テクノロジーの力でM&Aに流通革命を起こす「M&Aクラウド」の年収は?企業の詳細も解説
「M&Aクラウドってどんな会社なんだろう」
「M&A業界に興味があり、M&Aクラウドの年収について知りたい」
このように、”テクノロジーの力でM&Aに流通革命を”をミッションに掲げるM&Aクラウドの年収や働き方について気になる方は多いでしょう。
M&Aクラウドは、現在日本の中小企業約60万社が直面している「経営者が高齢かつ後継者が不在で事業を承継できない」という問題に対し、テクノロジーの力とM&Aによる解決を目指す企業です。
今回は、M&Aクラウドにおける平均年収はどのくらいかについて、企業の概要にも触れながら解説していきます。
M&A業界ないしM&Aクラウドへの転職を検討している方はぜひ参考にしてください。
本記事を読む前に、M&A仲介の基本情報を詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
1.M&Aクラウドの年収
M&A業界というと、コンサルタント個人の成績が会社の業績に直結することから、コンサルタントへ還元される報酬も一般的な職種に比べて多いことが知られています。
M&Aクラウドは非上場のため平均年収は公開されていませんが、求人情報によるとM&Aアドバイザーで想定年収は600~800万円+インセンティブです。
ここでは、M&Aクラウドの年収についてより詳しく解説していきます。
- 平均年収
- 年齢・ポジション別の平均年収
- 競合他社との比較
それでは1つずつ説明していきます。
(1)平均年収
M&Aクラウドは他のM&A仲介会社とは少し異なり、独自のプラットフォームなどテクノロジーを活用してM&Aのサポートを行う会社です。
そのため、社内にはM&Aアドバイザーだけではなくエンジニアも多数在籍しています。
それぞれの職種の年収を求人情報から抜粋すると、以下のとおりです。
- M&Aアドバイザー:600~800万円+インセンティブ
- データ/アプリケーションエンジニア:700~900万円
M&Aアドバイザーは獲得した案件の数や規模などによって固定給にインセンティブが上乗せされるため、成果次第では年収が1,000万円を超えることもあるでしょう。
エンジニアに関しては、入社時点で専門スキルを求められることもあり少々高めに設定されており、基本的には固定給+残業代の支給となっています。
(2)年齢・ポジション別の平均年収
M&Aクラウドの年齢・ポジション別の平均年収についても公開はされていませんが、2022年5月現在で70名が所属しており、平均年齢は31歳と非常に若い組織です。
創業7年目のスタートアップということもあり、年齢やポジションに関係なく新しいことにどんどん挑戦し自己成長できる環境があります。
そのため若くても実力やチームを引っ張っていく力があれば、高い年収での交渉をすることができるでしょう。
また組織の中にはいくつかの部署が存在し、それぞれマネージャーの立場に上がっていけば年収も向上していくでしょう。
(3)競合他社との比較
例えば、大手のM&A仲介会社の平均年収はおよそ1,200万円~1,400万円になっています。
通常M&Aアドバイザーの給与は、個人の成果に応じたインセンティブや会社の業績と連動する賞与が大部分を占めています。
そのためアドバイザーが優秀であればあるほど、会社が売上を上げれば上げるほど、アドバイザーの年収は上昇するのです。
しかしM&Aクラウドは「全体成果主義」を掲げており、個人のインセンティブばかりを追求するのではなく、チームとしての力をつけて個人も成長しようという考え方をとっています。
したがって他の企業と比べても固定給の部分が大きく、比較的年収が安定していると言えるでしょう。
M&A仲介の代表企業や基本情報を詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
2.M&Aクラウドとは?
ここまでM&Aクラウドの年収について言及してきましたが、M&Aクラウドという企業についても詳しく解説していきます。
- M&Aクラウドの企業概要
- M&Aクラウドの事業内容
- M&Aクラウドの採用動向
それでは1つずつ説明していきます。
(1)M&Aクラウドの企業概要
会社名 | 株式会社M&Aクラウド |
住所 | 東京都新宿区新宿一丁目34-16 清水ビル3階 |
従業員数 | 70人(2022年5月時点) |
資本金 | 12億4千万円(資本準備金等を含む) |
設立 | 2015年12月 |
事業内容 | M&A仲介事業 |
公式HP | https://corp.macloud |
株式会社M&Aクラウドは、過去に起業・事業売却の経験を持つ2名の創業者により2015年に設立されたM&A仲介企業です。
経営者が高齢かつ後継者が不在の中小企業は日本に約60万社ある一方、中小企業のM&Aは年間1,500件ほどしかないという現状を受けて、より簡単にスマートにM&Aが実現できる環境を作ることをミッションに掲げています。
2021年には10億円の資金調達に成功しており、今後の事業拡大にも期待が寄せられている企業です。
(2)M&Aクラウドの事業内容
M&Aクラウドは大きく分けて以下2つの事業を展開しています。
- プラットフォーム事業
- アドバイザリー事業
プラットフォーム事業では、買い手企業が買収ニーズを登録しておくことで売り手を集められるM&Aマッチングプラットフォームを提供することで、スピーディかつスムーズなM&A仲介サービスを展開。
独自のプラットフォームへの買い手企業掲載数は500社を超え(2022年4月現在)、年間約300件のマッチングが発生するなど好評を得ています。
またアドバイザリー事業においては、同社の豊富なネットワークやテクノロジー、データなどを活用して先進的で高品質なアドバイザリーサービスを提供しています。
顧客に寄り添い顧客企業の圧倒的成長に貢献するプロフェッショナルとして、M&Aアドバイザーが活躍しているのです。
(3)M&Aクラウドの採用動向
現在M&Aクラウドでは以下のような職種で募集が行われています。
- M&Aアドバイザー
- データエンジニア
- エンジニアリングマネージャー
例としてM&Aに関する業務全般を担うM&Aアドバイザーは、M&A業務未経験であっても、投資・出資に関する経験もしくは資金調達の経験があることが応募条件とされています。
もちろんM&A経験者も応募可能で、スタートアップ企業であることからも即戦力に近い人材を求められているという印象です。
同社の特徴としてテクノロジーを活用したM&A仲介サービスを行っているため、ITに関する知見もアピールポイントとなるでしょう。
3.M&Aクラウドへの転職を目指すなら
ここからは、M&Aクラウドへの転職を目指す方に向けて、転職を成功させるためには何をすべきかを解説していきます。
- 応募に必要な条件を満たしているか確認する
- 転職エージェントを活用して情報を収集する
それでは1つずつ説明していきます。
(1)応募に必要な条件を満たしているか確認する
まずはM&Aクラウドの理念やビジネスをよく理解したうえで、どのような職種に応募するのか、また応募に必要な条件を満たしているかを確認する必要があります。
求人詳細に「大卒以上」と明確な記載はありませんが、役員の出身大学などを見ると旧帝大・早慶レベルがずらりと並んでいるため、ある程度の学力は求められると考えておきましょう。
また、M&Aアドバイザー志望であれば金融機関などでのM&A・投資・資金調達の経験、エンジニアであれば求められるプログラミング言語スキルや実務経験などがあると有利でしょう。
急成長中のスタートアップ企業のため、腰を据えて学びながら成長するというよりも、チームの仲間と新しいことに取り組みながらみんなで成長していくといった雰囲気が強くなります。
M&Aについてある程度知識や経験を得ており、即戦力として会社の事業拡大や顧客の成長に貢献したい!というハングリー精神の持ち主にぴったりの会社と言えるでしょう。
(2)転職エージェントを活用して情報を収集する
M&A業界といったハイクラスの転職を目指すなら、業界に精通した転職エージェントを活用して情報を収集することがおすすめです。
求められる業務水準が高いことから、選考の難易度も高く他の応募者も非常に優秀なことが多いでしょう。
特にM&Aクラウドについては非上場かつスタートアップ企業であり、具体的な売上に関する数値や内部事情などインターネット上で得られる情報は比較的少ないと言えます。
エージェントは日頃から直接企業の採用担当者とコンタクトを取っており、具体的な採用ニーズや社内の雰囲気についても情報を得ています。
エージェントのサービスはすべて無料で利用できるため、情報の収集を兼ねて一度相談してみるとよいでしょう。
まとめ
M&Aクラウドは他のM&A仲介企業とは一味違い、最新のテクノロジーを活用したM&Aで日本の産業を守り発展させていくことをミッションとした企業です。
そして、個人の成果に重きをおく風潮のあるM&A業界で、チームないし会社全体としての成果を求めて個人も成長していこうという独自の社風も持ち合わせています。
日本の中小企業をテクノロジーとM&Aの融合で救いたい、どんどん新しいことに挑戦し会社や自分の成長に繋げたいという方には、最高の環境と言えるでしょう。
M&Aクラウドに興味を持った方は、ぜひ事前準備をしっかりして理想の転職を叶えてくださいね。
また、M&A仲介業界の転職事情やキャリアアップなども、詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
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