経営共創基盤とは?年収や勤務環境を徹底解説
「経営共創基盤の年収はどのくらい?」
「経営共創基盤の事業内容を知りたい」
経営共創基盤への転職を検討している方は、あらかじめ入念な情報収集をしておきたいでしょう。
経営共創基盤は、「日本の成長に投資する」をコンセプトに、企業の成長の可能性を見出し、投資家として経営サポートを行っています。
本記事では、経営共創基盤の会社概要や強み、業務内容や勤務環境、教育体制などについて詳しく解説します。
本記事を読めば、経営共創基盤へ転職すべきか判断することができるでしょう。
1.経営共創基盤とは
まず、経営共創基盤の会社概要や強みをご紹介します。
経営共創基盤の特徴をつかむには、概要を把握するのが効果的です。
ぜひ、参考にしてみてください。
- 会社概要
- 経営共創基盤の強み
(1)会社概要
経営共創基盤の会社概要は以下の通りです。
会社名 | 株式会社 経営共創基盤 |
住所 | 〒100-6608 東京都千代田区丸の内一丁目9番2号 グラントウキョウサウスタワー8階 |
連絡先 | 電話番号:03-4562-1111 ファックス番号:03-4562-1100 |
事業内容 | 常駐協業(ハンズオン)型成長支援 再生支援 経営支援 |
資本金 | 31億円 |
従業員数 | プロフェッショナル:約220名 グループ合計:約6,000名 |
公式サイト | https://www.igpi.co.jp/ |
経営共創基盤は、ハンズオン型コンサルティング会社であり、再生支援や経営支援など幅広いサポートを行っています。
「成長支援・企業再生」「インキュベーション」「地方創生・事業経営」の3本の柱で業務展開しているのが特徴です。
また、資金力が高く、企業再生投資やベンチャー企業投資などにも関与しています。
事業から財務面までを包括的にサポートするので、多くの企業から信頼されている企業です。
(2)経営共創基盤の強み
経営共創基盤は、「経営の最前線を共創しつづける」をコンセプトに、事業を展開しています。
経営共創基盤には、以下のような強みがあります。
♯1.ハンズオン型のサポート体制となっている
経営共創基盤ではハンズオン型のサポート体制をとっており、戦略を立てるのみならず、実行までを意識したサポートを行っています。
クライアントの経営にも深く関与し、幅広い業務を遂行できるのがポイントです。
戦略から実行まで携わることで、クライアントから高い信頼を得ています。
♯2.幅広い領域のプロフェッショナルが在籍している
経営共創基盤には、以下のように様々な領域のプロフェッショナルが在籍しています。
- 公認会計士
- 金融機関出身
- 事業会社出身…など
幅広い領域の人材が知恵を出し合い、高いレベルでアクションプランを遂行することが可能です。
2.業務内容
経営共創基盤は、「成長支援・企業再生」「インキュベーション」「地方創生・事業経営」の3本の柱で取り引き先のサポートを行っています。
戦略のみならず、実行までサポートを続けていくスタンスなので、取り引き先からの信頼が高くなっているのがポイントです。
経営共創基盤はの業務内容を把握することで、転職後の業務内容をイメージできます。
経営共創基盤の業務内容について詳しく解説しますので、ぜひ、参考にしてみてください。
- 成長支援・企業再生
- インキュベーション
- 地方創生・事業経営
(1)成長支援・企業再生
経営共創基盤は、それぞれの企業で経営状況が異なることを把握し、根本から変革することを目指しています。
また、経営共創基盤のサポート範囲は、企業の規模や国内外を問わず幅広くなっているのが特徴です。
事業・組織・人材が一体となってサポートするので、多くの企業の信頼を獲得しています。
経営共創基盤は、以下のようにクライアントに最適な切り口からサポートを行うのです。
組織変革 | 柔軟に対応できる組織体制の構築 |
人材革命 | 人材育成 自立性を高める 専門性を高める |
経営ガバナンス改革 | 論理に流されずに経営を推進 |
事業運営の仕組み改革 | 事業価値視点で合理的な意思決定を促す |
戦い方革命 | 長期的に生き残る事業の在り方を検討 |
成長支援・企業再生においては、クライアントの状況に応じて適切な段階があります。
経営共創基盤は、以下のように適切な段階を把握し、サポートするのが特徴です。
- 推進体制を設計する
- 経済資源を十分に投入する
- 成長投資を行う
- 成長領域を見極める
- 構造改革を行う
- 資本政策を行う
経営共創基盤は、事業から財務面までを包括的にサポートします。
また、成長支援・企業再生に向けた提案のみならず、実行まで意識しているのがポイントです。
場合によっては出資も行い、企業の成長を促します。
なお、IGPI流ハンズオン経営支援を行っており、経営層から現場まで、組織全体に関与できるのが特徴です。
一般的な常駐型の経済支援では単一部門での活動となるので、組織全体の改革につながらないのがネックになりますが、IGPI流ハンズオン経営支援ではそのような制限もありません。
中途採用された場合、個々の経験やスキルに応じ、取り引き先の事業から財務面まで幅広く関与することになります。
事業アドバイザリーや財務アドバイザリーなど、各領域の強みを活かしたサービス展開のみならず、全体を見据えた上でサポートを行うのが特徴です。
実行支援を重視しているので、投資に関与できるチャンスもあります。
(2)インキュベーション
経営共創基盤は、最先端技術、イノベーション創出を行います。
研究機関や大企業など、国内外問わず様々なネットワークがあるので、以下のように幅広いアプローチが可能です。
- 起業サポート
- 資金提供
- 共同研究サポート
- ハンズオンサポート
経営共創基盤は、国内外のベンチャー支援・投資を行い、企業成長をサポートします。
提案のみならず、実行まで意識している経営共創基盤ならではのサービスです。
たとえば、以下のような例があります。
- 幅広いベンチャーへの投資実行
- ハンズオン支援の実行
- ベンチャーとの共同研究
- ベンチャーへの人的支援
各企業が必要としていることを把握し、幅広くサポートします。
また、経営共創基盤は海外への投資にも関与しており、様々なネットワークをもとに、共同投資や事業提携につなげることが可能です。
たとえば、ベンチャーキャピタルファンド設立などの例があります。
グローバル規模で企業成長をサポートするのが特徴です。
さらに、経営共創基盤は、ベンチャー企業との事業創出サポートを行っています。
外部企業と協業することで、より実践的な支援をできるのがポイントです。
たとえば、以下のような例があります。
- コーポレートベンチャーキャピタルの運営サポート
- 組織設計・投資実行サポート
- ベンチャー買収時のアドバイザリー
採用後は、先端技術に関与することが可能です。
また、様々な企業や外部機関と連携して業務を行うので、幅広い知見を得られます。
共同研究や投資にも携われる可能性があるのも特徴の一つです。
個々の経験やスキル、希望に応じて業務内容は異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
(3)地方創生・事業経営
経営共創基盤は、長期的な投資により、企業成長をサポートします。
地方の経済圏で中心的な役割を果たす企業をサポートすることが、地方創生につながるのです。
とくに、資源不足で成長が妨げられている企業に対し、様々なネットワークやノウハウを駆使し、持続的な成長を促します。
経営共創基盤は、IGPIグループならではの地方創生を実現しており、企業が本来もっている力の再構築のサポートを意識しているのが特徴です。
たとえば、以下のようなアプローチがあります。
- コーポレートトランスフォーメーションアプローチ
- デジタルトランスフォーメーションアプローチ
- 人材・設備・技術の支援
- キャッシュフローの再投資
採用後は、地方の経済圏の中心となる企業へのサポートに関与します。
問題点の抽出や企業の力を引き出すための戦略を立て、必要に応じて投資を含むサポートを行うのが特徴です。
専門性に特化した領域のみではなく、幅広い業務に携わるとともに、論理的思考を磨くことにもつながります。
3.経営共創基盤の年収の目安
経営共創基盤への転職を検討している方が気になるのは、経営共創基盤の年収でしょう。
経営共創基盤の年収を、平均年収、役職別に解説します。
あくまで目安ですが、転職を検討する際の参考にしてみてください。
- 平均年収
- 役職別平均年収
(1)平均年収
平均年収は、約1,100万円です。
令和3年における国内の平均年収は約400万円なので、経営共創基盤の平均年収は2倍以上であることが分かります。
また、競合企業と年収を比較すると以下のようになっており、高めの水準です。
会社名 | 平均年収 |
経営共創基盤 | 約1,100万円 |
ドリームインキュベータ | 約1,000万円 |
コーポレートディレクション | 約900万円 |
実力主義ではあるのであくまで参考としてですが、経営共創基盤への転職により年収が上がる可能性が十分にあるでしょう。
(2)役職別平均年収
あくまで目安ではありますが、役職別平均年収を以下に示しています。
- アソシエイト:約600万円
- マネジャー:約1,200万円
- ディレクター:約1,800万円
経営共創基盤では、キャリアアップするにつれ、年収は上がります。
また、賞与は個人の実績によって変動する実力主義となっているので、業績次第では若い内から1,000万円以上の年収を得られる可能性もあるでしょう。
4.転職の際に押さえておきたい情報
転職の際は、応募資格はもちろん、福利厚生や勤務体制、職場環境、教育体制など情報収集しておくことが大切です。
入念な情報収集をしておくことで、転職先のミスマッチを防げます。
転職の際に押さえておきたい情報を解説しますので、ぜひ、チェックしてみてください。
- 業界未経験からでも可能か?
- 応募資格
- 重視する資格・スキル
- 研修制度
- 各種支援制度・福利厚生
(1)業界未経験からでも可能か?
経営共創基盤は、業界未経験からでも転職可能ではありますが、実務経験のある方が歓迎されています。
なお、中途採用は、実務経験2年以上の方が対象なので、未経験の場合は新卒扱いです。
経営共創基盤は未経験であっても、「成果へのコミットメント」「プロアクティブ、チャレンジ・成長志向」「高い人間力・チームワーク」といった資質のある方を求めています。
業界未経験で転職する場合は、求められる資質を意識し、自己アピールすることが大切です。
(2)応募資格
応募資格は、職種によっても異なりますが、たとえば、以下のような条件が設定されます。
- 成果へのコミットメント
- プロアクティブ、チャレンジ・成長志向
- 高い人間力・チームワーク
- PEファンドなどにおける投資関連業務
- 経営コンサルティング業務経験
- ハンズオン経営支援業務経験
- 金融機関などにおけるM&Aアドバイザリー業務経験
なお、中途採用として応募するには実務経験2年以上の方が対象なので、未経験の場合は新卒にて応募する必要があります。
(3)重視する資格・スキル
経営共創基盤は、以下の点を重視しています。
- 成果へのコミットメント
- プロアクティブ、チャレンジ・成長志向
- 高い人間力・チームワーク
業務を行う際は当事者意識でコミットメント意識を持つことが、高い成果につながります。
入社後の活躍のイメージを面接で伝えておくと、採用担当の目にとまりやすくなるでしょう。
また、成長し続けたいという高いモチベーションも求められます。
なお、経営共創基盤ではチームの中で仕事を行うケースが多く、高いコミュニケーション能力が必須です。
(4)研修制度
経営共創基盤は、プロジェクトを通したOJT研修をメインとしています。
その他、様々な研修制度が準備されており、成長できる環境です。
経営共創基盤の研修制度について詳しく解説します。
- 入社時研修
- 定例研修
- VODプログラム
- フィードバック制度
- 留学支援制度
♯1.入社時研修
入社時研修は、最低限必要な基礎スキルの習得を目指し、約1ヶ月間行われます。
経営共創基盤では様々なサービス領域に関与するので、以下の知識が必要です。
- 投資・会計・法務
- 企業組織について
- 経営戦略論
- 意思決定論
- 論理的思考
- プレゼンテーション能力
- 分析力
- ビジネスライティング
業務の中で必要な専門知識のみならず、論理やビジネススキルなどを総合的に学びます。
入社時研修学んだ知識は、現場で活かすことが大切です。
♯2.定例研修
定例研修では、以下のような内容を学習します。
- 代表的なプロジェクト事例
- 経営関連のトピック
- 専門的な知識の共有
定例研修では、深い専門知識や知見を得られ、より高いレベルで業務を遂行できるようになることを目指します。
月2回程度開催されており、参加は任意です。
♯3.VODプログラム
経営共創基盤では、VOD(ビデオ・オン・デマンド)プログラムを準備しています。
自分のペースで受講でき、業務の中で活かせるスキルを習得できるのがポイントです。
取り扱う分野は、以下のようになっています。
- 財務分析
- 会計処理
- 経営計画
- M&A関連スキル
- 統計分析
取り引き先と対等に議論するために必要な基礎知識を身に着けられるので、新卒社員は受講することを求められています。
♯4.フィードバック制度
経営共創基盤では、フィードバック制度があり、プロジェクト関連のフィードバックを受けます。
フィードバックでは、プロジェクトの内容や改善点について理解を深められるのがポイントです。
新たな課題を見出し、次のプランを考える機会にもなります。
♯5.留学支援制度
留学希望の方は、条件を満たせば、留学支援制度を利用できます。
留学先のコースに関しても、将来のキャリアプランに応じて選択できるのが魅力です。
(5)各種支援制度・福利厚生
経営共創基盤では、以下のような支援制度・福利厚生があります。
- 通勤手当
- 社会保険完備
- 社宅制度
また、休日・休暇は以下のようになっています。
- 土曜・日曜・祝日
- 年末年始
- 有給休暇(初年度は13日間付与)
- 慶弔休暇
その他、留学準備費用や学費などを補助する精度など、様々な支援があるので確認しておきましょう。
なお、ベビーシッターを利用できるなど、育児支援制度があります。
経営共創基盤は、社員が働きやすい環境が整っていることもあり、転職先として人気です。
5.経営共創基盤のキャリアパス
経営共創基盤では、以下のようなキャリアステップがあります。
- アソシエイト・シニアアソシエイト・アソシエイトマネジャー
- マネージャー
- ディレクター・マネージングディレクター
入社時のポジションは個々のスキルや経験などによって異なりますが、その後、実績に応じてキャリアアップできる環境です。
(1)アソシエイト・シニアアソシエイト・アソシエイトマネジャー
アソシエイト・シニアアソシエイト・アソシエイトマネジャーは、基本的なスキルを習得する段階です。
入社時は専門領域を制限せず、以下のように様々な領域の知識を身につけます。
- 事務
- 会計
- 財務
- 法務
- 論理的思考
幅広い知識・スキルを習得しつつ、専門性を磨いていきます。
(2)マネージャー
マネージャーは、専門性を身につける段階です。
個人差はありますが、アソシエイトとして一定の経験を積んだ後にマネージャーへとキャリアアップし、高い専門性でクライアントに対し、高度なサービスを提供します。
また、クライアントとの高度なコミュニケーションやチームのマネジメントスキルも求められるポジションです。
(3)ディレクター・マネージングディレクター
ディレクター・マネージングディレクターは、より高いレベルでの専門性を磨きます。
また、クライアントとのやり取り、チームのアクションプランの遂行において、リーダーシップを取るポジションです。
複数の専門性を高め、リーダーシップを取れるようになれば、唯一無二の存在として様々なアクションを実行します。
6.経営共創基盤への転職成功のポイント
経営共創基盤への転職は難易度が高いので、転職成功にはポイントを押さえておくことが大切です。
スムーズに転職できるよう、ポイントを解説しますので、チェックしてみてください。
- 転職目的を明確にする
- 求められるスキルを把握する
- 転職エージェントを利用する
順に説明していきます。
(1)転職目的を明確にする
経営共創基盤へ転職する際は、転職目的を明確にすることが大切です。
転職目的が曖昧な状態で転職すると、転職先選びの軸がぶれてしまいます。
以下のように、転職目的は人それぞれ異なるでしょう。
- 年収アップを実現したい
- キャリアアップを実現したい
- やりがいのある業務に携わりたい
- 仕事とプライベートを両立したい
転職目的が曖昧な状態では、結果的に転職目的を達成できない可能性が高いです。
たとえば、年収アップ目的であれば、経営共創基盤の年収の目安を把握しておきましょう。
その他、教育体制や福利厚生など、転職目的に応じた情報収集が重要です。
(2)求められるスキルを把握する
経営共創基盤へ転職する際は、求められるスキルを把握しておくことをおすすめします。
経営共創基盤では、入社時研修にて最低限必要な基礎スキル、論理やビジネススキルなどを総合的に学べるなど、教育制度は整っていますが、本人に業務の適性があるかどうかも重要になります。
実際に、本質を見抜く力や分析力が必要となるなど、論理的な思考力が求められています。
入社後に教育を受けられるから、スキルをそれほど気にしなくて良いだろうという安易な考えでは、失敗する可能性があるでしょう。
また、求められるスキルを把握しておくことは、面接などの選考の際、自己アピールするポイントにもつながります。
経営共創基盤へ転職する際は、求められるスキルを把握するとともに、自分のスキルや経験を整理しましょう。
(3)転職エージェントを利用する
経営共創基盤へ転職する際は、転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントを利用すれば、転職事情に精通したアドバイザーから転職のノウハウを伝授してもらえるので、有利になる可能性が高いです。
とくに、経営共創基盤への転職は難易度が高いため、転職エージェントに選考対策などをサポートしてもらうのが良いでしょう。
また、転職エージェントは情報収取などもサポートしてくれるので、あらかじめ疑問点を解決することも可能です。
経営共創基盤への転職を目指している方は、転職エージェントの利用を検討しましょう。
まとめ
経営共創基盤は、「経営の最前線を共創しつづける」をコンセプトに、投資家として「成長支援・企業再生」「インキュベーション」「地方創生・事業経営」の3本の柱で取り引き先のサポートを行っています。
また、経営共創基盤のキャリアパスは、アソシエイト、シニアアソシエイト、アソシエイトマネジャー、マネージャー、ディレクター、マネージングディレクターと明確になっており、実力次第で十分キャリアアップできる環境です。
福利厚生や勤務体制、職場環境、教育体制が整っており、転職先として人気があります。
国内平均と比較しても、年収の水準が高めであり、年収アップを実現したい方にもおすすめです。
あらかじめ経営共創基盤の情報収集し、求められるスキルや将来のキャリアプランを明確にした上で転職を検討すると、より活躍できるでしょう。
企業研究により、希望の配属先などを伝えておくと、採用担当の目にとまる自己アピールにつながります。
関連記事