どのコンサルがおすすめ？クライアント企業・社員に高評価のおすすめ外資系・日系コンサル６選

「コンサル業界への転職を考えているけど、どこがおすすめ？」
「人気の高いおすすめのコンサルの特徴を知りたい」

企業が抱える経営課題の解決をミッションとするコンサルティング会社は、企業の新規事業の創出・海外進出・事業承継問題・デジタル化など相談ニーズの高まりに伴い年々増加しています。

高年収・エリートのイメージの強いコンサル業界は転職市場でも人気が高い一方、たくさん選択肢がありすぎてどのコンサルティングファームを選ぶべきかと迷っている人も少なくありません。

そこで、ここではクライアント企業だけでなく社員からも評価の高いおすすめコンサルティングファームを、外資系と日系それぞれ3社ずつ紹介します。

コンサル業界での転職先に迷っている方はぜひ参考にしてください。

１．安定の人気！おすすめ外資系コンサル３選

クライアント企業や社員から評価が高く、転職市場でも人気の高い外資系コンサル4選を紹介します。

どの外資系コンサルも世界規模で展開するビッグファームであり、コンサル業界でも屈指の実力と人気を誇るおすすめファームです。

次に1つずつ見ていきましょう。

（１）ベイン・アンド・カンパニー

ベイン・アンド・カンパニーは、1973年にビル・ベインによって設立されたグローバルな経営コンサルティングファームです。

＃１：会社概要

世界38か国に63拠点（2022年2月時点）を展開し、1982年に東京オフィスを開設して以来、「True North」（真北）の社風もとで徹底した「結果主義」の元にクライアント企業を多角的に支援している戦略系コンサルティングファームです。

コンサル業界の中でも歴史も古く数多くの実績を残しているエキスパート集団であり、ベインのクライアント企業の株価は市場平均に対し約4倍のパフォーマンスを達成するなど、「確実な結果を出してくれるコンサル」としてクライアントから高い信頼を得ています。

＃２：事業内容

ベイン・アンド・カンパニーは、企業がグローバル市場へ事業を拡大する際に様々な業界や経営テーマに精通した海外オフィスと協働してサポートを行っています。

各種業界に特化した経験「業界別プラクティス」と主要経営テーマでの経験「機能別プラクティス」を組み合わせたマトリックス型のコンサルティングサービスはクライアント企業からの評価も高く、次々に大きなプロジェクトを手掛け、「確実な結果」を出し続けています。

＃３：おすすめのポイント

世界屈指のコンサルティングファームであるベイン・アンド・カンパニーは海外案件に強いのが大きなポイントです。

海外プロジェクトへのアサインのチャンスが多い上に、海外オフィスへのトランスファー制度なども充実しており、東京オフィスもグローバルメンバーが多い環境にあるなど、国内のみならず世界各国のコンサルタントと連携してプロジェクトを進める真のグローバルな環境で働くことができます。

日本を越えて海外でも活躍するコンサルタントとしてのキャリアを積みたい人はきっと満足できることでしょう。

また、ベイン・アンド・カンパニーはプロボノ活動にも積極的なので、コンサルの仕事で得た専門知識やスキルを活かして社会貢献を行いたい人にもおすすめです。

＃４：まとめ

ベイン・アンド・カンパニーは、豊富な実績と経験からくる知見を活かし、競争が激化するグローバルビジネス環境の中で課題を抱えるクライアント企業のサポートに定評のある世界的コンサルティングファームです。

“A Bainie never lets another Bainie fail”という言葉に表されるように、コラボレーションを大切にしお互いの成長と成功をサポートし合う社風があり、米国のサイト「Glassdoor」で2009年のランキング開始以来常に上位4位以内の評価を獲得するなど働きやすい職場としても有名です。

働きやすい上にグローバル、そして優秀な人材と共に働けるという恵まれた環境の中で自身のコンサルタントとして成長したい人はぜひ転職にチャレンジしましょう。

（２）アクセンチュア

アクセンチュアは、企業コンセプトに「High Performance. Delivered.」を掲げ、世界中の様々な産業・分野に対してあらゆるコンサルティングを提供している世界最大のコンサルティングファームです。

＃１：会社概要

世界で約70万人の従業員数を誇り、世界120カ国以上で経営とテクノロジーに関するグローバルな経験と知識をベースとした高品質なコンサルティングを行う最大手のコンサルティングファームです。

フォーチュン100社のうちの94社、同500社の80％以上の企業がアクセンチュアのクライアントと世界中の名だたる大手企業に加えて政府機関へのコンサルティングも行っています。

＃２：事業内容

アクセンチュアは、「ストラテジー & コンサルティング」「アクセンチュア ソング」「テクノロジー」「オペレーションズ」「インダストリーX」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供しています。

公共サービス・医療健康業、製造・流通業、通信・ハイテク業、素材・エネルギー業、金融サービス業の5つからなる業界グループと、戦略・TOP等のサービスラインに分かれており、プロフェッショナルによるレベルの高いコンサルティングに定評があります。

＃３：おすすめのポイント

アクセンチュアの強みとして、IT・デジタルテクノロジーの導入によるスピード感のあるコンサルティングが挙げられます。

また、ワークライフバランスの改善や、女性にも働きやすい職場環境づくりにも積極的であることもアクセンチュアの強みであり魅力です。

出産・育児支援等に積極的であり、性別を問わずあらゆるライフステージの社員がワークライフバランスを考えながら働き続けやすいコンサルティングファームです。

さらに、世界中のアクセンチュアの募集中ポジションに自由に応募できる「キャリアズ・マーケットプレイス」制度があり、希望があればグローバル拠点のポジションへのキャリアが開ける仕組みになっている点も魅力的です。

プライベートを充実させながらコンサル業界の第一線で働きたい人や、国内だけにとどまらず海外で研鑽したいという人におすすめです。

＃４：まとめ

世界最大規模の超一流コンサルティングファームであるアクセンチュアは、グローバルで大規模な案件に多く携わることでコンサルタントとしての成長機会が豊富に得られる環境が整い、さらに高年収・好待遇で働きやすい大人気のコンサルティングファームです。

中途採用者に求められるレベルも仕事内容や待遇の良さや人気に比例してかなり高く、転職難易度も最高レベルですが、「人を育てる」ことも大事にしている人材輩出企業アクセンチュアに転職を成功させたことで得られるその後のメリットははかり知れません。

ぜひ対策を十分に練ってチャレンジしましょう。

（３）ボストン・コンサルティング・グループ

ボストン・コンサルティング・グループ（BCG）は、1963年に戦略コンサルティングのパイオニアとして創設された世界トップレベルのコンサルティングファームです。

＃１：会社概要

ビジネスや社会のリーダーとともに戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいる世界的なコンサルティングファームです。

「クライアントの成功こそがBCGの成功」という考えのもと、変化する時代・クライアント企業のニーズに合わせるために「DigitalBCG」や新規事業創出を専門とする「BCG Digital Ventures」などのエキスパートによるチームを設立し、クライアント企業が抱える様々な課題に対し柔軟かつポジティブな解決を提案しています。

ボストン・コンサルティング・グループのクライアントは、世界企業番付フォーチュン「Global（グローバル）500」に名を連ねる企業を中心に中規模の企業・非営利組織・政府機関など多岐にわたっており、日本でも法人所得ランキング上位100社中約3割の企業が同社のクライアントとなっていることから、国内外で信頼される超一流のファームであるのは間違いありません。

＃２：事業内容

ボストン・コンサルティング・グループは、戦略だけでなく実行まで手掛ける戦略コンサルティングを行っています。

50カ国以上に90以上のオフィスを展開しており、海外の拠点と連携しながら「産業別」×「テーマ別」に様々なプロジェクトを多数手掛けており、その高いクオリティはクライアント企業から高い支持を集めています。

＃３：おすすめのポイント

世界的に展開しているボストン・コンサルティング・グループはグローバルなプロジェクトに携わりたい人や、デジタル領域など新たな領域で最先端のコンサルティングを学び活躍したい人におすすめです。

また、ボストン・コンサルティング・グループは「人材輩出企業」としても有名であり、人材の育成力に秀でているのも魅力です。

また、入社後はキャリア育成やビジネスにプラスとなるアムルナイ（同社の卒業生の繋がり）という大きな財産を得られるのもおすすめポイントです。

＃４：まとめ

ボストン・コンサルティング・グループは、戦略系のコンサルティングファームの中でもトップレベルのコンサルティングファームです。

転職市場でも人気が高く転職難易度もかなり高いのですが、最高峰と呼ばれるボストン・コンサルティング・グループへの入社後に得られる経験やスキル、人脈（アルムナイ）、ステータス等は今後のコンサルタントとしてでなくビジネスパーソンとしての選択肢を多いに広げてくれるのは間違いないでしょう。

２．人気急上昇中！おすすめ国内系コンサル３選

次に人気の高い日系コンサル3選を紹介します。

かつては外資系の人気が圧倒的に高かったコンサル業界ですが、外資系コンサルOBによる独自の強みを持つ日系コンサルが多数登場し、転職業界でも日系コンサルの人気が高まっています。

次に1つずつ見ていきましょう。

（１）ドリームインキュベータ

ドリームインキュベータは、元BCG日本代表の堀紘一氏が2000年に創立した戦略コンサルティングとベンチャー投資事業等をベースに事業創造を支援するビジネスプロデュース企業です

＃１：会社概要

「次世代のソニー・ホンダ社を100社創る」を企業理念として掲げ、コンサルタントは「ビジネスプロデューサー」（ドリームインキュベータにおける戦略コンサルタントの呼称）として様々なステージの企業の成長支援を行うコンサルティングファームです。

現在は「産業プロデュース」活動を推進し、国内だけでなく中国・シンガポール・ベトナムなどアジアに積極的に展開し、日本企業のアジア展開も支援しています。

＃２：事業内容

事業の創出・育成を目的とした「Business Producing Company」として、戦略コンサルティングとベンチャー企業の育成支援を軸に幅広い事業を展開しています。

コンサルティング事業においては、製造業、消費財・流通、商社・金融業のクライアント（主に大企業）や政府向けの戦略コンサルティングやプロデュース支援やM&A支援、経営幹部育成支援なども提供しています。

＃３：おすすめのポイント

1つのクライアント企業に限定した戦略コンサルティングにとどまらず、国や複数企業と連携して産業そのものを育成する活動（産業プロデュース事業）など、大きな舞台で既存の枠組みや制限に捉われることなく働くことができるのがドリームインキュベータのプロデューサーの最大の魅力です。

ベンチャーから大企業まであらゆるステージの企業の「成長」に関わる支援に加え、より大きな視点を持って産業創出や企業経営に携わることで社会・産業の発展、ひいては未来により良い変革を与える仕事をしたい人におすすめです。

＃４：まとめ

「社会を変える事業を創る」の元、ドリームインキュベータは従来の「クライアント企業を支える」だけのコンサルティングに留まらず、自由で柔軟な発想によって多くの変革をもたらすビジネスプロデューサーとして活躍できる、独自性の強いコンサルティングファームです。

少数精鋭で転職難易度はかなり高いものの、自分のプロデュースによって閉塞感のある現状に風穴を開けたいなど高い志を持つ人にとってはこの上ない舞台となるのは間違いないでしょう。

（２）ベイカレント・コンサルティング

ベイカレント・コンサルティングは、1998年に創業した、デジタル技術を活用した経営戦略の立案と実行支援に強みを持つ日本発のコンサルティングファームです。

＃１：会社概要

様々な業界のリーディングカンパニーが抱える経営課題の解決を支援し、戦略策定から企画・実行支援まで総合的に支援する日系コンサルティングファームです。

マッキンゼーやBCGなどの戦略ファームや、アクセンチュアやデロイト・トーマツ・コンサルティングなどの総合系ファームなど世界トップレベルのコンサルからの転職者が多く、優秀な人材による高品質なサービスがクライアント企業から絶大な信頼を集め、順調に売上・規模を拡大しています。

また、Forbes誌「Asia’s 200 Best Under A Billion(2018・2021)」(売上10億ドル以下、アジアの優良企業200社)200社に選出されるなど世界的にも高い評価を得ています。

＃２：事業内容

ベイカレントコンサルティングは、戦略・デジタル・オペレーション・テクノロジーに加えサステナビリティについてコンサルティングサービスを展開する総合コンサルティングを提供しています。

目まぐるしく変わる社会情勢の中、クライアント企業の海外進出支援やDX、異業種間連携による新規事業の立案など高難易度で他所多様な課題に対する提案力・解決力に定評があります。

＃３：おすすめのポイント

ベイカレント・コンサルティングは、コンサルティングファームとしては珍しく、アナリストからパートナーまで全コンサルタントが同じ部門に所属「ワンプール制」を採用しています。

多くの大手コンサルでは産業やテーマ等によって部門を分けてそこでキャリアを形成するのが一般的ですが、ベイカレント・コンサルティングでは敢えて所属部門を作らないことで、様々なプロジェクト経験から複数の専門性を身につけて多角的な支援ができるコンサルタントへと成長が可能となっています。

さらにトレーニングプログラムやサポート体制も充実しており、コンサルタントが器用貧乏にならないよう一人ひとりにキャリアサポート担当もつくため理想のキャリア形成ができるのも魅力です。

業界やテーマを限定せず、多彩なプロジェクトにチャレンジして自分のキャパシティや可能性を広げたいという人にとって働きやすい環境が整ったコンサルティングファームといえるでしょう。

＃４：まとめ

日系最大級の総合コンサルティングファームのベイカレント・コンサルティングは、多彩な案件に取り組める上に、一人一人のキャリア形成に寄り添った制度と充実したサポート体制でコンサルタントとしての可能性を広げながら働くことができるコンサルティングファームです。

フラットな組織でコンサルタントとして自分の可能性を広げながらキャリアを積みたい人はぜひベイカレント・コンサルティングへの転職にチャレンジしましょう。

（３）アビームコンサルティング

アビームコンサルティングは、1981年に創立されたクライアント企業の「Real Partner」として変革を共に推進する、日本発アジア発・日本最大級のグローバル総合コンサルティングファームです。

＃１：会社概要

アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、各国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合コンサルティングファームです。

日本企業の業界特性や経営手法に精通しており、日本企業のやり方を重視した日本流のコンサルティングスタイルと3つの総合力（業界×サービス×グローバル）により、クライアント企業の「リアルパートナー」として長期的な発展を視野に入れた多彩な提案力・実行力にも定評があります。

＃２：事業内容

アビームコンサルティングは、戦略立案・構想策定、業務改革・設計、システム開発・導入までの全ての領域を手掛け、業界（インダストリー）×業務領域（サービスライン）それぞれのコンサルタントが、プロジェクトごとにチームを組成して世界73拠点にあるグローバルネットワークを駆使しながら日本企業の海外支援をワンストップでサポートしています。

また、各種業界に特化したITソリューションサービスを得意とし、戦略・業務等のコンサルティング・サービスとシステムインテグレーション（SI）サービスの両面をサポートできるのも強みです。

＃３：おすすめのポイント

海外展開を常に視野に入れているアビームコンサルティングは、海外オフィスの駐在員以外にも年間に数多くの海外出張のチャンスがあるため、ワールドワイドな活躍をしたい人におすすめです。

また、「働きがいのある企業ランキング2022」6位入賞、 厚生労働省「プラチナくるみん」認定など日本のコンサル業界を代表する「ホワイト」なコンサルティングファームであるため、ライフステージに合わせて働きたいという人にも最適です。

＃４：まとめ

「日本発、アジア発のグローバルコンサルティングファーム」を掲げるアビームコンサルティングは、国内だけでなくアジアを中心とした海外での活躍を考えている人に最適な環境が用意されているコンサルティングファームです。

ライフワークバランスを考慮しながら着実にコンサルタントとしての経験・キャリアを積みたい人にも最適なので、ぜひ子育て世代の人はぜひアビームコンサルティングへの転職に挑戦しましょう。

（４）ユニヴィスグループ

＃１：会社概要

ユニヴィスグループは「M&A」「コンサルティング」「事業投資」の3つのサービスを一体として提供している、2014年に設立した会社です。

また、グループ内には公認会計士や税理士、弁護士なども所属しており、法務面の観点からも手厚いサービスを提供することができます。

本社は東京にございますが、支社は国内に留まらず外国にもあり、クロスボーダーM&Aを通して幅広いご提案が可能です。

＃２：事業内容

ユニヴィスグループは、M&A仲介のみならずバリュエーション、デューデリジェンス、PMIといった工程を一気通貫でサポートできることが強みです。

クロージング後のバリューアップでは、コンサルティング経験が豊富な方たちが投資後の統合をサポートします。

少数精鋭なので、他のM&A仲介会社であれば業務委託でほかの会社に委託している業務をグループ全体でカバーすることができるため、クライアントに対して幅広い提案が可能です。

＃３：おすすめポイント

ユニヴィスグループには、BIG4監査法人やベンチャー企業、コンサルティングファームを経験された方々や公認会計士や税理士、弁護士、が在籍されていますので、より早くキャリアを積むことが可能でしょう。

また、グループ間で業務を行うので様々な業務に携わることができ、M&Aの知識をより深く蓄えることができます。

応募については、M&Aコンサルや会計コンサル、経営コンサル、労務コンサル、税務コンサル等の募集を行っております。

＃４：まとめ

ユニヴィスグループは、M&A仲介のみならずバリュエーション、デューデリジェンス、PMIといった工程を一気通貫でクライアント企業様に様々な角度から支援することができます。

M&Aの知識の有無や必須資格は問いませんので、営業に自信のある方やM&Aに興味のある方は公式採用サイトよりエントリーしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

コンサルタントとしてワンランク上を目指したい人、キャリアを積みたい人におすすめの外資系・国内系コンサルティングファームを紹介しました。

今回ご紹介したコンサルティングファームは高年収が得られるだけでなく、「企業や社会への貢献」など他の仕事では得られないやりがいが得られるなどコンサルタント冥利に尽きる環境が整った優れたファームばかりです。

とはいえ、コンサルティングファームは外資系も日系もそれぞれ個性があり、規模・得意分野・コンサルティング手法・社風・待遇も大きく異なります。

伸び代しかないコンサル業界には、今回のおすすめのコンサルティングファームの他にも選択肢は多数あります。

自分の能力や可能性を最大限引き出し、「なりたいコンサルタント」を目指せるコンサルティングファームを見つけ、ぜひ転職を成功させましょう。

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