USCPAはコンサル転職に有利!活躍できるファームを4つ紹介
「USCPAの資格を活かして、コンサルへ転職したい」
「USCPAを活かせるファームへ転職したい」
USCPAの資格がコンサルへの転職に有利なのか、と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
USCPAを転職活動で活かすには、仕事の場面でどのように活用できるのかを把握し、アピールすることが大切です。
USCPAを活かせる職場へ転職することは、キャリアアップに繋がります。
本記事では、USCPA保持者がコンサルへ転職する際に有利な点や、USCPA保持者がコンサルで活躍できる4つのファームについて解説します。
1.USCPA保持者がコンサル転職に有利なポイント3つとは
USCPAの資格はコンサルへの転職に有利なのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
USCPAは米国各州が認定する公認会計士資格なので、日本での転職にどのように活かせるか疑問に感じる方も多くいます。
結論からお伝えすると、USCPAの取得は会計スキルや英語力の証明にもなり、高く評価されることが多いです。
ここでは、USCPA保持者がコンサル転職に有利なポイントを3つご紹介します。
(1)会計スキルの証明になる
USCPAは米国各州が認定する公認会計士資格です。
そのため、国際的に通じる会計スキルを証明するUSCPAは、コンサル業界でも需要がある資格になります。
グローバル化が進む現代で、国外問わずにクライアントとの仕事があるコンサルでは、日本の会計スキルだけではなく、海外の会計スキルを持っている人材であれば、問題解決の際に柔軟に対応できるでしょう。
また、日本とは異なる会計基準を把握することで、会計の本質を知ることができますので、「米国の会計基準が日本と異なる理由を把握できる」「日本の会計基準改正の際に、改正の理由を考察できる」など、臨機応変に対応することができます。
USCPAの国際的に通じる会計のスキルは、コンサルへの転職において有利なポイントと言えるでしょう。
(2)英語力の証明になる
USCPAの取得は英語力の証明になります。
というのも、USCPAの試験は全て英語となっており、英語力がないと通過することができません。
外資系企業など英語力のある人材を求めている場合、会計分野におけるビジネス英語に精通していると評価できるUSCPA取得者を優遇します。
たとえば、会計分野での英語力は以下のような場面で役立ちます。
- 海外に子会社や支店がある
- 海外のクライアントの対応をする
- 会計関連の論文を参照する
グローバル経済が広がっている現代において、コンサルで活躍するには、会計分野での英語力は求められる可能性が高いでしょう。
(3)資格保持者を優遇するファームがある
USCPAの資格取得者は、コンサルの場合でも、転職活動時や就職後に優遇されることが多いです。
先述したように、USCPAは「グローバル基準の会計スキルがある」「英語力が高い」などのアドバンテージがあり、高く評価されるのです。
たとえば、以下のように優遇されるケースがあります。
- 転職活動で他応募者よりも採用担当の目にとまりやすい
- クライアント先で優秀な人材として評価される
- キャリアアップのスピードが早くなる
- 社会的地位が上がり年収がアップする
- ビジネスの最前線で活躍できる
転職活動においては内定を獲得しやすいですし、会計スキルや英語力の高さで、コンサルへ転職後もキャリアアップできる可能性が高いでしょう。
2.USCPA取得者が活躍できるファームを4つ紹介
USCPAを取得したけれど、実際にどのような分野でUSCPAの資格を活かせるのでしょうか。
USCPAは会計分野のみならず、グローバル関連事業の幅広い業務に活かすことができます。
USCPA取得者が活躍できるファームを4つご紹介します。
- 会計系コンサルティング
- 戦略系コンサルティング
- FAS
- 事業再生系ファーム
転職を検討している方は参考にしてみてください。
(1)会計系コンサルティング
USCPA取得者は、会計系コンサルティングでの業務でスキルが重宝されます。
グローバル化が進む中、海外の会計システムが積極的に導入されているためです。
米国基準での会計システムを業務に活かせるのはもちろん、以下のような様々な活躍の場面があります。
- 将来的なグローバル事業の展開
- 海外のクライアントへの対応
- 海外の支店との連携
会計系コンサルティングにおいては、USCPAが会計関連業務のみならず、ビジネス英語が求められる場面でも役立ちます。
USCPA取得が証明する会計の知識・語学力は、大きなアピールポイントになるでしょう。
(2)戦略系コンサルティング
戦略を立て、企業の経営上の課題を解決する戦略系コンサルティングにおいて、USCPA取得者が求められています。
USCPAは、米国各州が認定する公認会計士資格なので、会計に特化していると思われがちですが、以下のようにビジネス全般のスキルを網羅的に身につけることができるのです。
- 財務会計
- 商法
- 税法
- 監査
- 経営
戦略系コンサルティングでは、「M&A戦略」「IT戦略」「新規事業戦略」などを手掛けるため、幅広い知識が求められるでしょう。
USCPA取得者が身につけるビジネス全般の知識やスキルを活かせる場面が多々あります。
USCPAは戦略系コンサルティングで応用できる有用な資格です。
(3)FAS
FASはM&Aや財務関連のアドバイザリーを提供する事業であり、USCPA取得者のスキルが重宝されます。
とくに、大手企業のFASにおいてはグローバル規模の案件が多く、USCPA取得者が身につけている英語力や会計スキルが役立つのです。
FASではUSCPAを取得し、以下のような場面で活躍している人がいます。
- 国内のみならず海外に常駐して業務を行う
- 海外拠点の業務に関与する
とくに、プロジェクトを一貫して対応する場合は、幅広いビジネススキルを習得しているUSCPA取得者が重宝されます。
FASのグローバル化に伴い、今後USCPAはより評価されるでしょう。
(4)事業再生系ファーム
事業再生系ファームは企業を再生させる役割を果たしており、USCPA取得者が活躍できる分野です。
日本企業の海外子会社や支店、グローバル案件に携わることも多いので、USCPA取得者の米国基準の会計スキルを含めた経営・ビジネス全般の知識や英語力を活かすことができるのです。
たとえば、以下のような事業に携わり、専門性を活かせます。
- 海外事業における現地税制への対応
- 海外子会社の設立や運営
- グローバル金融市場からの資金調達
- 海外投資先の経営管理
事業再生系ファームはグローバル展開の事業を行っているので、USCPAが活躍できる分野の一つと言えます。
まとめ
USCPAは、「会計スキル」や「英語力」の証明になり、転職活動や就職後に高く評価される資格です。
とくに、グローバル事業を展開している企業では、ビジネス全般の知識や英語力があると評価できるUSCPA取得者を積極的に採用しています。
グローバル化が進む現在、USCPAの需要はより高まっていくでしょう。
USCPAの資格はコンサルへの転職に活かすことができますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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