介護・福祉業界に強いM&A仲介『ブティックス』企業概要や平均年収、転職動向を解説
「介護・福祉業界に強いブティックスってどんな会社?」
「ブティックスの年収は?待遇は良いの?」
企業理念『マッチング・ファースト~最適なマッチングで最高の満足を~』を掲げ、M&A仲介で次々に実績を積み上げているブティックスに興味や関心を持っている人も多いことでしょう。
そこで本記事では、介護・福祉業界に強いM&A仲介会社のブティックスについて、企業概要や年収、福利厚生、転職動向について解説します。
「M&Aアドバイザーデビューしたい」「できるだけたくさんの経験をしたい」という人にブティックスは理想的な会社です。
1.ブティックスの概要
中小企業をターゲットにしたM&A仲介会社の中でも、特に介護・医療などの業界に特化し、M&A仲介実績を次々に積み上げているブティックスについて解説します。
- ブティックスの歴史
- ブティックスのM&A仲介事業の特長・事業内容
次に1つずつ見ていきましょう。
(1)ブティックスの歴史
ブティックス株式会社は、2006年に介護用品等のインターネット通販事業を展開する企業として設立したのがスタートです。
少子高齢化が進む中で介護の重要性は更に高まっているにも関わらず、介護業界の企業(老人ホーム、訪問介護、デイサービスなど)は小規模なものが多く、事業承継問題や経営課題、人材不足などの様々な問題によりM&Aを検討する企業が少なくありませんでした。
そこで、ブティックスは2015年に、介護業界の豊富なネットワークをベースに事業承継問題を抱える介護事業者に対するM&A仲介サービスの提供を始めました。
その後、他の業界にもサービスを広げ、現在では7つの業界に特化したM&A仲介サービスを行っています。
会社名 | ブティックス株式会社 |
本社所在地 | 東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル11階 |
設立 | 2006年11月17日 |
資本金 | 2億6,126万円(2023年9月末時点) |
売上高(連結) | 30億4,724万円(2023年3月期) |
営業利益 | 9億4,558万円(2023年3月期) |
従業員数 | 連結:221名 単体:149名(2023年6月末時点) |
事業内容 | M&A仲介事業、人材採用支援事業、展示会事業 |
ホームページ | https://btix.jp/ |
沿革 | 2006年 ケアシティ・ホールディングス株式会社設立 2011年 現在の社名に変更 2015年 介護事業に特化したM&A仲介事業を参入 2017年 医療事業に特化したM&A仲介事業に参入 2018年 東証マザーズ(現グロース)に上場 2020年 障害福祉事業に特化したM&A仲介事業に参入 2021年 保育事業・建設事業に特化したM&A仲介事業に参入 2023年 人材採用支援事業に進出 |
(2)ブティックスのM&A仲介事業の特長・事業内容
ブティックスは、介護用品販売で築いた業界ネットワークと豊富な知識・人脈を活用し、現在までに10,000件を超えるM&Aを成功させており、業界ナンバーワンの取扱案件数を誇る小規模・業種特化型M&A仲介会社です。
ブティックスの特長は3点あります。
- 豊富な買収・譲受検討企業のデータベースでスピーディなマッチング
- 親和性の高いマッチングの実現
- 業界最安水準の手数料
ブティックスは、売却を希望する企業に対して、自社で保有する豊富な買収・譲受検討企業のデータベースとマッチングさせることで、スピーディに候補企業を紹介し、成約に導くことができます。
また、企業の資産のほとんどが人的資源であることから、譲渡企業・譲受企業の社風やシステムも考慮して親和性の高いマッチングを行うことで、M&A成立後も双方の満足度の高いM&Aを実現できるのも大きな特長といえるでしょう。
さらに、中小企業の多い業界の特性を鑑み、完全成功報酬制・業務着手金と業務中間報酬0円・成約基本料 100万円・レーマン方式の成功報酬 (取引金額に応じて報酬料率が逓減する仕組み)にし、M&Aに掛かる費用を業界最安水準に設定することで、M&Aのハードルを下げているのも大きなポイントです。
すなわち、経営に問題を抱え、急いで解決したいと思っている譲渡希望企業に対し、速やかかつマッチング度の高い相手を探し、仲介手数料を抑えてピンポイントのM&Aサービスを提供できるのが、ブティックスの強みといえます。
現在では、介護施設だけでなく、今まで築いたリソース、ネットワーク、コネクションに新しい領域を組み合わせて、様々な業界へとサービス領域を広げています。
- 介護M&A支援センター:介護施設・介護事業者に特化したM&A仲介サービス
- 医療M&A支援センター:病院・クリニックなど医療施設に特化した医療専門のM&A仲介サービス
- 障害福祉M&A支援センター:障害福祉事業者に特化したM&A仲介サービス
- 保育M&A支援センター:保育事業者に特化したM&A仲介サービス
- 建設M&A支援センター:建設事業者に特化したM&A仲介サービス
- IT M&A支援センター :IT事業者に特化したM&A仲介サービス
- 調剤専門M&A支援センター:調剤薬局に特化したM&A仲介サービス
それぞれの業界の特性を踏まえた上でのきめ細かいM&Aサポートに定評があります。
2.ブティックスの待遇
介護・福祉業界に強いM&A仲介で躍進を続けるブティックスの待遇について解説します。
- ブティックスの平均年収
- ブティックスの社風・社内環境・福利厚生
次に1つずつ見ていきましょう。
(1)ブティックスの平均年収
ブティックスのM&Aアドバイザーの実績を見ると、入社後1年経過したM&Aアドバイザーの平均年収は1,300万円程度と、非常に高い水準にあるといえます。
昇級は年1回、賞与は年2回あり、実力主義を導入により成果を上げれば転職して早いうちに昇級してマネジメントへの昇格や大型案件チームのトッププレイヤーとして活躍することも可能となっています。
また、ブティックスでは、本人のキャリアプラン・希望に合わせて、2つのキャリアパスが用意されています。
- マネジメントコース:コンサルタントの経験を積んだ後、役職(課長や部長など)に就いて会社の運営に携わるコース
- スペシャリストコース:コンサルタントの経験を積み重ね、M&Aのシニアコンサルタントやエグゼクティブコンサルタントを目指すコース
最初の1~2年程度は研修期間としてM&Aアドバイザーの実力をしっかりと身につけ、実績を積んだ先には、『マネジメントコース』もしくは『スペシャリストコース』を選べるようになっています。
成約に伴うインセンティブを重視して常にプレーヤーとして活躍を目指す人は、M&A仲介のスペシャリストとして働くことができる『スペシャリストコース』が最適です。
多様な選択肢から自身の成長に適したキャリアパスを選べるのもブティックスの魅力といえるでしょう。
(2)ブティックスの社風・社内環境・福利厚生
ブティックスの社風は、互いに成約事例やナレッジを共有し合って個々が自然と関与しあう仕組みを取っており、M&A成約に向かって共に励むという穏やかな雰囲気が特長の会社です。
また、従業員の平均年齢は33.8歳と若く、全体的に活気と勢いがあるため、中途入社者も入社後にスムーズに職場になじむことができることでしょう。
福利厚生については、社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)、通勤交通費(上限25,000円/月)、慶弔見舞金制度、産休・育休(取得実績あり)の他、入社1年後から業績に応じて付与されるストックオプション制度が設けられています。
また、教育制度も充実しているため、初めてM&Aの仕事に関わるという人もキャッチアップしやすいと好評です。
3.ブティックスに転職する3つのメリット
ブティックスに転職するメリットを解説します。
- 業界に特化したスキル・経験が積める
- 取り扱う案件数が多い
- M&Aアドバイザーになるための教育制度が充実している
次に1つずつ見ていきましょう。
(1)業界に特化したスキル・経験が積める
1つ目のメリットは、業界に特化したスキル・経験が積めることです。
ブティックスでは、M&Aの領域を明確に絞ったM&A仲介サービスを行っています。
様々なM&A案件に携わるうちに、介護や医療などそれぞれの業界についての知見も深まり、その業界のスペシャリストとしてキャリアを積むことができます。
また、介護やIT分野は将来性が高いため、ブティックスで得た経験やノウハウ、知見は今後キャリアアップを考える際にも有利になることでしょう。
(2)取り扱う案件数が多い
2つ目のメリットは、取り扱う案件数が多いことです。
ブティックスは、大手M&A仲介会社では敬遠されやすい小規模かつ業界を絞ったM&Aを取り扱っていることから、1人のM&Aアドバイザーの担当案件数が年50~100件と多くなっています。
つまり、成長速度も早い環境で様々な経験を積むことができます。
M&Aアドバイザーとして活躍したい人はぜひチャレンジしましょう。
(3)M&Aアドバイザーになるための教育制度が充実している
3つ目のメリットは、M&Aアドバイザーになるための教育制度が充実していることです。
ブティックスでは、自社開発システムや研修制度などコンサルタントを育てる仕組みを整えています。
具体的には、教育業界動向や会社毎の特徴、営業プロセス毎に起きる課題、M&Aアドバイザーとしての振る舞いや交渉術、財務・税務・企業価値評価の方法や決算書の読み方、そして過去の成約事例や失敗事例などにより、M&Aアドバイザーとして活躍するために必要な事を網羅的に学ぶことができます。
未経験でも早いうちに知識やノウハウを獲得してM&Aアドバイザーとして活躍できるようになる体制が整っているといえるでしょう。
4.ブティックスの転職動向
最後に、ブティックスの転職動向について解説します。
- ブティックスの転職状況
- 業界未経験からでも可能か
次に1つずつ見ていきましょう。
(1)ブティックスの転職状況
ブティックスのM&A仲介を行うコンサルティング事業部は、現在、全体で40名、そのうちM&Aアドバイザーが30名強となっています。
ブティックスで対応している業界全てでM&A案件数が増加していることから中途採用も積極的に行っており、M&A仲介業界を目指す人にとって今が狙い目といえるでしょう。
募集職種 | M&Aコンサルタント |
業務内容 |
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応募資格 |
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求める人物像 |
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採用予定人数 | 20名 |
給与・待遇 |
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(2)業界未経験からでも可能か
ブティックスへの転職は業界未経験からでも可能です。
M&Aアドバイザーとして必要なスキルである財務、税務、法務などの専門知識があれば、入社後のキャッチアップがスムーズになりますが、転職時には必須の条件とはなっていません。
また、自社開発システム・研修制度などコンサルタントを育てる仕組みが充実しているので、業界未経験・関連専門知識がなくても誰にでもチャレンジが可能です。
実際、ブティックスの中途入社者の殆どが業界未経験ですが、入社半年でほぼ全員が成約でき、2年目で平均で10件程度成約しています。
早い人だと入社2か月で1件目の成約、1年目で10件以上成約しているメンバーもおり、未経験であることが転職活動時や入社後のネックになることはまずないといえるでしょう。
また、必須条件として学歴条項が設けられていますが、いわゆる『学歴フィルター』はそれほど厳しくないといわれており、学歴に自信がない人でも大卒であればチャンスはあります。
まとめ
介護・福祉業界に強いM&A仲介会社として存在感を増すブティックスについて、会社の概要や待遇、転職動向について解説しました。
ブティックスであれば、転職後、充実した教育・研修を受けて早いうちからM&Aアドバイザーとしての多くの案件に携わることが可能です。
また、実力主義で、成果を上げれば高い報酬も得られるため、経験者だけでなく、未経験からM&Aアドバイザーを目指す人にとっても非常に魅力的な企業といえるでしょう。
2025年3月期を基準期として東証プライム市場への上場を目指し、さらに勢いを増しているブティックスへの転職を考えているなら、中途採用意欲の高い今が狙い目です。
ぜひ応募条件を満たしているなら、積極的にチャレンジしましょう。
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