企業の友好的継承を支援する『M&A DX』の年収は?採用動向も解説!
「M&A DXは他のM&A仲介企業のように年収も高いのだろうか」
「タクシーの広告でよく見て認知度も上がっているようだが、年収は一体どのくらいなのだろう」
このように、M&A DXの年収について気になっている方は多いのではないでしょうか。
M&A DXは2018年に設立された会社ですが、すでにさまざまな業界の企業を支援しておりその流通総額は500億円を超えています。
利益率の高いビジネスを行っていることや、独自の広告戦略でターゲット層へのアプローチを成功させていることなどから、高い収入が期待できる企業と言えるでしょう。
今回は、M&A DXの年収およびその他企業情報について詳しく解説していきます。
M&A業界に興味がある、転職を考えているという方は、今後の活動の参考にしてください。
1.M&A DXの平均年収
M&A DXの年収は業務経験の有無や個人の成果、就いているポジションなどによってばらつきがあり、およそ700万~2,000万円以上と幅広くなっています。
詳しい給与体系やポジション・年齢別の年収などについて詳しく解説していきます。
- 給与体系と年収
- ポジション・年齢別の年収
- 他社・国内平均との比較
それでは1つずつ説明していきます。
(1)給与体系と年収
M&A DXの中途採用における募集要項によると、給与は「基本給400万~1,200万円+上限のないインセンティブ」となっています。
すなわち成果を着実に上げていけば、実質際限なく稼げる企業だと言えるでしょう。
同業他社と比較してもインセンティブ率は最高水準と明記されており、会社員でも成果に比例した報酬を得たいという方には最適の環境です。
基本給については、M&A関連業務を経験しているかどうか、また前職での経験や実績などを踏まえて決定されます。
即戦力に近い人材であるほど高い基本給からスタートできると考えてよいでしょう。
(2)ポジション・年齢別の年収
M&A DXでは、従来の日本企業のように年功序列で年収が定められることはないと考えられます。
M&Aアドバイザーとしてのポジションは、コンサルタント・ヴァイスプレジデント・ディレクター・役員といった順に設定されているようです。
年齢および入社からの年数に応じた年収の例をあげると以下のとおりです。
- 27歳・入社1年目(未経験中途):5,000,000円(基本給)+2,400,000円(インセンティブ) = 7,400,000円(年収)
- 30歳・入社3年目(経験者中途):8,500,000円(基本給)+6,700,000円(インセンティブ) = 15,200,000円(年収)
- 34歳・入社5年目(経験者中途):11,000,000円(基本給)+15,400,000円(インセンティブ) = 26,400,000円(年収)
若く未経験入社の場合コンサルタントからのスタートとなり、業務経験者で過去の経歴も認められればヴァイスプレジデントやさらに上の役職からの入社も狙えるでしょう。
能力値が高いほどインセンティブの割合が増えるため、入社後の実力次第で年収アップを狙っていける企業といえます。
(3)他社・国内平均との比較
では、M&A DXの年収を他社と比較してみるとどうでしょうか。
平均年収を公開している大手M&A仲介企業の年収例をあげると以下のとおりです。
会社名 | 平均年収 |
株式会社M&A DX | 約1,000万~2,500万円 |
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 | 2,688万円(2021年度) |
株式会社ストライク | 1,433万円(2021年度) |
株式会社日本M&Aセンター | 1,243万円(2020年度) |
フロンティア・マネジメント株式会社 | 1,233万円(2021年度) |
全国平均 | 496万円(2020年) |
上記の会社は業界でも売上規模・知名度ともにトップレベルであり、平均年収は1,200万円を超えています。
しかしM&A DXにおいてもM&A大手企業のコンサルタントの平均年齢にあたる30代中盤で年収2,500万円以上を得ている人材がいることから、大手企業にも劣らない年収を実現できる会社と言えるでしょう。
また国税庁の民間給与実態調査統計によると令和2年の正規雇用者の平均年収は496万円であり、一般的な日本人の収入と比較してもおよそ2倍~5倍以上の水準となっています。
2.M&A DXの企業情報
ここまでM&A DXの年収が高いことを説明しましたが、どのような事業スタイルで業績を上げてスタッフに高い報酬を還元できているのかなど、M&A DXの企業概要についても解説していきます。
- 事業内容
- M&A DXの強み
- M&A DXでの働き方
それでは1つずつ説明していきます。
(1)事業内容
会社名 | 株式会社M&A DX |
住所 | 愛知県名古屋市中区錦一丁目7番15号 50KT中駒ビル6F |
従業員数 | 約70人 |
資本金 | 5,000千円 |
設立 | 2018年1月 |
事業内容 | 企業提携に関するFA・仲介業務、事業承継支援業務 ほか |
公式HP | https://subaru-inc.co.jp/ |
M&A DXは一言でいえば、会社や事業を売りたい人と買いたい人を結び付けるM&A仲介企業です。
ただし、細かく事業内容を見ると以下の15個に分類されています。
- 企業提携に関する仲介
- 企業提携に関するファイナンシャルアドバイザリー(FA)
- セカンドオピニオン(M&Aの相談)
- スキーム立案・実行支援
- 財務・税務調査業務(DD)
- 株価算定
- PMI(Post Merger Integration)支援
- PPA(Purchase Price Allocation)
- 後継者育成支援
- 保険等を活用したオーナー支援
- 相続対策
- 計画策定支援
- 資金調達
- スナイパーサービス(ニーズ探索・ソーシング)
- CVC運営支援
このように多岐にわたるサービスを提供するM&A仲介会社は珍しく、M&Aアドバイザーにとっても幅広い業務経験ができ、単なる会社の売買に終始せず長期的な支援ができる環境があると捉えられます。
また、M&A仲介業界について、より詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
(2)M&A DXの強み
M&A DXならではの強みをまとめると、以下のとおりとなります。
- 公認会計士・税理士・弁護士などの専門家とのネットワークを活かし、プロのM&Aアドバイザーが顧客に寄り添った幅広い支援を実施
- 過去に蓄積したデータから独自のアルゴリズムで最適な相手とのマッチングを実現
- 売却意向決定から資金決済まで最短日数21日の成約をも可能にするスピーディなサービス提供
設立は2018年とまだ歴史の浅い会社でありながら、創業者自身が公認会計士の資格を持ち、その経験やネットワークを活かしたプロフェッショナルなサービスを提供できる環境にあります。
M&Aアドバイザーは、必要に応じて国家資格を持つ専門家たちのサポートを得て知識や経験を積みながら顧客への一気通貫した支援を行うことができるため、プロフェッショナルスキルを身に付けたい人に向いていると言えるでしょう。
(3)M&A DXでの働き方
M&A DXにおいては毎月中途社員が入社しており、未経験者も積極的に採用しています。
入社後は、M&A業務プロセス全体を学ぶ研修から企業業過やデューデリジェンスなど1つひとつの業務に特化した研修が行われ、未経験者でも安心して基礎知識を身に付けられる環境があります。
残業時間については固定残業手当としてあらかじめ月30時間分割り当てられており、超過分は追加支給となっているため、最低でも月30時間程度と考えておいた方がよいでしょう。
フレックスタイム制や在宅勤務制度もあり比較的自由度が高い働き方が可能です。
また企業全体でコンサル業務をDX化していくことを戦略として掲げているため、ITやRPAを駆使した効率的な業務やサービス提供も実現できる環境にあります。
3.M&A DXへの転職を目指すなら
最後にM&A DXへの転職を目指す方に向けて、どのような要素を備えておくべきかについて解説していきます。
- 法人営業の経験を持つ
- ハングリー精神と誠実さをアピールする
- 転職エージェントを上手く活用する
それでは1つずつ説明していきます。
(1)法人営業の経験を持つ
M&A DXではM&A業務未経験でも応募が可能ですが、社長や経営者などを相手にした法人営業の経験があればより有利となるでしょう。
証券会社や銀行などファイナンスの知識を得られる業界に限らず、人材紹介会社などあらゆる業界において得た顧客企業の経営層とコミュニケーションをとって信頼関係を築くスキルは良いアピール材料になります。
M&A仲介とは、億単位の金額を動かして顧客(オーナー)自身やその従業員の人生をも変える決断を後押しする仕事です。
経営者と同じ目線で物事をとらえて専門的なアドバイスをし、さまざまな不安や悩みを抱える経営者に対し精神的なサポートができることが求められます。
(2)ハングリー精神と誠実さをアピールする
M&A DXでは、M&A業務に関する知識や経験だけではなく、結果や自分の成長に対して持つハングリー精神や顧客に対する誠実さが重視されています。
成果を求めて努力できる力があれば1年で一人前のM&Aプレーヤーに成長できる環境が整っているため、現段階で知識や経験に自信がなくても今後のポテンシャルをアピールできれば採用の可能性は高まるでしょう。
また自身の会社を家族のように大切に想っている顧客は、能力やスキル以前に誠実さに欠ける人物に会社の将来を委ねることはできません。
能力やスキル以上に顧客からの信頼を守れる強い精神力が求められるのです。
(3)転職エージェントを上手く活用する
M&A DXへの転職を確実に成功させるなら、業界に精通したプロのエージェントを活用することを強くおすすめします。
特にM&A業界のようなハイクラス転職においては、日ごろから企業の担当者とやり取りをしているエージェントしか入手できない企業や採用についての非公開の情報も多くあります。
企業が具体的にどのような人材を欲しているか、選考内では何を聞かれるのかなどを事前に知り、できる限りの準備をすることで採用の確率は上がります。
エージェントの利用料は基本的に無料なので、一度カジュアルに相談してみるのもよいでしょう。
まとめ
今回は、株式会社M&A DXの年収をはじめとした企業の情報について解説しました。
M&A DXは設立から間もなく従業員数も約50人と小規模の会社ですが、大手M&A仲介企業に劣らない高い年収を得られる環境が整えられています。
経験あり・なしに関わらず、成果に応じて高い報酬がしっかり還元されるので、際限なく自分のスキルを高めたい・チャレンジしたいという方にはぴったりの場所だと言えるでしょう。
自分の求める環境と一致していると感じたら、ぜひ今日から転職に向けた準備を進めてください。
株式会社M&A DXへの転職に向け、M&A仲介業界の代表企業やキャリアアップ、転職事情など、より詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
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