シグマクシスとは?事業内容や転職事情を徹底解説
「シグマクシスの年収はどのくらい?」
「シグマクシスの事業内容や働き方を知りたい」
シグマクシスへの転職を検討する際は、あらかじめ入念な情報収集をし、入社後の働き方やキャリアプランをイメージしておくことが大切です。
シグマクシスは、能力のダイバーシティーを重視しており、様々な知識や経験、スキルを有する社員がそれぞれ高め合いながらプロジェクトを遂行しています。
本記事では、シグマクシスの会社概要や強み、業務内容や勤務環境、教育体制などについて詳しく解説します。
本記事を読み、シグマクシスへの転職活動において、有用な情報をキャッチしてください。
1.シグマクシスとは
まず、シグマクシスの会社概要や強み、近年の業績をご紹介します。
シグマクシスについて知るには、概要を把握することが大切です。
ぜひ、チェックしてみてください。
- 会社概要
- シグマクシスの強み
- 近年の業績
(1)会社概要
シグマクシスの会社概要は、以下の通りです。
名称 | 株式会社シグマクシス・ホールディングス |
所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス9F |
電話番号 | 03-6430-3400 |
設立 | 2008年 |
公式サイト | https://www.sigmaxyz.com/ |
シグマクシスは、グループ会社数5社、社員数約560人のコンサルティングファームです。
経験者採用での入社社員が約6割と多く、経験業種は幅広いので、幅広い知識やスキルを習得でき視野が広がるでしょう。
プロジェクト満足度94%と、多くのクライアントに支持されています。
(2)シグマクシスの強み
シグマクシスのコンサルサービスの強みは、クライアントと自社をコラボレーションし、価値創造をサポートすることです。
クロスパートナーとして、クライアントとビジネスを共に行うことをコンセプトとしています。
また、コンサルタントチームとして幅広い業種に関与し、クライアントの課題解決を目指すことが可能です。
なお、以下をハイスピードで実行できるのもポイントと言えます。
- 戦略立案
- システム開発・導入
- ビジネスプロセス設計
- 戦略実行
新規事業開発や海外進出案件など、ビジネスを大きく展開できるプロジェクトが多く、関与することで大きなやりがいを見出せます。
(3)近年の業績
シグマクシスは、2022年、コンサルティング事業において売上前期比11.6%と大幅アップを実現しています。
また、デジタル・トランスフォーメーションや人財開発、新規事業の展開などをけん引し、クライアントの業種の幅も拡大しています。
主力顧客上位10社における平均売上高も358百万円から402百万円へと高まっており、進化を遂げていると言えるでしょう。
また、プロジェクト満足度も挙がっており、高水準を維持しています。
コンサルタント数やプロジェクト数、契約当たり売上、投資残高など様々な要素でアップしており、順調です。
2.業務内容
シグマクシスは、「イノベーション」「プロジェクト・マネジメント・オフィス」「ビジネス・オペレーション」「デジタル・IT」といった領域でクライアントをサポートしています。
能力のダイバーシティーを重視しており、様々な知識や経験、スキルを有する社員がそれぞれの強みを発揮してプロジェクトを遂行できるのが強みです。
シグマクシスの業務内容を把握することで、転職後の働き方をイメージできます。
業務内容について詳しく解説しますので、ぜひ、参考にしてみてください。
- イノベーション
- プロジェクト・マネジメント・オフィス
- ビジネス・オペレーション
- デジタル・IT
(1)イノベーション
シグマクシスは、以下のようなイノベーションを展開しています。
- 新規事業開発サポート
- 食・料理のイノベーション
- 人材と組織のイノベーション
- 企業リーダーのサポート
- DX人財育成
シグマクシスは、クライアントの新規事業の開発、人材・組織のイノベーションなどをサポートしています。
クライアントがイノベーションを求める背景は様々であり、「売上が上がらないので新しいサービスなどを展開したい」「技術をうまく活用しきれていない」「業務不振で何とかしたい」などがあるでしょう。
シグマクシスは、イノベーションの本質は新しいコンセプトではなく、継続的に価値創造を目指すスタンスが重要であると考えています。
なお、イノベーションはスピードが求められるので、新規アイデアを展開できないなどの事情で悩んでいる企業にとって、サポート体制が重要です。
シグマクシスは、スピード感を持って、事業開発のサポート、人材育成などに取り組むのがポイントです。
シグマクシスのイノベーションには、以下の手法を組み合わせます。
- 市場対話型事業開発手法
- サービスデザインアプローチ
- ネットワークへのアクセス
- 専門家によるサポート
- デジタル活用の徹底
- 実行サポート
- 共同出資
市場対話型事業開発手法では、検討段階から顧客や専門家など関連する人に意見を求め、戦略を立案します。
また、クライアントの希望を把握し、ワークショップを開催するなど新規事業の計画を立てるのが特徴です。
さらに、ネットワークへのアクセスやデジタルの活用などをもとに、戦略から実行までをサポートします。
必要に応じて、共同出資・共同事業を展開するケースがあるのも特徴で、シグマクシスは様々なアプローチにより、事業のみならず組織全体を活性化させます。
(2)プロジェクト・マネジメント・オフィス
プロジェクト・マネジメント・オフィスは、企業の個々のプロジェクトマネジメントのサポートを横断的に行う部門です。
組織のプロジェクト遂行のためのシステム作りをして実行する役割であり、それぞれ、以下がテーマとなっています。
- プログラム・マネジメント
- アジャイル開発マネジメントサービス
デジタル化により新たな価値創造が進んでいますが、複雑な経営課題を打破できない企業も増えています。
デジタルを活用するのみならず、人間がマネジメントし、企業価値を高めることが重要なのです。
シグマクシスは、プロジェクトマネジメントが肝であるという意識のもと、複数のプロジェクトを並行して推進し、企業価値の向上を目指しています。
また、企業の成長には幅広い知識やスキルを求められますが、シニアクラスのプロフェッショナルが豊富な経験をもとに伝授するのが強みです。
シグマクシスは、プログラムマネージャーとしての経営者をサポートし、企業成長を促しています。
(3)ビジネス・オペレーション
ビジネス・オペレーションは、以下がテーマとなっています。
- システムのトランスフォーメーション
- デジタル・トランスフォーメーション
- 業務変革
- リモートワークの展開
- 金融犯罪対策
トランスフォーメーション推進には、既存基幹システムの老朽化を打破する必要があります。
シグマクシスは、業務プロセスの標準化などを通し、コストを抑えて企業のサポートを行っているのが特徴です。
その他、業務変革やリモートワークの展開など、新たなプロセスにて企業の価値創造を効率的に行います。
(4)デジタル・IT
デジタル・ITでは、以下の活用がポイントとなります。
- デジタル・IT投資の可視化
- Apptio活用
- 企業向けクラウド・データプラットフォーム「Snowflake」の活用
- 機械学習プラットフォーム「DataRobot」の活用
- AIの導入による業務改革
- セキュリティサービスの強化
デジタル化が推進しており、企業の成長サポートには効率的な活用が重要です。
シグマクシスは、企業に合うサービスを提案し、サポートします。
3.待遇
シグマクシスは比較的新しい会社ではありますが、経験者採用が多いこともあり、他業種・同業種よりも年収が高い傾向にあります。
社員が主体的に取り組める教育制度も整っており、成長できる環境です。
シグマクシスの待遇について詳しく解説しますので、参考にしてみてください。
- 年収
- 社風・社内環境
- 教育体制
- 福利厚生
(1)年収
シグマクシスの平均年収は、年代や役職などにより異なりますが、約1100万円です。
以下に同業種の年収を記載しているので、参考にしてみてください。
シグマクシス | 約1100万円 |
株式会社野村総合研究所 | 約1200万円 |
株式会社ドリームインキュベータ | 約1000万円 |
株式会社ストライク | 約1300万円 |
株式会社日本M&Aセンター | 約1400万円 |
国税庁の民間給与実態調査によると日本全体の平均年収は約430万円なので、圧倒的に高い水準です。
中途採用にて、同業他社での勤務経験のある社員を導入しており、平均年収アップに関連しているでしょう。
(2)社風・社内環境
シグマクシスはプロジェクトや部署ごとにそれぞれ特色があるものの、風通しがよく、働きやすい社風です。
部署同士の交流もあり、業種の枠を超えて知見を広げられます。
若手であっても責任ある仕事を任せられるケースが多く、やりがいを感じられるとともに、成長できる環境です。
また、シグマクシスは、能力のダイバーシティーを重視しており、様々な知識や経験、スキルを有する社員がそれぞれ高め合って業務を遂行しています。
なお、経験者採用での入社社員が約6割と多く、様々な業界・業種を経験した人がいるので、刺激を受けられるでしょう。
女性社員の働きやすさにも定評があり、仕事とプライベートを両立できるよう、制度が整っています。
(3)教育体制
シグマクシスへ転職する際は、教育体制を確認しておくことをおすすめします。
入社後にスムーズに必要なスキルを習得するには、教育体制が重要です。
教育体制について詳しく解説しますので、参考にしてみてください。
- ラーニングプログラム
- トレーニング
- ナレッジプログラム
♯1:ラーニングプログラム
シグマクシスは、教育を提供するのではなく、個人が学びたいというモチベーションを持ち、主体的に取り組むことを求めています。
そのため、個人の学習を推進することを意識し、社員自らが自主的にコースを選ぶ仕組みです。
コースを選ぶ際は、業務内容において必要なスキル・キャリアプランを考慮します。
特定の専門領域のみならず、幅広い視野でスキルを習得できるよう、様々なプログラムを提供しているのがポイントです。
♯2:トレーニング
シグマクシスの主なトレーニング領域は、以下の通りです。
- 問題解決
- プロジェクト・マネジメント
- プレゼンテーション
- ファシリテーション
- ビジネス戦略
- リサーチ
- 財務
- 統計
- ビジネスプロセス
- サービスデザイン
- テクノロジー
- プログラミング
業務を行う際に必須となる問題解決力や分析力などをトレーニングします。
さらに、社外のセッションもあり、プロジェクト内容やキャリアプランに有用なものを選択可能です。
♯3:ナレッジプログラム
シグマクシスは、最新技術やプロジェクト事例など、ナレッジを共有する「ナレッジフェア」を開催しています。
また、ビジネス以外にも、様々な領域で活躍している人とコミュニケーションを取れる機会である「ハイタッチセッション」を行っているのが特徴です。
専門外の知識に定期的に触れることで、幅広い視野を広げられます。
(4)福利厚生
シグマクシスは、社員が働きやすいよう、多様な働き方をサポートしています。
社員それぞれ価値観や家庭事情は異なり、ライフワークバランスを保つことが、パフォーマンスアップに重要なためです。
たとえば、育児や介護などライフイベントが発生した場合でも、以下のように働きやすい環境を整えています。
- デジタルワークプレイス環境の整備
- リモートワークの推進
- 育児支援制度…など
ライフイベントが発生すると、定時勤務や出社が難しくなるので、リモートワークの推進なども行っています。
また、福利厚生として、育児支援制度もあり、以下が一例です。
- 出産前後の有給休暇付与
- 最大100万円の出産祝金支給
- 満3歳になるまで育児支援手当として75,000円支給
出産などのイベントを経ても、キャリアを継続できる環境です。
さらに、健康管理・増進サポートとして、以下のサービスを提供しています。
- 会社付与のスマホにて生活習慣改善関連のアプリ利用
- 専門家への健康相談
- ヘルスケアやグルメなどの優待サービス
健康管理しつつ、プライベートの事情に合わせて活躍できるのが魅力です。
4.転職の際に押さえておきたい情報
転職を成功させるには、求める人財や必要なスキルなどを把握し、入念な対策をしておくことが大切です。
とくに、シグマクシスの中途採用では経験者が多いので、スキルと実績を棚卸しし、アピールすることがポイントとなります。
転職の際に押さえておきたい情報を解説しますので、ぜひ、チェックしてみてください。
- 中途採用事情
- 業界未経験からでも可能か?
- 求める人財
(1)中途採用事情
シグマクシスは、新卒4割、中途採用6割となっており、中途採用を積極的に行っています。
経験者採用コンサルのバックグラウンドは、以下の通りです。
- コンサルティング:36%
- ITサービス:33%
- 事業会社:14%
- ベンチャー:7%
- その他:10%
また、平均年齢は36.3歳と若手が多く活躍しています。
(2)業界未経験からでも可能か?
シグマクシスは、中途採用の場合経験者採用としているので、業界未経験での転職は難しいのが現状です。
中途採用では、コンサルティングサービスや事業会社での業務経験者、ITサービス企業出身者などが多い傾向にあります。
転職を希望する場合は、スキルや経験を棚卸し、転職後にどのように活躍できるか自己アピールすることが大切です。
また、企業を変えたいというモチベーションの高さやスピーディーなアクションを起こせる方を原動力としています。
(3)求める人財
シグマクシスは、以下のような人財を求めています。
- 目標達成に向けて主体的に取り組み、達成できる
- クライアントのビジョン実現に寄り添う
- 多様性を楽しめる
- 未知の世界を恐れずに推進できる
シグマクシスは、社内外問わず様々な能力を集結し、チームでプロジェクトを推進します。
そのため、チームの中で目的達成に向けて推進し、未知の領域であっても恐れずに併走できる人財を求めているのです。
また、キャリアに関しては、全てのネットワークがシグマクシスのキャリアパスと考えています。
たとえば、「自社のマネジメント業務を担う」「ビジネスパートナーとの事業運営に携わる」「社内ベンチャーに関与する」などがあります。
モチベーション次第で、様々なキャリアパスを開拓できるのが魅力です。
5.プロジェクト事例
シグマクシスは、未来社会を意識し、複数の業界・企業とコラボレーションしてプロジェクトを推進しています。
国内外の動向により、ビジネス界では様々なイノベーションが必要となっており、戦略を立てて成果を出すことが重要になるのです。
シグマクシスは様々な業界でのサポート実績やノウハウがあるので、未来社会においても貢献できる分野が多々あります。
シグマクシスのプロジェクト事例をご紹介しますので、ぜひ、チェックしてみてください。
- 次世代まちづくり
- フードイノベーション
- 製造業
- グリーン・トランスフォーメーション
- 物流システム
- デジタルを活用したヘルスケア
- 小売業
- 金融業
(1)次世代まちづくり
シグマクシスでは、未来に向けた次世代まちづくりを行っています。
まちづくりでは、様々なイノベーションがあるという考えのもとでの取り組みです。
たとえば、以下のような例があります。
- 多摩田園都市エリアでの生活者起点のnexus 構想推進
- 長野県小布施町での自律分散型次世代インフラの検討
(2)フードイノベーション
シグマクシスは、食の未来を意識したフードイノベーションを行っています。
テーマは、食とテクノロジー・サイエンスの融合であり、以下が議論内容の一例です。
- フードシステムの未来像
- 食の価値の本質の理解
- 事業開発アプローチ
(3)製造業
シグマクシスは、デジタル・リアル融合領域に関与し、日本の製造業のイノベーションをサポートしています。
日本金属学会産学協創研究会への事務局としての参画し、製造業強化の推進を目指しているのが一例です。
(4)グリーン・トランスフォーメーション
ビジネス界ではカーボンニュートラルが意識され、企業のビジネス推進で需要となっています。
脱炭素に向け、企業のビジネス転換を求められているのも現状です。
シグマクシスは、脱炭素のニーズに対し、近年の国内外の動向を踏まえてサポートしています。
(5)物流システム
物流業界システムにおいて、働き方改革の影響もあり、ドライバーの不足が懸念されています。
そこで、政府は将来、物流エコシステム化を推進すると予想されているのです。
とはいえ、物流業界では理論上では対応が難しく、エコシステム化の推進に難渋する可能性があります。
シグマクシスは、業務・システム・人の連携が重要であることを意識し、次世代物流構築のイノベーションをサポートするのがポイントです。
(6)デジタルを活用したヘルスケア
高齢化に伴い、日本の医療費は高額になることが予想されており、将来負担が大きくなる可能性があります。
医療・介護制度が整っているものの、人財不足や資金不足など、課題は多々あるのが現状です。
シグマクシスは、デジタルヘルスケアの最先端技術を駆使し、医療業界における課題を解決できるよう取り組みを行っています。
(7)小売業
シグマクシスは小売業の未来像の構想を描き、未来づくりをサポートします。
というのも、小売業界は人々の生活のベースとなっており、これからの社会に合わせ、イノベーションすることが重要なのです。
シグマクシスは、小売業界関連の企業サポート経験・実績があり、未来に貢献できると考えています。
(8)金融業
シグマクシスは、金融業における既存の価値観を超え、未来の構想づくりを意識しています。
というのも、世界規模での物価や為替の変動などの影響もあり、金融サービスのイノベーションが求められているのです。
分散型金融などの動きもあり、企業に対してもビジネス変換が求められています。
シグマクシスは創業当初から金融業界のクライアントをサポートしているので、培ったノウハウがあるのが強みです。
また、以下に加盟し、最新の動向を分析しています。
- 一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)
- 一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)
- 一般社団法人日本ブロックチェーン協会(JBA)
まとめ
シグマクシスは、能力のダイバーシティーを重視しており、様々な知識や経験、スキルを有する社員がコラボレーションし、クライアントをサポートしています。
「イノベーション」「プロジェクト・マネジメント・オフィス」「ビジネス・オペレーション」「デジタル・IT」といった領域でプロジェクトを展開しているのがポイントです。
中途採用では、コンサルティングサービスや事業会社での業務経験者、ITサービス企業出身者などが多い傾向にあり、転職後を活かせるスキルをアピールすることが転職を成功させるために重要です。
この記事を参考に入念な情報収集を行い、転職活動を成功させてください。
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