M&A総合研究所の年収を知りたい!高い理由や収入源についても解説
「M&A総合研究所へ転職した場合年収がいくらになるのか知りたい」
「M&A総合研究所の年収が高い理由について知りたい」
M&A仲介会社の中でもAIやITを駆使して急成長しているM&A総合研究所の年収が気になる転職希望者も多いことでしょう。
当記事では、M&A総合研究所に転職した場合の平均年収や、年収が高い理由、M&A総合研究所の収入源などについて詳しく解説します。
M&A総合研究所の年収について知って、転職先の候補を絞っていきましょう。
本記事を読む前に、M&A仲介の基本情報を詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
1.M&A総合研究所の平均年収
起業の口コミや評判などの情報を提供する「転職会議」によると、M&A総合研究所の平均年収は約2,000万円と、非常に高い水準となっています。
ここでは、平均年収についてさらに細かく見ていきたいと思います。
1.年代別
2.同業種・全体平均との比較
順に説明します。
(1)年代別
年代 | 平均年収 |
20代入社1年目 | 基本給420万円インセンティブ480万円 |
30代入社3年目 | 基本給1,200万円インセンティブ2,440万円 |
M&A総合研究所はシステム化による経費削減を行い、その分を人件費に充てています。
そのため、インセンティブ率は業界最高水準を誇り、20代で入社1年目の方でも約900万円の年収が得られるなど、M&A総合研究所の平均年収は比較的高いと言えるでしょう。
また、一人当たりの案件数が多いことも特徴で、それによって個人のインセンティブもより高くなっていきます。
どんどん新しい案件を得ることで社内でのキャリアアップのチャンスとなり、さらに年収を高くするキッカケとなることでしょう。
(2)同業種・全体平均との比較
年代 | M&A総合研究所の平均年収 | M&Aアドバイザーの平均年収 | 全職業の平均年収 |
20代 | 約450万円+インセンティブ | 約900万円 | 345万円 |
30代 | 約680万円+インセンティブ | 約1,000万円 | 442万円 |
40代 | 約780万円+インセンティブ | 約1,200万円 | 507万円 |
50代 | データなし | 約1,300万円 | 622万円(50代以上) |
60代 | データなし | 約1,000万円 |
M&A総合研究所については設立間もない会社ということもあり、50代以降の細かいデータはありませんでしたが、20代〜40代の平均年収と、M&Aアドバイザーの平均年収と全職業の平均年収について比較してみました。
見て分かる通り、M&Aアドバイザーの平均年収は全職業の平均年収を大きく上回っている状態です。
年功序列で20代から50代以降の給与が階段状に上がっていく日本の民間企業に対して、M&Aアドバイザーは20代と若くても実績を残すことで良い給料が得られる実力主義の世界と言えるでしょう。
2.M&A総合研究所の概略
ここまではM&A総合研究所の年収について詳しく見てきましたが、そもそもM&A総合研究所とはどんな企業なのかについて、以下の2点で見ていきたいと思います。
1.企業概要
2.M&A総合研究所の直近の実績
順に説明します。
(1)企業概要
会社名 | 株式会社M&A総合研究所 |
住所 | 東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館17階(受付) |
従業員数 | 82名(2022年4月時点) |
事業内容 | M&A仲介事業 M&Aメディア事業 |
特徴 | 譲渡企業完全成功報酬 最短3ヶ月のスピード成約 独自のAIシステムによるマッチング |
社風 | 平均年齢32歳、エネルギッシュで自由な社風 |
公式HP | https://masouken.com/ |
M&A総合研究所は設立から新しい会社で、独自のAIシステムによるマッチングを武器にしています。
最短3ヶ月、平均6.2ヶ月の成約スピードは異例とも言える速さで、問い合わせの案件自体も1年に5,000件を超えており、今後さらに発展していくと見られている会社です。
完全成功報酬制を採用しているため、企業側が初めてのM&Aであった場合も安心して依頼できる体制を整えています。
平均年齢は32歳と若く、実力主義がしのぎを削るパワーあふれる企業です。
(2)M&A総合研究所の直近の業績
M&A総合研究所は2021年9月の最高益が過去最高の13億円以上であったことを発表しています。
これは2020年9月時の売上高3億7,600万円を大きく上回る好業績です。
このまま行けば2022年9月には30億円近い売上高になると予想されています。
数字から見ても、ますます今後の成長に期待できる企業です。
また、M&A仲介の代表企業について、詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
3.M&A総合研究所の年収が高い理由
M&A総合研究所は新設の会社ながら、なぜこんなに年収が高いのでしょうか?
その理由について、以下の3点を紹介します。
- M&Aの件数増加に伴い会社自体の業績がアップしている
- 利益率が高い
- 人材不足
以下でご説明します。
(1)M&Aの件数増加に伴い会社自体の業績がアップしている
M&A総合研究所の年収が高い1つ目の理由として、M&Aの件数自体が増加していることが挙げられます。
これは、コロナ禍や経営者の高齢化に伴う後継者の減少が理由となっているようです。
経営が厳しくなったり後継者がいなかった場合に会社を精算させるのではなく、会社ごと他社に譲ろうと考える人が増えている傾向があります。
さらに、規制緩和や情報化による環境の変化は、中小企業同士の競争を激化させる原因の一つです。
同業他社との競争・で敗れないためにも、従業員の雇用と取引先に迷惑をかけないことを考えてM&Aを選ぶ企業が増えています。
M&A総合研究所ではM&Aの件数が増加しても対応可能な独自のシステムとスピード性を持っているため、業績アップに繋がっていると考えられるでしょう。
(2)利益率が高い
M&A総合研究所の年収が高い2つ目の理由として、利益率が高いことが挙げられます。
M&A仲介業界全体に言える話ですが、M&A仲介の商売道具はAIでもIT設備でもなく、案件を受け持つコンサルタントという人間そのものです。
つまり、M&A仲介業界が提供する商品は人間そのものの働きであるため、製造業や販売業等に多くかかる設備維持や在庫管理などのコストはほとんどかかりません。
そのため、得た利益の内の多くをコンサルタント個人に還元できるため、年収が高くなっているのです。
(3)人材不足
M&A総合研究所は設立から急成長を遂げてきた会社であるものの、まだまだ人材不足の面もあり、個人の案件の割当が多いことが年収が高い理由として挙げられます。
とは言ってもM&A総合研究所のワークライフバランスは他社に比べて思ったより取れているとする元従業員の口コミもあり、単純にM&Aの件数増加で人手が足りていないことも考えられます。
人材不足はM&A総合研究所の年収が高い理由の1つです。
4.M&A総合研究所の収入源
M&A総合研究所の収入源はどこなのか、具体的に見ていきましょう。
M&A総合研究所には、他社で当たり前のように必要な「着手金」の収入がありません。
着手金はM&Aを依頼して成立しなかった場合でも返還されないお金です。
着手金が無いことで買い手・売り手の企業ともM&A総合会社に対して依頼がしやすい状態であると言えます。
つまり、M&A総合研究所の収入源は、成功報酬の1つだけです。
通常必要になる着手金や中間金や月間報酬を排除し、「完全成功報酬制のM&A仲介会社」として経営しています。
以下で成功報酬について見ていきましょう。
(1)成功報酬
成功報酬とは、M&Aが正式に締結した際に譲渡企業・譲受企業それぞれから支払われる手数料のことです。
一般的には、レーマン方式により算定される取引金額に一定の料金率を乗じた金額が設定されます。
▼レーマン方式
取引金額 | 報酬料率 |
5億円以下 | 5% |
5億円超え〜10億円以下 | 4% |
10億円超え〜50億円以下 | 3% |
50億円超え〜100億円以下 | 2% |
100億円超え | 1% |
M&Aの適正価格は時価純資産に営業利益の3〜5年分を足した金額が一般的です。
例えば時価純資産が3億円で、営業利益が1億5000万円の企業のM&A適正価格は、7億5,000万円〜10億5,000万円ほどとなります。
決定した取引金額が9億円であった場合報酬料率は4%となります。
大きな金額が動くM&A案件を成功させることで高い成功報酬を獲得し、それらがコンサルタント個人に大きく還元されているのです。
5.M&A総合研究所でより高い年収を得るためのポイント
M&A総合研究所が高い年収を得られる場所ということはお伝えしましたが、より高い年収を得るためには2つのポイントがあります。
1.経営層へキャリアアップする
2.多くの案件に携わりスキルを磨く
それぞれについてご覧ください。
(1)経営層へキャリアアップする
一介のM&Aアドバイザーであれば経営に携わる立場であるパートナーが発掘した案件にアサインされ、業務を行いますが、案件を待たずにM&Aアドバイザー自らがそういった企業を発掘・買収することで、経営層へキャリアアップの道が開けます。
M&Aの開始前からM&A成立後の経営統合プロセスに関しても全て関わりを持つため、新たに経営の知識やマネジメントの仕組み作りを学ばなければなりません。
自分の案件以外にも他の案件が重なったときには時間的な制約が多く苦労するかもしれませんが、経営層へのキャリアアップを実現できれば応じて年収が上がっていきます。
来るべき案件に向けてM&Aアドバイザーとしての提案力や論理的思考能力を磨くことも必要ですが、組織内での昇進を目指してみるのもおすすめです。
(2)多くの案件に携わりスキルを磨く
前項の成功報酬の欄でM&A適正価格の試算方法についてご紹介しましたが、M&A総合研究所はM&Aアドバイザーに対するインセンティブ率が約20%と高いため、上記の例では約1,600万円の報酬が月収にプラスして受け取れる計算となります。
1件のインセンティブでこの金額が受け取れるとなると、より多くの案件に携わることで年収はどんどん高くなっていきます。
現時点でアサインされた案件をこなせるのかどうか冷静に考えて、やれるようであれば最後までしっかりと取り組むことで年収アップが見込めます。
6.M&A総合研究所に求められる人物像
最後に、どのような人物がM&A総合研究所に求められるのか、求められる人物像をご紹介します。
1.向上心のある人
2.単独で案件をリードできる人
なぜこの人物像が挙げられるのか、理由を見ていきましょう。
(1)向上心のある人
M&A総合研究所では、会計・財務・法務等広範囲に渡る知識と実務経験が求められるため、常に自己鍛錬を怠らない向上心のある人が適しています。
M&Aの案件で関わる会社の業界についての知識も一通り必要です。
知識は一度習得すれば良いというものではなく、改正に伴いアップデートしていく必要があります。
また、ヒアリングした内容から浮き彫りになる課題に対するアプローチの仕方を考える問題解決能力や経営者層に心を開いてもらえる円滑なコミュニケーション能力も必須です。
最低限の知識を身に付けておき、仕事の中で必要な知識やスキルを積極的に磨いていきましょう。
(2)単独で案件をリードできる人
M&A仲介は基本的には単独(もしくは主担当と副担当)で案件を進めるため、自力で案件をリードする能力が重要となります。転職の検討段階から、案件を主体的に進める経験を積むと良いでしょう。
自走できる能力と共に、案件に関わる他チームとの連携は必須となります。チームプレーが必要なフェーズを見極め、周囲の人と円滑に仕事を進める力やコミュニケーション力も必要となります。
まとめ
M&A総合研究所はインセンティブ率が業界最高水準のため、M&A業界の中でも高い年収を得られる職場です。
M&A総合研究所は成功報酬のみを収入とする完全成功報酬制のM&A仲介会社のため、利益率が高く、M&Aアドバイザーへ大きく還元する点が特徴といえます。
他のM&A仲介会社よりも高い年収であるM&A総合研究所ですが、さらに高い年収を得るためにはポイントを押さえることが大切です。
まずはM&A総合研究所に求められる人物像を把握し、転職対策を立てていきましょう。
M&A総合研究所への転職に向け、M&A仲介の転職事情や転職成功のコツなど、詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。
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