M&A事業をサポートする「M&Aソーシング」とは何をしている会社?事業内容や働き方を詳しく解説!
「M&Aソーシングって普通のM&A仲介会社とどう違うの?」
「転職検討中にM&Aソーシングの名を聞いたが、どんな働き方をしているの?」
このように、M&Aソーシングについてさまざまな疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。
株式会社M&Aソーシングとは、「M&A仲介事業を行う会社」に対し事業成長のためのサポートを行っている会社です。
M&A業界で経験を積んだトッププレイヤーが、商談獲得や人材教育についてのアドバイスを行うという新しい業態のため、M&A仲介会社と混同しないよう注意しましょう。
今回は、そんなM&Aソーシングの具体的な事業内容や転職した場合の働き方について解説していきます。
M&A仲介会社へのコンサル業務に興味があるという方は必見です。
本記事を読む前に、M&A仲介業界の基本情報を詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
1.M&Aソーシングの事業内容
株式会社M&Aソーシングは、総合商社・投資銀行出身のM&Aコンサルタントである代表2名が「日本全国に正しいM&Aを広め、日本経済を復興させたい」という理念をもって2021年に設立した会社です。
設立から間もないスタートアップ企業であるにも関わらず、現在すでに70名ほどの組織にまで急成長しています。
会社名 | 株式会社M&Aソーシング |
住所 | 東京都港区虎ノ門5丁目11-1 オランダヒルズ森タワーRoP 11階 |
従業員数 | 73名(2022年3月現在) |
資本金 | 非公開 |
設立 | 2021年5月19日 |
事業内容 | M&Aソーシング事業、M&Aプレイヤー教育事業、経営コンサルティング事業 |
公式HP | https://ma-sourcing.co.jp/ |
M&Aソーシングは、M&A成約実績を多数有する「M&A仲介のプロフェッショナル」として多方面からM&A仲介会社の事業をサポートしています。
具体的には以下3つの事業を行っています。
- 商談獲得代行
- M&Aプレイヤー教育支援
- M&A仲介業経営コンサルティング
それでは1つずつ詳しく説明していきます。
(1)商談獲得代行
M&A仲介業に精通したM&Aトッププレイヤーの知見やテクニックを活かし、M&Aを希望するお客様の商談獲得を代行するサービスです。
M&A仲介ビジネスが盛り上がりを見せる中で競合が増え、M&A仲介会社が案件を獲得する難易度は上がってきています。
そのような中でM&A仲介会社に代わって高品質な商談をセッティングし、案件を獲得した上でM&A成約までの基盤を構築するのです。
なお「完全成功報酬型」のため、クライアントであるM&A仲介企業はリスクゼロで依頼が可能。
商談が獲得できるまでは一切費用が発生しないため、クライアントにとって利用のハードルは低いと言えるでしょう。
商談獲得代行においては、具体的には以下のようなサービスを提供しています。
- M&A仲介経験者から毎日指導を受けているコールスタッフが、高いトークスキルで良質な商談を獲得・提供
- 定期的なMTGを実施し、商談獲得後のフォロー体制についても手厚くアドバイス
単に得た商談を引き渡して終わるのではなく、クライアントが今後の活動に活かせるスキルの伝授も行っています。
(2)M&Aプレイヤー教育支援
「新卒・未経験者のプレイヤーを1日でも早く一人前にしたいが、マネージャー陣が多忙で教育が追い付かない」
「初回訪問の商談同行も定期的に行ってはいるが、単発で終わってしまい体系的な教育体制が構築できていない」
M&Aプレイヤー教育支援は、上記のような悩みを持つM&A仲介会社に対して提供するサービスです。
経験豊富なM&Aソーシングのスタッフがお客様との商談に同行することで、クライアント企業のM&Aアドバイザーのスキルや経験値の向上を図ります。
具体的には、講義形式・ロールプレイング・初回訪問同行・確度の高い2回目以降の商談同行・必要に応じてAD以降のディールマネジメントまで、クライアントの要望にあったサービスを提供。
特に新卒やM&A業務未経験者を対象として、商談前の資料作成方法などの準備についてのアドバイスや、商談後の商談内容などに対するフィードバックを丁寧に行います。
(3)M&A仲介業経営コンサルティング
M&A仲介ビジネスの運営について高い視座からのアドバイスを行うのが、M&A仲介事業コンサルティングサービスです。
M&A仲介ビジネスにおいては、財務・税務・法務・各業界動向などへの知見の高さはもとより、譲渡企業オーナーへのエモーショナルな対応を含む丁寧な説明・関係構築、譲受企業経営陣へのロジカルな説明・交渉等が成功のカギとなります。
こうした高度なスキルを持ち合わせないまま事業を立ち上げ、経営に苦労している例が実は少なくありません。
また近年のM&A仲介ビジネスが従来より盛んになっていることから、競合他社との競争も激化しています。
そのような中、M&A仲介業を横断的に見てきたM&Aソーシングのプロフェッショナルが、M&A仲介ビジネスの立ち上げや事業拡大に関する有益なアドバイスを行っているのです。
ここでさらに、M&A仲介業界の同業他社についてなど、詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
2.M&Aソーシングでの働き方
ここからは、実際のM&Aソーシングでの働き方はどのようであるかについて解説していきます。
- 業務内容
- 得られるスキル
- 年収・福利厚生
それでは、1つずつ詳しく説明していきます。
(1)業務内容
M&Aソーシングに入社して担う業務内容は、大きく分けて以下の3つです。
- M&A仲介会社向けの商談獲得代行
- M&Aプレイヤー教育事業
- M&A仲介会社へのその他サポート事業
商談獲得代行においては、M&A仲介業に精通したトッププレイヤーの知見やテクニックを駆使して、クライアントであるM&A仲介会社に代わって電話等で営業を行い高品質な商談のセッティングを行います。
M&Aプレイヤー教育事業の主な内容は、講義形式・商談同行・ロープレなど多岐にわたる方法でのクライアント企業のM&Aアドバイザー教育支援です。
その他のサポート事業については、M&A事業の立ち上げ支援からマッチングサポート、ディールマネジメント等M&Aの成約に向けた総合的なサポートを実施しています。
勤務形態や勤務地などの詳細の勤務条件については要相談となっているため、転職を目指す場合は、自分の興味がある分野や担いたい業務を明確にしておくとよいでしょう。
(2)得られる知識・スキル
M&Aソーシングで得られる知識・スキルとしては、以下があげられます。
- M&Aに関する一連の知識
- 新規客に対する営業スキル
- 経営者を相手にしたトークスキル
M&A未経験者であっても、M&A仲介会社のビジネス形態を一から理解する機会があるため、どのような利害関係者がおりどんな流れで行うのかなど一連の内容を把握することができます。
また、企業のオーナーの中にはM&Aに対してよい印象を持っていない人も多く、入口の商談をセッティングすることのハードルは非常に高いと言えます。
オーナーに対してどうアピールすれば商談の機会を得られるのかを試行錯誤する中で、高度な営業スキルも得られるでしょう。
さらに中堅・中小企業の経営者層とやり取りをする機会に恵まれることから、高い視座を持つ人たちとのトークスキル向上も期待できます。
(3)年収・福利厚生
年収については詳しく公開されていませんが、求人情報によれば以下のとおりとなっています。
- 一般社員:400万円(月給25万円+インセンティブ+賞与)
- チームリーダー:500万円(月給30万円+インセンティブ+賞与)
- セールスマネジャー:600万円(月給35万円+インセンティブ+賞与)
アポイント1件につきインセンティブが与えられる仕組みであり、成績が良ければよいほど年収にプラスされていくと考えておくとよいでしょう。
上記はクライアントに代わって営業を行うインサイドセールスの給与水準であるため、M&Aのエキスパートとして入社する場合は異なる可能性もあります。
ご自身が実際に転職される場合にどれくらいの年収になりそうか詳しく知りたい場合は、転職エージェントに確認してみてくださいね。
福利厚生については、社会保険が完備されているほか、交通費全額支給、資格取得支援制度(M&Aエキスパート・簿記3級)、成績優秀者への3か月に1回の優秀者限定旅行の進呈などがあります。
まとめ
今回は、M&A仲介会社のビジネスをサポートする「M&Aソーシング」の企業概要や働き方について解説してきました。
M&Aソーシングは、昨今盛り上がりを見せているM&Aビジネスをさらに上の視点から見て、事業の成長や拡大をサポートするという付加価値の高いサービスを提供しています。
M&Aを自分の手で仲介したい・提案したいというよりも、M&Aビジネス全体を盛り上げていきたいという方にぴったりの会社と言えるでしょう。
まだ設立されて間もないスタートアップ企業ということもあり、公開されている情報も少ないため、転職を検討している方はぜひプロの転職エージェントに相談してみてくださいね。
M&Aソーシングへの転職に向け、M&A仲介業界の転職事情や転職成功のコツなど、詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
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