/ 黒木貴良 様
今回は株式会社fundbookのM&Aアドバイザーの黒木様にお話をお伺いします。どうぞよろしくお願いします。
すごく面白そうな業界だなと関心を持ったのがきっかけ
最初に黒木様の経歴の方をお伺いできますでしょうか。
2015年に日本体育大学を卒業しまして青年海外協力隊でボランティアを2年間行っていました。ホンジュラス共和国という中米の国に派遣されまして、現地の小学校で体育教師を2年ほどしてました。その後に帰国し、首都圏を中心に展開している不動産会社オープンハウスに就職をしました。
そこでは戸建て用地の仕入れを担当していました。4年の勤務の後、2021年にfundbookに入社しました。
M&A仲介業界を志した背景をお聞かせください。
実家で父が会社を経営しており、事業承継を家族会議で考えたというのが一つのきっかけです。
私は三兄弟の長男で、父は50代で若かったのですが、後継者をどうしようかという家族会議になりまして、やはり三兄弟いてもすんなり決まらずどうしようかと悩んでいました。また、当時勤めていたオープンハウス自体がM&Aの買い手として買収を行い成長していることもあったので、M&A仲介業界がすごく面白そうな業界だと関心を持ったのがきっかけです。
fundbookに入社されて最初にどういった業務からスタートされたのですか。
最初は譲受企業側の担当をしてました。その後に会社の体制が変更になって、今は売り買いどちらも担当しながら働いております。
一気通貫でお仕事をされているということですが、ソーシングではどのように業務を進められていますか。
上司と相談をしながら、ターゲットリストの作成からソーシングは自分でやっております。
御社の強みとして、ダイレクト営業が挙げられるかと思いますが、日々のソーシングは平均で何件くらいされているのですか。
1日の架電量としては150件くらいです。
ディールを担当される企業数によって変わってくるのでしょうか。
タイミングによって案件を複数抱えている時期もありますので、担当させていただいているディールについては、当然ながらしっかり成約まで進めていくと同時に、常に次のお客様のお役に立てるようソーシングも並行して行っています。
一番印象に残っているのは、農業×ITの案件
現在、ご成約の経験もお有りとお伺いしておりますが、今までご支援された中で一番印象に残っている案件のエピソードはありますか。
一番印象に残っているのは2023年の4月にご成約した案件で、その時は買い手担当として支援を行っていましたが、トマト農家とIT企業のマッチングをしました。
農業とITという組み合わせとしては、すごく面白い案件だと思いました。
最初にトップ面談をした時にも、買い手であるIT会社の社長が「ITで日本の農業を支えていきたい」という強い想いをお持ちでした。
そこが譲渡企業の社長にすごく刺さりまして、ご成約したという案件で印象に残っています。
社内にいる方で年齢が近い方が多いかと思いますが、先輩とはどういった関わり方をされていますか。
先輩とはフラットに話せますし、皆さん出張する以外は会社にいることが多いので、そのタイミングで「この案件ですが〜」というように相談しやすい環境だと思います。
プライベートでお会いされたりしますか。
夜飲みに行ったりもしますし、ゴルフする人間も多いので、休日に一緒にゴルフに行ったりすることもあります。
ゴルフをしていても、今進めている案件の話や、相談とかの話が多くなっていますね。
業界の特徴の一つに年収の高さが挙げられますが、転職前後でどのように変化しましたか。
年収は上がりました。当社は、初年度は前職年収を考慮してベース給が制定される制度もありますので、中途で入られる方は安心してチャレンジできる環境だと思います。
事業承継で困っている企業様や社長様の力になりたい
前職で不動産の業界をご経験されたと思いますが、その業界でやってきたことがM&A仲介業界に活きたことはありますか。
不動産周りの知識はあるので、そこが活きる場面がありました。
特にディール中も初成約の案件が不動産の論点が絡む案件だったので、そのタイミングでは経験を活かせたと思います。
今後はどういったM&Aアドバイザーになりたいですか。
実家の事業承継問題をきっかけに当社に入社しておりますので、やはり成約件数を重ね、事業承継で困っている企業様や社長様の力になれるように実力をつけたいと思っています。
最後になりますが、今後御社に挑戦される候補者の方に向けて、どういった方と働きたいかという観点も込めて一言メッセージをいただけますでしょうか。
fundbookは創業間もない若い会社ですし、やる気のある人間がすごく多い環境だと思います。だからこそ、やる気があり、頑張った分だけ稼ぎたい方や社会貢献性の高い仕事にチャレンジしたい方などに集まっていただければと思います。
ありがとうございます。フロントで働かれている方にインタビューさせていただくのは大変貴重な機会でした。本日はありがとうございました。