるでしょう。
(5)規模の大きな仕事をしたい
規模の大きな仕事をしたい方にもM&A仲介はおすすめです。
M&A仲介企業は、売り手と買い手の企業の取引の架け橋となる存在で、両者の企業だけでなく、所属する従業員や企業の取引先といったあらゆるステークホルダーに対して大きな影響を及ぼすことになります。
1つの企業の取引に億単位から数十億単位のお金が動くことになり、その他の業界と比べて非常に大きな規模の仕事ができます。
自分の言動一つで多くの人に影響を与えることにやりがいを持てる方は、M&A仲介業界は最適な職業と言えるでしょう。
5.M&A仲介業界に転職する人の傾向
M&A仲介業界に向いている人の特徴を説明しましたが、次にこの業界に転職する人の傾向についても触れていきます。
特にM&A仲介業界に転職する方の多くは、以下の3点に該当する場合が多いです。
- 金融機関での法人・個人向けの営業経験者
- 事業会社の法人営業経験者
- 公認会計士など財務のバックグラウンドがある人
M&A仲介業界への転職を決断する際の目安にしてみてください。
(1)金融機関での法人向けの営業経験者
金融機関に所属していて、法人向けの営業経験者は、M&A仲介業界に転職する方が多いです。
営業経験としては少なくとも2年以上で、優秀な実績を残している方は、M&A仲介業界に挑戦される傾向があります。
営業で実績を残すためには、個人的な能力の高さが求められるので、実力主義の業界に最適です。
また、財務の基礎知識があれば、なおさら能力を発揮できる可能性が高まります。
法人営業経験が豊富で、営業スキルに自信がある方は、M&A仲介業界に挑戦してみる価値はあるでしょう。
(2)事業会社の法人営業経験者
事業会社の法人営業経験者もM&A仲介業界に挑戦する方が多いです。
こちらも営業経験は最低でも2年以上は必要ですが、経営者や経営幹部と直接交渉してきた方は、M&A仲介業界で大いにその経験を活かすことができます。
法人営業で優秀な実績を残している方は、M&A仲介でも能力を発揮できるので、思い切って挑戦してみるのもよいでしょう。
(3)公認会計士など財務のバックグラウンドがある人
公認会計士など財務のバックグランドがある方は、M&A仲介業界で重宝されます。
特に監査法人で2年以上の経験がある方は、転職市場でも需要が高いです。
また、経験がなくても公認会計士という難関資格の取得者は、監査業務のみの経験でもポテンシャルで採用される可能性もあります。
M&A仲介業界では経営者から信頼されることが大切で、公認会計士の資格を取得しているだけでも会計のスペシャリストとして信頼関係を築くことができます。
企業価値を評価したり、バリュエーションを買い手と交渉するうえでも納得感のある交渉を進められるため、M&A仲介業界に転職して監査法人で働くよりも高年収を得ている方が多い傾向があります。
6.未経験からM&A仲介業界に転職するためのコツ
未経験からM&A仲介業界に転職するには、いくつかのポイントがあります。
特に意識すべきポイントは以下の6つです。
- 前職の営業実績を示す
- ポテンシャル採用を狙う
- 学歴をアピールする
- 語学力をアピールする
- 金融・会計知識をアピールする
- M&Aに関連する民間資格を取得する
未経験の業界からM&A仲介業界に転職したい方は、転職活動の際に参考にしてみてください。
(1)前職の営業実績を示す
前職が営業職だった場合は、営業実績を示すことで面接官から評価を得やすくなります。
M&A仲介は営業スキルが求められるため、営業実績がある人は即戦力として採用されやすくなるのです。
特に法人営業で実績がある人は評価が高く、経営者を相手に交渉を行うM&A仲介業界では重宝されます。
営業実績がアピールポイントになるので、営業経験のある方は積極的に示していきましょう。
(2)ポテンシャル採用を狙う
営業経験がない方は、ポテンシャル採用を狙うのが基本です。
ポテンシャル採用とは、経験や能力を問わず、将来の活躍を見越して潜在的な能力を重視して採用する方式のことをいいます。
中途採用の場合は、即戦力採用を行うのが一般的ですが、将来を見越して20代前半~後半の人材を積極的に採用する企業も多いです。
M&A仲介業界は、現在盛り上がりを見せている業界の1つで、M&A仲介企業も増加傾向にあるため、人材不足に陥っている企業も増えています。
そのため、即戦力ではなく将来の活躍を期待して採用している企業も多いため、営業経験が無くても20代の方であれば、ポテンシャル採用を狙うのがおすすめです。
(3)学歴をアピールする
高学歴者であれば、学歴をアピールするのも有効です。
M&A仲介業界では、学歴の高さもアピールポイントの1つとして注目されやすい傾向があります。
ただし、総合的な能力が優先されるため、学歴が高ければ良いというわけではありません。
応募者を天秤にかけたときに学歴が高い方が選ばれやすいというだけなので、学歴だけをアピールすることは避けたほうがよいでしょう。
募集要項欄に高学歴であることが指定されているわけではないため、あくまで一つのアピールポイントとして捉えておくことをおすすめします。
なお、大卒であれば採用される可能性はあるため、必ずしも高学歴でなければ採用されないというわけではありません。
(4)語学力をアピールする
語学力のある方は、自己PRに加えるとよいでしょう。
M&A仲介業界ではBig4や越境M&Aを強みとしている企業もあり、海外の企業を相手にM&Aを行うケースも多々あります。
その場合、語学力がある人の方が案件を任されやすくなるため、英語や中国語が得意な方は、転職市場で人気が集まりやすいです。
海外を相手にする場合は、営業力よりも語学力が優先されることが多いため、語学力が求められる企業に積極的に応募するのが良いでしょう。
(5)会計・金融知識をアピールする
会計・金融知識も転職活動で大きなアピールポイントとなります。
M&A仲介では、会計や金融に関する知識が大いに役立ちます。
特に、先ほど紹介した公認会計士や税理士の資格取得者は、転職活動で大きなアドバンテージを持つことになります。
公認会計士に限らず、専門的な知識を持っている方は、M&A戦略の策定や企業価値の評価、デューデリジェンス(対象会社や事業財務に関する状況、リスク、課題を検討する買収前の監査)の実施等で活躍できる可能性が高いです。
専門知識は大きな武器なので、積極的に活かしていきましょう。
(6)M&Aに関連する民間資格を取得する
M&Aに関連する民間資格を取得するのもおすすめです。
公認会計士の資格取得は日本の三大資格と呼ばれるほど難易度が高い資格であるため、短期間での取得を狙うのは現実的ではありません。
そのため、M&A仲介に役立つ民間の資格取得を目指すのが効果的です。
たとえば、M&A仲介に役立つ資格には以下のようなものがあります。
- 事業承継・M&Aエキスパート
- 事業承継シニアエキスパート資格
- M&Aシニアエキスパート資格
- M&Aスペシャリスト資格
- JMAA認定M&Aアドバイザー資格
- 事業承継士
いずれもハードルは高いですが、難関国家資格に比べると努力すれば十分取得が可能なので、M&A仲介業界に転職したい方は資格取得を目指し、転職面接でアピールするようにしましょう。
7.未経験者がM&A仲介業界に転職する際の注意点
未経験者がM&A仲介業界に転職するときに知っておくべき点がいくつかあります。
特に押さえておくべき注意点は以下の3点です。
- 結果が求められる
- ハードワークになりやすい
- 経験者との差にショックを受けやすい
結果を出せば、手厚い待遇を受けることができるほど魅力的な業界ですが、その分ハードな面もあります。
M&A仲介業界に転職した後、「こんなはずではなかった」と後悔しないで済むように、上記3点は頭に入れておきましょう。
(1)結果が求められる
M&A仲介業界は常に結果が求められるため、日々大きなプレッシャーを背負いながら働くことになります。
売り手と買い手の命運を左右するM&Aを成功させなければならないプレッシャーや個人に対して高い目標が課されるプレッシャーを、楽しめたりやりがいに変えたりできる人は問題ありません。
しかし、ネガティブ思考な人にとっては、結果を求められることが大きなストレスになることもあります。
M&A仲介業界はインセンティブが重視されているため、その分基本的な年収は高くありません。
キャリアアップや年収アップを狙ってM&A仲介業界に転職しても、成果を出せなければさほど収入事情が変わらないこともあるので、高収入を得るためには結果が求められることは覚悟しておきましょう。
(2)ハードワークになりやすい
M&A仲介業界は、過密スケジュールになりやすいため、時間に追われるハードな生活になりやすいでしょう。
M&A仲介では、1人で複数の案件を進行する必要があり、案件の進行や売り手経営者の発掘を同時進行で行わなければなりません。
高い目標を設定される企業も多いため、M&A仲介業界はハードワークになりやすいと言えます。
残業が当たり前の日々が続くことも十分あり得るので、プライベートの時間や睡眠時間を削らなければならないこともあります。
そのため、仕事とプライベートのバランスを重視したい人や体力に自信がない人は、ハードワークについていけなくなり、他の業界に転職せざるを得なくなることも十分あり得るでしょう。
(3)経験者との差にショックを受けやすい
M&A仲介では経験がものを言うので、当然ながら未経験者と経験者との間には大きな差が生まれます。
そのため、同時期に同じ企業に転職しても、同期の経験者と最初から大きな差を感じることもあります。
未経験者はポテンシャル採用の枠で入社するのに対し、経験者は即戦力枠で入社します。
M&A仲介において経験者の方が圧倒的に成果を出しやすいため、未経験で入社すると挫折を味わうことになるでしょう。
しかし、他者と比べる必要はなく、自分のペースで成長していけば問題ありません。
企業側も未経験者は将来の活躍を見越して採用しているため、すぐに結果を求められることはありません。
M&Aの知識を勉強しながら、徐々に成長して、実績を積み重ねていきましょう。
8.M&A仲介業界への転職後のキャリアパス
M&A仲介業界に転職した後の展望について気になっている方も多いでしょう。
ここではM&A仲介へ転職した後のキャリアパスについても触れていきます。
M&A仲介業界への転職後は、以下の3つの業界へ転職される方が多いです。
- ファンド
- FAS
- 事業会社のM&A部門
順にご紹介します。
(1)ファンド
ファンドとは投資家からお金を集め、事業会社やスタートアップベンチャーに投資し、M&A ExitやIPO等によりリターンを得る事業を行う業界です。
ファンドでは投資先の会社の発掘や投資判断、投資後のバリューアップの支援を行うこととなるため、M&Aに関する知識が欠かせません。
M&A仲介で求められるスキルである営業力や交渉スキルがファンドの業務にも活きます。
他の会社が目をつけていない事業会社の発掘や、経営者に向けて投資を依頼するには営業力や交渉スキルが求められます。
このように、M&A仲介で求められる営業力や交渉スキル、M&Aに関する知識がファンドでも同様に求められることから、M&A仲介業界の後のキャリアパスとして検討する方が多くいます。
(2)FAS
FASとはFinancial Advisory Serviceの略で、M&A工程の中のデューデリジェンスやバリュエーション、M&A戦略の策定業務を提供します。
FASが取り扱う業務は財務・会計・税務の高い専門性が求められることから、公認会計士資格保持者や税理士資格の保有者が多く転職します。
資格を保有していなくても、20代のうちであればポテンシャル採用で転職が成功するケースもあります。
大手のM&A仲介では分業制が取られているため、仲介担当者がデューデリジェンスやバリュエーション工程に携わることは多くありません。
一方、中小規模のM&A仲介であれば仲介担当者がデューデリジェンスやバリュエーションに関わることもあるため、FASへの転職を検討する方も多いです。
FASについて、より詳しく知っておきたいという方はこちらも参考にできます。
(3)事業会社のM&A部門
M&A仲介で経験を積み、事業会社の経営企画部門でM&Aを担当するケースも多くみられます。
M&A仲介と比べて事業会社の経営企画部門の場合、一定のライフワークバランスが期待できるため、プライベートと仕事の両立を図るために転職する方が多いです。
事業会社の経営企画部門では、主に買い手として案件発掘や案件検討、その後のM&A新興を担当することとなります。
また、カーブアウト案件のように、事業会社が保有する一部門だけを売却する案件では、売り手として動くこともあります。
仲介の立場ではなく実際のプレイヤーとしてM&Aに携わることを希望していたり、ライフワークバランスを取りたい方が事業会社のM&A部門を検討することが多いです。
9.未経験からM&A仲介業界への転職成功事例
経験者が活躍しやすい業界ですが、未経験からM&A仲介業界への転職に成功した人たちも多いです。
たとえば、前職がMRで、32歳の私立大学卒の方がM&Aコンサルタントとして活躍している方がいます。
さらに、大手の証券会社や総合商社で働いていた方が20代後半でM&A仲介企業に転職し、たった1年で年収が4倍になったケースもあるので、夢が広がる職業です。
他にも他業界からM&A仲介業界に転職して成功しているケースは以下のようにたくさんあります。
- 事業会社の営業(33歳)
- メガバンク営業(25歳)
- 証券会社営業(24歳)
- ベンチャーキャピタル(56歳)
- 広告代理店(30歳)
- 会計事務所(26歳)
- 生命保険会社営業(29歳)
- 飲食店経営者(33歳)
- 証券会社営業(25歳)
基本的には25歳前後で転職する人が多いですが、経験を活かして50代で転職して活躍している人もいます。
M&A仲介業界への転職において、前職の経験が活かせれば成功する可能性が高いため、上記の成功例を参考に、M&A仲介業界への転職を検討してみてください。
10.M&A仲介業界への転職方法
M&A仲介業界に転職する方法はいくつか考えられます。
実際に利用されることが多い方法は以下の3つです。
- M&A仲介会社に直接エントリーする
- M&A業界に特化した転職エージェントを利用する
- 転職サイトを利用する
M&A仲介企業は年々増加しており、採用枠も多くなっているので、自分に合った企業を探してみましょう。
(1)M&A仲介会社に直接エントリーする
M&A仲介会社に転職する方法としてメジャーな方法は、M&A仲介企業に直接エントリーすることです。
M&A仲介会社は自社のホームページに採用ページを設けている傾向があります。
M&A仲介は、経験や実績だけでなく、ポテンシャルの高い人材を積極的に採用するので、より詳細に募集要綱が記載されていることが多いです。
気になる企業があれば、自分が求める条件等に合致するか、一度企業のホームページをチェックしてみましょう。
(2)M&A業界に特化した転職エージェントを利用する
M&A業界に特化した転職エージェントを利用するのもおすすめです。
M&A業界に精通したキャリアコンサルタントが、転職者の要望に応じて最適な企業を紹介してくれるので、入社後のミスマッチが発生しづらい点が魅力です。
また、近年の転職市場の動向や採用されるためのポイント等を教えてもらえるため、転職未経験の方でも安心して転職活動に取り組むことができます。
M&A仲介ではインセンティブの制度が各社異なり、求職者から見ると詳細に情報を知ることができないことも多いです。
入社後にインセンティブの詳細を知り、ミスマッチとなってしまう事例も少なくありません。
M&A業界未経験の方は、少しでも有利に転職活動を進めるために、転職エージェントを利用してアドバイスをもらいながら取り組んでみましょう。
ユニキャリアでは、M&A業界の転職サポートを積極的に行っています。
転職エージェントの利用を検討している方は、お気軽にご相談ください。
(3)転職サイトを利用する
転職サイトを利用してM&A仲介企業に転職することも可能です。
M&A仲介企業は、募集の人材のターゲット層が狭いので、転職エージェントを利用するよりも求人数は少ないですが、全くないわけではありません。
転職サイトに個人情報を登録していれば、条件がマッチする求人と自動的にマッチングしてくれるので、比較的簡単に希望条件を満たす企業を見つけることができます。
また、転職サイトではスカウトを受けられるものもあります。
今すぐ転職しようと思っていない方でも、受けられるスカウトを通じて自分の市場価値を確かめることにつながるため、利用する方が年々多くなっています。
M&A仲介企業の情報を集めたい方や条件にマッチする企業を見つけたい方は、複数の転職サイトに登録するのがおすすめです。
無料で利用できる転職サイトが多いので、とりあえずサイトに登録しておきましょう。
11.M&A仲介とは
これまでM&A業界未経験でもM&A仲介業界に転職することが十分できることを紹介してきましたが、ここからはM&A仲介ではどのような業務を行うのか説明します。
M&A仲介を一言で表現すると、会社を売りたい企業と買いたい企業をマッチングさせる仕事です。
近年後継者不足に悩まされている経営者や経営不振に陥っている企業が増えており、事業を存続させる目的で、会社や事業の買収・合併を検討する経営者が増加傾向にあります。
しかし、独自に売り手と買い手の条件が合致する相手を探すことは簡単なことではありません。
そこで、M&Aの仲介を専門的に行う企業が必要で、主にM&A仲介企業がその役割を担っているのです。
他にも、投資銀行やプライベートエクイティーファンド、FA(ファイナンシャルアドバイザリー)等も事業としてM&A仲介をしているケースがあります。
M&A仲介は、大きな設備投資や広告宣伝、システム開発が必要ないため、利益率が高いのが特徴です。
買い手と売り手をつなぐというビジネスモデルの特性上、事業推進においては個々の社員の力量がカギとなります。
そのため、優秀な人材を確保するために各社がインセンティブ制度を積極的に採用しており、業界全体として平均年収が高い傾向があります。
M&A仲介企業で大手であるM&Aキャピタルパートナーズの平均年収は2,478万円で、日本の上場企業の中でトップの会社です。
また、次に名前が挙がる日本M&Aセンターの平均年収も1,413万円と高く、テレビ局や総合商社と同水準の高い平均年収になっています。
インセンティブ制で実力主義の業界ですが、日本の平均年収が約450万円程度であることを加味すると、M&A仲介業界の平均年収は高いと言えるでしょう。
12.M&A仲介業界の今後の展望
M&A仲介業界の今後は、ますます活発化することが予想されます。
数十年前であれば、M&Aと言えば大手企業がメインに行われることが一般的でしたが、近年は中小企業のM&Aが盛んになっている状況です。
中小企業が全体の99%を占めている日本で、中小企業同士のM&Aが普及しつつあるため、ますますM&Aの案件が増えることは間違いないでしょう。
少子高齢化による後継者不足の問題は深刻で、2025年までに、70歳を超える中小企業の経営者が245万人となり、そのうち約半数の127万人が後継者未定といわれています。
そのため、今後より多くの事業承継が行われることとなります。
新型コロナウイルスの影響により、一時的にM&A業界の採用活動が停滞しましたが、徐々に企業の採用活動も活発になっています。
コロナ禍前よりも転職市場は好調になっており、今後は中途採用のポテンシャル採用も順調に伸びていくでしょう。
13.M&A仲介業界の主な業務内容
未経験者の中には、M&A仲介で具体的にどのようなことをするのかイメージが湧きづらい方もいらっしゃいます。
ここではM&A仲介の主な業務内容について紹介します。
- ソーシング
- マッチング
- エグゼキューション
転職面接の際にM&Aの基本的な知識は確かめられることが多いため、面接対策のためにも必ずチェックしておきましょう。
(1)ソーシング
M&A仲介の業務の一つ目はソーシングです。
ソーシングとは、案件の開拓から仲介契約(アドバイザリー契約)の締結までの段階のことをいいます。
主なソーシングの流れは以下のとおりです。
- 案件開拓
- 初回訪問
- M&Aの提案
- 仲介契約の締結
具体的にどのようなことをするのか説明します。
#1:案件開拓
まずは、M&Aを実施する企業を探すところから始めます。
案件開拓の主な方法は以下の4つです。
案件開拓の方法 | 活動内容 |
---|---|
直接営業 | 電話やメールで直接M&Aの提案をする |
提携先からの紹介 | 提携先の金融機関・会計事務所、事業承継・引継ぎ支援センターなどからの紹介を待つ |
セミナーの実施 | 事業承継セミナーや業界・地域別の事例紹介セミナーなどを実施する |
ホームページからの問い合わせ | 自社のホームページに過去のM&Aの成功事例を紹介したり、M&Aに関する情報を掲載したりすることで、M&Aを促して問い合わせを獲得する |
直接営業するのが基本ですが、提携先から紹介を受けてM&Aの仲介契約を獲得するケースも多いです。
また、オンラインや各地でセミナーを実施して、事業承継の方法としてM&Aが有効であることを示すことで、新規顧客の獲得を目指す方法も取られています。
近年は、各地域の金融機関や会計事務所、中小企業向けのシステム会社、コンサルティング会社と協力してセミナーを実施する企業も多いです。
他にも、自社のホームページを利用して、積極的にM&Aに関する情報を発信することで、M&Aに興味のある経営者から問い合わせを獲得する方法も取られています。
一般的にM&A仲介の大手企業になればなるほど、知名度もあがり、提携先の数も多いことから、営業マン個人としてでなく、会社全体として営業を行う傾向にあります。
一方、M&A仲介としては新興の企業になるほど、会社のネームバリューで案件を発掘できないことから、営業マン個人の営業力が問われ、その分インセンティブが高くなる傾向となります。
#2:初回訪問
案件開拓に成功したら、アポイントを取得した後に経営者の元に訪問することになります。
初回訪問では、経営者が抱える経営に関する課題をはじめ、M&Aの検討理由や将来の展望に関する話を伺うのが一般的です。
経営者が抱える課題によっては、M&A以外の方針が立てられないかどうかも検討します。
相手の立場に立って、何の方法を取れば課題を解消できるのか考える工程と認識しておきましょう。
#3:M&Aの提案
経営者の諸事情を考慮した上で、M&Aの利点があると判断した場合は、M&Aの仲介契約の提案をします。
基本的には、親族承継や役員などへの親族外承継(MBO)などの可能性についても触れながら、M&Aのメリット・デメリットを説明するのがメインです。
経営者が納得してM&Aに踏み切れるように、質問に対応しながらM&Aの具体的な手法を中心に説明します。
M&Aに踏み切るのは大きな決断なので、信頼されるように相手に寄り添って対応するのが重要です。
#4:仲介契約の締結
経営者がM&Aを行う意思が固まった後は、仲介契約を締結してソーシングは終わりです。
仲介契約を締結する際に、着手金や月額報酬を受け取る企業もあれば、着手金や月額報酬が無料で成果報酬制をとっている企業もあります。
また、合意契約時に中間金(契約成立時に、売買代金の一部として買主から売主へ交付される金銭)が発生する場合としない場合があるため、知識として押さえておくことが大切です。
たとえば、株式譲渡価格の20%や一律300万円のように定められている企業もあれば、完全成功報酬制の企業もあります。
M&A仲介企業によってさまざまなので、気になる企業の契約金に関してチェックしておきましょう。
(2)マッチング
ソーシングの次はマッチングを行います。
マッチングとは、契約相手の希望に沿った譲り受け会社を探し、基本合意契約の締結を目指す業務です。
具体的には、以下のような流れでマッチングを行います。
- 案件化(企業概要書作成)
- 買い手(譲受)企業の探索
- 買い手(譲受)候補企業との交渉・仲介契約
- トップ面談・条件交渉・基本合意契約の締結
どのようなことをするのか説明していきます。
#1:案件化
まずは、買い手に対して企業情報を開示するために、契約企業の価値を評価した上で、企業概要をまとめた書類(企業概要書:Information Memorandom、IMとも呼ばれます)を作成して準備を進めていきます。
この準備のことを案件化といい、買い手の候補となる企業が企業概要書を見てその後のTOP面談に進むか検討することとなります。
買い手候補の企業が検討を行う土台となるため、契約した売り手企業を買い手に取って魅力的な企業と写るようにも、マッチングの中でも重要な工程となります。
#2:買い手(譲受)企業の探索
案件化が済み次第、その企業の特徴や強み・弱み、経営のリスク等を把握した上で、買い手候補の企業を探すこととなります。
買い手には企業概要書のほか、売り手企業が求めるM&Aの前提条件を伝えていきます。
- 希望金額(最低希望額)
- スキーム(株式譲渡)
- 100%株式譲渡なのか、一部親族保有をしたいのか
- M&A成立後のオーナー経営者の関与等
- その他、M&Aにあたってのご希望、ご要望(MUST要件・WANT要件)
買い手企業はこれらの情報を総合的に判断し、売り手企業とのトップ面談に進んでいくか検討します。
#3:買い手(譲受)候補企業との交渉・仲介契約
買い手候補の企業が見つかれば、企業概要書をもとに交渉を進めていくことになります。
買い手候補企業に売り手企業の名称を伏せた書類(ノンネームと呼ばれます)を提示し、興味を持ってもらった場合は、秘密保持契約を締結し、その後に企業概要書を開示するのが一連の流れです。
#4:トップ面談・条件交渉・基本合意契約の締結
買い手企業が交渉に興味を示したら、売り手企業と買い手企業の経営者同士の面談(トップ面談)を行います。
面談後は、基本合意契約締結に向けて、企業訪問や諸条件の交渉を行うことになります。
特に諸条件の交渉がメインで、具体的に株式譲渡価格や従業員の処遇、売り手側のオーナーの扱い、社名の存続の可否といった論点を検討します。
もちろん、1社の面談でスムーズに基本合意に至る場合もありますが、複数企業と面談しても基本合意に至らないケースもあるので、長い目を見て取り組むことになるでしょう。
買い手と売り手の両者の主張がかみ合い、双方が納得した場合は、基本合意契約を締結します。
(3)エグゼキューション
最後にエグゼキューションを行います。
エグゼキューションとは、買収前監査(デューデリジェンス)から株式譲渡契約書締結、クロージング(株券の引き渡しと譲渡代金の決済等)までの一連の流れのことです。
買収査定からクロージングまでの主な流れは以下のように進みます。
- 譲受企業による買収前監査(デューデリジェンス)
- 株式譲渡契約書の交渉
- クロージング
具体的にどのようなことが行われるのか説明します。
#1:譲受企業による買収前監査(デューデリジェンス)
売り手と買い手の基本合意が済んだら、本格的にいくらで企業を買収するのか、どういった条件で契約を締結するかを話し合います。
基本的には、譲受企業が買収前監査を行うのが一般的で、買い手の企業から公認会計士や税理士、CXOクラスの経営層などのデューデリジェンスチームが派遣され、実際に売り手の企業に足を運んで各種のデューデリジェンス(DD)を行います。
DDの項目としては必須で行われるものがビジネスDD(BDD)や財務DD、企業によって弁護士を派遣する法務DDや、ITコンサルタントを派遣するIT DDなどを実施したりするケースもあります。
ただし、上場企業の監査とは異なり、より短いスケジュールで優先度を絞って買収前監査を行うこととなります。
M&Aの規模によって異なりますが、数時間で終了するものから、1週間ほどかけてデューデリジェンスが行われます。
#2:株式譲渡契約書の交渉
デューデリジェンスが終わり次第、最終契約書である株式譲渡契約書の作成や必要な諸条件の最後の交渉などを行います。
この交渉が成立すれば、後は契約を締結し、代金を決済するだけとなります。
デューデリジェンスで判明した事実をもとに、基本合意契約の各条件を見直し、株式譲渡契約書として仕上げていくこととなります。
株式譲渡契約書の条項の交渉事項としては、売り手企業の経営者への表明保証やクロージング条項などを検討します。
表明保証とは、M&Aの案件の中で売り手経営者や経営陣にヒアリングを行ったことが正しいと保証する項目のことであり、保証する内容や万が一保証した内容と食い違う事実がM&A成立後に発生した場合にどのような損害賠償を行うかを定義します。
クロージング条項とは、売り手経営者がクロージング日までに整理・完了しておくべき事項やスケジュールを定義します。
また、万が一クロージング条項がクロージング日までに指定の条件を達成しなかった際の取り扱いについても合わせて定義することとなります。
#3:クロージング
株式譲渡契約書の交渉が成立したら、クロージングを迎えます。
クロージングでは株式譲渡契約の締結や代金決済の確認が行われます。
M&Aの案件成立日には、上記の事務的な手続だけでなく、売り手と買い手がM&A成立を祝う調印式を行う企業もあります。
調印式では記念撮影を行ったり、売り手経営者がスピーチを行ったりと、セレモニーが行われます。
これまでのM&Aの交渉の苦労が報われる瞬間であり、M&A仲介に携わる方にとって醍醐味と言えるでしょう。
クロージング日を以って、売り手から買い手に経営の主体が移り、新体制での経営が行われていくこととなります。
14.M&A仲介会社の主な採用ポジション
M&A仲介企業に転職する上で、求職者として知っておきたい採用ポジションについて解説します。
M&A仲介企業では、いくつかのポジションごとに採用枠が設けられています。
転職市場で用意されている主な採用ポジションは以下の3つです。
- M&Aコンサルタント
- インサイドセールス
- アナリティクス(エグゼキューションサポート)
各ポジションにはそれぞれ役割が与えられているので、自分の特徴に合わせてどのポジションで採用を狙うのか検討してみましょう。
(1)M&Aコンサルタント
M&Aコンサルタントは、先ほど紹介したM&A仲介における3つの業務(ソーシング、マッチング、エクゼキューション)を担当するポジションです。
売り手と買い手の経営者と直接顔を合わせて提案や交渉等を行うため、M&A仲介の結果に直結する大切な役割と言えます。
M&Aコンサルタントは、売り手と買い手の間に立ち、双方の主張を汲み取ったうえで中立的な立場で物事を進めていかなければなりません。
売り手に対しても買い手に対しても柔軟なコミュニケーションで交渉を進めるスキルが求められます。
このポジションでの採用を狙う場合、柔軟な発想が求められ、売り手と買い手の両者のニーズをどのように結びつけるのか考える能力が必要です。
一方の意見だけを重視するのではなく、双方の意見に耳を傾け、物事を見極める冷静さが必要不可欠と言えます。
なお、M&Aコンサルタントがおすすめな方の特徴は以下のとおりです。
- 経営者への提案営業で実績を持っている
- 経営者へのコンサルティングやアドバイザリー業務経験がある
- 会計士や税理士など会計に関するバックグラウンドがある
- 初対面の人と無難な会話ができるほどのコミュニケーション能力がある
M&A仲介企業にとって重要なポジションであり、営業経験者や会計知識のある方は相性がよいため、前向きに検討してみましょう。
(2)インサイドセールス
インサイドセールスとは、見込み顧客(M&Aの売り手や買い手の候補となる企業)に対して、メールや電話、ウェブ会議ツールなどを活用しながら営業活動を行うポジションのことです。
簡単に言うと、M&Aに興味がありそうな企業に対して積極的にアプローチして、M&Aに興味をもった企業を見つけ出し、M&Aコンサルタントにつなぐ役割を担っています。
DM(企業に直接情報を通達する宣伝手段)や電話営業でM&Aに興味のある企業を直接見つけるのがメインですが、銀行や会計事務所に対して営業して事業承継ニーズのある企業を探すことも業務の一つです。
見込み顧客を確保し、面談機会を得た後は、M&Aコンサルタントに引き継ぎます。
企業によってはインサイドセールスがそのままM&Aコンサルタントとして業務を継続する場合もありますが、M&Aコンサルタントとは別のポジションとして用意されるのが一般的です。
インサイドセールスに求められるのは、行動力です。
見込み顧客の獲得のためには、とにかく行動して1社でも多く企業にアプローチすることが求められます。
また、効率よく見込み顧客にアプローチするためには、市場調査やターゲットの選定、アプローチ方法など戦略的に行動することも大切です。
市場データを客観的に判断した上で行動できる能力が必要と言えるでしょう。
なお、インサイドセールスの採用枠を狙う場合、以下に該当する方は有利です。
- インサイドセールスの経験がある
- 営業経験があり実績を残している
M&Aコンサルタントとインサイドセールスのどちらかで迷う方が多いですが、自分にマッチしている方を選びましょう。
(3)アナリティクス(エグゼキューションサポート)
アナリティクスとは、財務や税務、法務といった専門的な知識をフル活用して、買い手企業に対して提供する企業概要書の作成や企業価値評価の分析等を担当するポジションです。
M&Aコンサルタントやインサイドセールスに比べると特殊な役割で、まさに裏方の仕事と言えるでしょう。
基本的な業務は企業概要書の作成やバリュエーションの資料作成、デューデリジェンスのQ&Aのとりまとめとなります。
資料作成に向かう時間が多くはなりますが、デューデリジェンスの場面ではビジネスDDや財務DD、税務DDといった場面で売り手経営陣との折衝を担当し、ヒアリングを行います。
アナリティクスを担当する場合は、資料作成能力やデューデリジェンス経験が重視されます。
即戦力採用が多いポジションで、前職の経験が重視される際には外資系コンサルティングファームや外資系投資銀行で求められるようなパワーポイントやExcelスキルが求められます。
財務知識に関しても、公認会計士や税理士資格、公認会計士試験の短答式試験の合格実績や受験実績、税理士試験の税法合格2科目等の高い水準が求められます。
ポテンシャル採用の場合は基本的なドキュメント作成スキル、財務に関する素養(簿記2級レベル)が求められることが多いです。
以下の特徴に該当する方はアナリティクスでの採用を狙ってみるのもよいでしょう。
- 外資系コンサルティングファームや外資系投資銀行の出身者である
- デューデリジェンス経験がある
- 基礎的な財務の知識がある
15.M&A仲介業界企業例
最後にM&A仲介業界には、どのような企業があるのか紹介します。
近年、M&A仲介企業が増加傾向にあるので、幅広い選択肢がありますが、今回紹介する企業は以下の通りです。
- M&Aキャピタルパートナーズ
- M&A総合研究所
- 日本M&Aセンター
- 山田コンサルティンググループ
- ストライク
- レコフ
- fundbook
- パラダイムシフト
- 名南M&A
- M&A DX
- インテグループ
- オンデック
- ペアキャピタル
- M&Aコンサルティング
- コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング
- みつきコンサルティング
- ユナイテッド・フロント・パートナーズ
- M&A works
- 株式会社日本経営研究所
- ABNアドバイザーズ
- マイナビM&A
- インクグロウ
- M&Aロイヤルアドバイザリー
- クレジオ・パートナーズ
- レバレジーズM&Aアドバイザリー
- ウィルゲート
- フォーバル
- バディーズ
- ユニヴィスグループ
いずれの企業のM&A仲介業界に転職するなら知っておくべき企業ばかりなので、一度目を通しておきましょう。
(1)M&Aキャピタルパートナーズ
会社名 | M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 |
設立 | 2005年10月 |
資本金 | 28億円 |
特徴 | ・東証一部上場 ・中小企業が対象 |
公式HP | https://www.ma-cp.com/ |
M&Aキャピタルパートナーズは、M&A仲介業界では最大手となる会社です。
東証一部に上場しており、M&A仲介業界の年収の部分で軽く触れましたが、上場企業の中でも平均年収がトップといわれています。
M&Aコンサルタントとして入社すれば、わずか1年で年収3,000万円も夢ではありません。
そのため、M&A仲介業界への転職を希望している方の中で、この企業に採用されることを目標に転職活動に取り組んでいる方が多いです。
M&Aキャピタルパートナーズといえば、中小企業の事業承継型M&Aを得意にしていることが有名で、今後ますます中小企業によるM&Aが活発化することが予想されるため、この企業に入社できれば、数多くのチャンスをもらえる可能性があるでしょう。
規模の大きな会社なので、競争率が高いイメージを持たれる方が多いですが、助け合いの精神を持つ社風が特徴です。
M&A仲介はハードワークで結果を求められるシビアな世界なので、大手となるとより厳しい環境が待ち構えているかと思われがちですが、離職率は高くありません。
中小企業のM&A案件が増加傾向にあり、毎月安定した実績を積み上げているため、貪欲に高収入を狙いたい方は、ぜひ応募してみましょう。
(2)M&A総合研究所
会社名 | 株式会社M&A総合研究所 |
設立 | 2018年10月 |
資本金 | 4.11億円(資本準備金を含む) |
特徴 | ・経営者目線の親身なサポート ・最短3ヶ月のスピード成約 |
公式HP | https://masouken.com/ |
M&A総合研究所は、設立からまだ日が浅く、社員の平均年齢が32歳と若いメンバーで構成されています。
そのため、エネルギッシュで自由な社風が特徴的です。
システムの効率化を重視しており、業界最高水準のインセンティブ率を誇っています。
一件のM&Aの成立で多額の報酬を得ることが期待できます。
業務効率化を徹底する方針なので、一人のM&Aアドバイザーが担当する案件数が多いのも特徴で、思う存分能力を発揮して高収入を目指すことができるでしょう。
今後大きな成長が見込まれる会社なので、多くのチャンスが得られる会社を探している方は、応募を検討してみてください。
(3)日本M&Aセンター
会社名 | 株式会社日本M&Aセンター |
設立 | 2021年4月1日(1991年4月25日創業) |
資本金 | 37億8001万円 |
特徴 | ・トップクラスの情報網 ・独自のネットワークを駆使 |
公式HP | https://www.nihon-ma.co.jp/ |
日本M&Aセンターは全国の地方銀行の9割、信用金庫の8割、1,050の会計事務所と提携し、 国内最大級のM&A情報ネットワークを構築しています。
2021年度の実績が「M&Aフィナンシャルアドバイザリー業務の最多取り扱い企業」としてギネスに認定されている企業です。
2021年度のM&A・事業承継の成約実績No.1と言っても過言ではないほど、優秀な成績を残した会社と言えます。
地銀や会計事務所、メガバンク、大手証券などと連携し、M&Aを通じて企業を救うことをモットーにしており、事業継承型と成長戦略型のM&Aを手掛けているのが特徴です。
M&A仲介企業の中でもここまで大規模な情報ネットワークを構築している企業は類を見ません。
使命感を持ちつつ上昇志向がある方で、冷徹な頭脳と温かい心を併せ持つ人材を広く募集しているので、実績のある会社で働きたい方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
(4)山田コンサルティンググループ
会社名 | 山田コンサルティンググループ株式会社 |
設立 | 1989年7月10日 |
資本金 | 15億9,953万円 |
特徴 | ・ワンストップでシームレスな対応力を持っている ・海外業務も多い |
公式HP | https://www.yamada-cg.co.jp/ |
山田コンサルティングは、コンサルティング歴が30年以上で、経営課題解決の経験と実績が豊富な総合コンサルティングファームです。
「健全な価値観」「社会貢献」「個と組織の成長」を基本理念に掲げている会社で、会計・税務・法律・事業などのプロフェッショナルと連携しながら、ワンストップでシームレスに対応しています。
山田コンサルティンググループは、国内に13箇所、海外に6箇所の拠点をもっており、海外ネットワークを活用してM&Aのサポートをすることができる点が魅力です。
海外業務問題にも取り組んでいることから、専門知識だけでなく語学力のある人材を多く募集しています。
定期的に中途採用は実施されており、コンサルタントから事務職まで専門職のポジションで採用枠が設けられているので、ニーズにマッチした職場環境を求めることが可能です。
M&A仲介企業の中では、平均残業時間が月40時間程度と他社に比べて少ないことから、ワークライフバランスを取りたい方にもおすすめします。
(5)ストライク
会社名 | 株式会社ストライク |
設立 | 1997年7月 |
資本金 | 8億2,374万円 |
特徴 | ・高い専門性と倫理観を持つスタッフが在籍 ・インターネットを活用したマッチング |
公式HP | https://www.strike.co.jp/ |
ストライクは、税理士や公認会計士が主体となって設立された会社です。
そのため、全国の税理士・会計士事務所、金融機関との連携が取れており、独自のM&A市場を活用することで、M&A業界がまだ黎明期だったころからの多様な実績に裏打ちされた最適なマッチングの提供が可能になっています。
また、インターネットにおけるM&A市場に早期に着目した会社でもあり、日本で初めてインターネットを活用したマッチングを手掛けるなど、独自の営業スタイルを持っているのも特徴です。
従業員の男女比が4:1で、女性コンサルタントを積極的に採用している傾向があります。
公認会計士などの難関国家資格を所有していれば採用されやすいので、税務や財務に関する知識がある方は、応募を検討してみましょう。
(6)レコフ
会社名 | 株式会社レコフ |
設立 | 1987年12月 |
資本金 | 非公開 |
特徴 | ・上場企業との信頼とネットワーク ・クロスボーダーM&A ・M&A市場発展の支援活動 |
公式HP | https://www.recof.co.jp/ |
レコフは日本にM&Aという言葉が広まる前から創業している歴史あるM&A助言会社です。
創業以来、1,000件以上の案件の成約をサポートし、多くの実績を積み上げています。
顧客の要望に対してM&Aを用いた様々な提案ができることがレコフの特徴で、成長戦略、クロスボーダーM&A、グループ再編、業界再編、事業承継などのM&Aを幅広くサポートしています。
そのため、顧客企業との長期的な関係を築き、信頼されるアドバイザーを求めています。
充実した研修制度も備えており、上場企業に対する提案にも対応できる実践力を身に付けることができます。
M&A専門知識の有無は問わないため、自身の経験を元に転職後のキャリアを上げたい方は、レコフを検討してみてはいかがでしょうか。
(7)fundbook
会社名 | 株式会社fundbook |
設立 | 2017年8月 |
資本金 | 20億円 |
特徴 | ・独自のマッチングであらゆる可能性を追及 ・M&Aのリードタイムを短縮し、最短52日の制約の実績がある |
公式HP | https://fundbook.co.jp/ |
fundbookは、独自開発したM&Aプラットフォーム「fundbook cloud」でマッチングを行うサービスを提供しています。
独自マッチングでは、全国のあらゆる業種や規模の企業とのマッチングが可能となり、 経験豊富なアドバイザーすら想像できない出会いを実現させています。
fundbookでは顧客開拓および企業価値評価、M&A手法の策定・考案、譲渡/譲受先のマッチング、条件調整、クロージング(成約)を経験することが可能です。
(8)パラダイムシフト
会社名 | 株式会社パラダイムシフト |
設立 | 2011年1月 |
資本金 | 1千万円 |
特徴 | ・IT領域特化型として国内最大級の案件実績 ・プロフェッショナルチームによる 適切な案件組成 |
公式HP | https://paradigm-shift.co.jp/ |
パラダイムシフトはIT領域において国内最大規模のM&A実績がある会社です。
日本を代表する企業からベンチャー企業まで、M&Aに関連する一連のアドバイスと契約成立までの取りまとめています。
個別のM&A案件や業界内のネットワークを通して培われた知識や情報力があるため、他の競合と差をつけています。
パラダイムシフトでは、学び続ける人をサポートする環境や制度が整ってるため、知識を積極的に身に着けて行動する方を募集しています。
大企業、新興市場含む上場企業、資金力のある非上場企業・ベンチャー企業までサポートするため、IT・金融・経営のプロフェッショナルを目指したい方は検討してみてはいかがでしょうか。
(9)名南M&A
会社名 | 名南M&A株式会社 |
設立 | 2014年10月 |
資本金 | 3億1千万円 |
特徴 | ・東海・近畿エリアを中心にM&A支援サービスを展開 ・クライアントの経営課題と状況に応じて、専門的なM&A支援 |
公式HP | https://www.meinan-ma.com/ |
名南M&Aは名古屋に本社を構え、東海・近畿エリアを中心にM&A支援サービスを提供するM&A仲介会社です。
名古屋の本社に加え、静岡・大阪に営業拠点を保有しています。
特に東海エリアのM&A成約実績には定評があり、東海エリアでのM&A案件発掘や、東海エリアでの金融機関、会計事務所との連携を積極的に行っています。
また、医療M&Aに強みを持っているのも特徴で、他の業界のM&Aと比べて独特なスキームや特殊なノウハウが求められる医療分野において数多くの医院継承を支援しています。
東海エリアでのM&A仲介への転職を検討している方は、求人に応募してみてはいかがでしょうか。
(10)M&A DX
会社名 | 株式会社M&A DX |
設立 | 2018年1月 |
資本金 | 500万円 |
特徴 | ・M&Aで発生する損失をカバーする 損害保険を付保 ・M&A専門家率5割以上 |
公式HP | https://subaru-inc.co.jp/ |
M&A DXは過去に成約したM&A実績やマッチングデータを活用し、独自のアルゴリズムを用いて最適なM&A仲介を目指す会社です。
M&AのDX推進を積極的に行っており、マーケティングや独自システムに多額の投資を行っています。
より最先端のM&A業務に携わりたいと目指す方にとっておすすめの職場です。
(11)インテグループ
会社名 | インテグループ株式会社 |
設立 | 2007年6月 |
資本金 | 1億円 |
特徴 | ・完全成功報酬制 ・中堅・中小企業のM&A支援で実績豊富 |
公式HP | https://www.integroup.jp/ |
インテグループは2007年に創業したM&A仲介会社で、中堅・中小規模のM&Aの成約実績を多数保有しています。
売上規模が1億円~150億円の会社のM&Aを取り扱っており、規模の小さい案件から大きい案件まで幅広く経験できるのが求職者にとって魅力の一つです。
また、M&A成約にスピードを掲げており、1案件を3~6か月以内に成約することを目指しています。
短期間の間にいくつものM&A案件を経験し、成長したいと考える人にとっては魅力的な職場と言えるでしょう。
(12)オンデック
会社名 | 株式会社オンデック |
設立 | 2007年12月 |
資本金 | 3億7,272万円 |
特徴 | ・顧客にベストの結果を提供しうる「総合力」にこだわる ・業界のパイオニアとしての歴史と実績が豊富 |
公式HP | https://www.ondeck.jp/ |
株式会社オンデックは2007年の創業以来、中小企業のM&Aを強みとして成長してきた会社です。
M&A仲介会社の中では数少ない大阪本社の企業であり、近畿圏中心にM&A成約実績を積み重ねてきました。
東証に上場しており、損害保険会社との表明保証違反に対する保険の仕組みを構築しているなど、創業から積み重ねてきた20,000社以上のネットワークを活かした経営を行っています。
近畿圏でM&A仲介会社に転職を考えている方は、候補として考えたい企業の一つです。
(13)ペアキャピタル
会社名 | 株式会社ペアキャピタル |
設立 | 2020年10月 |
資本金 | 900万円 |
特徴 | ・経験をもとに独自の仕組みを構築、同クオリティでサービスを提供 ・チーム分業制 |
公式HP | https://p-capital.co.jp/ |
ペアキャピタルは設立して日は浅いですが、大手M&A仲介会社の立ち上げメンバーは豊富な経験を有し、特にIT企業のM&Aにおいては多くの成約実績があります。
その範囲は、とても広く社員1名の企業から上場企業までのM&Aを成約してきました。
こちらの会社は大手で成約を取るには1年以上かかるケースが多い中、アドバイザーとテクニカルサポートがタッグを組むことで最短48日で成約をした実績のある企業です。
チーム分業制となっており、入社直後から案件に携わることができるのでM&Aに必要なスキルやノウハウを素早く習得できると思います。
M&A専門知識の有無は問わないので、未経験からでも入りやすくなっています。
誰かの役に立つのが好きな方は検討してみてはいかがでしょうか。
(14)M&Aコンサルティング
会社名 | 株式会社M&Aコンサルティング |
設立 | 2019年4月 |
資本金 | 非公開 |
特徴 | ・会社の成長段階に合わせたスケール型M&A ・各業界コンサルタントが支援 |
公式HP | https://mmac.cc/ |
M&Aコンサルティングは製造、美容、ヘルスケア、飲食、ITなど、様々な業界の実績があるコンサルタントが在籍しています。
東京の本社に加え、静岡、大阪、名古屋、京都にも拠点をもっている企業であり、今後も地方進出を計画しています。
「ノウハウの共有」「スキルの共有」「成功や失敗の共有」を重要視しており、企業全員でレベルアップを目指しています。
研修制度が整っていますので、M&A未経験者でも早くにM&Aのノウハウを得ることができ活躍できるでしょう。
M&A業界の経験未経験の有無は問わないので、会社が成長していくところを自分の心で感じたいと思う方やコミュニケーション能力に自信のある方は検討してみてはいかがでしょうか。
(15)コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング
会社名 | 株式会社コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング |
設立 | 2002年9月 |
資本金 | 150万円 |
特徴 | ・複数の法人からなるグループ企業 |
公式HP | https://co-ad.co.jp/ |
コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティングは、公認会計士、税理士法人、社会保険労務士法人、M&A仲介、財産サポートの複数の法人からなるグループ企業です。
こちらの企業は顧客層が幅広く、会計、税務に限らずM&A、IFRS、J-SOX、FAS等の業態を広げていき準大手に至るまで成長していき今後の成長に期待できます。
M&A専門店にありがちなマッチング業務は行わず、お客様の要望をきっちり理解、分析し深いところまで追求していきます。
なので、M&Aの仲介業務だけでなく会計、税務、人事労務、海外進出などいろいろな専門家がいるので幅広い業務を経験できるのではないでしょうか。
社員構成は6割が女性を占めており、若手社員や女性を積極的に採用している傾向にあります。
(16)みつきコンサルティング
会社名 | みつきコンサルティング株式会社 |
設立 | 2005年10月 |
資本金 | 1億円 |
特徴 | ・税理士法人が母体となっている ・プロジェクトサーチで企業価値を高める |
公式HP | https://www.mitsukijapan.com/company/index.html |
みつきコンサルティングは税理士法人が母体となって設立された会社です。
そうした背景から、社内に税務に関する知見が蓄積されており、ディール時も的確な選択を取りながら案件を進めることができます。
また第三者承継のM&A仲介に留まらず、事業継承に悩まれている事業者に対し、親族・従業員承継での税務的な側面からのコンサルティング支援も可能です。
さらに案件ソーシングに強みがあり、税理士法人としての信用から売り手オーナーへの不信感が比較的少ないという特長があります。
税務に関する知識や経験がある方は、それらを活かすことができるのではないでしょうか。
(17)ユナイテッド・フロント・パートナーズ
会社名 | 株式会社ユナイテッド・フロント・パートナーズ |
設立 | 2018年4月 |
資本金 | 1億円 |
特徴 | ・地方都市に特化したM&Aアドバイザリー ・企業の多くは大手経営コンサルティング会社であったりM&Aアドバイザリー部門出身だったりする |
公式HP | https://uf-p.co.jp/ |
ユナイテッド・フロント・パートナーズは地方都市に特化したM&Aアドバイザリーです。
静岡県に本社を構え、東海・中部地方に事業を展開しています。
同エリアに拠点があるM&A仲介ブティックは少なく、地元企業との繋がりを強めていることが特長です。
また大手M&A仲介会社が成約できなかった案件を成約した経験があり、小規模なブティックながら、M&A仲介サービスのクオリティが高いと言えます。
特に地方の後継者不在企業に注力しており、今後も地方出店を計画しています。したがって支店立ち上げ、運営管理の経験を積むことが期待できます。
地元企業との強固な繋がりや地方出店の経験など、他の企業にはない経験を求めている方は検討してみてはいかがでしょうか。
(18)M&A works
会社名 | M&A works株式会社 |
設立 | 2021年10月 |
資本金 | 8千万円 |
特徴 | ・メディア企業と連帯による豊富な企業ネットワーク ・独自のマッチングシステム |
公式HP | https://maworks.co.jp/ |
M&A worksは世界的に著名な経済雑誌「Forbes Japan」と資本提携を諦結し、豊富な企業ネットワークが使用可能で圧倒的な営業のしやすさがあります。
本来のM&Aは企業価値をベースにしたマッチングが主流なのですが、こちらの企業はマッチングをした上で、その企業のポテンシャルを引き出して買手企業との相性を見極めてより大きい企業にすることを理念にしています。
また多彩な経歴のメンバーが在籍しています。例えば営業職のメンバーは、金融機関出身だけでなく、元経営者、公認会計士など実に様々な経歴を持っています。こうしたメンバーが一丸となって、クライアントが抱えている問題について考え、課題解決に取り組んでいます。
将来的にはIPO(新規上場株式)を目指しており、今転職すれば初期段階のメンバーとして参画することが可能です。
前職の強みを活かして仲間と協力する傍ら、会社と自身の成長を実感できるのではないでしょうか。
(19)株式会社日本経営研究所
会社名 | 株式会社日本経営研究所 |
設立 | 2019年5月 |
資本金 | 1千万 |
特徴 | ・企業が活用するマッチングサイトの登録数1万件 ・最短3か月のスピード成約 |
公式HP | https://idealpartners.co.jp/ |
株式会社日本経営研究所はオンラインでのM&Aを実現しており、企業が運営するマッチングサイトの登録数が1万件にも上り国内最大級のネットワークがあります。
こちらの企業は、経験豊富なM&AコンサルタントとM&Aプラットフォームを組み合わせてITとの融合を実現したM&A仲介会社です。
海外進出を狙っている日本国内クライアント企業だけでなく、日本進出を伺っている海外クライアントにも幅広く対応しており、両者をターゲットとした独自のプラットフォームを保有しています。
ソーシングは外注しているため、未経験でも入社直後から活躍でき、他社と比較して成長速度が速いことが特長です。
M&A仲介会社では珍しくクロスボーダー案件に対応しており、その経験を積むことができます。
一刻も早くキャリアアップしたい方、クロスボーダー案件に携わりたい方など、検討してみてはいかがでしょうか。
(20)ABNアドバイザーズ
会社名 | ABNアドバイザーズ株式会社 |
設立 | 2017年5月 |
資本金 | 2億円 |
特徴 | ・着手金は原則無料の成功報酬型 ・あおぞら銀行の100%子会社 |
公式HP | https://www.abn-advisors.co.jp/index.html |
ABNアドバイザーズは100%あおぞら銀行の子会社であり、お客様の事業維持発展のためのサポートをするために設立されました。
大手銀行系列のブティックであることから信頼性が高く、譲渡を検討しているお客様にとって安心できる企業です。
またあおぞら銀行からの追加出資も可能なので、必要な施策の実現もしやすいと言えます。
メンバーは25人程で金融機関出身の方達が多いです。
研修制度が厚く、半年の研修期間があり、OJTの手厚いサポートを受けることができます。
また大手M&A仲介ブティック出身者が在籍しているため、M&A仲介のノウハウが社内に蓄積されており、成長環境が整っていると言えます。
成長環境を重視する方は、経験豊富な先輩に手厚くサポートしてもらえるABNアドバイザーズも候補にしてみてはいかがでしょうか。
(21)マイナビM&A
会社名 | マイナビM&A株式会社 |
設立 | 2021年4月 |
資本金 | 1億円 |
特徴 | ・全国で60社を超える支社やグループ会社のネットワークを使用する ・マイナビグループの50年間による人材領域ビジネスサービスの圧倒的信頼 |
公式HP | https://m-a.mynavi.jp/ |
マイナビM&Aでは、全国で60社を超える支社やグループ会社のネットワークを駆使できることが強みです。
マイナビグループの50年間による人材領域ビジネスサービスの圧倒的信頼があります。
他社と比較して早く経験を積むことができ、1人当たりの案件数が他社と比べて2枚程度で、成約までの期間が平均6.6ヶ月というデータがあります。
未経験でも約7割が1年以内に成約しており、1年で4件成約する優秀なプレーヤーもいます。
また将来は子会社経営を行うというセカンドキャリアのビジョンがあり、この先20年M&Aアドバイザーを継続できないと感じる方でもキャリア形成が社内で完結できるところが魅力です。
(22)インクグロウ
会社名 | インクグロウ株式会社 |
設立 | 1990年7月 |
資本金 | 5,100万円 |
特徴 | ・全国135の金融機関と提携している ・ハイブリット型収益 |
公式HP | https://incgrow.co.jp/ |
インクグロウは前身から30年間に渡り、地方金融機関と提携しており、現在135もの金融機関と提携しています。
この提携は、中小企業の支援を目的としており、地域経済の活性化の先に日本経済の振興を見据え、今後も更なる金融機関との提携を計画しています。
またM&Aを通じて「次の経営者へ会社を引継ぐことを機に、更に成長していく会社を各地域に次々と輩出していくこと」を使命としており、理想のM&Aを実現するために「M&Aグロースサポートサービス」をリリースしました。
収益について、フロー収入型のM&A事業とベース収入型の会員事業のハイブリッド型を採用しています。これにより安定かつ実績に応じた収益が上げられることが期待できます。
地域の活性化に貢献したいと考えている方は、検討してみてはいかがでしょうか。
(23)M&Aロイヤルアドバイザリー
会社名 | M&Aロイヤルアドバイザリー株式会社 |
設立 | 2021年11月 |
資本金 | 3,340万円 |
特徴 | ・完全成功報酬型の手数料体系 ・業界トップクラスのアドバイザー |
公式HP | https://ma-la.co.jp/ |
M&Aロイヤルアドバイザリーは、投資銀行業務のプロフェッショナルとして、幅広い業務・分野に対応できる専門性の高い精鋭をそろえていることが特長です。
金融機関や大手M&A企業、監査法人系アドバイザーファームなどの経歴を持つ業界トップクラスのアドバイザーが在籍し、様々な分野で実績を上げています。
経営者に徹底的に寄り添い、忠誠を誓う姿勢は会社名にも反映されています。
お客様一人ひとりに寄り添った仕事をしたいと考えている方は、企業理念との相性が良いと言えるでしょう。
また求める人材は「高い専門性」「熱い情熱」「信頼される人格」ですので、これらに該当する方は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
(24)クレジオ・パートナーズ
会社名 | クレジオ・パートナーズ株式会社 |
設立 | 2018年4月 |
資本金 | 5千万円 |
特徴 | ・広島を中心に中国・四国エリアにM&A支援サービスを展開 ・3年間のコンサルティング実績は110件、クライアントからの新規相談は年間300件を超えている |
公式HP | https://cregio.jp/ |
クレジオ・パートナーズは、広島県に本店所在地を置き、岡山県・山口県・愛媛県等、中国・四国地方を地盤とするM&A・事業承継の専門コンサルティング会社です。
地域に密着しているため、地域金融機関・士業との連携による地場人脈が活用でき、その点大手のM&Aコンサルティングファームとは異なる企業情報を保有している点を強みとしています。
そのため、社内メンバー全員が「お世話になった地方へ還元したい」という想いを持って業務に取り組んでいます。
地域の新しい可能性を切り拓いていきたいと考えている方は、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
(25)レバレジーズM&Aアドバイザリー
会社名 | レバレジーズM&Aアドバイザリー株式会社 |
設立 | 2020年4月 |
資本金 | 5千万 |
特徴 | ・M&Aご成約まで無料でサポート ・IT・医療の分野において、業界トップクラスのサービスを提供するデータベースを活用 |
公式HP | https://leveragesma.jp/ |
レバレジーズM&Aアドバイザリーは、様々な事業を展開するレバレジーズの子会社としてM&A事業を行う会社です。
各領域に特化したM&Aサービスを展開しており、IT/Web・建設・製造業など幅広い領域にサービスを拡大しています。
2022年度の「働きがいのある会社」にはレバレジーズグループが3位にランクインしており、5年連続でベストカンパニーに選出されています。
レバレジーズM&Aアドバイザリーは、新規事業で立ち上げフェーズのため、主体的に事業開発ができ、スピード感のある現場で経験が積めます。
M&A仲介会社の中でも、立ち上げフェーズの比較的新しい会社で働きたい、また各領域に特化したM&Aを提供し分野専門性を高めたい方におすすめの会社です。
働きがいのある会社に入ってみたい方、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
(26)ウィルゲート
会社名 | 株式会社ウィルゲート |
設立 | 2006年6月 |
資本金 | 6千万円 |
特徴 | ・Web・IT領域に特化 ・9100社以上の経営者ネットワークを活用して素早いマッチングが可能 |
公式HP | https://www.willgate.co.jp/ |
ウィルゲートは17年に渡りWebマーケティングに注力している累計7,200以上の企業の支援を行ってきた会社です。
M&A事業以外にも、コンテンツマーケティング事業を自社で行っていることもあり、Web・IT領域を得意としています。
求める人材像には、「自立・協調できる人」を掲げており、高いプロ意識とチーム意識を持って業務を遂行できる人材を求めています。
Web・IT領域に特化しており、M&Aの知識はもちろんWeb・ITのノウハウも身につく点もおすすめのポイントです。
大きな環境変化の中で事業を急成長させたい方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
(27)フォーバル
会社名 | 株式会社フォーバル |
設立 | 1980年10月 |
資本金 | 41億5千万円 |
特徴 | ・海外マーケットへの進出 |
公式HP | https://www.forval.co.jp/ |
フォーバルは「一社でも多くの中小・小規模企業の存続と成長に貢献する」というミッションのもとで、事業承継支援やコンサルティングを行っている会社です。
創業以来40年以上にわたり、年間延べ20万人もの経営者の方々を支援しており、日本の中小・小規模事業の重要課題でもある後継者問題に取り組んでいます。
「クライアントファースト」を大切にしており、社員全員がお客様の立場になって考え行動することを心がけています。
その他にも、「やり抜く力」や「チームプレー」のある人材を求めており、過去にM&Aの業務経験がある方はもちろん、高い好奇心を持って日々努力できる方は社風とマッチするでしょう。
設立1980年の老舗とも言える実績豊富なフォーバルに、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
(28)バディーズ
会社名 | バディーズ株式会社 |
設立 | 2013年 |
資本金 | 1千万円 |
特徴 | ・中小企業に特化 ・世界各地に営業ネットワークを有している |
公式HP | http://budyz.com/ |
バディーズは日本社会および経済に貢献することを最大のミッションとしており、中小企業のM&Aを専門にサポートしている企業です。
世界各地に営業ネットワークを有しており、グローバルにM&Aコンサルティングサービスを提供しています。
社内メンバーは、M&Aの業務経験豊富な金融機関出身者やコンサルティング会社出身者が多く、実績のあるメンバーが多数在籍しています。
一人当たりの案件数が他社より2倍程多く、スピーディーに成長ができ、未経験者の7割が一年以内に成約をしています。
常に向上心のある人や、キャリアを積みたい人はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
(29)ユニヴィスグループ
会社名 | ユニヴィスグループ |
設立 | 2014年 |
特徴 | ・M&A仲介・デューデリジェンス・バリュエーション・PMIの一気通貫の提案が可能 ・公認会計士、弁護士といった幅広い専門家がグループに在籍 |
公式HP | https://univis.co.jp/ |
ユニヴィスグループはM&A仲介のみならずバリュエーション、デューデリジェンス、PMIといった工程を一気通貫でサポートできることが強みです。
他のM&A仲介会社であれば業務委託でほかの会社に委託している業務をグループ全体でカバーすることができるため、クライアントに対して幅広い提案が可能です。
若手が中核を担う組織であり、実力次第でよりキャリアアップを目指せる組織風土のため、そういった条件が自分に合うと感じた方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
未経験者でもM&A仲介業界への転職は十分可能です。
特に20代の方はポテンシャル採用が適用されるケースがあるので、営業経験がない方でもコミュニケーション能力が高ければ、採用される可能性があります。
今回紹介したM&A仲介業界の特徴に魅力を感じた方や、M&A仲介業界で求められる経験やスキルがある方、M&A仲介業界に向いている方に該当していれば、前向きに転職を検討してもよいでしょう。
ユニキャリアでは、M&A仲介業界への転職のサポートを実施しています。
未経験の業界からM&A仲介への転職を多数サポートしてきました。
M&A仲介業界ならではの複雑なインセンティブ制度や、M&A仲介業界の実態をお伝えし、納得のいく転職のためのサポートを行わせていただきます。
もし、M&A仲介業界への転職を検討している方で、何から始めたらよいか迷っている方等がいれば、お気軽にユニキャリアにご相談ください。
関連記事