人事コンサルティングファームをランキング形式で紹介!転職のポイントも解説
「人事コンサルに転職したいけれど、どの企業が良い?」
「人事コンサルにはどのような役割がある?」
人事コンサルへの転職を検討する際は、人事コンサルの業務の特徴や企業情報を収集しておくことが大切です。
人事コンサルは、クライアントの人事関連の戦略を立て、経営成長をサポートする役割を果たしています。
人事コンサルティング会社は複数あるので、それぞれの得意とする分野や業務内容を調査し、自身の適性を見極める必要があるでしょう。
本記事では、人事コンサルの特徴や主な企業等をランキング形式で詳しく解説します。
本記事を読めば、人事コンサルへの転職に有用な情報を収集でき、最適な転職先を見つけられるでしょう。
1.人事コンサルティング会社とは
人事コンサルティング会社とは、クライアントの人事関連の戦略を立て、経営成長をサポートする企業です。
人事戦略は、以下のような領域に関与することになります。
- 人事関連の各種制度の設定
- 福利厚生の設計
- 教育・研修制度の設定
- グローバル化やM&Aなどによる組織の再整備
人事コンサルティング会社は、新たな事業への参入や新商品の開発など新たな分野に関与するのではなく、企業の人材を対象とした戦略を立てるのが特徴です。
また、企業成長につながる従業員のモチベーション向上を目指す政策やグローバル化における人事戦略など、様々な観点から人事関連のサポートを行います。
企業によって得意とする分野や業務内容が異なるので、企業研究をしておくのがおすすめです。
人事コンサルの仕事内容や特徴については以下の記事でも詳しく解説しているので是非ご覧ください。
2.人事コンサルティングファームランキング
人事コンサルティングファームと一口に言っても、企業によって特徴や業務内容が異なります。
転職する際はあらかじめ企業研究をし、自身の適性を見極めることが大切です。
ここでは、主な人事コンサルティングファームを、ランキング形式で紹介していきます。
- マーサージャパン
- コーチ・エイ
- パーソル総合研究所
- レジェンダ・コーポレーション
- アルー
- グロービス
(1)マーサージャパン株式会社
社名 | マーサージャパン株式会社 |
所在地 | 東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー |
設立 | 1937年 |
公式サイト | https://www.mercer.com/ja-jp/ |
人事コンサルランキングの第一位は マーサージャパン株式会社です。
マーサージャパン株式会社は、グローバルコンサルティングファームの一つであり、人事や福利厚生関連のサービスを提供しています。
規模が非常に大きいのが特徴であり、43か国を拠点とし、130ヶ所以上でクライアントの経営成長をサポートしています。
マーサージャパンは、たとえば以下のようなサービスを提供しています。
- 組織変革
- 人事制度の構築
- 福利厚生の設定
- 給与関連の制度の構築
- クローバル人材のマネジメント
- M&A関連の人材戦略
日本オフィスでは、外資系企業やグローバル企業を主な対象とし、人事関連の戦略立案から実行まで様々なサービスを提供しています。
また、グローバル化に強みを持っているので、日系企業の海外進出やグロバールサポート、グローバル化における人事戦略などのサポートも積極的に行っています。
なお、マーサージャパン株式会社は教育制度も充実しており、入社後にコンサルタントとしての基礎スキルを習得できる環境です。
プロジェクトを組んで業務を行うスタイルですが、少人数の構成となるので、入社直後であっても主体的に業務に関与することが求められます。
(2)株式会社コーチ・エイ
社名 | 株式会社コーチ・エイ |
所在地 | 東京都千代田区九段南2-1-30 イタリア文化会館ビル |
設立 | 1997年 |
公式サイト | https://www.coacha.com/ |
人事コンサルランキングの第二位はコーチ・エイです。
株式会社コーチ・エイは、経営成長が伸び悩んでいる企業に対し、ビジネスコーチングを提供することでサポートする企業です。
株式会社コーチ・エイは、人事コンサルティングファームとしての機能、コーチとしての役割、コーチ養成機関としての機能が一体化しているのが特徴であり、高品質のコーチングサービスを提供しています。
たとえば、以下のようなコーチングプログラムがあります。
- 個人向けのコーチング・トレーニング・プログラム(CTP)
- 法人向けにグループコーチング
- 社内コーチ育成プログラム(CCTP)
- エグゼクティブコーチング
「人と組織の可能性をひらく」をコンセプトとし、個人や法人、企業全体に対するコーチングを行っています。
また、グループのコーチング研究所であるリサーチ部門と提携したコーチングを行っているのも特徴であり、エビデンスがあるので信頼できると定評です。
グローバル化も進めており、世界規模でコーチングを行っている企業です。
(3)株式会社パーソル総合研究所
社名 | 株式会社パーソル総合研究所 |
所在地 | 東京都千代田区一番町8番地 住友不動産一番町ビル |
設立 | 1998年12月 |
公式サイト | https://rc.persol-group.co.jp/ |
人事コンサルランキングの第三位は株式会社パーソル総合研究所です。
株式会社パーソル総合研究所は、「はたらいて、笑おう。」をコンセプトとし、シンクタンク・コンサルティングファームとしての役割を担いつつ、以下のような業務を行っています。
- 調査・研究
- 組織人事コンサルティング
- 人材開発や教育制度の確立
- 社員研修
データに基づいたアドバイスを行うのが特徴であり、クライアントからの信頼を獲得しています。
また、人材サービスとテクノロジーを融合させたサービスを展開しているのが特徴であり、新たな市場価値を見出しています。
(4)レジェンダ・コーポレーション株式会社
社名 | レジェンダ・コーポレーション株式会社 |
所在地 | 東京都新宿区北新宿2丁目21番1号 新宿フロントタワー30F |
設立 | 1996年 |
公式サイト | https://www.leggenda.co.jp/ |
人事コンサルランキングの第四位はレジェンダ・コーポレーション株式会社です。
レジェンダ・コーポレーション株式会社は、クライアントの人事部門と連携し、経営戦略を立案し経営成長をサポートしています。
「人と組織共に創りあげる」をコンセプトとし、以下のような事業を行っています。
- 採用活動に関するコンサルティング事業
- 人事業務の再構築
- システム化・アウトソーシング化の推進
- 人事制度の構築
- 人事評価制度の確立
- 人事情報管理のサポート
人事アウトソーシングのパイオニアとして、クライアントのビジネスモデルの改革を推進しており、経営資源の有効活用やコスト削減につなげています。
また、クライアントのニーズの多様化に対応できるよう、必要なシステムの提供も行っています。
(5)アルー株式会社
社名 | アルー株式会社 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内3丁目8番1号 住友不動産丸の内ビル3F |
設立 | 2003年 |
公式サイト | http://www.alue.co.jp/ |
人事コンサルランキングの第五位はアルー株式会社です。
アルー株式会社は、人が重要な資源であることを意識し、人が属する組織と人の成長をサポートすることに尽力しています。
たとえば、以下のような事業で人材の成長をサポートしています。
- 法人向け教育研修事業
- 社会人向け語学教育事業
- 英会話サービス
- 人材育成関連の課題解決につながるクラウド型eラーニングシステム
- テクノロジーを活用した成長支援
- グローバル人材育成
- 組織人事コンサルティング
アルー株式会社は、人材育成を介した生産性の向上を目指しており、実際に高品質なサービスに定評があり、多くのクライアントに支持されています。
また、テクノロジーを活用した人事関連の改革やグローバルレベルでの人事戦略も行っています。
実際に、海外に4ヶ所の拠点があり、グローバルレベルで活躍できる人材育成にも力を入れているのが特徴です。
(6)株式会社グロービス
社名 | 株式会社グロービス |
所在地 | 東京都千代田区二番町5-1 住友不動産麹町ビル |
設立 | 1992年 |
公式サイト | https://www.axc.ne.jp/consul/map/personal/globis |
人事コンサルランキングの第六位はグロービスです。
株式会社グロービスは、「ヒト」・「カネ」・「チエ」の生態系を創り、社会の創造と変革を実現することをコンセプトとし、サービスを展開しています。
事業内容は、以下のように、「ヒト」・「カネ」・「チエ」の3本柱となっています。
- ヒト系:ビジネス・スクール事業、人材組織変革コンサル事業
- カネ系:ベンチャー企業投資事業
- チエ系:経営ノウハウの出版・情報発信事業
株式会社グロービスは、ビジネススキルの習得やMBA取得などの人材育成や経営ノウハウの伝授、ベンチャー企業投資など様々な事業を行っています。
人と関わる機会が多いので、コミュニケーション能力や協調性は必須となります。
また、グローバル展開も行っているので、英語力やMBAなどのスキルや資格があると高く評価される可能性が高いです。
3.人事コンサルティング業界の転職動向
人事コンサルは、新型コロナウイルス感染症や働き方改革などの影響で需要が高まっており、積極的に採用活動を行っている傾向にあります。
人事コンサルへ転職する際は、転職動向を把握しておくと参考になります。
人事コンサルならではの転職事情について解説しますので、参考にしてください。
- 中途採用事情
- 未経験から可能か
- 選考対策
(1)中途採用事情
人事コンサルは、需要の高まりに伴う人手不足により、即戦力となる中途採用を積極的に行っています。
働き方改革の影響もあり、人材の効率的な活用が重要となっており、人事関連の戦略をコンサルタントに依頼する企業も増えています。
また、新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークの導入など働き方が多様化したことや、新たな経営課題があるなど、人事関連の戦略立案を求める企業が増えているのも人事コンサルが人手不足となる要因です。
人事コンサルが成果を出すには優秀な人材確保が重要なので、優秀な人材を逃さないよう通年求人を募集する企業もあります。
なお、人事コンサルへの転職では、人事関連へ関与するのがメインになるので、人事関連の業務経験がある方が有利になる傾向にあります。
人事コンサルは需要の高まりから積極的に中途採用を行っていることを意識し、興味のある方は積極的にアプローチしましょう。
(2)コンサル業界未経験からでも転職可能か
人事コンサルへは、コンサル業界未経験からでも転職可能です。
企業での人事部門出身など、人事関連の経験や知見があると即戦力を期待され有利になるケースはありますが、人事コンサルとしての適性を認められれば、未経験でも採用される可能性は十分あります。
人事コンサルは、転職後の研修制度が整っている企業が多いので、コンサルとしての素質があればコンサル業界や人事業務未経験でも十分活躍できます。
人事コンサルは人手不足となっている傾向にあり、未経験採用も積極的に行っているので、転職希望の方は積極的にアプローチしましょう。
(3)選考対策
人事コンサルへ転職する際は、自身の強みを最大限アピールできるよう対策しておくことが大切です。
人事コンサルでは、論理的思考力やコミュニケーション能力など、コンサルとして活躍するための素質があるかという点を評価されます。
また、人材会社での業務経験や企業の人事部門での業務経験など、人事コンサルとして活躍するための経験がある場合は、積極的にアピールできるよう整理しておくことをおすすめします。
人事コンサルで求められるスキルや経験を整理し、有効な自己アピールできるよう準備しておきましょう。
まとめ
人事コンサルティング会社は、クライアントの人事関連の戦略を立て、経営成長をサポートするのが主な事業です。
企業によって得意とする分野やアプローチ方法、業務内容が異なるので、興味のある分野がある場合は、あらかじめ企業研究をした上で転職先を決めることをおすすめします。
人事コンサルティング会社では、人との関わりが多いので、コミュニケーション能力や協調性などを求められます。
また、比較的規模の大きい会社では、グローバル規模でのサービスを展開しているので、語学力を求められることもあるでしょう。
複数の企業を比較し、適性を見極めて転職活動を行うことが、転職成功のポイントとなります。
人事コンサルティング会社の情報収集を行い、理想の転職を実現しましょう。
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